Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Solaris Operating System(SPARC 64-Bit) B55936-01 |
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この章では、Oracle Portalに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
このドキュメントに記載されている既知の問題および回避方法に加え、Metalinkノート834615.1(『Oracle Fusion Middleware 11g Portal (11.1.1) Support Status and Alerts』)を確認することをお薦めします。この記事には、Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)のリリース後に発見された既知の問題が含まれます。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
34.2.1項「Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)とOracle Application Server Wireless」
34.2.5項「FirefoxおよびSafariブラウザでOracle Portal画面のツールチップが表示されない問題」
34.2.12項「ポータルからDiscoverer Providerがビジーであるというエラー・メッセージがスローされる」
Oracle Application Server Wireless 10gとOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)を統合する場合、Metalinkノート837837.1(『Oracle Portal 11g Release 1 (11.1.1) with Oracle Application Server Wireless』)に記載されているとおり、一連の手動手順を完了する必要があります。また、10gで非推奨の機能の詳細は、次のMetalinkノートを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware User's Guide for Oracle Portal』の第5章「Oracle Instant Portalの理解」に記載されている情報は、既存のインスタント・ポータルをOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)にアップグレードするユーザーに適用されます。10gで非推奨の機能の詳細は、Metalinkノート(Deprecated Features in Oracle Application Server 10g Release 2 (10.1.2))を参照してください。
ポータル・スキーマがインストールされているデータベースのリリースが10.2以上の場合、Portalナビゲータの「データベース・オブジェクト」タブでデータベース・リンクの名前変更または編集を行う際に、リモート・ユーザーのパスワードを再入力する必要があります。これは、「特定ユーザー」オプションで作成されたデータベース・リンクにのみ適用されます。
ページ間で、または同じページのリージョン間でコンテンツを移動する場合、承認はトリガーされません。たとえば、ターゲット・ページが承認プロセスで構成されており、コントリビュータがコンテンツをソース・ページからターゲット・ページに移動した場合、承認がすべてのユーザーに必要であっても、その移動されたコンテンツによりターゲット・ページで承認プロセスはトリガーされません。
FirefoxおよびSafariブラウザでは、イメージの説明でALT属性を使用して設定されるツールチップ・テキストの表示はサポートされません。
回避方法として、ブラウザ固有のアドオンをダウンロードおよびインストールできます。たとえば、Firefoxの場合、Popup ALT Attributeなどがあります(https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/1933
を参照)。
JVMのデフォルト・キャラクタ・エンコーディングがISO8859-1に設定されている場合、ポータル・リポジトリ・データベースのキャラクタ・セットは、JVMのデフォルト・キャラクタ・エンコーディングに一致させる必要があります。この条件が満たされない場合、ASCII以外のURLにアクセスできなくなる可能性があります。
Oracle Portalのデフォルト・オブジェクト(表、ビュー、パッケージ、索引など)の手動による変更は、サポートされません。手動による変更を行うと、Oracle Portalが使用できなくなる可能性があります。ポータル・オブジェクトの内部構造は、リリース間で変化する場合があります。
詳細は、Metalinkノート403179.1を参照してください。
Secure Enterprise Search(SES)を使用している場合、ポータルの検索結果は、デフォルトでアイテムまたはページの永続URL形式で表示されます。読取り可能な形式でURLを表示するには、次の手順を実行します。
ポータル・スキーマ・パスワードを使用して、ORACLE_HOME\upgrade\portal\admin\plsql\wws
(Windows)およびORACLE_HOME/upgrade/portal/admin/plsql/wws(UNIX)にあるsbrsrxml.sql
を実行します。
値0
(ゼロ)を入力します。たとえば、Windowsでは@wws\sbrsrxml.sql 0
と入力します。
完全なSESクロールの実行後、URLは読取り可能な形式で表示されます。URLを永続URL形式で表示する場合は、sbrsrxml.sql
を実行して値1
を入力します。
この項では、mod_oradav.conf
ファイルのパスワードを暗号化する方法について説明します。次のタスクを実行します。
DAVパスワードの編集
mod_oradav.conf
ファイルでパスワードを編集するには、次の手順を実行します。
INSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1/moduleconf
(UNIX)にあるmod_oradav.conf
ファイルを開きます。
パスワードを変更するDAV
エントリの場所を特定します。デフォルトのポータル・インスタンスでは、次のディレクティブにDAV
構成エントリが存在します。
<Location /dav_portal/portal>
DAV
エントリで、ディレクティブORACRYPTPASSWORD
(DAVParam ORACRYPTPASSWORD BS50NfrosVZOjfgc9hUQ9wcbFFxLSYT/BA==
など)を削除し、次の構文を使用してクリアテキスト・パスワードに置き換えます。
DAVParam ORAPASSWORD <your_password_here>
次に例を示します。
パスワードをpasswd123
にする場合、DAVParam ORAPASSWORD passwd123
という行を追加します。
ファイルを保存します。
パスワードの不明瞭化
DAVパスワードを編集したら、ORACLE_HOME/bin
(UNIX)およびORACLE_HOME\bin
(Windows)にあるoradavTool.pl
スクリプトを実行して、DAVパスワードを不明瞭化することをお薦めします。これを行うには、次の手順を実行します。
必要に応じて、次のコマンドを使用してユーザーをOracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle)に変更します。
su - oracle
