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Oracle® Streams概要および管理
11gリリース2 (11.2)
B61351-03
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用語集

アクション・コンテキスト

ルールがメッセージに対して評価される際に、ルール・エンジンのクライアントによって解釈されるルールに関連付けられたオプションの情報です。

ANYDATAキュー

タイプがANYDATAキュー。このキューは、ANYDATAラッパーでラップされた様々なタイプのメッセージをステージングできます。

「型付きキュー」も参照。

適用済SCN

取得プロセスに関連するシステム変更番号(SCN)。この番号は、取得プロセスで取得された変更を適用する適用プロセスによりデキューされた最新のメッセージに対応します。

適用による転送

中間データベースで転送されるメッセージが、適用プロセスにより最初に処理される有向ネットワークです。それらのメッセージは、中間データベースで取得プロセスに再度取得され、転送されます。

「キューによる転送」も参照。

適用ハンドラ

メッセージの処理をカスタマイズするために適用プロセスによって使用される、SQL文のコレクションまたはユーザー定義のプロシージャです。適用ハンドラには、メッセージ・ハンドラプロシージャDMLハンドラDDLハンドラプリコミット・ハンドラおよびエラー・ハンドラが含まれます。

適用プロセス

オプションのOracleバックグラウンド・プロセス。メッセージを特定のキューからデキューし、各メッセージを直接適用するか、廃棄するか、適用ハンドラにパラメータとして渡すか、または再エンキューします。適用プロセスはOracle Streamsクライアントです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

適用サーバー

適用プロセスのコンポーネント。LCRをDML文またはDDL文としてデータベース・オブジェクトに適用するか、LCRを適切な適用ハンドラに渡す、1つ以上のプロセスが含まれます。ユーザー・メッセージの場合、メッセージメッセージ・ハンドラに渡されます。適用サーバーは、DBMS_APPLY_ADM.SET_ENQUEUE_DESTINATIONプロシージャで指定された論理変更レコード(LCR)メッセージとLCR以外のメッセージをエンキューすることもできます。適用サーバーにエラーが発生すると、ユーザー指定のエラー・ハンドラを使用してエラーの解決を試行します。エラーを解決できない場合は、すべてのLCRを含めてトランザクション全体をエラー・キューに置きます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

適用ユーザー

このユーザーのセキュリティ・ドメインで、適用プロセスルール・セットを満たすメッセージをデキューし、メッセージをデータベース・オブジェクトに直接適用し、適用プロセスのルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行し、適用プロセスに構成された適用ハンドラを実行します。

近似コミット・システム変更番号(近似CSCN)

メッセージコミット時間キューにエンキューしたトランザクションがコミットされる際のデータベースの現行のSCNに基づいたSCN値。

アーカイブ・ログ・ダウンストリーム取得プロセス

ソース・データベースからダウンストリーム・データベースにコピーされたアーカイブREDOログ・ファイルの変更を取得するダウンストリーム取得プロセスです。

バリア・トランザクション

行論理変更レコード(行LCR)を含むトランザクションまたはDDLトランザクションです。適用プロセスは、バリア・トランザクションに対して、宛先データベースのデータ・ディクショナリや仮想依存性定義を使用して、表の行またはデータベース・オブジェクトを識別することはできません。

バッファLCR

アプリケーションによって明示的に作成され、ANYDATAキューバッファ・キュー部分にエンキューされる論理変更レコード(LCR)

バッファ・キュー

メモリーへのメッセージの格納にOracle Streamsプールを使用し、メモリーからオーバーフローしたメッセージの格納にキュー表を使用するキューの一部です。

バッファ・ユーザー・メッセージ

アプリケーションによって明示的に作成され、バッファ・キューにエンキューされるユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。バッファ・ユーザー・メッセージは、ANYDATAキューまたは型付きキューのバッファ・キュー部分にエンキューできます。

ビルダー・サーバー

取得プロセスのコンポーネント。プリペアラ・サーバーからのREDOレコードをマージするプロセスです。これらのREDOレコードには、部分評価の実行中にTRUEと評価されたものと、部分評価で結果が生成されていないものがあります。ビルダー・サーバーは、これらのREDOレコードのシステム変更番号(SCN)の順序を保持し、マージされたREDOログ・レコードを取得プロセスに渡します。

