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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
11g リリース2 (11.2.0.4)
B66456-02
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OracleAQMessageDeliveryModeの列挙

OracleAQMessageDeliveryModeの列挙型は、メッセージの配信モードを指定します。

表12-31は、すべてのOracleAQMessageDeliveryModeの列挙値と、それぞれの列挙値の説明をリストします。

表12-31 OracleAQMessageDeliveryModeメンバー

メンバー名 説明

Buffered

バッファ・メッセージを示します。

エンキューおよびデキューのバッファ・メッセージング操作はIMMEDIATE可視性モードで行う必要があります。つまり、これらの操作は別のトランザクションの一部にはできません。バッファ・メッセージをエンキューする際にdelayは指定できません。

デキューするアプリケーションは、デキューの対象として、永続メッセージのみ、バッファ・メッセージのみ、両方のタイプのいずれかを選択できます。

バッファ・メッセージを問い合せるにはAQ$Queue_Table_Nameビューを使用します。バッファ・メッセージはIN-MEMORYSPILLEDのいずれかの状態で表示されます。

バッファ・メッセージングは、Oracle Database 10gリリース2(10.2)以上のリリースでサポートされます。バッファ・メッセージングでは受信者リストがサポートされます。

バッファ・メッセージングは、8.1以上のデータベース互換性レベルで作成されたすべてのキュー表でサポートされます。Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、トランザクション・グループ化キューと配列エンキューはバッファ・メッセージに対してサポートされません。配列エンキューの方法を使用してバッファ・メッセージをエンキューすることは可能ですが、配列サイズを1に設定する必要があります。配列デキューはバッファ・メッセージングに対してサポートされませんが、配列サイズを1に設定すれば配列デキューの方法を使用できます。

バッファ・メッセージングは永続メッセージングより高速です。Oracle Streams AQの永続メッセージングの信頼性とトランザクション・サポートを必要としないアプリケーションには、バッファ・メッセージングを使用してください。

Persistent

永続メッセージを示します。

永続メッセージングは、信頼性とトランザクション・サポートを保証します。バッファ・メッセージングより低速です。

PersistentOrBuffered

永続メッセージまたはバッファ・メッセージを示します。

メッセージがPersistentBufferedかに関係なくコンシューマがメッセージをデキューする場合は、これをDequeue()とともに使用します。


要件

ネームスペース: Oracle.DataAccess.Client

アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll

ODP.NETのバージョン: ODP.NET for .NET Framework 2.0またはODP.NET for .NET Framework 4