現在のリリースのOracleホーム・ディレクトリへのパスを指定するORACLE_HOME
環境変数と、Perl実行可能ファイルおよびoradavTool.pl
スクリプトの場所(UNIXではORACLE_HOME/ohs/bin
、WindowsではORACLE_HOME\ohs\bin
)を含むディレクトリを指定するPATH環境変数を設定します。
Bourne、BashまたはKornシェル:
$ ORACLE_HOME=new_ORACLE_HOME_path;export ORACLE_HOME PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/perl/bin:$PATH;export PATH
Cまたはtcshシェル:
% setenv ORACLE_HOME new_ORACLE_HOME_PATH % setenv PATH ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/perl/bin:PATH
Microsoft Windowsでは、PATHおよびPERL5LIB環境変数を設定します。
set PATH=ORACLE_HOME\bin;%ORACLE_HOME%\perl\bin;%PATH% set PERL5LIB=ORACLE_HOME\perl\lib
UNIXプラットフォームでは、共有ライブラリ・パスの環境変数を設定します。
共有ライブラリ・パスにORACLE_HOME/lib
またはlib32
ディレクトリを含めます。表34-1に、各プラットフォームに対応するディレクトリおよび環境変数を示します。
表34-1 共有ライブラリ・パスの環境変数
プラットフォーム | 環境変数 | 含めるディレクトリ |
---|---|---|
AIX Based Systems |
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HP-UX PA-RISC |
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Solaris Operating System |
|
|
その他のUNIXプラットフォーム(Linux、HP Tru64 UNIXなど) |
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たとえば、HP-UX PA-RISCシステムの場合、次のようにORACLE_HOME/lib
ディレクトリを含めるようにSHLIB_PATH
環境変数を設定します。
$SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$SHLIB_PATH;export SHLIB_PATH
oradavTool.pl
スクリプトの場所であるORACLE_HOME/bin
(UNIX)ディレクトリに移動します。
次のPerlスクリプトを起動してmod_oradav.conf
のパスワードを暗号化します。
perl oradavTool.pl -f mod_oradav.conffilename
mod_oradav.conffilename
は、mod_oradav.conf
のファイル名で、mod_oradav.conf
ファイルへのフルパスを示します。
たとえば、UNIXの場合、次のようになります。
perl oradavTool.pl -f /u01/app/oracle/as11gr1/ORACLE_INSTANCE/config/OHS/<ohs_name>/moduleconf/mod_oradav.conf
ディレクティブORAPASSWORD
が新規ディレクティブORACRYPTPASSWORD
で更新され、パスワードが不明瞭化されます。
Oracle HTTP Serverを再起動します。
クローニング・プロセス中に外部アプリケーションを移行する場合、インポートの完了後に次のようにssomig
ユーティリティを実行する必要があります。
tnsnames.ora
ファイルを開き、tnsnames.ora
ファイルでSSOデータベースに対する接続文字列エントリを入力します。
TNS_ADMIN
環境変数にtnsnames.ora
ファイルの場所を設定します。
INFRA_HOME/sso/bin
にあるssomig
ユーティリティを実行します。
$INFRA_HOME/sso/bin/ssomig -import -overwrite -s orasso -p <<ORASSO_SCHEMA_PASSWORD>> -c <<TNS_ALIAS>> -d ssomig.dmp -log_d <<ABSOLUTE_PATH_FOR_MREXPDIR>> -discoforce
Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)では、デフォルトでJPDKサンプルが使用できません。次の手順を実行することで、jpdk.ear
ファイルをデプロイできます。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
管理コンソールの「チェンジ・センター」で、「ロックして編集」をクリックします(まだこの操作を行っていない場合)。
「ドメイン構造」ツリーで、「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメントの概要」ページが表示されます。
「インストール」をクリックします。
ORACLE_HOME/archives/applications
ディレクトリからjpdk.ear
を選択し、「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「アプリケーション・インストール・アシスタント」ページでターゲットを選択し、「次へ」をクリックします。
「名前」フィールドにデプロイメントの名前を入力します。
「終了」をクリックします。
「変更のアクティブ化」をクリックします。
「デプロイメントの概要」ページで、アプリケーションを選択して「起動」をクリックします。
ポータルから、「Discoverer Providerはビジーです。後で再試行してください。」
というエラー・メッセージがスローされます。これは、次の手順を実行したときに発生します。
デフォルトの「ポートレットの編集」をクリックします。
データベースに対する更新のセクションをクリックします。
記録されていないユーザーのサブセクションに選択を変更します。
「次へ」をクリックしてワークシート・リストをフェッチします。
回避方法
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
stall
タイムアウトを$DOMAIN_HOME/servers/WLS_PORTAL/の次のファイルに追加します。
stage/portal/portal/configuration/appConfig.xml
例: <stall>
200
</stall>
WebLogic Server Portalを再起動します。
RCUポータル・スキーマの作成が「ORA-24246: 空のアクセス制御リスト(ACL)は許可されていません」というエラー・メッセージで失敗した場合、次の手順を実行してください。
SYSユーザーとしてデータベースに接続します。
SQLプロンプトで、次のコマンドを実行します。
BEGIN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.drop_acl ( acl => '/sys/acls/portal-permissions.xml'); COMMIT; END; /
Oracle Textが有効化されている場合、ページを検索すると次の内部サーバー・エラーが発生することがあります。
