この章では、Oracle Fusion Middlewareのインストールと構成に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、インストールに関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
2.1.4項「64ビットLinuxプラットフォームでのOracle SOA SuiteおよびOracle WebCenterのインストールおよび実行」
2.1.6項「Oracle Identity Managementインストール用のOracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理」
現在の環境で64ビットJVMを使用している場合、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントで64ビットJVMを使用していることを確認してください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。
64ビットJDKをサポートするプラットフォームの詳細は、次のURLにあるOracle Fusion Middlewareの動作保証マトリックスを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
Oracle Identity Management、Oracle Portal、Forms、Reports、Discoverer、およびOracle Web Tierなどの一部のインストールでは、Oracleホーム・ディレクトリにSun JDKバージョン1.6.0_07がインストールされます。このJDKは、内部的に使用されるもので、Oracle SOA、Oracle WebCenter、または任意のカスタムJ2EEアプリケーションのデプロイには使用できません。
すべてのタイプのアプリケーションに対して単一のJDKバージョンをデプロイする場合は、次の手順を使用してSun JDK 1.6.0_07をSun JDK 1.6.0_11以上にアップグレードします。
すべてのプロセスを停止します。
既存のJDK(Sun JDK 1.6.0_07など)をバックアップします。
既存のJDKと同じ場所に新しいJDK(Sun JDK 1.6.0_11など)をインストールします。
すべてのプロセスを再起動します。
ベンダー・リリースにより、記載されているOracle Fusion Middleware 11gリリース1のプラットフォームごとの要件よりも優先される場合がある累積パッチおよびパッケージ(あるいはその両方)が更新されます。ベンダー認証パッチまたはパッケージ(あるいはその両方)がインストールされていれば、前提条件に関する警告を無視してインストールを完了できます。
また、次のように、runInstaller
に対して-ignoreSysPreReqs
コマンドラインの追加の引数を使用する方法もあります。
$Mount_Point
/runInstaller -ignoreSysPreReqs
other required install options
32ビットJDKがインストールされた64ビット・プラットフォームにOracle SOA Suite、Oracle WebCenterまたはApplication Developerをインストールする場合、次のようにコマンドラインでJREの場所を指定してインストーラを実行する必要があります。
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION
setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION
これらの製品のインストーラを起動する場合のインストレーション・ガイドの指示は、32ビットJDKがインストールされた32ビット・プラットフォームを対象とするインストール作業にのみ適用されます。
Oracle SOA Suiteをデュアル・スタック・ホストにインストールしており、SOAのフロントエンドURLがIPv4のみに設定されている場合、Oracle BPM WorklistまたはIPv6専用クライアントからの非同期コールバックでは、IPv4コールバックURLを解決する際に問題が発生する可能性があります(IPv4とIPv6が逆の場合も同様です)。
この問題を回避するには、分割ドメイン・ネーム・システム(DNS)または別のフォワード・プロキシ構成を使用します。これにより、IPv6専用クライアントは、そのIPv6インタフェースを通じてデュアル・スタック・コンピュータに接続できます。
Oracle WebLogic Serverを必要とするOracle Identity Managementのインストールでは、Oracle WebLogic Serverをインストールした後で、Oracle Identity Managementをインストールする前に次の手順を実行する必要があります。
Oracle WebLogic Serverのノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認します。実行中の場合は、プロセスを中断します。
注意: 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』と『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementクイック・インストレーション・ガイド』には、Oracle Identity Managementのインストール時にOracle WebLogic Serverのノード・マネージャ・ユーティリティが実行されている必要があると記載されています。この記述は間違っています。Oracle WebLogic Serverのノード・マネージャ・ユーティリティが実行中の場合、Oracle Identity Managementをインストールする前に停止する必要があります。 |
WL_HOME/common/nodemanager/ディレクトリにnodemanager.propertiesファイルが存在するかどうかを確認します。
nodemanager.propertiesファイルが存在しない場合、Oracle Identity Managementのインストールを続行します。
nodemanager.propertiesファイルが存在する場合、ファイルを開き、ListenPort
パラメータが含まれており、その値が設定されていることを確認します。ListenPort
パラメータが含まれていないか、設定されていない場合、次のようにnodemanager.propertiesファイルを編集して、NODE_MANAGER_LISTEN_PORTがノード・マネージャのリスニング対象となるポートを示すようにします(5556など)。
ListenPort=NODE_MANAGER_LISTEN_PORT
トルコ語およびタイ語のユーザーは、英語ロケールを使用してOracle Fusion Middlewareをインストールおよび実行することをお薦めします。Oracle Fusion Middlewareでは、クライアントとしてトルコ語およびタイ語ロケールがサポートされます。
