Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.3.0 E64876-01 |
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この章では、TimesTenトランザクション・モニター・ページについて説明します。トランザクション・モニター・ページでは、TimesTenデータベースの現行トランザクションのスナップショットが表示され、トランザクションに関する詳細が示されます。
内容は次のとおりです。
トランザクション・モニターを使用する前に、TimesTenデータベース・ターゲットに優先資格証明が設定されていることを確認してください。優先資格証明の設定の詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」を参照してください。
トランザクション・モニター・ページを表示するには、TimesTenデータベース・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenデータベース・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTenデータベース・ホーム」メニューから、「モニタリング」、「トランザクション・モニター」の順に選択します。
トランザクション監視ではTimesTenデータベースの現行トランザクションのスナップショットが表示され、トランザクションに関する説明が提供されます。トランザクション監視を使用して、トランザクションがどのように処理されるかを確認します。ご使用のアプリケーションの動きが遅い場合は、アプリケーションでトランザクションがロックを取得する方法に問題がある可能性があります。ロックが解放されない、または解放に時間がかかりすぎる場合、アプリケーションの応答性が低下します。トランザクション監視により、処理に時間がかかりすぎるトランザクションを特定できます。
注意: Enterprise Managerでは、トランザクション・モニター・ページにデータの表示頻度および自動リフレッシュ頻度を設定できます。詳細は、「ターゲット・ページでのデータの表示期間と自動リフレッシュ頻度の設定」を参照してください。 |
トランザクション・モニター・ページは次の2つのタブに分かれています。
「未処理のロック」タブでは、データベース内の未処理のロックに関する情報を表示できます。このページは次の2つのリージョンに分かれています。
「トランザクション情報」リージョンには、データベースでロックを保持している現行トランザクションが表形式で表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列に基づいて表をソートできます。
トランザクションをクリックして、そのトランザクションおよびそのトランザクションに関連したロックに関する詳細情報を確認します。
選択したトランザクションのロック情報は、「トランザクションのロック詳細」リージョンに表示されます。「トランザクションのロック詳細」リージョンの詳細は、「トランザクションのロック詳細」を参照してください。
トランザクションをロールバックするには、トランザクションを選択し、「トランザクション情報」表の上にある「ロールバック」ボタンをクリックします。
確認ダイアログが表示され、ロールバック操作を確認する必要があります。
「ロックの詳細」リージョンには、選択したトランザクションのロックに関する情報が表示されます。
「ロックの詳細」リージョンに表示されるロック数は少ない状態である必要があります。表示されるロック数が多い場合は、アプリケーションがロックを取得する方法を確認します。
ロックとトランザクションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の「ttXactAdmin」を参照してください。
「待機中ロック」リージョンでは、同じロック・リソースに対して競合するトランザクションが表示されます。
「待機中ロック」リージョンに表示されるロック数は少ない状態である必要があります。ユーザー入力などのイベントを待機中のロックは表に表示されません。トランザクション監視を複数回実行しても解消されないトランザクションがある場合は、ロックを確認します。トランザクションに対する強制的なコミットまたはロールバックが必要な場合があります。
ロックとトランザクションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の「ttXactAdmin」を参照してください。