Internal error (WWC-00006) An unexpected error has occurred (WWS-32100) Unknown Exception (WWC-45131) User-Defined Exception (WWV-11230) Unexpected error - ORA-00600: internal error code, arguments: [qkeIsExprReferenced1], [], [], [], [], [], [], [] (WWC-35000)
このエラーが発生したら、http://updates.oracle.com/download/7041059.html
からデータベースの更新をダウンロードしてインストールする必要があります。
Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)は、Internet Protocol Version 6(IPv6)で直接サポートされません。サポートされる構成には、次のものが含まれます。
IPv4/IPv6デュアル・スタック・マシンに設定されたIPv4/IPv6リバース・プロキシ。
IPv4マシン上のポータル中間層およびバックエンド・データベースと、プロキシを通じてポータル・サーバーにアクセスするクライアント。
この項では、アップグレードの問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
34.3.2項「Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)のインストール前またはこのリリースへのアップグレード前に設定済のFILE_ACCESS_ROLEの再設定」
34.3.3項「Oracle Portal 10gからOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)へのアップグレード」
34.3.5項「Portal 10gのSSL環境からOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)へのアップグレード」
Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)にアップグレードすると、イメージおよびドキュメントに対する相対ハイパーテキスト・リンクが破損する可能性があります。この問題は、相対ハイパーテキスト・リンクで使用している大/小文字が実際のファイル名と異なる場合に発生することがあります。たとえば、アップグレード前のイメージがPROCESS1.GIF
という名前でポータルにアップロードされており、ハイパーテキスト・リンクがprocess1.gif
を参照している場合、アップグレード後にそのイメージに対する相対ハイパーテキスト・リンクは破損します。通常、この問題は、イメージや他のドキュメントを参照するHTMLテンプレートまたはドキュメントで発生します。
この問題に対処するには、イメージ名とドキュメント名を編集し、その大/小文字をファイル名で使用されている大/小文字と一致させます。
Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)のインストール前、またはこのリリースへのアップグレード前にデータベースでFILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータを設定している場合、インストールまたはアップグレード後にそのパラメータを再設定できます。
FILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータにより、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成する権限を付与されたデータベース・ロールの名前を指定できます。パラメータが設定されている場合、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成しようとするすべてのユーザーは、このロールを保持している必要があります。保持していない場合、索引を作成できません。
Oracle Database 11gリリース2より前のデータベース・リリースでは、FILE_ACCESS_ROLE
パラメータが設定されていない場合、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成する際にユーザーに特定のロールは必要ありませんでした。Oracle Database 11gリリース2以上では、FILE_ACCESS_ROLE
パラメータが設定されていない場合、URLおよびFILEデータストアは無効化され、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成することはできません。詳細は、http://www.oracle.com/technology/products/text/index.html
にあるOracle Textのドキュメントを参照してください。
Oracle Database 11g以上のデータベースに対するOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)のインストール時、またはこのリリースへのアップグレード時に、次のイベントが発生します。
PORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
ロールが作成されます。
PORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
ロールがポータル・スキーマに付与されます。
プリファレンスが初めに設定されているかどうかにかかわらず、FILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータはPORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
に設定されます。
Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)のインストール前、または以前のリリースからこのリリースへのアップグレード前にFILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータが設定されている場合、元のロールに設定を戻すことができます。このパラメータを別のロールに再設定する場合、Oracle Portal Searchを正しく動作させるには、そのロールをOracle Portal SearchのOracle Portalスキーマに付与する必要があります。
Portal 10gリリース2(10.1.4)からPortal 11gリリース1(11.1.1)へのアップグレード後、一部のコンポーネントまたはポートレット(サーベイ・ビルダーやユーザー・サーベイなど)の翻訳が失われます。この問題を修正するには、データベース・プロバイダをリフレッシュする必要があります。この操作を行うには、Oracle Portalにログインし、「ナビゲータ」→「プロバイダ」→「登録されたプロバイダ」の順に移動して、データベース・プロバイダを選択し、「リフレッシュ」をクリックします。リフレッシュ後に、翻訳を参照できます。
Portal 10gリリースからPortal 11gリリース1(11.1.1)へのアップグレード後、以前のリリースから登録されたツール・プロデューサ(omni、webclipまたはsample)をリフレッシュできなくなります。この問題を修正するには、Oracle Portalにログインし、「管理」に移動します。「ポートレット」タブをクリックし、「リモート・プロバイダ」セクションで登録済プロデューサ(以前のリリースからの登録)の名前を入力します。「リフレッシュ」をクリックします。