取得データベース

ソース・データベースに対して行われた変更を取得する取得プロセスを実行しているデータベース。取得データベースおよびソース・データベースは、取得プロセスがローカル取得プロセスである場合は同じデータベースになります。取得データベースおよびソース・データベースは、取得プロセスがダウンストリーム取得プロセスの場合は異なるデータベースになります。

取得プロセス

オプションのOracleバックグラウンド・プロセス。データベースのREDOログをスキャンして、データベース・オブジェクトに対するDML変更とDDL変更を取得します。取得プロセスはOracle Streamsクライアントです。

取得ユーザー

このユーザーのセキュリティ・ドメインで、取得プロセスルール・セットを満たす変更を取得し、取得プロセスのルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行します。または、同期取得ルール・セットを満たす変更を取得し、同期取得のルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行します。

取得LCR

取得プロセスによって暗黙的に取得され、ANYDATAキューバッファ・キュー部分にエンキューされた論理変更レコード(LCR)

「ユーザー・メッセージ」も参照。

取得済SCN

取得プロセスによってスキャンされたREDOログの最新の変更に対応するシステム変更番号(SCN)です。

変更の循環

変更が発生元のデータベースに再送されることです。通常、タグの使用や、ルール条件におけるLCRメンバー関数のGET_SOURCE_DATABASE_NAMEの使用により情報を共有している環境では、変更の循環は回避する必要があります。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

変更ハンドラ

表の変更を追跡する特殊なタイプの文DMLハンドラで、DBMS_STREAMS_ADM.MAINTAIN_CHANGE_TABLEプロシージャかDBMS_APPLY_ADM.SET_CHANGE_HANDLERプロシージャのいずれかによって作成されます。

チェックポイント

取得プロセスの現在の状態に関する情報。取得プロセスは、取得プロセスを実行しているデータベースのデータ・ディクショナリに永続的に格納されます。

チェックポイント間隔

取得プロセスチェックポイントの記録を試行する一定の間隔です。

チェックポイント保存時間

チェックポイント取得プロセスにより自動的にパージされるまでに保存される期間です。

列リスト

列のリスト。リストの1つ以上の列で更新の競合が発生した場合には、更新の競合ハンドラがコールされます。

「競合解決」も参照。

コミット時間キュー

メッセージ近似コミット・システム変更番号(近似CSCN)の値でソートされるキューです。

条件付きログ・グループ

サプリメンタル・ログ・グループで少なくとも1列が変更された場合に、指定されたすべての列のビフォア・イメージのみを記録するサプリメンタル・ログ・グループです。

「無条件ログ・グループ」も参照。

競合

LCRの古い値と表の予期したデータ間の不一致を意味します。競合は、適用プロセスがLCRの適用を試行する際に検出されます。競合は、表のデータを共有している2つの異なるデータベースが、ほぼ同時に表の同じ行を変更する場合に発生します。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

競合解決

競合を処理して、適用エラーを回避することです。競合は、ビルトインの更新の競合ハンドラか、カスタムの競合ハンドラによって解決できます。

コンシューム

メッセージキューからデキューするプロセスです。

コーディネータ・プロセス

適用プロセスのコンポーネント。Oracleバックグラウンド・プロセスであり、リーダー・サーバーからトランザクションを取得して適用サーバーに渡します。

カスタム適用

適用プロセスにより、LCRがユーザー・プロシージャにパラメータとして渡され、処理されます。ユーザー・プロシージャは、カスタマイズした方法でLCRを処理できます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

カスタム・ルールベースの変換

変換の実行にユーザー定義のPL/SQLファンクションが必要なルールベースの変換です。

「宣言ルールベースの変換」も参照。

データベース・サプリメンタル・ロギング

データベース全体の主キー、外部キーおよび一意のキー列に適用されるサプリメンタル・ロギングの一種です。

DDLハンドラ

PL/SQLプロシージャを使用してDDL LCRを処理する適用ハンドラです。

「DDL論理変更レコード(DDL LCR)」も参照。

DDL論理変更レコード(DDL LCR)

