Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Solaris Operating System(SPARC 64-Bit) B55936-01 |
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この章では、Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートの概要を説明します。内容は次のとおりです。
このマニュアルの内容は、発行時点における正確な情報です。オラクル社では、ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートを定期的に更新します。リリース・ノートの最新情報および追加情報には、次のURLにあるOracle Technology Networkからアクセスできます。
このマニュアルには、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)のリリース情報が含まれています。このマニュアルでは、Oracle Fusion Middlewareに実際に搭載されている機能とマニュアルに記載されている機能との相違点について説明します。
製品をインストールまたは使用する前に、このマニュアルの内容を確認することをお薦めします。
Oracle Fusion Middlewareのインストールおよび構成を正常に完了するには、インストール前にハードウェアおよびソフトウェアの前提条件の要件を満たす必要があります。オペレーティング・システムの要件の完全なリストは、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の最新の動作保証情報は、次のURLにある「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」セントラル・ハブで確認できます。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
この項では、Oracle Fusion Middleware 11gの動作保証に関する既知の問題(例外)とその回避方法について説明します。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の特定のコンポーネントに関する既知の問題のリストは、その特定のコンポーネントに対応するリリース・ノートを参照してください。
Java 1.6のインストールされていないコンピュータ上のMozilla Firefoxブラウザを使用してDiscoverer Plusに接続しようとした場合、FirefoxではJRE 1.6プラグインが自動的にダウンロードされません。かわりに、Firefoxには「このページをすべて表示するにはプラグインを追加する必要があります。」というメッセージが表示されます。
この問題を回避するには、「プラグインを追加」リンクをクリックしてJRE 1.6プラグインをダウンロードし、手動でインストールします。
WebCenter 11gリリース1では、32ビットJDKに関して次のプラットフォームが検証済です。
Solaris Sparc:
32-bit Sun JDK 1.6.0_11+
32ビットJDKと組み合せてWebLogic Serverをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。
サポートされている32ビットJDKをインストールします。
32ビットJDK環境をエクスポートします。次に例を示します。
export JAVA_HOME=/scratch/aime/jdk1.6.0_11 export PATH=/scratch/aime/jdk1.6.0_11/bin:$PATH
WebLogic Serverの汎用インストーラを実行して、32ビットJDKとともにWebLogic Serverをインストールします。
java -jar wls1031_generic.jar
必要な64ビットJDKを使用してWebCenterをインストールします。shiphomeを解凍してDisk1に移動し、64ビットJDKの場所を示す-jreLoc
付きでrunInstallerコマンドを実行します。次に例を示します。
./runInstaller -jreLoc /scratch/aime/jdk1.6.0_11/jre
構成スクリプトを実行してWebCenterドメインを作成します。
$ORACLE_HOME/common/bin/config.sh
構成スクリプトの実行時に、32ビットJDKの場所を指定します。ドメインを32ビットJDKで構成した後は、更新は必要ありません。
SOA 11gリリース1では、32ビットJDKに関して次のプラットフォームが検証済です。
Solaris Sparc:
JDK: 32-bit Sun JDK 1.6.0_11+
64ビットSolaris Sparc上で32ビットJDKと組み合せてWebLogic Serverを、64ビットJDKと組み合せてSOAをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。
サポートされている32ビットJDKをインストールします。
32ビットJDK環境をエクスポートします。次に例を示します。
export JAVA_HOME=/scratch/aime/jdk1.6.0_11 export PATH=/scratch/aime/jdk1.6.0_11/bin:$PATH
WebLogic Serverの汎用インストーラを実行して、32ビットJDKとともにWebLogic Serverをインストールします。
java -jar wls1031_generic.jar
必要な64ビットJDKと組み合せてSOAをインストールします。shiphomeを解凍してDisk1に移動し、64ビットJDKの場所を示す-jreLoc
付きでrunInstallerコマンドを実行します。次に例を示します。
./runInstaller -jreLoc /scratch/aime/jdk1.6.0_11/jre
Oracle Universal Installaer(OUI)によりインストールされる64ビットX-Engineライブラリ($MWHOME/soainstalldir/soa/thirdparty/edifecs
)を、My Oracle SupportからPatch 8693816
としてダウンロードできる32ビットX-Engineライブラリ(XEngine_solaris_sparc.tar.gz)で置き換えます。
32ビットJDKでドメインを構成したら、次のように-d64
オプションを削除するようにsetSOADomainEnv.shスクリプトを更新する必要があります。
before:
#-----------------------------------------------------
# Sun OS
#-----------------------------------------------------
SunOS)
USER_MEM_ARGS="-d64
${PORT_MEM_ARGS}"
export USER_MEM_ARGS
after:
#-----------------------------------------------------
# Sun OS
#-----------------------------------------------------
SunOS)
USER_MEM_ARGS="${PORT_MEM_ARGS}"
export USER_MEM_ARGS
クローニング
クローニングは、既存のエンティティの状態を保持しながらそのエンティティを異なる場所にコピーするプロセスです。クローニング操作は、元のインストール環境のMiddlewareホームまたはOracleホームを含むアーカイブを作成することから開始します。アーカイブを準備したら、applycloneコマンドを実行します。
java -jar $ORACLE_HOME/jlib/cloningclient.jar ac -al $ARCHIVE_STORE_LOC/mw.jar -tl $CLONE_MW_HOME -invloc $ORAINST_LOC/oraInst.loc -so all -ldl /tmp
ここで、$ARCHIVE_STORE_LOC
はクローニング・アーカイブを選択する場所、$CLONE_MW_HOME
はMiddlewareホームのクローンを作成する場所、$ORAINST_LOC
はoraInst.locファイルを選択する場所です。
64ビットSolaris Sparcでは、64ビットSun JDKでapplycloneを実行する必要があります。そうしないと、java.lang.UnsatisfiedLinkError
がスローされます。
詳細は、2.1.2項「Oracleホーム・ディレクトリでのSun JDK 1.6.0_07のアップグレード」を参照してください。
Oracle Fusion Middlewareのライセンス準拠に関する詳細情報は、次のURLで入手可能です。