サンプルWSRPプロバイダは、ポータル中間層のアップグレード時に自動的にアップグレードされず、そのプロデューサに基づくページのポートレットのインスタンスによりアップグレード後にエラーが出力されます。サンプルWSRP Webプロバイダをアップグレードするには、次の手順を実行します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、新しいポータル管理対象サーバー(WLS_PORTAL)・インスタンスにwsrp-samples.ear
ファイルをデプロイします。
古いプロデューサが使用していたプリファレンス・ストアを新規インスタンスで使用できるようにします。これを行うには、新規プロデューサで同じプリファレンス・ストアを使用するか(データベース・プリファレンス・ストアを使用している場合)、またはプリファレンス・ストア移行ユーティリティを使用してプリファレンス・ストアを移行します。
ポータル内の「登録の編集」ページを使用して、プロデューサの新しい場所を示すようにポータルの登録詳細を更新します。
SSL環境をOracle Portal 10gからOracle Portal 11gリリース1(11.1.1)にアップグレードする場合、同じホスト名上にSSOとポータル中間層が存在すると、Oracle Portalにログインできなくなります。Internet Explorerでは、同じホスト名上において、SSLモードを使用する異なる2つのポート間でリダイレクトを繰り返すという問題が発生します。回避方法として、Mozilla Firefoxを使用できます。
この項では、相互運用性の問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
34.4.1項「Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)とSecured Enterprise Search(SES)10.1.8.3の相互運用性」
34.4.2項「Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)とSecured Enterprise Search(SES)10.1.8.4の相互運用性」
34.4.3項「Oracle Portal 11gリリース1(11.1.1)中間層をOracle Portal Repository 10gリリースと相互運用している場合のWebプロバイダの作成」
この相互運用環境を使用するには、http://updates.oracle.com/download/7685124.html
から更新をダウンロードしてインストールする必要があります。http://metalink.oracle.com
で816929.1を参照してください。
この相互運用環境を使用するには、http://updates.oracle.com/download/7971335.html
から更新をダウンロードしてインストールする必要があります。
Portal 11gリリース1(11.1.1)では、11g中間層と10gポータル・リポジトリを組み合せて使用している場合、Webプロバイダを作成できません。
この項では、Oracle Portalユーザー・インタフェースに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
親またはテンプレートから権限を継承しているページにリスト・ビューを使用して権限を設定できない問題
リスト・ビューを使用して1つ以上のページに対するアクセス権を設定する場合、その権限は、親ページまたはテンプレートから権限を継承しているページには設定されません。この問題を回避するには、サブページの「アクセス」タブを使用して、目的のページの権限を個別に変更します。
この項では、Oracle Portalでのエクスポートとインポートに関連する問題および回避方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
トランスポート・セットにReportsサーバー・コンポーネントを含めると、それらはエクスポートおよびインポート時に削除されます。また、エクスポートおよびインポート用の任意のページ・グループでOracle Reportsアイテム・タイプを構成しないでください。構成すると、インポートされたページ・グループで(そのページ・グループの「構成」タブにある「コンテンツ・タイプおよびクラス」の「編集」リンクをクリックして)アイテム・タイプを構成しようとしたときに、次のエラーが表示されます。
Internal error (WWC-00006) Unexpected error - User-Defined Exception (WWC-35000) Unexpected error - ORA-01403: no data found (WWC-35000)
トランスポート・セットの転送の完了後、「マニフェストの表示」をクリックするとトランスポート・セットのマニフェストが表示されます。転送されたデータの事前チェックを実行する前に、必ずトランスポート・セットを保存してください。この手順により、マニフェストの変更が取得されます。
ページ・グループのインポートは、次のエラー・メッセージとともに失敗する可能性があります。
[Error: (WWU-80338)] context = Schema Validation user = ORCLADMIN There were some inconsistencies found and hence import process is aborted. Check the debug log for further details.Fix those inconsistencies, by running schema validation in cleanup mode to proceed
この問題は、共有ポートレットを含むページ・グループを削除した後に発生することがあります。エクスポートまたはインポート・プロセスが円滑に実行されるように、クリーンアップ・モードでSVUを実行する必要があります。
この項では、OmniPortlet、Webクリッピング、シンプル・パラメータ・フォーム、ページ・ポートレットおよびWSRPプロバイダに関連する問題および回避方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
エンタープライズ構成でWSRPプロデューサを登録する場合、Webサービス定義言語(WSDL)のドキュメントを手動で作成し、そのWSDLを使用してWSRPプロデューサを登録する必要があります。これは、動的に生成されたWSDLではHTTPSプロトコルおよびHTTPSポートを使用してURLが作成されるのに対し、WSRPプロデューサではHTTPが使用されるためです。
注意: WSRPポートレットのプロデューサは、PDK-Javaポートレットのプロバイダと類似しています。 |
WSDLドキュメントを手動で作成するには、次の手順を実行します。
ブラウザ(Internet Explorerを推奨)に、動的に生成されたWSDLを表示します。
WSRPサンプルのWSDLを表示するには、次のURLに移動します。
http://host
:external http port
/portletapp/portlets?WSDL
ブラウザから外部の使用可能な場所にファイルを保存します。
このWSRPサンプルでは、ブラウザから次のディレクトリにファイルを保存します。
ORACLE_HOME/j2ee/home/applications/portletapp/wsrp-samples
ファイルをwsrpsamples.wsdl
という名前で保存します。
ファイルを編集し、https
をhttp
に置き換え、ポートを外部HTTPポートに修正します。
ブラウザにファイルを表示します。
たとえば、このWSRPサンプルでは次のURLを使用します。
http://host
:external http port
/portletapp/wsrpsamples.wsdl
WSRPプロデューサを登録する場合、*.wsdl
