Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.3.0 E64876-01 |
|
前 |
次 |
この章では、TimesTenデータベース制御メニューについて説明します。データベース制御メニューには、TimesTenデータベース・ターゲットの様々な側面を制御するためのオプションが表示されます。
内容は次のとおりです。
データベース制御メニューを表示するには、TimesTenデータベース・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenデータベース・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTenデータベース・ホーム」メニューから、「制御」を選択します。
TimesTenデータベース制御メニューが表示されます。特定のオプションをクリックすると、TimesTenデータベースのコントロールが表示されます。各オプションの説明を次に示します。
エージェントの開始/停止ページでは、TimesTenレプリケーションおよびTimesTenキャッシュのエージェントを開始および停止できます。行を選択して「開始」または「停止」をクリックすると、TimesTenエージェントを制御できます。
エージェントの開始/停止ページでは、次の組込みプロシージャをコールしてTimesTenエージェントを制御します。
ttCacheStart
- この組込みプロシージャは、TimesTenキャッシュ・エージェントを開始します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttCacheStartに関する項を参照してください。
ttCacheStop
- この組込みプロシージャは、TimesTenキャッシュ・エージェントを停止します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttCacheStopに関する項を参照してください。
ttRepStart
- この組込みプロシージャは、TimesTenレプリケーション・エージェントを開始します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepStartに関する項を参照してください。
ttRepStop
- この組込みプロシージャは、TimesTenレプリケーション・エージェントを停止します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepStopに関する項を参照してください。
「RAMのロード/アンロードおよびポリシー設定」ページでは、メモリーに対するTimesTenデータベースのロードおよびアンロードと、TimesTenデータベースのRAMポリシーの変更ができます。このページには次の2つのリージョンがあります。
「RAMのロード/アンロード」リージョンでは、メモリーに対してTimesTenデータベースをロードおよびアンロードできます。また、TimesTenデータベースのステータスとTimesTenデータベースへの現在の接続を確認できます。ロードおよびアンロードのオプションは、データベースのRAM常駐ポリシーが「手動」に設定されている場合のみ使用できます。「ロード」ボタンをクリックすると、データベースをメモリーにロードできます。「アンロード」ボタンをクリックすると、データベースをメモリーからアンロードできます。TimesTenデータベースをメモリーからアンロードする前に、必ずすべてのアプリケーションをTimesTenデータベースから切断してください。また、キャッシュ・エージェントおよびレプリケーション・エージェントを停止する必要があります。キャッシュ・エージェントおよびレプリケーション・エージェントの停止の詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。
「RAMのロード/アンロード」リージョンでは、ttAdmin
ユーティリティを実行してメモリーに対してデータベースをロードおよびアンロードします。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttAdminに関する項を参照してください。
「RAMポリシー構成」リージョンでは、現在のRAM常駐ポリシーの表示と、TimesTenデータベースのRAMポリシーの変更ができます。「RAMポリシー構成」には次の2つのサブリージョンがあります。
「現在の構成」サブリージョンには、現在のRAM常駐ポリシーおよびRAM常駐猶予期間が表示されます。
「現在の構成」サブリージョンでは、ttAdmin
ユーティリティを実行してデータベースの現在のRAM構成を表示します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttAdminに関する項を参照してください。
「RAMポリシーの変更」サブリージョンでは、TimesTenデータベースのRAMポリシーを変更できます。RAMポリシーを「使用中」と設定すると、RAM常駐猶予期間も設定できます。
「RAMポリシーの変更」サブリージョンでは、ttAdmin
ユーティリティを実行してRAMポリシーの変更とRAM常駐猶予期間の設定を行います。ttAdmin
ユーティリティとRAMポリシーの設定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttAdminに関する項を参照してください。
Enterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて一時停止するには、ブラックアウトを作成します。TimesTenインスタンス・ターゲットに対してメンテナンスを実行する場合、ブラックアウトの作成を検討してください。ブラックアウトの作成の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』のブラックアウトの作成に関する項を参照してください。
ブラックアウト設定期間が終了すると、ブラックアウトは自動的に終了します。場合によっては、ブラックアウト期間の終了前にブラックアウトを終了することがあります。ブラックアウトを終了するには、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページを開いて、TimesTenデータベース・ターゲットのブラックアウトがアクティブである必要があります。TimesTenデータベース・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTenデータベース・ホーム」メニューから、「制御」、「ブラックアウトの終了」の順に選択します。
「ブラックアウト」の「確認」ページが表示されます。「はい」ボタンを探します。
「はい」をクリックします。
次のテキストとともに情報ダイアログが表示されます: 「ブラックアウトの終了リクエストが正常に発行されました。ターゲット・ステータスの変更には、この最新の発行を反映する時間が必要です。」
TimesTenデータベース・ターゲットのブラックアウトが正常に終了しました。TimesTenデータベース・ターゲットに対するデータ収集アクティビティの再開には数分かかることがあります。