DBA_HIST_INTERCONNECT_PINGSは、インスタンス間のインターコネクト・メッセージ(ラウンドトリップ)について測定された待機時間に関する情報を示します。Oracle Database 11gでは、PINGプロセスにより、インスタンスのペアごとに通信に伴う待機時間が評価されます。
数秒ごとに、1つのインスタンス(INSTANCE_NUMBER値)内のプロセスにより、各インスタンス(TARGET_INSTANCE値)に2つのメッセージが送信されます。メッセージのサイズはそれぞれ500バイトと8KBです。メッセージは、ターゲット・インスタンス上のPINGプロセスにより受信され、ただちに通知されます。ラウンドトリップにかかる時間は測定され収集されます。
| 列 | データ型 | NULL | 説明 | 
|---|---|---|---|
| SNAP_ID | NUMBER | NOT NULL | 一意のスナップショットID | 
| DBID | NUMBER | NOT NULL | スナップショットのデータベースID | 
| INSTANCE_NUMBER | NUMBER | NOT NULL | スナップショットのインスタンス番号 | 
| TARGET_INSTANCE | NUMBER | NOT NULL | ターゲット・インスタンス番号 | 
| CNT_500B | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのpingの数。 | |
| WAIT_500B | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのメッセージのラウンドトリップ回数の合計。CNT_500Bで割ることで、平均待機時間が算出される。 | |
| WAITSQ_500B | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのメッセージのラウンドトリップ回数の二乗和(1/1000倍)。CNT_500BおよびWAIT_500Bとともに使用すると、遅延時間の標準偏差を算出できる。 | |
| CNT_8K | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのpingの数。 | |
| WAIT_8K | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのメッセージのラウンドトリップ回数の合計。CNT_8Kで割ることで、平均待機時間が算出される。 | |
| WAITSQ_8K | NUMBER | ソース・インスタンス( INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのメッセージのラウンドトリップ回数の二乗和(1/1000)。CNT_8KおよびWAIT_8Kとともに使用すると、遅延時間の標準偏差を算出できる。 |