ファイルに対するURL(手順4のURLなど)を使用します。
エンタープライズ構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Deployment Guide for Java EE』を参照してください。
この項では、WSRPおよびJPDKアプリケーションを手動で構成し、Oracle WebLogic Serverにデプロイする手順について説明します。この項の内容は次のとおりです。
EARファイルをデプロイするには、http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/pdk.html
からwsrp-samples.earファイルをダウンロードし、次の手順を実行します。
「ロックして編集」をクリックします。
「ドメイン構造」ツリーで、「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメントの概要」ページが表示されます。
「インストール」をクリックします。
ディレクトリからwsp-samples.earを選択し、「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「サーバー」セクションでWLS_PORTALを選択し、「次へ」をクリックします。
デプロイメントの名前を入力し、「終了」をクリックします。
「変更のアクティブ化」をクリックします。
「デプロイメントの概要」ページで、アプリケーションを選択して「起動」をクリックし、「すべての要求を処理」を選択します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Portal』のJavaポートレットの作成に関する項を参照してください。
JPDKをデプロイするには、http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/pdk.html
からjpdk.earをダウンロードし、次の手順を実行します。
「ロックして編集」をクリックします。
「ドメイン構造」ツリーで、「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメントの概要」ページが表示されます。
「インストール」をクリックします。
ディレクトリからjpdk.earを選択し、「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「サーバー」セクションでWLS_PORTALを選択し、「次へ」をクリックします。
「名前」フィールドにデプロイメントの名前を入力します。
「終了」をクリックします。
「変更のアクティブ化」をクリックします。
「デプロイメントの概要」ページで、アプリケーションを選択して「起動」をクリックし、「すべての要求を処理」を選択します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Portal』のJavaポートレットの作成に関する項を参照してください。
フェデレーテッド・ポータル・アダプタでは、独自のポータルにリモート・ポータル・ページを表示できます。ただし、2つのポータル・インスタンスで同じOracle Single Sign-Onサーバーを共有していない場合、リモート・ポータル・ページがパブリックであっても、そのリモート・ページをページ・ポートレットとして表示できません。ページ・ポートレットのかわりに、次の例に示すようなメッセージが表示されます。
Portlet 257,75057 responded with content-type text/plain when the client was requesting content-type text/html
この問題を回避するには、同じOracle Single Sign-Onサーバーを使用するように両方のポータル・インスタンスを構成します。
ポートレット・コンテナにポートレットを再デプロイすると、プロデューサとそのすべてのコンシューマ間に存在する既存のすべてのセッションが失われます。コンシューマが既存のプロデューサ・セッションを再利用しようとしても、再デプロイ後に最初にプロデューサに接続した時点で、次の例のようなエラー・メッセージが表示される可能性があります。
Error: Could not get markup. The cookie or session is invalid or there is a runtime exception.
プロデューサのセッションを再確立するには、ポータル・ページをリフレッシュします。新規ブラウザ・セッションでポートレットに再アクセスする場合は、新規プロデューサ・セッションが自動的に確立されるため、このエラー・メッセージは表示されません。
Oracle Portal Integration Solutions(Microsoft Exchange)では、SSLはサポートされません。これは既知の制限です。
Oracle Portal Developer Kit(PDK)リリース10.1.2は、PortalおよびWirelessのインストールに含まれます。PDK-JavaおよびPDK-PL/SQLのリリース・ノートは、次の中間層ORACLE_HOME
の場所にあります。
PDK-Java: ORACLE_HOME
/portal/pdkjava/v2/pdkjava.v2.releasenotes.html
PDK-PL/SQL: ORACLE_HOME
/portal/pdkjava/v2/pdkplsql.release.notes.html
Oracle PDKの最新リリース
新機能、新規APIおよび追加ドキュメントを提供するOracle PDKの新規リリースが、定期的に公開されます。最新の機能をすべて利用するには、Oracle Technology Network(OTN)(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/pdk.html
)のPDKダウンロード・ページから最新のPDKをダウンロードしてください。
最新のOracle PDKリリースのリリース・ノートは、OTNのOracle Portalと、次のPDKダウンロードの場所にあります。
pdk\plsql\pdkplsql.release.notes.html
pdk\jpdk\v2\pdkjava.v2.release.notes.html
この項では、Oracle Portalでのグローバリゼーション・サポートに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
すべてのテキスト領域およびフィールドの方向は、右から左(RTL)です。ただし、一部のテキスト領域は、左から右(LTR)に機能させることができます。Internet Explorerユーザーは、左側の[Ctrl]および[Shift]キーを押すことでこれを変更できます。
ASCII以外の文字を含むアイテムURLを一方のブラウザの場所またはアドレス・フィールドから別のブラウザにコピーして貼り付ける場合、ログイン資格証明がOracleAS Single Sign-Onを通じて認証されていないと、そのアイテムにアクセスできない可能性があります。
この問題を回避するには、アイテムにアクセスしてアイテムURLをコピーする前にポータルにログインしておきます。
一部の環境では、ログ・ファイルのマルチバイト・キャラクタが破損する可能性があります。
たとえば、WLS_PORTAL管理対象サーバーをOracle WebLogic Server管理コンソールから起動すると、「ユーザー名」
、「パスワード」
、起動中
などのマルチバイト・キャラクタが破損することがあります。
回避方法:
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWLS_PORTAL起動パラメータの-Dfile.encoding=iso-8859-1