データ定義言語(DDL)変更を記述する論理変更レコード(LCR)です。

宣言ルールベースの変換

行LCRに対する共通の変換シナリオ・セットの1つを扱うルールベースの変換です。宣言ルールベースの変換は、PL/SQLを使用せずに内部的に実行されます。

「行論理変更レコード(行LCR)」および「カスタムルールベースの変換」も参照。

デキュー

キューからメッセージを取得することです。

宛先データベース

メッセージがコンシュームされるデータベースです。メッセージがコンシュームされるのは、伝播または適用プロセスにより暗黙的にキューからデキューされた場合か、アプリケーション、メッセージ・クライアントまたはユーザーにより明示的にデキューされた場合です。

「コンシューム」も参照。

宛先キュー

ソース・キューから伝播により伝播されたメッセージを受信するキューです。

直接適用

ユーザー・プロシージャを実行せずにLCRを適用する適用プロセスです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

有向ネットワーク

伝播されたメッセージ宛先データベースに到達するまでに、1つ以上の中間データベースを経由するネットワークです。

DMLハンドラ

行LCRを処理する適用ハンドラです。

「行論理変更レコード(行LCR)」も参照。

ダウンストリーム取得プロセス

ソース・データベース以外のデータベースで実行されている取得プロセスです。

ダウンストリーム・データベース

ダウンストリーム取得プロセスが実行されているデータベースです。

エンキュー

キューメッセージを配置することです。

エラー・ハンドラ

PL/SQLプロシージャを使用して適用エラーの解決を試行する適用ハンドラです。エラー・ハンドラは、行論理変更レコード(行LCR)適用プロセスのエラーが発生した場合にのみ起動されます。競合ハンドラが指定されていない場合や、更新の競合ハンドラが競合を解決できない場合に、競合に起因するそのようなエラーが発生する可能性があります。

評価コンテキスト

ルール条件で参照される可能性のある外部データを定義するデータベース・オブジェクト。外部データは、変数または表データ、あるいはその両方として存在します。

例外キュー

なんらかの理由により取得および処理されない場合、メッセージは例外キューに転送されます。

明示的取得

メッセージが、アプリケーションまたはユーザーによってキューにエンキューされます。

明示的コンシューム

キューのメッセージが、ユーザーまたはアプリケーションで起動されたメッセージ・クライアントによってデキューされます。あるいは、アプリケーションまたはユーザーによって直接デキューされます。

値を評価する1つ以上の値と演算子の組合せです。

ファイル

ファイル・グループに関して、ハード・ディスクに格納されているファイルを意味します。ファイルは、ファイル名、ディレクトリ・オブジェクトおよびファイル・タイプで構成されます。ディレクトリ・オブジェクトは、ファイルがハード・ディスク上で格納されているディレクトリです。

ファイル・グループ

バージョンのコレクションです。

ファイル・グループ・リポジトリ

データベース内のファイル・グループすべてのコレクションです。

先頭SCN

取得プロセスで変更を取得できる、REDOログ内の最小のシステム変更番号(SCN)です。

グローバル・ルール

データベース全体またはキュー全体に関連するルールです。

異機種間での情報の共有

Oracle DatabaseとOracle以外のデータベース間で情報を共有することです。

最大値

適用プロセスにより、その番号を超えて適用されたメッセージがないシステム変更番号(SCN)です。

「最小値」も参照。

非処理SCN

表に指定されたシステム変更番号(SCN)で、その番号未満には適用プロセスによる変更の適用ができません。

暗黙的取得

メッセージが、取得プロセスまたは同期取得によって自動的に取得され、キューにエンキューされます。

暗黙的コンシューム

キューのメッセージ適用プロセスによって自動的にデキューされます。

インスタンス化

ソース・データベースでインスタンス化するためにデータベース・オブジェクトを準備するプロセス。オプションで、ソース・データベースから宛先データベースへのデータベース・オブジェクトのコピーや、インスタンス化された各データベース・オブジェクトのインスタンス化SCNの設定が可能です。