Oracle WebCenterのインストールでは、Oracle Universal Content Management(UCM)をインストールするかどうかを選択できます。Oracle WebCenterのインストール時にOracle UCMをインストールしない場合、Oracle UCMをスタンドアロン・モードで個別にインストールできます。インストール手順は、次の場所を参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E10316_01/owc.htm
これらのインストール手順には、次に示す重要な情報が欠落しています。内容は次のとおりです。
インストール手順における最後の質問は、次のとおりです。
Select components to install. 1. ContentFolios: Collect related items in folios 2. Folders_g: Organize content into hierarchical folders 3. LinkManager8: Hypertext link management support 4. OracleTextSearch: External Oracle 11g database as search indexer support 5. ThreadedDiscussions: Threaded discussion management Enter numbers separated by commas to toggle, 0 to unselect all, F to finish:
この回答に2番(Folders_g
)を含めないでください。Folders_g
は、インストール・スクリプトを使用してインストールしません。Folders_g
は、wc_contentserverconfig.sh
スクリプトの実行時にインストールされます。
Oracle WebCenterで使用する新規コンテンツ・サーバーをインストールするかわりに、既存のコンテンツ・サーバーを使用できます。Oracle WebCenterとともに使用する既存のコンテンツ・サーバーでは、ごみ箱を無効化する必要があります。ごみ箱は、フォルダリング・コンポーネントをインストールしているコンテンツ・サーバーにのみ存在します。
コンテンツ・サーバーでごみ箱が有効化されているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
「管理」に移動します。
フォルダ構成に移動します。
システム・フォルダ構成に移動します。
ごみ箱フォルダの横にある丸い点の色は、次のようにごみ箱が有効であるかどうかを示しています。
緑色 = 有効
灰色 = 無効
ごみ箱を無効化するには、次の手順を実行します。
マークされたフォルダを編集できることを確認します。
stellent_dir
/custom/Folders_g/folders_environment.cfg
(UNIX)またはstellent_dir
\custom\Folders_g\folders_environment.cfg
(Windows)ファイルを開きます。
次のようにCollectionReadOnlyMarkedFolders
の値がtrue
に設定されていることを確認します。
CollectionReadOnlyMarkedFolders=true
folders_environment.cfg
ファイルを変更した場合は、コンテンツ・サーバーを再起動します。
管理者権限を持つユーザーとしてコンテンツ・サーバーのホームページにログインします。
「管理」に移動します。
フォルダ構成に移動します。
システム・フォルダ構成に移動します。
ごみ箱の横にある緑色の丸い点をクリックします。これにより、ごみ箱フォルダは無効になり、丸い点が灰色に変わります。
CollectionReadOnlyMarkedFolders
の値を元に戻し(変更した場合)、コンテンツ・サーバーを再起動します。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)では、製品ごとに独自のOracleホーム・ディレクトリが必要です。現在のところ、複数のOracleホーム・ディレクトリ間でポートの競合が発生しないようにする方法はありません。
この問題を回避する最善の方法は、使用中のすべてのポートを記録するように、staticports.ini
ファイルを使用することです。
単一のMiddlewareホーム内に複数のドメインを作成する場合、各ドメインの管理サーバーでポートの競合をチェックする方法はありません。各ドメインの管理サーバーが独自のポート番号を使用するように、手動で設定する必要があります。
管理サーバーでカスタム・ポート番号を構成するには、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME
/common/bin
ディレクトリから構成ウィザードを起動します。
「オプションの構成を選択」画面に移動し、「管理サーバー」を選択します。
「管理サーバーの構成」画面で、管理サーバーの独自のポート番号を指定します。
Oracle Fusion Middlewareでサポートされるのは、バイトモード・データベースのスキーマのみです。スキーマの存在するデータベースのnls_length_semantics
初期化パラメータは、BYTE
に設定する必要があります。このパラメータをCHAR
に設定することはできません。
SQL*Plusを使用してこのパラメータの値を確認するには、次のようにshow parameters
コマンドを使用します。
prompt> sqlplus "sys/password as sysdba"SQL> show parameters nls_length_semantics
password
の部分は、SYSユーザーの実際のパスワードに置き換えてください。
別の方法として、次のようにV$PARAMETER
ビューを問い合せて値を確認することもできます。
prompt> sqlplus "sys/password as sysdba"SQL> select name,value from v$parameter;
インストール時に障害が発生したため、失敗したインストール環境を削除して同じ場所にソフトウェアを再インストールする場合、次の手順を実行する必要があります。
失敗したインストール環境のすべての管理対象サーバーを停止します。管理コンソールでこの操作を確認してください。管理対象サーバーの名前の横に、「停止」という語が表示されている必要があります。
ORACLE_HOME
/oui/bin
ディレクトリのアンインストーラを使用してOracleホーム・ディレクトリのバイナリを削除します。
管理コンソールまたはWLSTを使用して、config.xml
ファイルの失敗したインストール環境から管理対象サーバーをすべて削除します。
DOMAIN_HOME
/servers
ディレクトリのすべてのディレクトリを削除します。
この手順により、同じ管理対象サーバー名を使用して、同じ場所にソフトウェアを再インストールできます。
WebLogicドメインに登録されているOracleインスタンスを削除する場合、必ず削除対象のOracleインスタンスに関連するOracleホーム・ディレクトリからアンインストーラを起動します。
アンインストーラにより、同じWebLogicドメインに関連付けられたすべてのインスタンスがリストされます。アンインストーラの起動元であるOracleホームに関連するインスタンスのみを選択して削除する必要があります。