を-Dfile.encoding=utf8
に変更します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/DomainName/bin
にあるsetDomainEnv.sh
ファイルで-Dfile.encoding=iso-8859-1
を-Dfile.encoding=utf8
に変更します。
詳細は、Metalinkノート403179.1を参照してください。
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。
『Oracle Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Portal』のオブジェクト権限の取得に関する項の、ページの権限リストの取得(grantee_list API)に関する例は、不正確です。この例は、正しくは次のようになります。
declare l_grantees wwsec_api.grantee_array; l_object_type_name varchar2(5) := wwsec_api.PAGE_OBJ; l_name varchar2(60) := '33/17623'; begin -- Call the function. l_grantees := wwsec_api.grantee_list( p_object_type_name => l_object_type_name, p_name => l_name ); -- Output the results if l_grantees is not null then if l_grantees.count > 0 then for i in l_grantees.first..l_grantees.last loop if l_grantees.exists(i) then dbms_output.put_line('GRANTEE_TYPE '||to_char(i)||'= '||l_grantees(i).GRANTEE_TYPE); dbms_output.put_line('GRANTEE_ID '||to_char(i)||'= '||l_grantees(i).GRANTEE_ID); dbms_output.put_line('GRANTEE_NAME '||to_char(i)||'= '||l_grantees(i).GRANTEE_NAME); dbms_output.put_line('PRIVILEGE '||to_char(i)||'= '||l_grantees(i).PRIVILEGE); end if; end loop; end if; end if; exception ... end; /
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』の仮想ホストの構成に関する項には、欠落している手順があります。この手順は、Oracle Web Cacheの構成に関する項の後に配置される必要があります。内容は次のとおりです。
OracleAS Single Sign-OnへのOracle Portalの登録
OracleAS Single Sign-OnにOracle Portalを登録するには、次の手順を実行します。
ssoreg
を実行し、mod_osso
でシングル・サインオンを適用する仮想ホストwww.abc.com
を登録します。このサイト内でパートナ・アプリケーションとして定義される特定のアプリケーションURLは、osso.conf
ファイルで定義されます。ssoreg
は、ORACLE_HOME/sso/bin(UNIX)およびORACLE_HOME\sso\bin
(Windows)の中間層に存在します。
次の例は、ssoreg
の使用方法を示しています。
ORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg.sh -site_name www.abc.com:8090 -config_mod_osso TRUE -mod_osso_url http://www.abc.com:8090 -remote_midtier -config_file ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/osso/osso_xyz.conf
osso.conf
ファイルをINSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1
ディレクトリにコピーします。
テキスト・エディタを使用してINSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1
にあるhttpd.conf
ファイルを開き、次のosso.confパラメータを追加します。
<VirtualHost *:8888> ServerName www.xyz.com:8090 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit OssoIpCheck off OssoSecureCookies of OssoIdleTimeout off OssoConfigFile osso_xyz.conf OssoIpCheck off </VirtualHost>
Oracle HTTP Serverを再起動します。
関連項目: Web Cacheサイト定義での個別サイトの使用、および個別サイトからサーバーに対するマッピングの使用の詳細は、http://metalink.oracle.com の824225.1を参照してください。 |
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』の内部サーバーに対するループバックの構成に関する項には、データベース・マシンのローカル・ホスト・ファイルにプロキシ・マシンのエントリを追加するよう記載があります。この手順は、ネットワーク上のプロキシ・マシンのアドレスを解決するデータベース・マシンにとって必要です。
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のOracle HTTP Serverパートナ・アプリケーションの再登録に関する項には、不正確な例が含まれます。この例は、正しくは次のようになります。
ORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg.sh -site_name www.abc.com -config_mod_osso TRUE -mod_osso_url https://www.abc.com:4443 -update_mode Modify -remote_midtier -config_file INSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1/osso.conf -admin_info cn=orcladmin
『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, ReportsおよびDiscovererアップグレード・ガイド』のエンドツーエンドSSLの構成に関する項には、欠落している手順があります。手順4の完了後に次の手順を実行する必要があります。追加の手順は次のとおりです。
Web Cache SSL証明書をポータル・データベース・ウォレットのトラスト・ストアにインポートします。
データベース・ウォレットがない場合、データベースの存在するインストール環境のOracle Wallet Managerまたはorapkiユーティリティを使用してウォレットを作成できます。ウォレットを用意したら、Web CacheのSSL証明書をそのデータベース・ウォレットにインポートします。
ウォレットの場所は、ORACLE_HOME/portal/admin/plsql/wwc
