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Oracle® Providers for ASP.NET 開発者ガイド
11gリリース2 (11.2.0.3)for Microsoft Windows
B62266-02
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Oracle Providers for ASP.NETの概要

Oracle Providers for ASP.NETは、ASP.NETプロバイダ・モデルに従い、Oracle Databaseをデータ・ソースとして使用するASP.NETプロバイダのコレクションです。

Microsoft ASP.NETには、アプリケーション状態をデータベースまたはその他のストレージ・メディアに格納する多数のサービスおよびプロバイダが含まれています。開発者は、ショッピング・カートやユーザー情報などのアプリケーション状態を永続的なデータ・ソースに格納できます。アプリケーション状態をデータベースに格納することにより、アプリケーションでは、高可用性を保証し、サーバー・ファームのあらゆるWebサーバーからデータへの信頼できるアクセスを確実にします。ASP.NET状態データはデータベースに集中配置されているため、ユーザーは、アクセスするWebファーム・コンピュータにかかわらず、各自のASP.NET状態データを取得できます。ユーザーがアクセスしている特定のWebファーム・コンピュータに障害が発生しても、ASP.NETデータはデータベース内で永続化されているため情報は失われません。ASP.NETサービスは.NET Frameworkを構成するクラスであり、ASP.NET開発者はこれらのASP.NETサービスを通じてWebアプリケーションをビルドするため、生産性が向上します。

これらのASP.NETサービスはデータソースに依存しませんが、特定のデータ・ソースのデータを格納および取得するように明示的に実装されている特定のASP.NETプロバイダを使用するように構成できます。Oracle Providers for ASP.NETは、すべてのASP.NETプロバイダと同様に、ASP.NETプロバイダ・モデルに従って、ASP.NETサービスが必要とするすべての機能を提供します。単純にOracle Providers for ASP.NETを構成ファイルでデフォルトのプロバイダとして構成するだけで、ASP.NETアプリケーションは、様々なタイプのアプリケーション状態をOracleデータベースに格納できます。格納できるアプリケーション状態は、一般にWebアプリケーション間で使用されます。ASP.NET開発者は、自分でゼロから作成するのではなく、これらのプロバイダを使用することができます。

Oracle Providers for ASP.NETは、32ビットと64ビット(x64)の両方のプラットフォームで利用できます。詳細は、「システム要件」を参照してください。

次のプロバイダが用意されています。

Oracleが提供する各プロバイダの説明は、次のとおりです。