DBMS_DEFER_QUERY
は、ビューを通じて公開されていない遅延トランザクション・キュー・データの問合せを可能にします。
この章には、次の項が含まれます。
表13-1 DBMS_DEFER_QUERYパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
遅延コールの引数の形式を判定します。 |
|
遅延コールの引数のタイプを判定します。 |
|
指定されたコールの様々な引数のテキスト・バージョンを戻します。 |
|
遅延コールの引数値を判定します。 |
「GET_OBJECT_NULL_VECTOR_ARGファンクション」 |
列オブジェクトのタイプ情報を戻します。 |
このファンクションは、遅延コール・パラメータのキャラクタ・セット・フォームを戻します。
関連項目: Oracle Enterprise ManagerのAdvanced Replicationインタフェースでの遅延トランザクションおよびエラー・トランザクションの表示の詳細は、Advanced Replicationインタフェースのオンライン・ヘルプを参照してください。 |
構文
DBMS_DEFER_QUERY.GET_ARG_FORM ( callno IN NUMBER, arg_no IN NUMBER, deferred_tran_id IN VARCHAR2) RETURN NUMBER;
このファンクションは、遅延コールの引数のタイプを判定します。遅延リモート・プロシージャ・コール(Remote Procedure Call: RPC)パラメータのタイプが戻されます。
関連項目: Oracle Enterprise ManagerのAdvanced Replicationインタフェースでの遅延トランザクションおよびエラー・トランザクションの表示の詳細は、Advanced Replicationインタフェースのオンライン・ヘルプを参照してください。 |
構文
DBMS_DEFER_QUERY.GET_ARG_TYPE ( callno IN NUMBER, arg_no IN NUMBER, deferred_tran_id IN VARCHAR2) RETURN NUMBER;
戻り値
表13-7 GET_ARG_TYPEファンクションの戻り値
定数戻り値 | 戻り値 | 対応するデータ型 |
---|---|---|
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_VARCHAR2 |
1 |
VARCHAR2 |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_NUM |
2 |
NUMBER |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_ROWID |
11 |
ROWID |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_DATE |
12 |
DATE |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_RAW |
23 |
RAW |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_CHAR |
96 |
CHAR |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_ANYDATA |
109 |
ANYDATA |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_CLOB |
112 |
CLOB |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_BLOB |
113 |
BLOB |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_BFIL |
114 |
BFILE |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_OBJECT_NULL_VECTOR |
121 |
OBJECT_NULL_VECTOR |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_TIMESTAMP |
180 |
TIMESTAMP |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_TSTZ |
181 |
TSTZ |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_IYM |
182 |
IYM |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_IDS |
183 |
IDS |
DBMS_DEFER_QUERY.ARG_TYPE_TSLTZ |
231 |
TSLTZ |
注意:
|
このプロシージャは、指定されたコールの様々な引数のテキスト・バージョンを戻します。テキスト・バージョンは最初の2000バイトに制限されます。
関連項目:
|
構文
DBMS_DEFER_QUERY.GET_CALL_ARGS ( callno IN NUMBER, startarg IN NUMBER := 1, argcnt IN NUMBER, argsize IN NUMBER, tran_db IN VARCHAR2, tran_id IN VARCHAR2, date_fmt IN VARCHAR2, types OUT TYPE_ARY, forms OUT TYPE_ARY, vals OUT VAL_ARY);
DBMS_DEFER_QUERY.GET_CALL_ARGS ( callno IN NUMBER, startarg IN NUMBER := 1, argcnt IN NUMBER, argsize IN NUMBER, tran_id IN VARCHAR2, date_fmt IN VARCHAR2, time_fmt IN VARCHAR2, ttz_fmt IN VARCHAR2, timestamp_fmt IN VARCHAR2, tstz_fmt IN VARCHAR2, types OUT TYPE_ARY, forms OUT TYPE_ARY, vals OUT VAL_ARY);
DBMS_DEFER_QUERY.GET_CALL_ARGS ( callno IN NUMBER, startarg IN NUMBER := 1, argcnt IN NUMBER, argsize IN NUMBER, tran_id IN VARCHAR2, date_fmt IN VARCHAR2, time_fmt IN VARCHAR2, ttz_fmt IN VARCHAR2, timestamp_fmt IN VARCHAR2, tstz_fmt IN VARCHAR2, tsltz_fmt IN VARCHAR2, types OUT TYPE_ARY, forms OUT TYPE_ARY, vals OUT VAL_ARY);
注意: このプロシージャはオーバーロードされています。 |
パラメータ
表13-8 GET_CALL_ARGSプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
callno |
遅延リモート・プロシージャ・コール(RPC)の |
startarg |
記述される最初の引数の数値的な位置です。 |
argcnt |
コール内の引数の数です。 |
argsize |
戻される引数の最大サイズです。 |
tran_db |
トランザクションが開始されたデータベースのグローバル名です。 |
tran_id |
遅延トランザクションの識別子です。 |
date_fmt |
戻される日付の形式です。 |
time_fmt |
戻される時間の形式です。 |
ttz_fmt |
タイムゾーンを含む、戻される時間の形式です。 |
timestamp_fmt |
戻されるタイムスタンプの形式です。 |
tstz_fmt |
タイムゾーンを含む、戻されるタイムスタンプの形式です。 |
tsltz_fmt |
ローカル・タイムゾーンを含む、戻されるタイムスタンプの形式です。 |
types |
引数のタイプを含む配列です。 |
forms |
引数のキャラクタ・セット形式を含む配列です。 |
vals |
テキスト形式の引数値を含む配列です。 |
このファンクションは、遅延コールの引数値を判定します。
ANYDATA
型は、ユーザー定義型のオブジェクト型、コレクションおよびREF
をサポートしています。このファンクションがサポートする型には、DBMS_DEFER
パッケージ内のANYDATA_ARG
プロシージャでエンキューできないものもあります。
型引数に戻されるテキストには、型所有者、型名、型バージョン、長さ、精度、スケール、キャラクタ・セット識別子、キャラクタ・セット・フォームおよびコレクションの要素数またはオブジェクト型の属性数の値があります。これらの値はコロン(:)で区切られます。
関連項目:
|
構文
取得する引数値のタイプに応じて、該当するファンクションの構文は次のとおりです。これらのファンクションでは、指定された引数の値が戻されます。
DBMS_DEFER_QUERY.GET_datatype_ARG ( callno IN NUMBER, arg_no IN NUMBER, deferred_tran_id IN VARCHAR2 DEFAULT NULL) RETURN datatype;
datatypeは次のとおりです。
{ ANYDATA | NUMBER | VARCHAR2 | CHAR | DATE | RAW | ROWID | BLOB | CLOB | NCLOB | NCHAR | NVARCHAR2 | IDS | IYM | TIMESTAMP | TSLTZ | TSTZ }