にあるsecwc.sql
スクリプトを使用してポータル・プリファレンス・ストアに登録する必要があります。
この項では、OracleAS Metadata Repositoryの外部のカスタマ・データベース構成に存在するポータル・スキーマをアップグレードする手順について説明します。
注意: OracleAS Portalインスタンスがリリース3.0.9以下で最初にインストールされた場合、またはptlasst ユーティリティを使用してインストールされた場合、ポータル・スキーマはOracleAS Metadata Repositoryの外部のカスタマ・データベース構成に存在しているため、この項の手順を使用してアップグレードする必要があります。 |
カスタマ・データベースに存在するポータル・スキーマをアップグレードするには、upgrade.bat
(Windows)またはupgrade
(UNIX)スクリプトを使用する必要があります。次の手順を実行して、カスタマ・データベースに存在するポータル・スキーマをアップグレードします。
ORACLE_HOME
環境変数に中間層のOracleホームを設定します。
ポータル・スキーマを含むデータベースのTransparent Network Services(TNS)エントリをInstance_Home\config
(Windows)およびInstance_Home/config
(UNIX)に追加します。
TNS_ADMIN
環境変数にINSTANCE_Home/config
(UNIX)を設定します。
ポータル・スキーマを使用してデータベースに接続できることを確認します。
SQL*Plusでスキーマ・パスワードおよびTNS名を指定して、データベースのOracleホームのポータル・スキーマに接続できることを確認します。
たとえば、UNIXの場合、次のようになります。
sqlplus portal/portal@orcl
ディレクトリをORACLE_HOME/upgrade/portal/admin/plsql
(UNIX)に変更します。
アップグレード対象のポータル・スキーマに関連付けられた中間層OracleホームのOracle Fusion Middlewareサービスをすべて停止します。これを行うには、Oracle WebLogic Server管理コンソールを通じてWLS_PORTALを停止し、INSTANCE_HOME/bin/opmnctl stopall
(UNIX)を実行します。
ポータル・スキーマに関連付けられたOracle Internet Directoryが起動して実行中であることを確認します。
エラーが検出されなくなるまで、事前チェック・モードでupgradeスクリプトを実行します。
UNIXでは、次のようにスクリプトを実行します。
ORACLE_HOME/upgrade/portal/admin/plsql/upgrade -precheck
-precheck
を指定すると、アップグレード前のチェックのみが実行され、その後でupgradeは終了します。このモードでは、事前チェックに失敗するとupgradeは即座に終了します。かわりに、すべての事前チェックのエラーが、upgrade.log
ファイルに集約されます。このファイルは、ORACLE_HOME/upgrade/portal/admin/plsql
ディレクトリ(UNIX)に生成されます。ログ・ファイルの最後に、失敗したチェックのリストが記載されています。事前チェックの失敗がなくなるまで、このモードでupgradeを実行します。このモードでは、スキーマは変更されないため、実行ごとにバックアップからリストアする必要はありません。
事前チェック・ログ・ファイルで、検出されたすべてのエラーを確認します。ドキュメントに記載されていないエラーや、次に記載された操作で解決できないエラーについては、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
precheck.log
ファイルのすべての警告およびエラーを解決した後で、パラメータなしでupgradeスクリプトを実行します。
UNIXでは、次のようにスクリプトを実行します。
ORACLE_HOME/upgrade/portal/admin/plsql/upgrade
このスクリプトでは、システム設定に関する情報を尋ねられます。ユーザーの回答は、スクリプトの最後で確認のために繰り返されます。ただし、スクリプトの最後に到達する前に間違った情報を入力したことに気づいたら、スクリプトの最後の質問に回答して変更を適用する前にスクリプトを終了できます。
次に、スクリプトからの質問を示します。角カッコ内は、質問に対するデフォルトの回答です。
Have you backed up your database (y|n)? [y]:
データベースをバックアップしていない場合、n
と回答します。データベースをバックアップしてスクリプトを再実行してください。データベースをバックアップ済の場合、y
と回答します。
Enter the name of the schema you would like to upgrade [portal]:
スキーマ名がデフォルトのOracleAS 10gインフラストラクチャ・インストール・スキーマ名のportal
とは異なる場合、そのスキーマ名を入力します。
Enter the password of the schema you would like to upgrade [portal]:
パスワードがスキーマ名と異なる場合、ポータル・スキーマ・パスワードを入力します。
Enter the password for the SYS user of your database [change_on_install]:
パスワードがchange_on_install
ではない場合、データベースのSYS
パスワードを入力します。
Enter the TNS connect string to connect to the database [orcl]:
TNS接続文字列を指定します。これは、INSTANCE_HOME/config/tnsnames.ora
ファイル(UNIX)に記載されています。
スクリプトが完了したら、現行ディレクトリのアップグレード・ログ・ファイルを調査して、最後にエラーがレポートされていないことを確認します。
このリポジトリに関連付けられた中間層を起動します。目的のポータルにアクセスできることを確認します。
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のOracle PortalのエンドツーエンドSSLに関する項には、次の下位項目に不正確な情報が含まれます。
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のOracle PortalのエンドツーエンドSSLに関する項に含まれるOracle Web Cacheの保護に関する項には、次の下位項目に不正確な情報が含まれます。
Oracle Web Cache SSLポートの構成
デフォルトで、SSLはOracle Web Cacheに対して構成されます。この下位項目の手順はオプションですが、Web Cache SSLポートに対するデフォルトのSSL構成が存在しない場合は、『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のOracle Web Cache SSLポートの構成に関する項に記載されている手順を実行する必要があります。Oracle Web Cache SSLポートの構成に関する項で、次の手順を実行します。
手順1を次の手順に置き換えます。
必要な資格証明を使用してWeb Cache管理コンソール(http://<wc-host>:<WebcacheAdminport>
)にログインします。
手順3で、ポート番号4444を8094に置き換えます。
SSLオリジナル・サーバーの追加
