11.2.0.1.2以降、Oracle Data Provider for .NETには、.NET Framework 2.0および.NET Framework 4用に1セットずつ、2セットのバイナリが用意されています。
たとえば、ODP.NET 11.2.0.1.2のバイナリは次のようになります。
ODP.NET for .NET Framework 4
Oracle.DataAccess.dll
.NET Framework 4により作成
アセンブリ・バージョン番号: 4.x.x.x
OraOps11w.dll
ODP.NET for .NET Framework 2.0および4で使用
ODP.NET for .NET Framework 2.0
Oracle.DataAccess.dll
.NET Framework 2.0により作成
アセンブリ・バージョン番号: 2.x.x.x
OraOps11w.dll
ODP.NET for .NET Framework 2.0および4で使用
ODP.NETアセンブリ/DLLバージョニングの表記規則は次のとおりです。
n1.o1o2.o3o4.o5
ここで
n1は最も重要な.NET Frameworkのバージョン番号です。
o1o2はODP.NET製品のバージョン番号の最初の2桁です。
o3o4はODP.NET製品のバージョン番号の3桁目および4桁目です。
o5oはODP.NET製品のリリース番号の5桁目および最後の桁です。
たとえば、ODP.NET製品のリリース番号が11.2.0.2の場合、対応するODP.NETアセンブリ・バージョンは次のとおりです。
.NET Framework 4バージョン: 4.112.2.0
.NET Framework 2.0バージョン: 2.112.2.0
Oracleインストーラおよびマニュアルでは、アセンブリ/DLLバージョン番号ではなく、ODP.NET製品のバージョン番号を参照している点に注意してください。
.NET Frameworkシステム・ライブラリと同様に、アセンブリ・バージョン番号の1桁目はODP.NETアセンブリとともに使用する.NET Frameworkのバージョンを示します。
従来どおりPublisher Policy DLLが提供されているため、旧バージョンのODP.NETにより作成されたアプリケーションは、バージョニング体系が変更されていても、より新しいODP.NETアセンブリにリダイレクトされます。