Oracle Identity Managementのインストール時に、ドメインの選択画面でドメイン・パスワードとしてweblogicと入力すると、エラー・メッセージが表示され、パスワードに無効な文字が使用されていることと、使用できるのは英数字のみであることが示されます。
実際の問題は、パスワードに最低1つの数字が含まれる必要があるということです。たとえば、weblogic1は、有効なパスワードです。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Identity Management、Oracle Web TierおよびOracle Portal、Forms、Reports、Discovererのインストールでは、LD_ASSUME_KERNEL
環境変数が設定されていると、Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)が起動しません。この環境変数が設定されていないことを確認してください。
Oracle Identity Management、またはOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストール後に構成ウィザードを実行すると、WebLogic管理対象サーバーのリスニング・アドレスがデフォルトで空白のままとなります(すべてのネットワーク・インタフェースがリスニングされます)。リスニング・アドレスを実際のホスト名に変更すると、管理対象サーバーはマシン外部からのリスニングを停止します。
リスニング・アドレスは空白のままとするか、ホスト名を使用するかわりにホストのIPアドレスを指定することをお薦めします。
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行してクラスタを拡張すると、INSTANCE_HOME
/EMAGENT/EMAGENT/sysman/config/emd.properties
(UNIX)またはINSTANCE_HOME
\EMAGENT\EMAGENT\sysman\config\emd.properties
(Windows)ファイルのEMD_URL
パラメータに次の値が格納されます。
EMD_URL=http://localhost.localdomain:port/emd/main
このパラメータは編集して、localhost
およびlocaldomain
を現在の環境における実際のホストおよびドメインの情報で置き換える必要があります。たとえば、ポート番号として5160
を使用する場合、次のようになります。
EMD_URL=http://myhost.mydomain.mycompany.com:5160/emd/main
Oracle Identity Managementをリリース10g(10.1.4.3)から11gリリース1(11.1.1)にアップグレードすると、Oracle Directory Serviceスキーマ(ODS
およびODSSM
)がリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)に表示されなくなります。
この理由は、アップグレード・プロセス中にRCUが使用されないためです。RCUは、自身で作成したスキーマのみを認識します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Identity Federation(OIF)の構成中に、キーストアとパスワードに関する次のようなエラー・メッセージが構成ログ・ファイルに記録されることがあります。
[app:OIF module:/fed path:/fed spec-version:2.5 version:11.1.1.1.0]: Failed while destroying servlet: usermanager. java.lang.RuntimeException: The server could not initialize properly: oracle.security.fed.sec.util.KeySourceException: Invalid/unsupported key store or incorrect password. Please verify that the password is correct and the store is a valid PKCS#12 PFX wallet or Java KeyStore file.
このエラー・メッセージは、OIFが正常に実行されていれば、無視して問題ありません。
Oracle SOA Suite、Oracle WebCenterおよびApplication Developerでは、UNIXシステムの場合ORACLE_HOME
/common/bin
ディレクトリにpack.sh
およびunpack.sh
コマンドが、Windowsシステムの場合ORACLE_HOME
\common\bin
ディレクトリにpack.cmd
およびunpack.cmd
コマンドがそれぞれ含まれます。
pack.sh
およびpack.cmd
スクリプトは、ドメイン全体またはドメインのサブセットのスナップショットを含むテンプレート・アーカイブ・ファイル(.jar
)を作成するために使用されます。unpack.sh
およびunpack.cmd
スクリプトは、リモート・マシンの管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリで使用されるドメイン全体またはドメインのサブセットを作成するために使用されます。
unpack.sh
またはunpack.cmd
コマンドを実行するマシンにインストール済製品のいずれかが存在しない場合、unpack.sh
およびunpack.cmd
コマンドは失敗します。
unpack.sh
(UNIX)またはunpack.cmd
(Windows)コマンドを実行してリモート・ホストにドメインを作成する場合、リモート・ホストのOracleホームの場所およびMiddlewareホームの場所は、packを実行したホストの場所と一致している必要があります。
正しい例は次のとおりです。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1
次の例は、Oracleホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/SOA_Home
次の例は、Middlewareホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/MWHome ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1
Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの構成時に、Oracle HTTP ServerとOracle Web Cacheの両方を選択して構成すると、最初のリクエストがOracle HTTP Serverから着信したときに、Firefoxブラウザでシングル・サインオン(SSO)認証後の再ルーティング(元のURLへの復帰)が機能しません。
この問題を回避するには、Internet Explorerブラウザを使用するか、ポート番号を含むようにINSTANCE_HOME
/config/OHS/instance_name/httpd.conf
ファイルのServerName
エントリを手動で変更します。次に例を示します。
ServerName myhost.mydomain.com