SSLオリジナル・サーバーの追加に関する項は、オプションの手順ですが、Web Cache SSLポートに対するデフォルトのSSL構成が存在しない場合は必須です。
セッション・バインディングの有効化
セッション・バインディングの有効化に関する項には、不正確な手順が含まれます。手順4を次の内容で置き換えてください。
セッション・バインディングの編集ダイアログ・ボックスで、「Set-Cookieを使用したCookieに基づくセッション・バインディング」を選択し、「送信」をクリックします。
Oracle Portal公開アドレスおよびプロトコルの指定に関する項に記載されている手順は、実行する必要はありません。
HTTP Serverの構成に関する項で、INSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1
(UNIX)に存在するssl.conf
ファイルに、太字で示されている仮想ホストの次の詳細を追加します。
<VirtualHost *:8890> UseCanonicalName On ServerName https://dadvmn0041.us.abc.com:8094 <IfModule ossl_module> SSLEngine on SSLVerifyClient None SSLCipherSuite SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5,SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA,SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SH A,SSL_RSA_WITH_DES_CBC_SHA,TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_RSA_WITH_AES_256_C BC_SHA SSLCRLCheck Off SSLWallet @ "${ORACLE_INSTANCE}/config/${COMPONENT_TYPE}/${COMPONENT_NAME}/keystores/default"
注意: デフォルトで、ssl.conf にはシード・ウォレットが含まれます。カスタム・ウォレットを使用する場合は、SSLWallet ディレクトリ・パスを更新する必要があります。 |
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のSSLを介して公開されるWebプロバイダ、プロバイダ・グループ、WSRPプロデューサの構成および登録に関する項に含まれる、SSLを介して公開されるWSRPプロデューサの構成および登録に関する項では、手順4の箇条書きaに間違った情報が含まれます。正しくは次のとおりです。
SSL対応プロバイダをOracle Portalリポジトリに登録するには、クライアント証明書を信頼できる証明書としてOracle Portalの構成済キーストアにインポートする必要があります。
注意: 構成済キーストアを取得するには、Oracle Portalにログインし、「管理」タブに移動します。「グローバル設定」をクリックし、「グローバル設定」ページで「キーストア」タブをクリックします。キーストアが構成されていない場合、Oracle Portalでは、データベースに構成されているデフォルト・キーストアが選択されます(キーストアの場所は、PORTAL_DB_ORACLE_HOME/javavm/lib/security/cacerts (UNIX)およびPORTAL_DB_ORACLE_HOME\javavm\lib\security\cacerts (Windows)です)。 |
OmniPortlet、WebClipping、JPDKなどのデフォルトの生成済プロバイダでは、次の操作を実行します。
生成済プロバイダがOracle Portal Web Cache SSLポート(Oracle Web Cache専用のSSLの構成)を使用してOracle Portalに登録されている場合、Oracle Portal Web Cache SSL証明書を信頼できる証明書としてJ2EE war/ear
ファイルがデプロイされている構成済の信頼キーストアにインポートする必要があります(WLS_PORTAL)。
生成済プロバイダがOracle Portal Web Cache SSLポート(エンドツーエンドSSLの構成)を使用してOracle Portalに登録されている場合、次の操作を実行する必要があります。
Portal Web Cache SSL証明書を信頼できる証明書としてJ2EE war/ear
ファイルがデプロイされている構成済の信頼キーストアにインポートします(WLS_PORTAL)。
INSTANCE_HOME/config/OHS/ohs1/moduleconf
(UNIX)およびINSTANCE_HOME\config\OHS\ohs1\moduleconf
(Windows)にあるportal.conf
ファイルを開き、生成済プロバイダのリダイレクション定義のWLProxySSL
パラメータを有効化します。次の例は、生成済プロバイダ用に更新されたportal.conf
ファイルを示しています。
Portalツール
<Location /portalTools> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost stanj18.us.abc.com WebLogicPort 9001 WLProxySSL ON </Location>
WSRPツール
<Location /wsrp-tools> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost stanj18.us.abc.com WebLogicPort 9001 WLProxySSL ON </Location>
リッチ・テキスト・ポートレット
<Location /richtextportlet> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost stanj18.us.abc.com WebLogicPort 9001 WLProxySSL ON </Location>
JPDK
<Location /jpdk> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost stanj18.us.abc.com WebLogicPort 9001 WLProxySSL ON </Location>
『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle Portal』のOracle Web Cacheに対するSSLに関する項に含まれる、Parallel Page Engineの構成に関する項には、欠落している手順があります。Parallel Page Engineの構成に関する項の手順3を完了したら、Oracle WebLogic Server管理コンソールで次のようにHTTP設定を構成する必要があります。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
管理コンソールの「チェンジ・センター」で、「ロックして編集」をクリックします(まだこの操作を行っていない場合)。
コンソールの左側のペインで、「環境」を開き、「クラスタ」を選択します。
クラスタ・サーバーを選択し、「HTTP」タブを選択します。
「HTTP」ページで次の情報を入力します。
フロントエンドHTTPポート: Web Cache HTTPポート(8090
など)を入力します。
フロントエンドHTTPSポート: Web Cache SSLポート(8094
など)を入力します。
「保存」をクリックします。
「変更のアクティブ化」をクリックします。
管理対象サーバーを再起動します。