インスタンス化SCN

ソース・データベースでそのSCNの後にコミットされた変更のみが適用プロセスにより適用されることを指定する、表のシステム変更番号(SCN)です。

LOBアセンブリ

DMLハンドラおよびエラー・ハンドラのオプションで、LOB列のある単一の行に対する変更により発生した複数の行LCRを単一の行LCRにアセンブルします。LOBアセンブリにより、DMLハンドラおよびエラー・ハンドラでLOB列のある行LCRの処理が簡略化されます。

ローカル取得プロセス

ソース・データベースで実行されている取得プロセスです。

論理変更レコード(LCR)

データベース変更を記述する特定のフォーマットのメッセージです。

「行論理変更レコード(行LCR)」および「DDL論理変更レコード(DDL LCR)」も参照。

LogMinerデータ・ディクショナリ

取得中の変更の詳細を確認するために、取得プロセスにより使用される個別のデータ・ディクショナリです。ソース・データベースのプライマリ・データ・ディクショナリは、取得プロセスによりスキャンされたREDOデータと同期していない可能性があるため、LogMinerデータ・ディクショナリが必要です。

最小値

その番号までは、適用プロセスによりすべてのメッセージが適用されているシステム変更番号(SCN)です。

「最大値」も参照。

最大チェックポイントSCN

取得プロセスによって記録された最新のチェックポイント間隔に対応するシステム変更番号(SCN)です。

メッセージ

Oracle Streams環境で共有される情報の単位です。

メッセージ・ハンドラ

PL/SQLプロシージャを使用して永続ユーザー・メッセージを処理する適用ハンドラです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

メッセージ・ルール

特定のメッセージ・タイプのユーザー・メッセージにのみ関連するルールです。

メッセージ・クライアント

アプリケーションまたはユーザーによって起動された際に永続LCRまたは永続ユーザー・メッセージをデキューするオプションのOracle Streamsクライアント

ネガティブ・ルール・セット

Oracle Streamsクライアントルール・セット。このルール・セットでは、ルールがメッセージをTRUEと評価すると、Oracle Streamsクライアントがメッセージを破棄します。Oracle Streamsクライアントのネガティブ・ルール・セットは、常にポジティブ・ルール・セットよりも前に評価されます。

非永続キュー

非永続キューは、メッセージをメモリーに格納します。現在接続しているすべてのユーザーに、通知を送信するための非同期メカニズムを実現するために使用されます。非永続キューはOracle Database 10gリリース2で非推奨となりました。バッファ・メッセージを使用することをお薦めします。

非トランザクション・キュー

メッセージが自身のトランザクションであるキュー

「トランザクション・キュー」も参照。

オブジェクト依存性

宛先データベースの2つのオブジェクト間の親子関係を定義する仮想依存性定義です。

最も古いSCN

実行中の適用プロセスの場合は、現在デキューおよび適用されているトランザクションの最も若いシステム変更番号(SCN)です。停止した適用プロセスの場合、最も古いSCNは、適用プロセスが停止した際に適用されていたトランザクションの最も若いSCNです。

Oracle Streamsクライアント

Oracle Streams環境で作業を実行するメカニズムで、ルール・エンジンのクライアントです(メカニズムが1つ以上のルール・セットに関連している場合)。Oracle Streamsクライアントには、取得プロセス伝播適用プロセスおよびメッセージ・クライアントが含まれます。

Oracle Streamsデータ・ディクショナリ

特定のソース・データベースからのデータベース・オブジェクトを追跡するために、伝播および適用プロセスにより使用される個別のデータ・ディクショナリです。

Oracle Streamsプール

Oracle Streamsで使用されるシステム・グローバル領域(SGA)にあるメモリーです。Oracle Streamsプールは、バッファ・キューメッセージをメモリーに格納し、取得プロセス適用プロセスにメモリーを提供します。

Oracle Streamsのトポロジ

Oracle Streams環境のデータベース、データベースで構成されるOracle Streamsコンポーネント、およびコンポーネント間のメッセージ・フローの表現。

