この章では、Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートの概要を説明します。内容は次のとおりです。
このマニュアルの内容は、発行時点における正確な情報です。オラクル社では、ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートを定期的に更新します。リリース・ノートの最新情報および追加情報には、次のURLにあるOracle Technology Networkからアクセスできます。
このマニュアルには、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)のリリース情報が含まれています。このマニュアルでは、Oracle Fusion Middlewareに実際に搭載されている機能とマニュアルに記載されている機能との相違点について説明します。
製品をインストールまたは使用する前に、このマニュアルの内容を確認することをお薦めします。
Oracle Fusion Middlewareのインストールおよび構成を正常に完了するには、インストール前にハードウェアおよびソフトウェアの前提条件の要件を満たす必要があります。オペレーティング・システムの要件の完全なリストは、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の最新の動作保証情報は、次のURLにある「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」セントラル・ハブで確認できます。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
この項では、Oracle Fusion Middleware 11gの動作保証に関する既知の問題(例外)とその回避方法について説明します。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の特定のコンポーネントに関する既知の問題のリストは、その特定のコンポーネントに対応するリリース・ノートを参照してください。
Java 1.6のインストールされていないコンピュータ上のMozilla Firefoxブラウザを使用してDiscoverer Plusに接続しようとした場合、FirefoxではJRE 1.6プラグインが自動的にダウンロードされません。かわりに、Firefoxには「このページをすべて表示するにはプラグインを追加する必要があります。」というメッセージが表示されます。
この問題を回避するには、「プラグインを追加」リンクをクリックしてJRE 1.6プラグインをダウンロードし、手動でインストールします。
WebCenter 11gリリース1では、32ビットJDKに関して次のプラットフォームが検証済です。
IBM AIX:
32-bit IBM JDK 1.6 SR4 +IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880
32ビットJDKと組み合せてWebLogic Serverをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。
サポートされている32ビットJDKをインストールします。
32ビットJDK環境をエクスポートします。次に例を示します。
export JAVA_HOME=/scratch/aime/jdk1.6.0_11 export PATH=/scratch/aime/jdk1.6.0_11/bin:$PATH
WebLogic Serverの汎用インストーラを実行して、32ビットJDKとともにWebLogic Serverをインストールします。
java -jar wls1031_generic.jar
必要な64ビットJDKを使用してWebCenterをインストールします。shiphomeを解凍してDisk1に移動し、64ビットJDKの場所を示す-jreLoc
付きでrunInstallerコマンドを実行します。次に例を示します。
./runInstaller -jreLoc /scratch/aime/jdk1.6.0_11/jre
構成スクリプトを実行してWebCenterドメインを作成します。
$ORACLE_HOME/common/bin/config.sh
構成スクリプトの実行時に、32ビットJDKの場所を指定します。ドメインを32ビットJDKで構成した後は、更新は必要ありません。
WebLogic Server JACC(Java Authorization Contract for Containers)では、IBM JDKでサポートされないSun固有のPrincipalComparatorを使用するため、結果としてNoClassDefFoundエラーがスローされます。
回避方法
問題を解決するには、Oracle Smart Updateツールを使用して次のパッチをダウンロードおよびインストールします。
パッチID: RDEQ
パスコード: 8XI219W4
Oracle Smart Updateツールの詳細は、Smart Updateツールに関する次のドキュメントを参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E14759_01/index.htm
Oracle Identity Management、Oracle Portal、Oracle Forms、Oracle Reports、Oracle DiscovererおよびOracle Web Tierを含む一部のインストール・タイプでは、IBM JDKバージョン1.6.0 SR2がインストールされます。このJDKは、ORACLE_HOME
内のコンポーネントにより使用されるもので、SOA、WebCenter、または任意のカスタムJ2EEアプリケーションのデプロイには使用できません。すべてのタイプのアプリケーションに対して単一のJDKバージョンをデプロイする場合は、IBM JDK 1.6.0 SR2を1.6.0 SR4以上にアップグレードします。
注意: 単一のJDKモデルを実現することに加え、JDKをアップグレードするもう1つの理由があります。それは、直近の修正を含む最新のIBM JDK 1.6.0バージョンを入手するためです。 |
IBM JDK 1.6.0 SR2から1.6.0 SR4以上にアップグレードするには、次の手順を実行します。
すべてのOracle Fusion Middlewareプロセスを停止します。
$ORACLE_HOME/jdk
のバックアップを作成します。
既存の$ORACLE_HOME/jdk
の場所に新しいIBM JDK 1.6.0 SR4
(またはそれ以上)をインストールします。
注意: すべてのIBM JDK 1.6.0 SR4バージョンが、オラクル社によりOracle Fusion Middlewareでの使用を認定されているわけではありません。アップグレードする特定のSR4(またはそれ以上の)バージョンに関しては、「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」セントラル・ハブを確認してください。 |
すべてのOracle Fusion Middlewareプロセスを再起動します。
IBM JDK 1.6 SR4に基づいてOracle SOA Suite、Oracle WebLogic Server、Oracle WebCenterなどのOracle Fusion Middleware 11gR1コンポーネントを実行する場合、Interim Fix(iFix)付きのIBM JDK 6 SR4をダウンロードする必要があります。Oracleに必要なIBM SDK iFixは、「IBM Java for ISVs」ダウンロード・サイトで入手できます。
次の手順を実行して、SR 4およびiFixバンドル付きのIBM JDK 6をダウンロードします。
次のURLにある「IBM Java for ISVs」ダウンロード・サイトに移動します。
https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/preLogin.do?lang=en_US&source=swg-ibmjavaisv
必要に応じてIBM IDを登録します。
「Sign In」をクリックします。
IBM IDおよびパスワードを使用してログインします。
関連アクセス・キーMJ3D7TQGMK
を入力します。
「Submit」をクリックします。
iFixは、AIXプラットフォームのバージョンごとに異なります。
AIX Based Systems(32-Bit)の場合:
「IBM SDK for AIX on 32-bit iSeries/pSeries」に移動します。
次を選択します: pap3260sr4ifx-20090617_02-sdk.tar.Z (SR4+IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880)
pap3260sr4ifx-20090617_02-sdk.tar.Z (138 MB)
または
Java6.0.0.113.tar.gz (SR4+IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880))
Java6.0.0.113.tar.gz (110 MB)
AIX Based Systems(64-Bit)の場合:
「IBM SDK for AIX on 64-bit iSeries/pSeries」に移動します。
次を選択します: pap6460sr4ifx-20090617_02-sdk.tar.Z (SR4+IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880)
pap6460sr4ifx-20090617_02-sdk.tar.Z (147 MB)
または
Java6_64.0.0.113.tar.gz (SR4+IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880))
Java6_64.0.0.113.tar.gz (120 MB)
「I Confirm」をクリックしてJava 6 SR4+IZ51489+IZ45701+IZ52413+IZ52880
をダウンロードします。
JDKのインストール後、JAVA_HOME
環境変数にIBM Java6のインストール先のディレクトリを設定し、JAVA_HOME
をエクスポートします。たとえば、export JAVA_HOME=/usr/java6
のようになります。
PATH
変数に$JAVA_HOME/bin
を含めます。たとえば、export PATH
=$JAVA_HOME/bin:$
PATH
のようになります。
Oracle Fusion Middlewareのライセンス準拠に関する詳細情報は、次のURLで入手可能です。