この行は次のように変更する必要があります。
ServerName myhost.mydomain.com:port
port
の部分は、実際のポート番号に置き換えてください。
この項では、既知の問題について説明します。内容は次のとおりです。
Forms BuilderとReports Builderは、Linux x86-64、Solaris Operating System(SPARC 64-Bit)、AIX Based Systems(64-Bit)、HP-UX PA-RISC(64-Bit)、HP-UX ItaniumおよびMicrosoft Windows x64のプラットフォームでサポートされていません。これらはLinux x86およびMicrosoft Windows(32-Bit)プラットフォームでのみサポートされています。
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。
2.4.2項「『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のエラー」
2.4.3項「『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』のエラー」
2.4.5項「『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』に含まれるファイルベース・リポジトリに関する不正確な記載」
Oracle Fusion Middlewareの各クイック・インストレーション・ガイドには、次の訂正箇所があります。
クイック・インストレーション・ガイドのPDFバージョンでは、システム要件および動作保証のドキュメントに対するリンクが、ページ・サイズの制限のためにハイフンでつながれています。そのため、リンクの形式が正しくありません。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件のドキュメントに対する正しいリンクは、次のとおりです。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm
Oracle Fusion Middlewareの動作保証のドキュメントに対する正しいリンクは、次のとおりです。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
Oracle Fusion Middlewareドキュメント・セットの各クイック・インストレーション・ガイドには、次のデータベース要件が含まれます。
AL32UTF8キャラクタ・セットを使用するOracle Database 10g(XE以外のデータベースでは10.2.0.4以上)。
AL32UTF8は、強く推奨されますが、必須ではありません。最新のRCUデータベース要件は、次のURLにあるOracle Technology Network(OTN)のシステム要件のドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』には、次の訂正箇所があります。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の第10章「Oracle Internet Directoryに対するOracle Single Sign-OnおよびOracle Delegated Administration Servicesのインストール」にある、inspre11.pl
スクリプトのCONNECT_STRING
オプションに関する説明は、間違っています。説明では、このオプションをDB_CONNECT_STRING
と記載していますが、正しくは次のようになります。
CONNECT_STRING
: ディレクトリ・データベースの接続文字列を表します。すでにtnsnames.ora
ファイルを構成済の場合、これはそのファイルで指定されているネット・サービス名です。このファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME
/config
(UNIX)またはORACLE_HOME
\config
(Windows)ディレクトリです。
『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』には、次の訂正箇所があります。
『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』には、インストールおよび構成作業でスキーマ作成が必須であると間違って記載されています。このドキュメントのスキーマ作成に関するすべての記載は、無視してください。
Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホームの作成に関する項に、次のような注意事項が記載されています。
注意: 適切に構成するためには、Oracle SOA Suiteで構成ウィザードおよびアップグレード・フレームワークが選択されている必要があります。 |
このOracle SOA Suiteに関する記載は間違いです。正しい注意事項は、次のようになります。
注意: 適切に構成するためには、Application Developerで構成ウィザードおよびアップグレード・フレームワークが選択されている必要があります。 |
第3章「Application Developerの削除」の次の項は、不適切であり、Application Developerの削除時にはスキップする必要があります。
Oracle Fusion Middlewareの停止に関する項
Application Developerスキーマの削除に関する項
Oracle WebCenterのインストールでは、Oracle Universal Content Management(UCM)をインストールするかどうかを選択できます。Oracle UCMをインストールする場合、Oracle Databaseに対する接続の詳細を指定するよう求められます。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド』のUCMデータベース詳細の指定画面に関する項には、インストール時にOracle Real Application Clusters(RAC)データベースを指定できるという間違った情報が記載されています。Oracle RACデータベースは、デフォルトではサポートされません。Oracle UCMのインストール後にOracle RACデータベースを構成する必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』のRACをサポートするためのコンテンツ・サーバーの再構成に関する項を参照してください。
『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Metadata Repositoryに関する項に、次の記載があります。
メタデータ・リポジトリはデータベースまたはファイルのどちらに基づくことも可能ですが、本番環境ではデータベースに基づくリポジトリを使用することをお薦めします。ファイルに基づくリポジトリを使用して環境を初期構成した場合は、データベースに基づくリポジトリを使用するように変更できます。
この説明は間違っています。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)でサポートされるのは、データベースに基づくリポジトリのみです。