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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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待機イベントのクラス

各待機イベントは待機イベントのクラスに属しています。次のリストでは、各待機クラスについて説明します。

Administrative

ユーザーが待機する原因となるDBAコマンドによる待機(たとえば、索引再作成)

Application

ユーザーのアプリケーション・コードによる待機(たとえば、行レベル・ロックまたは明示的ロック・コマンドが原因のロック待機)

Cluster

Real Application Clustersリソースに関連する待機(たとえば、gc cr block busyなどのグローバル・キャッシュ・リソース)

コミット

1つの待機イベントのみで構成される待機クラス: コミット後のREDOログ書込み確認用待機(log file sync)

Concurrency

内部データベース・リソースの待機(たとえば、ラッチ)

Configuration

データベースの構成またはインスタンスのリソースが十分でないことによる待機(たとえば、ログ・ファイル・サイズ、共有プール・サイズなどが小さい)

Idle

セッションがアクティブでない、すなわち作業(SQL*Net message from clientなど)の待機中であることを示す待機

Network

ネットワーク・メッセージ(SQL*Net more data to dblinkなど)に関連する待機

Other

通常、システムでは発生しない待機(たとえば、wait for EMON to spawn)

Queue

パイプライン化された環境における追加データ取得での遅延を示すイベントが含まれる。これらの待機イベントで費やされる時間は、パイプラインに非効率性などの問題があることを示す。この問題は、Oracle Streams、パラレル問合せ、DBMS_PIPE PL/SQLパッケージなどの機能に影響を与える。

Scheduler

リソース・マネージャに関連する待機(たとえば、resmgr: become active)

System I/O

バックグラウンド・プロセスI/Oの待機(たとえば、db file parallel writeのDBWR待機)

User I/O

ユーザーI/Oの待機(たとえば、db file sequential read)