永続LCR

ANYDATAキュー永続キュー部分にエンキューされる論理変更レコード(LCR)。永続LCRは次のいずれかの方法でエンキューできます。

  • 同期取得による暗黙的な取得およびエンキュー

  • アプリケーションによる明示的な作成およびエンキュー

  • 適用プロセスによるデキュー、および同じ適用プロセスによるDBMS_APPLY_ADMパッケージ内のSET_ENQUEUE_DESTINATIONプロシージャを使用したエンキュー

永続キュー

メモリーではなくハード・ディスク上のキュー表のみにメッセージを格納するキューの一部です。

永続ユーザー・メッセージ

永続キューにエンキューされるユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。永続ユーザー・メッセージは次のいずれかの方法でエンキューできます。

  • アプリケーションによる明示的な作成およびエンキュー

  • 適用プロセスによるデキュー、および同じ適用プロセスによるDBMS_APPLY_ADMパッケージ内のSET_ENQUEUE_DESTINATIONプロシージャを使用したエンキュー

永続ユーザー・メッセージはANYDATAキューまたは型付きキューの永続キュー部分にエンキューできます。

ポジティブ・ルール・セット

Oracle Streamsクライアントルール・セット。このルール・セットでは、ルールがメッセージをTRUEと評価すると、Oracle Streamsクライアントがメッセージのタスクを実行します。Oracle Streamsクライアントのネガティブ・ルール・セットは、常にポジティブ・ルール・セットよりも前に評価されます。

プリコミット・ハンドラ

トランザクションのコミット情報を受信し、PL/SQLプロシージャを使用してコミット情報の処理方法をカスタマイズできる適用ハンドラです。

準備済の表

インスタンス化するために準備された表です。

プリペアラ・サーバー

取得プロセスのコンポーネント。リーダー・サーバーによって定義された領域をスキャンし、REDOログ内で検出された変更の事前フィルタ処理を実行します。リーダー・サーバーはプロセスで、複数のリーダー・サーバーをパラレルで実行できます。事前フィルタ処理では、変更に関する部分的な情報(変更のスキーマ名やオブジェクト名など)が評価のためにルール・エンジンに送信され、評価の結果が受信されます。

プロシージャDMLハンドラ

PL/SQLプロシージャを使用して行LCRを処理する適用ハンドラです。

「行論理変更レコード(行LCR)」も参照。

伝播

オプションのOracle Streamsクライアントで、ソース・キューから宛先キューへのメッセージの送信にOracle Schedulerジョブを使用します。

伝播ジョブ

メッセージを伝播するために伝播で使用されるOracle Schedulerジョブです。

伝播スケジュール

伝播ジョブメッセージを伝播する頻度を指定するスケジュールです。

キュー

メッセージを格納するために、メッセージ・システムによって使用される抽象的な記憶域の単位です。

キューによる転送

中間データベースで転送されるメッセージが、中間データベースに受信されるメッセージである有向ネットワークです。そのため、この有向ネットワークでは、メッセージのソース・データベースはメッセージが発生したデータベースです。

「適用による転送」も参照。

キュー表

キューが格納されるデータベース表です。各キュー表には、デフォルトの例外キューが含まれます。

リーダー・サーバー

  1. 取得プロセスのコンポーネント。REDOログを読み取って複数の領域に分割するプロセスです。

  2. メッセージをデキューする適用プロセスのコンポーネント。リーダー・サーバーは、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルするプロセスです。リーダー・サーバーが、アセンブルしたトランザクションをコーディネータ・プロセスに返すと、コーディネータ・プロセスがアイドル状態の適用サーバーにトランザクションを割り当てます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

リアルタイム・ダウンストリーム取得プロセス

変更がアーカイブREDOログ・ファイルにアーカイブされる前に、ソース・データベースで行われた変更を取得できるダウンストリーム取得プロセスです。

必須チェックポイントSCN

取得プロセスにREDOデータが必要な最小のチェックポイント間隔に対応するシステム変更番号(SCN)です。

レプリケーション

複数のデータベースでデータベース・オブジェクトやデータを共有するプロセスです。

解決列

ビルトインの更新の競合ハンドラを識別するために使用される列です。

「競合解決」も参照。

行論理変更レコード(行LCR)

