Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Solaris Operating System(SPARC 64-Bit) B55936-01 |
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この章では、Oracle BPEL Process Managerに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
同じパートナ・リンク定義を使用して2つの非同期メソッドが外部ステートレスWebサービスで起動された場合、BPELプロセスがコールバックを受け取りません。
回避方法として、この種のWebサービスをコールする場合、BPELプロセスで起動と受信のペアごとに別のパートナ・リンクを作成します。同じパートナ・リンクで起動されるメソッドが複数ある場合、コールバックを受け取り、BPELプロセスは正常に完了します。
IMアクティビティのTOフィールドの「アイデンティティ・ルックアップ」アイコンが無効です。
回避方法として、次のいずれかのアクションを実行します。
インスタンス・メッセージ(IM)アドレスをTOフィールドに手動で入力します。
TOフィールドの「XPath式ビルダー」をクリックし、ユーザーのIMアドレスを取得します(ユーザー名はペイロードで指定できます)。
ユーザー通知アクティビティのTOフィールドの「アイデンティティ・ルックアップ」アイコンを選択すると、「アイデンティティ・ルックアップ」ダイアログが表示されます。検索問合せを実行して、結果が「ユーザーの検索」セクションに表示された後、「選択したユーザー」セクションにユーザーを移動するためにクリックする「選択」ボタンが機能しません。「選択」ボタンをクリックすると、次のようなポップアップ・メッセージが表示されます。
The following user cannot be selected since fax number is not available
回避方法として、次の手順を実行します。
検索問合せを実行して目的のユーザーIDを取得します(jcooperなど)。
「選択」ボタンをクリックしないでください。
「OK」をクリックしてユーザー通知ダイアログに戻ります。
TOフィールドにユーザーIDを手動で入力します。
Oracle BPEL Process Manager 10.1.3 Client Java APIでコードされたカスタム・アプリケーションは、11gリリース1のClient Java APIに現在アップグレードできません。回避方法として、リリース1に含まれるInfrastructure Management APIを使用できます。ただし、このAPIは現在再編成および改訂中です。Infrastructure Management JavaDocは定期的に更新され、Oracle Technology Networkで入手できます。詳細は、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/soa/bpel/collateral/documentation.html
BPELプロセスで実行できるアクティビティの数には制限があります。この制限を超えると、システム・メモリーがいっぱいになり、タイムアウトが発生します。たとえば、次のパラメータを使用すると、タイムアウトで2つのフォルト・インスタンスが発生します。
100
スレッド
1
秒の思考時間
1000
の着信リクエスト・メッセージ
着信リクエスト・メッセージの数を適切なレベルに保ち、システム・メモリーが安定するようにします。
BPELプロセスの複数の受信アクティビティで1つの相関IDを使用すると、複数のインスタンスIDが作成されます。
XPath式の内容がフィールドのサイズより大きい場合、割当てアクティビティの「コピー操作の作成」ダイアログの「式」フィールドに縦向きのスクロールバーが表示されません。
回避方法として、式全体のスクロールに[↑]および[↓]の矢印キーを使用します。
Oracle BPELデザイナの「ブックマークの管理」ダイアログでフォルダを作成して削除すると、フォルダがこのダイアログに表示され続けます。
回避方法として、「OK」をクリックして「ブックマークの管理」ダイアログを閉じ、再度開きます。フォルダは削除され、表示されません。
BPELプロセスは、ペイロードとともにMIME添付を受信できます。添付には任意の形式(doc、PDF、JPEG、XML、テキストなど)を使用できます。BPELプロセスでXML添付を受信し、XMLを解析して要素値を得る必要がある場合、1つのXPath関数で行うことはできません。このタスクは2つのステップで行う必要があります。
ora:writeBinaryToFile
XPath関数を使用します。
<copy>
<from expression="ora:writeBinaryToFile('input2','bin',
'file:///tmp/out/attachment.xml')"/>
<to variable="input2" part="bin"/>
</copy>
doc
XPath関数を使用して、前述のファイルからXML要素を読み取ります。
<copy>
<from expression="ora:doc('file:///tmp/out/Input.xml')"/>
<to variable="DecodedAttachment" query="/ns1:discountandshipping"/>
</copy>
ペイロードXMLに非英語文字がある場合、「監査証跡」ページで「XML文書の表示」インライン・リンクをクリックすると、次のエラー・メッセージのポップアップが表示されます。
XML Parsing Error: not well-formed
回避方法として、「監査証跡」ページを右クリックし、ソースを表示するオプションを選択して完全なXMLを表示します。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
データソースでXAドライバのサポートが必要な場合、Oracle WebLogic Serverでドライバ名を変更する必要があります。BPELプロセスでデータベース・アダプタおよびJMSアダプタのコール時にXAが存在することを前提とする環境では特にそうです。
次のいずれかの方法を使用してドライバ名を変更します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールで編集します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
左側のペインで、「ドメイン構造」を選択します。
「サービス」→「JDBC」→「データ・ソース」→「SOADataSource」→「接続プール」と選択します。
「ドライバ・クラス名」の値をoracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
に変更します。
これによってXAドライバがサポートされます。
サーバーを再起動します。
soaDataSource-jdbc.xml
ファイルを編集します。
Oracle WebLogic ServerでsoaDataSource-jdbc.xml
ファイルを開きます。
SOADataSource
ドライバ名をoracle.jdbc.OracleDriver
からoracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
に変更します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<jdbc-data-source
/. . .
. . .
/ <name>SOADataSource</name>
<jdbc-driver-params>
<url>jdbc:oracle:thin:@adc60086fems.us.oracle.com:1537:co0yd570</url>
<driver-name>*oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource*</driver-name>
<properties>
<property>
<name>user</name>
<value>fusion_soainfra</value>
</property>
</properties>
/ . . .
. . ./
</jdbc-driver-params>
/. . .
. . ./
</jdbc-data-source>