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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows x64
B55938-01
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11 Oracle WebLogic Serverのインストールおよび構成

この章では、Oracle WebLogic Serverのインストールと構成に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

11.1 インストールの問題および回避方法

この項では、WebLogic Serverのインストールに関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

11.1.1 Oracle WebLogic Serverのアップグレード・インストールの問題

Oracle WebLogic Server 11gR1のインストーラでは、Sybase JDBCドライバがダウンロードされません。最新のインストーラを使用して既存のWebLogic Server 10.3インストール環境をアップグレードする場合、元のインストール環境からSybase jarファイルは削除されません。このインストーラでは、weblogic.jarファイルのみがアップグレードされます。

/server/libまたは/server/ext/jdbc/sybaseディレクトリのSybase jarファイル(jconn2.jar、jconn3.jarおよびjConnect.jar)は、アップグレードされたweblogic.jarファイルのマニフェスト・クラスパスから削除されます。そのため、WebLogic ServerアプリケーションのクラスパスにSybase jarファイルが含まれず、weblogic.jarのみが含まれる場合、アップグレード・インストール後にアプリケーションからClassNotFoundExceptionがスローされます。

この問題を回避するには、WebLogic Serverアプリケーションのクラスパスに明示的にSybase jarファイルを追加します。

11.2 64ビットJVMのWindowsの問題および回避方法

この項では、64ビットJVMを使用したWindowsに関する一般的な問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

11.2.1 インストール・コマンドに必要なメモリー・オプション

Oracle WebLogic Serverは、次のコマンドを使用してインストールします。

java -XX:MaxPermSize=1024m  -jar wls1031_generic.jar

11.3 構成の問題および回避方法

この項では、WebLogic Serverの構成に関する問題およびその回避方法について説明します。

11.3.1 構成ウィザードのパスワードで特殊文字が許可されない問題

構成ウィザードを使用してパスワードの入力と確認を行うときに、特定の国や地域によっては、特殊文字が認識されない可能性があります。

回避方法

問題の発生した文字をクリップボードにコピーしてから、パスワード・フィールドに貼り付けます。セキュリティ上の理由から、クリップボードにパスワード全体をコピーすることは避けてください。

11.4 『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』の訂正箇所

『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』には、次の訂正箇所があります。

11.4.1 サンプルのsilent.xmlファイルにおけるOracle Configuration Managerに関する情報の欠落

『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』に含まれるサンプルのsilent.xmlファイルには、Oracle Configuration Managerのサポートを有効化するためのプロパティに関する情報が欠落しています。表11-1に、silent.xmlファイルに定義する必要のある、Oracle Configuration Managerに固有のプロパティを示します。

表11-1 silent.xmlファイルのOracle Configuration Managerのプロパティ

silent.xmlのデータ値名 説明

OCM_PROXY_HOST

コンピュータがプロキシ・サーバーを通じてインターネットに接続する場合のHTTPプロキシ・サーバーのホスト名。

OCM_PROXY_PORTT

HTTPプロキシ・サーバーのポート番号。

OCM_PROXY_USER

サーバーが認証を必要とする場合にHTTPプロキシ・サーバーにアクセスするためのユーザー名。

OCM_PROXY_PASSWORD

HTTPプロキシ・サーバーにアクセスするためのパスワード。

OCM_SUPPORT_EMAIL

インストール環境に固有の最新の製品情報およびセキュリティ・アップデートを受信する場合の電子メール・アドレス。My Oracleアカウントを保持しており、My Oracle Supportを通じてアップデートを受信する場合、このプロパティの値としてMy Oracle Supportの電子メール・アドレスを指定します。

OCM_SUPPORT_PASSWORD

My Oracle Supportアカウントのパスワード。


オラクル社からセキュリティ・アップデートを受信しない場合、OCM_SUPPORT_PASSWORDおよびOCM_SUPPORT_EMAILの値を指定する必要はありません。

11.4.2 silent.xmlファイルの説明におけるデータ値名の訂正

『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』の第5章「Running the Installation Program in Silent Mode」の表5-1に、ホーム・ディレクトリのデータ値名がMW_HOMEと記載されていますが、これは間違いです。正しいデータ値名は、BEAHOMEです。