単一行のデータへの変更、または単一のLONGLONG RAWまたは行のLOB列への変更を記述する論理変更レコード(LCR)で、データ操作言語(DML)文またはピース単位操作によって発生します。1つのDML文により、複数の行LCRが発生する可能性があります。

行の移行

サブセット・ルールTRUEに評価される際に、内部のルールベースの変換によって実行される自動変換です。自動変換では、UPDATE操作がINSERTまたはDELETE操作に変換されます。

ルール

イベントが発生し、条件が満たされている場合に、クライアントによるアクションの実行を可能にするデータベース・オブジェクトです。

ルールベースの変換

ポジティブ・ルール・セットルールTRUEに評価される場合に発生するメッセージへの変更です。

ルール条件

ルールのコンポーネント。1つ以上のと条件を結合し、TRUEFALSEまたはNULL(不明)のいずれかのブール値を返します。

ルール・セット

ルールのグループです。

ルール・エンジン

ルール・セットを評価するOracleのビルトインの一部です。

スキーマ・ルール

特定のスキーマにのみ関連するルールです。

保護キュー

このキューに対しては、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)エージェントが、エンキューやデキューなどのキュー操作を実行できる1人以上のデータベース・ユーザーに明示的に関連付けられている必要があります。

ソース・データベース

取得プロセスで取得される変更がREDOログに生成されるデータベース。または、LCRを生成する同期取得が構成されているデータベース。

ソース・キュー

このキューから伝播メッセージ宛先キューに伝播します。

開始SCN

取得プロセスが変更の取得を開始するシステム変更番号(SCN)です。

文DMLハンドラ

1つ以上のSQL文を使用して行LCRを処理する適用ハンドラ

「行論理変更レコード(行LCR)」も参照。

サブセット・ルール

特定の表に存在する行のサブセットにのみ関連するルールです。

サプリメンタル・ログ・グループ

補足的に記録された表の列のグループです。

「サプリメンタル・ロギング」も参照。

サプリメンタル・ロギング

操作が実行されるたびにREDOログに配置される追加の列データです。取得プロセスはこの追加の情報を取得してLCRに含めます。追加の情報は、適用プロセス宛先データベースでLCRを適切に適用するために必要です。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

同期取得

オプションのOracle Streamsクライアント。内部メカニズムを使用して、表へのDML変更を変更直後に取得します。

システム作成ルール

DBMS_STREAMS_ADMパッケージを使用して作成されたシステム生成名を持つルールです。

表ルール

特定の表にのみ関連するルールです。

表サプリメンタル・ロギング

特定の表の列に適用されるサプリメンタル・ロギングの一種です。

表領域リポジトリ

ファイル・グループ内の表領域セットのコレクションです。

タグ

各REDOエントリおよびLCRに含まれるRAWデータ型のデータ。タグは、Oracle Streamsクライアントの動作の変更やLCRの追跡に使用されます。また、変更の循環の回避にも使用できます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

トポロジ

「Oracle Streamsのトポロジ」を参照。

トランザクション制御ディレクティブ

トランザクション制御文(COMMITROLLBACKなど)を含んだ取得プロセスまたは同期取得によって取得される、特殊なタイプの行LCRです。

「行論理変更レコード(行LCR)」も参照。

トランザクション・キュー

このキューでは、メッセージを、1つのトランザクションとして適用されるセットにグループ化できます。

「非トランザクション・キュー」も参照。

型付きキュー

特定のタイプのメッセージのみをステージングできるキューです。

「ANYDATAキュー」も参照。

無条件ログ・グループ

指定された列に影響する変更かどうかにかかわらず、表が変更された場合に、指定された列のビフォア・イメージを記録するサプリメンタル・ログ・グループです。

「条件付きログ・グループ」も参照。

ユーザー・メッセージ

ユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。ユーザー・メッセージは、バッファ・ユーザー・メッセージまたは永続ユーザー・メッセージです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

値の依存性

一意キーなどの表制約、または2つ以上の表の列間の関連を定義する仮想依存性定義です。

バージョン

関連するファイルのコレクションです。

仮想依存性定義

接続先データベースで適用されるトランザクション間の依存を検出するために、適用プロセスによって使用される依存性の説明です。