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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for AIX Based Systems(64-Bit)
B55935-01
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19 Oracle Mediator

この章では、Oracle Mediatorに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

19.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

19.1.1 多言語サポートはデータベース・キャラクタ・セットに依存する

Oracle Mediatorで一部の関数に多言語サポート機能を使用する場合、予想外の結果になることを防ぐには、これらの文字がデータベース・キャラクタ・セットでサポートされていることを確認します。たとえば、ユニット・テスト関数の場合、ユニット・テストの初期メッセージ・ペイロードにデータベース・キャラクタ・セットでサポートされていない文字が含まれる場合、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールのユニット・テストの部分に文字が正しく表示されません。この問題は、Unicode文字をサポートするデータベースでは起こりません。

19.1.2 添付付きSOAP Webサービスはサポートされていない

Oracle Mediatorで、添付付きSOAP Webサービスをコールした場合、割当てまたは変換関数を使用してペイロード操作を行うことができません。添付付きSOAPはOracle Mediatorでサポートされていないため、割当てまたは変換関数を使用すると、例外で失敗します。

回避方法

添付付きSOAP Webサービスをコールする場合、Oracle MediatorではなくOracle Service Busを使用します。

19.1.3 Oracle Mediator - BPEL Process Managerコールバック処理

Oracle Mediatorでコールバック処理とタイムアウトを使用してBPELプロセスをコールする場合、ベスト・プラクティスは、Oracle Mediatorから返されるコールバック例外をBPELプロセスで明示的に処理することです。これは、コールバック処理に関連付けられているグローバル・トランザクションがコミットされ、ロールバックされないようにするためです。このようにすると、Oracle Mediatorでコールバック処理に失敗した場合でも、Oracle Mediatorで構成されたタイムアウト・ハンドラは開始されません。

19.1.4 非英語文字のraw XMLは表示できない

XMLコードに非ASCII文字がある場合、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールのMediatorの「監査証跡」ページで「raw XMLの表示」リンクをクリックすると、次のエラー・メッセージのポップアップが表示されます。

XML Parsing Error: not well-formed

このエラーは、通常XMLコードに非英語文字が含まれる場合に表示されます。

回避方法

ポップアップを右クリックし、Webページのソースを表示するブラウザ・オプションを選択して実際のXMLコンテンツを表示します。

19.2 構成の問題および回避方法

Oracle Mediatorに関する構成の問題はありません。

19.3 ドキュメントの訂正箇所

Oracle Mediatorに関するドキュメントの訂正箇所はありません。