OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラスは、データ・ソースの列を保存先表の列にマップするために使用するOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのコレクションを表します。
クラスの継承
System.Object
System.CollectionBase
System.OracleBulkCopyColumnMappingCollection
宣言
// C# public sealed class OracleBulkCopyColumnMappingCollection : CollectionBase
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
備考
列のマッピングにより、データ・ソースとターゲット表間のマッピングが定義されます。
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
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注意: Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。 |
例
// C#
要件
ネームスペース: Oracle.DataAccess.Client
アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll
ODP.NETのバージョン: ODP.NET for .NET Framework 2.0またはODP.NET for .NET Framework 4
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionメンバーは次の表にリスト表示されています。
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティを、表17-11にリストします。
表17-11 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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指定された索引にある |
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッドを、表17-12にリストします。
表17-12 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド
| パブリック・メソッド | 説明 |
|---|---|
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オブジェクトをコレクションに追加します |
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コレクションの内容をクリアします |
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指定された |
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指定された |
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指定された索引にあるコレクションに新規の |
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指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。 |
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティを、表17-13にリストします。
表17-13 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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|
指定された索引にある |
このプロパティは、指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを取得または設定します。
宣言
// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping this[int index] {get;set;}
パラメータ
index
設定または取得されるOracleBulkCopyColumnMappingのゼロベースの索引。
プロパティ値
指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
例外
IndexOutOfRangeException - 指定された索引は存在しません。
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッドを、表17-14にリストします。
表17-14 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド
| パブリック・メソッド | 説明 |
|---|---|
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オブジェクトをコレクションに追加します |
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コレクションの内容をクリアします |
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指定された |
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指定された |
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指定された索引にあるコレクションに新規の |
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指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。 |
Addメソッドでは、オブジェクトがコレクションに追加されます。
オーバーロード・リスト:
Add(OracleBulkCopyColumnMapping)
このメソッドでは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクションに追加されます。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列の順序位置を使用してコレクションに追加します。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してコレクションに追加します。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してコレクションに追加します。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列名を使用してコレクションに追加します。
このメソッドでは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクションに追加されます。
宣言
// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(OracleBulkCopyColumnMapping bulkCopyColumnMapping);
パラメータ
bulkCopyColumnMapping
コレクションに追加されるマッピングを示すOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列の順序位置を使用してコレクションに追加します。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping Add(int sourceColumnIndex, int destinationColumnIndex);
パラメータ
sourceColumnIndex
データ・ソース内のソース列の順序位置。
destinationColumnIndex
保存先表内の保存先列の順序位置。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
戻り値
コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
備考
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
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注意: Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。 |
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してコレクションに追加します。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping Add(int sourceColumnIndex, string destinationColumn);
パラメータ
sourceColumnIndex
データ・ソース内のソース列の順序位置。
destinationColumn
保存先表内の保存先列名。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
戻り値
コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
備考
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
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注意: Oracle Data Provider for .NETでは、パフォーマンスのオーバーヘッドを引き起こす順序でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このため、列名でマッピングを指定することをお薦めします。 |
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してコレクションに追加します。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping Add(string sourceColumn, int destinationColumnIndex);
パラメータ
sourceColumn
データ・ソース内のソース列名。
destinationColumnIndex
保存先表内の保存先列の順序位置。
戻り値
コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
備考
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
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注意: Oracle Data Provider for .NETでは、パフォーマンスのオーバーヘッドを引き起こす順序でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このため、列名でマッピングを指定することをお薦めします。 |
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列名を使用してコレクションに追加します。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping Add(string sourceColumn, string destinationColumn);
パラメータ
sourceColumn
データ・ソース内のソース列名。
destinationColumn
保存先表内の保存先列名。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
戻り値
コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
備考
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
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注意: Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。 |
このメソッドでは、コレクションの内容がクリアされます。
宣言
// C# public void Clear();
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
備考
Clearメソッドは、アプリケーションが単一のOracleBulkCopyインスタンスを使用して1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionは、WriteToServerメソッドの呼出し後、および次回の一括コピーの前にクリアされる必要があります。
各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。
このメソッドは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクション内に存在するかどうかを示す値を戻します。
宣言
// C#
public bool Contains(OracleBulkCopyColumnMapping value);
パラメータ
value
有効なOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
戻り値
指定されたマッピングがコレクションに存在する場合はtrueを、存在しない場合はfalseを戻します。
このメソッドでは、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionの要素が、指定された索引で始まるOracleBulkCopyColumnMapping項目の配列にコピーされます。
宣言
// C# public void CopyTo(OracleBulkCopyColumnMapping[] array, int index);
パラメータ
array
OracleBulkCopyColumnMappingCollectionオブジェクトからコピーされた要素の保存先である1次元のOracleBulkCopyColumnMapping配列。配列はゼロベースの索引を持つ必要があります。
index
コピーが開始するゼロベース配列の索引。
このメソッドは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトの索引を戻します。
宣言
// C#
public int IndexOf(OracleBulkCopyColumnMapping value);
パラメータ
value
戻されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
戻り値
列マッピングがコレクション内にない場合のゼロベースの列マッピングの索引または-1。
このメソッドは、指定された索引にあるコレクションに新規のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを挿入します。
宣言
// C# public void Insert(int index, OracleBulkCopyColumnMapping value);
パラメータ
index
新規のOracleBulkCopyColumnMappingが挿入されるOracleBulkCopyColumnMappingCollection内の位置の整数値。
value
コレクションに挿入されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionから指定されたOracleBulkCopyColumnMapping要素を削除します。
宣言
// C#
public void Remove(OracleBulkCopyColumnMapping value);
パラメータ
value
コレクションから削除されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
備考
Removeメソッドは、OracleBulkCopyインスタンスが1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、適用されないマッピングはWriteToServerメソッドの呼出し後および次回の一括コピー用にマッピングが定義される前に削除する必要があります。Clearメソッドはコレクション全体をクリアし、RemoveおよびRemoveAtメソッドは個々のマッピングを削除します。
各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。
このメソッドは、指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。
宣言
// C#
public void RemoveAt(int index);
パラメータ
index
コレクションから削除されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのゼロベースの索引。
例外
InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。
備考
RemoveAtメソッドは、OracleBulkCopyインスタンスが1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、適用されないマッピングはWriteToServerメソッドの呼出し後および次回の一括コピー用にマッピングが定義される前に削除する必要があります。Clearメソッドはコレクション全体をクリアし、RemoveおよびRemoveAtメソッドは個々のマッピングを削除します。
各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。