この付録では、CTX_QUERY
、CTX_DOC
およびCTX_THES
パッケージのプロシージャによって生成された出力を格納するために使用する結果表の構造について説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
結果を戻すCTX_QUERY
プロシージャに対して、プロシージャがコールされる前に結果を格納するための表を作成しておく必要があります。表には自由に名前を付けることができますが、特定の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
この項では、次のタイプの結果表とその結果表に必要な列について説明します。
表A-1は、CTX_QUERY.EXPLAINによって結果が書き込まれる表の構造を示しています。
表A-1 EXPLAIN結果表
列名 | データ型 | 説明 |
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問合せ実行ツリーの各ノードに割り当てられた番号。ルート・オペレーション・ノードでは、ID =1です。ノードは、解析ツリーでの表示のとおり、上から下、左から右の順に順序番号が付けられます。 |
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IDステップの出力で操作する実行ステップのID。グラフィック的には、これは、問合せ実行ツリー内の親ノードです。ルート・オペレーション・ノード(ID =1)では、 |
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実行する内部操作の名前。有効な値は、表A-2を参照してください。 |
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セクション名、ワイルド・カード語句、重み、しきい値、または索引で検索する語句。 |
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すべて同じ |
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予備。将来の互換性のためにこの列を作成してください。 |
表A-4は、CTX_QUERY.HFEEDBACKによって結果が書き込まれる表の構造を示しています。
表A-4 HFEEDBACK結果表
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
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問合せ実行ツリーの各ノードに割り当てられた番号。ルート・オペレーション・ノードでは、ID =1です。ノードは、解析ツリーでの表示のとおり、上から下、左から右の順に順序番号が付けられます。 |
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IDステップの出力で操作する実行ステップのID。グラフィック的には、これは、問合せ実行ツリー内の親ノードです。ルート・オペレーション・ノード(ID =1)では、 |
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実行する内部操作の名前。有効な値は、表A-5を参照してください。 |
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セクション名、ワイルド・カード語句、重み、しきい値、または索引で検索する語句。 |
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すべて同じ |
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上位フィードバック語を格納します。表A-7を参照してください。 |
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関連フィードバック語を格納します。表A-7を参照してください。 |
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下位フィードバック語を格納します。表A-7を参照してください。 |
CTX_FEEDBACK_TYPE
はオブジェクトのNESTED TABLEです。このデータ型はCTXSYS
スキーマで事前定義済です。この型を使用して、BT_FEEDBACK
、RT_FEEDBACK
およびNT_FEEDBACK
列を定義します。
このネストした表CTX_FEEDBACK_TYPE
は、CTXSYS
スキーマで事前定義済のCTX_FEEDBACK_ITEM_TYPE
型のオブジェクトを格納します。このオブジェクトは次のように、3つのメンバーと1つのメソッドで定義されています。
表A-7 CTX_FEEDBACK_ITEM_TYPE
CTX_FEEDBACK_ITEM_TYPEメンバーおよびメソッド | データ型 | 説明 |
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text |
NUMBER |
フィードバック語 |
cardinality |
NUMBER |
(将来の拡張用) |
score |
NUMBER |
(将来の拡張用) |
これらのオブジェクトを定義するSQLコードは、次のとおりです。
CREATE OR REPLACE TYPE ctx_feedback_type AS TABLE OF ctx_feedback_item_type; CREATE OR REPLACE TYPE ctx_feedback_item_type AS OBJECT (text VARCHAR2(80), cardinality NUMBER, score NUMBER, MAP MEMBER FUNCTION rank RETURN REAL, PRAGMA RESTRICT_REFERENCES (rank, RNDS, WNDS, RNPS, WNPS) ); CREATE OR REPLACE TYPE BODY ctx_feedback_item_type AS MAP MEMBER FUNCTION rank RETURN REAL IS BEGIN RETURN score; END rank; END;
CTX_DOC
プロシージャは、表に格納された結果を戻します。プロシージャをコールする前に、表を作成しておく必要があります。表には自由に名前を付けることができますが、特定の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
この項では、次のタイプの結果表とその結果表に必要な列について説明します。
フィルタ表には、CTX_DOC.FILTERが戻したフィルタ処理されたドキュメントごとに1行が格納されます。フィルタ処理されたドキュメントは、プレーン・テキストまたはHTMLです。
ドキュメントにCTX_DOC.FILTER
をコールした場合、そのドキュメントはテキスト列に対して定義されたフィルタで処理され、その結果が指定したフィルタ表に格納されます。
フィルタ表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
要点表には、CTX_DOC.GIST
が生成する要点/テーマ・サマリーごとに1行が格納されます。
要点表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
ハイライト表には、ドキュメント内のハイライト表示された語句のオフセットおよび長さの情報が格納されます。この情報は、CTX_DOC.HIGHLIGHTによって生成されます。ハイライト表示された語句は、ワード問合せまたはABOUT
問合せを満たすワードまたは句です。
ドキュメントが形式設定されている場合、テキストはプレーン・テキストまたはHTMLのどちらかにフィルタ処理され、フィルタ処理されたテキストのオフセット情報が生成されます。オフセット情報を使用すると、CTX_DOC.FILTERでフィルタ処理された同じドキュメントの問合せ語句をハイライト表示できます。
ハイライト表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
表A-10 ハイライト表
列名 | データ型 | 説明 |
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CTX_DOC.HIGHLIGHTへの特定のコールで生成された結果の識別子(複数の |
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ドキュメント内のハイライト表示の位置(ドキュメントの開始位置1との相対的な位置)。 |
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ハイライト表示の長さ。 |
マークアップ表には、ドキュメント内にマークアップ・タグによってハイライト表示された問合せ語句があるプレーン・テキストまたはHTML形式のドキュメントが格納されます。この情報は、ユーザーがCTX_DOC.MARKUPをコールしたときに生成されます。
マークアップ表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
テーマ表には、CTX_DOC.THEMESが生成したテーマごとに1行が格納されます。THEME
列に格納される値は、単一のテーマ句か、コロンで区切られた親テーマの文字列のいずれかです。
テーマ表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
トークン表には、ドキュメントのテキスト・トークンが、CTX_DOC.TOKENS
プロシージャの出力として格納されます。トークン表には自由に名前を付けることができますが、次の名前およびデータ型を持つ列が組み込まれている必要があります。
表A-13 トークン表
列名 | データ型 | 説明 |
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CTX_DOC.HIGHLIGHTへの特定のコールで生成された結果の識別子(複数の |
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テキスト内のトークン文字列。 |
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ドキュメント内のトークンの位置(ドキュメントの開始位置1との相対的な位置)。 |
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トークンの文字の長さ。 |
BT
、NT
、SYN
などのCTX_THES
拡張ファンクションは、EXP_TAB
型の表に拡張結果を戻すことができます。restab引数で表の名前を指定します。
EXP_TAB
表型は、EXP_REC
型の行の表です。
EXP_REC
およびEXP_TAB
型は、CTXSYS
スキーマで次のように定義されます。
type exp_rec is record ( xrel varchar2(12), xlevel number, xphrase varchar2(256) ); type exp_tab is table of exp_rec index by binary_integer;
シソーラス拡張ファンクションをコールしてrestabを指定する場合、システムは拡張結果をEXP_TAB
表として戻します。この表の各行は、EXP_REC
型で、拡張のワードまたは句を表します。表A-14は、EXP_REC
のフィールドを示しています。
表A-14 EXP_TAB表型(EXP_REC)
EXP_RECフィールド | 説明 |
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