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Oracle® TimesTen Application-Tier Database Cacheユーザーズ・ガイド
11g リリース2 (11.2.2)
B66442-07
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用語集

エージング

指定時間後(時間ベース)または指定されたデータベース使用状況のレベルに達したとき(LRU)に、キャッシュ・グループのキャッシュ表からキャッシュ・インスタンスを削除することです。

ASYNCHRONOUS WRITETHROUGH(AWT)キャッシュ・グループ

TimesTenキャッシュ表でコミットされた更新が、キャッシュされたOracle Database表に自動的に非同期で伝播されるキャッシュ・グループ。TimesTenデータベースでのコミットは、Oracle Databaseのコミットとは非同期に発生します。

自動リフレッシュ

キャッシュされたOracle Database表でコミットされた更新が、TimesTenキャッシュ表に自動的にリフレッシュされること。

自動リフレッシュ・キャッシュ・グループ

読取り専用キャッシュ・グループまたはAUTOREFRESH MODE INCREMENTALキャッシュ・グループ属性を使用するユーザー管理キャッシュ・グループ。

双方向送信

TimesTenキャッシュ表でコミットされた更新をキャッシュされたOracle Database表に伝播し、キャッシュされたOracle Database表でコミットされた更新をTimesTenキャッシュ表にリフレッシュすることです。

キャッシュ管理ユーザー

キャッシュ・グリッドを管理し、特定のキャッシュ・グループ・タイプの定義済動作を実行するための情報が保存されるOracle Databaseオブジェクトを作成し、保持するOracle Databaseユーザー。

キャッシュ・エージェント

キャッシュ・グループ処理(自動リフレッシュ、キャッシュ・グループのロードおよびOracle Databaseへの文のパススルーおよび実行)を行うTimesTenプロセス。

キャッシュ・グループ

TimesTenデータベースにキャッシュするOracle Database表のデータを定義します。キャッシュ・グループは、単一のOracle Database表のすべてかその一部または一連の関連付けられたOracle Database表をキャッシュできます。複数のOracle Database表がキャッシュされる場合、各キャッシュ表(ルート表を除きます)は、外部キー制約によってキャッシュ・グループ内の別のキャッシュ表を参照する必要があります。

キャッシュ・グリッド

単一のOracle DatabaseからTimesTenデータベースにデータをキャッシュし、キャッシュ一貫性を確保するために連携する、TimesTenインメモリー・データベースで構成される一連の分散グリッド・メンバー。

キャッシュ・グループ主キー

キャッシュ・グループのルート表の主キー。

キャッシュ・インスタンス

キャッシュ・グループのルート表の主キーによって識別される特定のデータ行。キャッシュ・グループに複数の表がある場合、キャッシュ・インスタンスは、外部キー関係を介してルート表の行と関連付けられている子表の行のセットで構成されます。

キャッシュ・マネージャ・ユーザー

キャッシュ・グリッドの作成と構成、キャッシュ・グループの作成など、キャッシュ・グリッドおよびキャッシュ・グループの処理を実行するTimesTenユーザー。

キャッシュ表

キャッシュ・グループ内のルート表または子表。

キャッシュ表ユーザー

キャッシュ表を所有するTimesTenユーザー。

子表

ルート表の主キーへの外部キー参照、またはルート表を直接または間接的に参照する別の子表の主キーへの外部キー参照を持つキャッシュ表。キャッシュ・グループ内の表階層で、子表を他の子表の親に指定できます。キャッシュ・グループ内では、キャッシュ表を複数の親の子にすることはできません。

動的キャッシュ・グループ

キャッシュ表にあるデータを、リクエストに応じて、あるいは手動または自動でロードできるキャッシュ・グループ・カテゴリ。

動的ロード

問合せに対してキャッシュ・グリッド・メンバーのデータで対応できない場合に行われる、Oracle Database表からローカル・グリッド・メンバーへのデータの転送。

明示的にロードされるキャッシュ・グループ

キャッシュ表にあるデータを手動または自動でロードできるキャッシュ・グループ・カテゴリ。

フラッシュ

ユーザー管理キャッシュ・グループのTimesTenキャッシュ表でコミットされた挿入または更新をキャッシュされたOracle Database表に手動で伝播することです。

