PLAN_TABLEは、すべてのユーザーに対してEXPLAIN PLAN文の出力を保持するグローバル一時表として自動的に作成されます。PLAN_TABLEは、EXPLAIN PLAN文によって実行計画を示す行が挿入されるデフォルトのサンプル出力表です。
PLAN_TABLE表は各ユーザーに対して自動的に設定されますが、SQLスクリプトutlxplan.sqlを使用すると、ローカルのPLAN_TABLEをユーザーのスキーマに手動で作成できます。
| 列 | データ型 | NULL | 説明 | 
|---|---|---|---|
| STATEMENT_ID | VARCHAR2(30) | EXPLAIN PLAN文に指定されたオプションのSTATEMENT_IDパラメータの値 | |
| PLAN_ID | NUMBER | データベース内の計画の一意の識別子 | |
| TIMESTAMP | DATE | EXPLAIN PLAN文が生成された日時 | |
| REMARKS | VARCHAR2(4000) | EXPLAIN PLANで表示された計画の各手順に関連付けるコメント(4000バイト以下)。この列は、問合せに対しアウトラインまたはSQLプロファイルが使用されたかどうかを示すために使用される。 
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| OPERATION | VARCHAR2(30) | この手順で実行された内部操作の名前。文に対して生成された最初の行では、その列に次のいずれかの値が含まれる。 
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| OPTIONS | VARCHAR2(255) | OPERATION列で示されている操作のバリエーション | |
| OBJECT_NODE | VARCHAR2(128) | オブジェクトを参照するために使用されたデータベース・リンクの名前(表またはビューの名前)。パラレル実行を使用するローカル問合せの場合、この列はコンシュームされた操作からの出力順番を示す。 | |
| OBJECT_OWNER | VARCHAR2(30) | 表または索引の所有者 | |
| OBJECT_NAME | VARCHAR2(30) | 表名または索引名 | |
| OBJECT_ALIAS | VARCHAR2(65) | SQL文に含まれる表またはビューの一意の別名。索引の場合は、基礎となる表のオブジェクトの別名。 | |
| OBJECT_INSTANCE | NUMBER(38) | 元の文に表示されているオブジェクトの位置に対応する順序を示す数値。この数値は元の文のテキストに対して、左から右へ、外側から内側へ付番される。ビューを展開した場合、この数値は予測できない。 | |
| OBJECT_TYPE | VARCHAR2(30) | オブジェクトに関する情報を示す修飾子(索引に対する NON-UNIQUEなど) | |
| OPTIMIZER | VARCHAR2(255) | オプティマイザのカレント・モード | |
| SEARCH_COLUMNS | NUMBER | 現在は使用されていない | |
| ID | NUMBER(38) | 実行計画の手順ごとに割り当てられた番号 | |
| PARENT_ID | NUMBER(38) | IDの手順の出力について処理を行う、次の実行手順のID | |
| DEPTH | NUMBER(38) | 計画が示す行ソース・ツリー内の操作の深さ。この値を使用して、PLAN TABLEレポートの行をインデントできる。 | |
| POSITION | NUMBER(38) | 最初の出力行の場合、この列はオプティマイザが見積もった、文を実行するためのコストを示す。その他の行の場合は、同じ親の他の子に対応する相対位置を示す。 | |
| COST | NUMBER(38) | オプティマイザの問合せ方法で見積もった操作のコスト。表アクセス操作のコストは判断されない。この列の値には、特定の測定単位がなく、単に実行計画のコストを比較するために使用される重み付け値を示す。この列の値は、 CPU_COST列およびIO_COST列の関数である。 | |
| CARDINALITY | NUMBER(38) | この操作によってアクセスされる行数の問合せ最適化方法による見積り | |
| BYTES | NUMBER(38) | この操作によってアクセスされるバイト数の問合せ最適化方法による見積り | |
| OTHER_TAG | VARCHAR2(255) | OTHER列の次の内容を示す。
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| PARTITION_START | VARCHAR2(255) | アクセスされたパーティション範囲の開始パーティション: 
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| PARTITION_STOP | VARCHAR2(255) | アクセスされたパーティション範囲の終了パーティション: 
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| PARTITION_ID | NUMBER(38) | PARTITION_START列とPARTITION_STOP列の値の組を計算した手順 | |
| OTHER | LONG | ユーザーにとって有効な、実行手順に固有のその他の情報( OTHER_TAG列を参照) | |
| OTHER_XML | CLOB | 実行計画の実行手順に固有の追加情報を示す。複数の情報を格納できるため、この列の内容はXMLを使用して構成される。次の情報が表示される。 
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| DISTRIBUTION | VARCHAR2(30) | プロデューサの問合せサーバーからコンシューマの問合せサーバーへの、行の分散に使用されるメソッド 関連項目: コンシューマ問合せサーバーおよびプロデューサ問合せサーバーの詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。 | |
| CPU_COST | NUMBER(38) | 問合せオプティマイザの方法で見積もった操作のCPUコスト。この列の値は、操作に必要なマシン・サイクル数に比例する。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 | |
| IO_COST | NUMBER(38) | 問合せオプティマイザの方法で見積もった操作のI/Oコスト。この列の値は、操作で読み込まれるデータ・ブロック数に比例する。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 | |
| TEMP_SPACE | NUMBER(38) | 問合せオプティマイザの方法で見積もった、操作で使用される一時領域(バイト)。ルールベース方法を使用する文の場合、または一時領域を使用しない操作の場合、この列はNULL。 | |
| ACCESS_PREDICATES | VARCHAR2(4000) | アクセス構造内の行の検索に使用する述語。たとえば、開始述語または停止述語は索引レンジ・スキャンに使用。 | |
| FILTER_PREDICATES | VARCHAR2(4000) | 行の生成前のフィルタ処理に使用される述語 | |
| PROJECTION | VARCHAR2(4000) | 操作により生成される式 | |
| TIME | NUMBER(38) | 問合せオプティマイザで見積もった操作の経過時間(秒)。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 | |
| QBLOCK_NAME | VARCHAR2(30) | 問合せブロックの名前(システム生成または QB_NAMEヒントによるユーザー定義のいずれか) |