ヘッダーをスキップ
Oracle® TimesTen In-Memory Database Java開発者ガイド
11gリリース2 (11.2.2)
B66445-06
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

1 Java開発環境

この章では、Java開発環境およびこれに関連する検討事項について説明します。内容は次のとおりです。

TimesTenおよびJDKのインストール

TimesTenは『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の説明に従い、Java JDKはJavaのインストール・マニュアルの説明に従い、インストールおよび構成します。Java開発環境を構成する際、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』では、特に次のトピックへの関心が高いことでしょう。

  • 「Java環境変数」

  • 「環境変数」

TimesTenをインストールおよび構成したら、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenデータベースの管理に関する説明に従って、データベースDSNを作成します。特に、次の項を参照してください。

  • 「TimesTen JDBCドライバおよびドライバ・マネージャを使用した接続」

  • 「ユーザーDSNおよびシステムDSNの概要」

  • 「直接接続またはクライアント/サーバー接続用のDSNの定義」

  • 「TimesTenを使用したスレッド・プログラミング」

  • 「UNIXでのData Manager DSNの作成」または「WindowsでのData Manager DSNの作成」

Java開発環境の構成

TimesTen用のJavaアプリケーションの開発を始める前に、環境を適切に構成する必要があります。これには、環境変数を適切に設定することが含まれます。PATH、CLASSPATHTHREAD_FLAGSおよび共有ライブラリ・パス環境変数を含むJavaの環境変数の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』Java環境変数に関する項を参照してください。

環境変数およびInstant Clientへのランタイム・アクセスは、適切なttenvスクリプト(UNIXプラットフォームの場合install_dir/binディレクトリ: ttenv.shおよびttenv.csh(シェルに応じていずれかを使用)およびWindowsプラットフォームの場合ttenv.bat)により構成されます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の環境変数に関する項を参照してください。


注意:

TimesTenには、JDBCの特定の機能および処理で必要なOracle Instant Clientが含まれています。

Javaアプリケーションのコンパイル

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のJava環境変数に関する説明では、TimesTenでJavaアプリケーションをコンパイルする際のCLASSPATHの設定について説明しています。

すべてのJavaアプリケーションのコンパイルでは、ご使用のJDK用のJARファイルがクラスパスに存在する必要があります。TimesTenでは、JDK 5.0およびJDK 6用にそれぞれ次のとおりになります。

install_dir/lib/ttjdbc5.jar
install_dir/lib/ttjdbc6.jar

また、すべてのJMS/XLAアプリケーションのコンパイルには、次がクラスパスに存在する必要があります。

install_dir/lib/timestenjmsxla.jar
install_dir/3rdparty/jms1.1/lib/jms.jar
install_dir/lib/orai18n.jar

TimesTen Javaのデモ

Java環境を構成した後、TimesTenクイック・スタート・デモ・アプリケーションをコンパイルして実行することで、すべてが正しく設定されていることを確認できます。クイック・スタートのようこそページ(install_dir/quickstart.html)のサンプル・プログラムの下にあるリンクで、次の事項の説明を参照してください。

  • デモ・スキーマおよび設定: build_sampledbスクリプト(Windowsでは.bat、UNIXでは.sh)で、サンプル・データベースおよびデモ・スキーマを作成します。デモの使用を開始する前に、これを使用する必要があります。

  • デモ環境および設定: ttquickstartenvスクリプト(通常、TimesTenの設定に使用するttenvスクリプトのスーパーセット)(UNIXでは.shまたは.csh、Windowsでは.bat)によって、デモ環境を設定します。いずれかのデモをコンパイルまたは実行するセッションに入るたびに、これを使用する必要があります。

  • デモおよび設定: quickstart/sample_codeディレクトリの下に、JDBCおよびJMS/XLA用のデモがあります。デモのコンパイルおよび実行方法については、サブディレクトリにあるREADMEファイルを参照してください。

  • デモの概要: それぞれのデモの概要は、「SAMPLE PROGRAMS」の下で「JDBC (Java)」をクリックして確認できます。TimesTenのJavaの基本デモは、level1level2level3およびlevel4と名前がつけられています。levelのデモのデータファイルはjdbc/datfilesディレクトリ内にあります。


注意:

すべてのlevelデモでは、データベースに対する直接接続とクライアント/サーバー接続の両方をサポートしています。