グローバル・キャッシュ・グループ

キャッシュ表のデータが、1つのキャッシュ・グリッド内の複数のTimesTenデータベース間で共有されるキャッシュ・グループの分類。

グリッド・データ転送

ローカル・グリッド・メンバー上のキャッシュ表のデータにより対応できない問合せに応答して行う、リモート・グリッド・メンバーからローカル・グリッド・メンバーへのキャッシュ・インスタンスの転送。

グリッド・メンバー

スタンドアロンTimesTenデータベースまたはアクティブ・スタンバイ・ペアのいずれかで構成されるキャッシュ・グリッドのコンポーネント。

グリッド・ノード

スタンドアロン・データベースか、アクティブ・スタンバイ・ペアのアクティブ・データベースまたはスタンバイ・データベースのいずれかであるグリッド・メンバーのTimesTenデータベース。

ロード

キャッシュされたOracle Database表からTimesTenキャッシュ表に、新しいキャッシュ・インスタンスをコピーすることです。キャッシュ表にある既存のキャッシュ・インスタンスは更新または削除されません。

ローカル・キャッシュ・グループ

データベースが同じキャッシュ・グリッドのメンバーであっても、キャッシュ表内のデータが複数のTimesTenデータベース間で共有されていないキャッシュ・グループの分類。

Oracle Databaseスキーマ・ユーザー

TimesTenデータベースにキャッシュされるOracle Database表を所有するOracle Databaseユーザー。

Oracle Database timestenユーザー

キャッシュ・グリッドに関する情報が保存されているOracle Database表を所有するOracle Databaseユーザー。

伝播

TimesTenキャッシュ表でコミットされた更新をキャッシュされたOracle Database表に送信することです。

読取り専用キャッシュ・グループ

キャッシュされたOracle Database表でコミットされた更新がTimesTenキャッシュ表に自動的にリフレッシュされるキャッシュ・グループ。読取り専用キャッシュ・グループ内のキャッシュ表は直接更新できません。

リフレッシュ

明示的にロードされるキャッシュ・グループの場合、キャッシュ・グループをアンロードしてからロードすることです。

動的キャッシュ・グループの場合、キャッシュ表内の既存のキャッシュ・インスタンスをキャッシュされたOracle Database表からの最新データに置き換えること。

レプリケーション

複数のデータベースでデータの重複コピーを保持するプロセス。

レプリケーション・エージェント

各マスター・データベースおよびサブスクライバTimesTenデータベースでのレプリケーションは、レプリケーション・エージェント・プロセスで制御されます。マスター・データベースのレプリケーション・エージェントは、トランザクション・ログ・レコードを読み取り、レプリケートされた要素でコミットされた更新をサブスクライバ・データベースのレプリケーション・エージェントに送信します。その後、サブスクライバ・データベースのレプリケーション・エージェントによって、更新がサブスクライバ・データベースに適用されます。

AWTキャッシュ・グループでは、レプリケーション・エージェントがキャッシュ表でコミットされた更新をキャッシュされたOracle Database表に送信します。

ルート表

外部キー制約によってキャッシュ・グループ内の他の表を参照しないキャッシュ・グループ内の親表。ルート表の主キーは、キャッシュ・グループの主キーです。

SYNCHRONOUS WRITETHROUGH(SWT)キャッシュ・グループ

TimesTenキャッシュ表でコミットされた更新が、キャッシュされたOracle Database表に自動的に同期して伝播されるキャッシュ・グループ。アプリケーションでトランザクションがコミットされる場合は、TimesTenでコミットされる前にOracle Databaseでコミットされます。

システム管理キャッシュ・グループ

システム管理キャッシュ・グループでは、定義済動作が実行されます。システム管理キャッシュ・グループのタイプには、読取り専用、同期ライトスルーおよび非同期ライトスルーがあります。

TT_CACHE_ADMIN_ROLEロール

キャッシュ管理ユーザーに付与されるロール。このロールでは、キャッシュ・グリッドの情報を保存する、timestenユーザーによって所有されているOracle Database表の権限が定義されます。

ユーザー管理キャッシュ・グループ

カスタマイズされた動作(双方向送信など)を実装するキャッシュ・グループ。

アンロード

キャッシュ表からキャッシュ・インスタンスを削除することです。キャッシュされたOracle Database表の行に影響はありません。