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Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55906-01
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2 Oracle Fusion Middleware製品群

インストールCD-ROMおよびDVDは次のように複数あり、Oracle Fusion Middleware製品が個別に収録されています。この章では、これらのCD-ROMおよびDVDの内容について説明します。

2.1 Oracleリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)

多くのOracle Fusion Middlewareコンポーネントでは、インストール前に、データベースにスキーマが存在している必要があります。これらのスキーマは、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して作成し、データベースにロードします。


注意:

RCUはLinuxおよびWindowsのプラットフォーム上でのみ使用できます。サポートされているUNIXデータベースにスキーマを作成するにはLinux RCUを、またサポートされているWindowsデータベースにスキーマを作成するにはWindows RCUを使用します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

2.2 Oracle WebLogic Server(10.3.1)

Oracle Fusion Middlewareの主要コンポーネントであるOracle WebLogic Serverは、エンタープライズ・アプリケーション、Webサイト、ポータルおよびWebサービスの開発、統合およびデプロイのための包括的ソリューションを提供します。スケーラブルなJava EEサーバーを基に、Oracle WebLogic Serverによりアプリケーションのデプロイ、業務統合およびポータルが可能となります。Oracle WebLogic Serverは、グリッド・コンピューティングのほか、SOAのライフサイクルの完全サポートを目的として設計されています。

多くのOracle Fusion Middlewareコンポーネントでは、インストール前に、Oracle WebLogic Serverが存在している必要があります。

このCD-ROMの内容は次のとおりです。

Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』を参照してください。

2.3 Oracle SOA Suite 11g(11.1.1.0.0)

Oracle SOA Suiteは、Oracle Fusion Middlewareのミドルウェア・コンポーネントです。Oracle SOA Suiteでは、サービスの作成、管理、およびSOAコンポジット・アプリケーションへのオーケストレーションを可能にします。コンポジットにより、複数のテクノロジ・コンポーネントを1つのSOAコンポジット・アプリケーションに容易にアセンブルできます。Oracle SOA Suiteは異機種間インフラストラクチャに組み込まれるため、企業は段階的にSOAを採用できます。

このCD-ROMの内容は次のとおりです。

Oracle SOA Suiteでは、サービスの作成、管理、およびSOAコンポジット・アプリケーションへのオーケストレーションを可能にします。コンポジットにより、複数のテクノロジ・コンポーネントを1つのSOAコンポジット・アプリケーションに容易にアセンブルできます。Oracle SOA Suiteは異機種間ITインフラストラクチャに組み込まれるため、企業は段階的にSOAを採用できます。

Oracle SOA Suiteの詳細は、次を参照してください。

2.4 Oracle WebCenter 11g(11.1.1.0.0)

Oracle WebCenterには、連携する共有サービスが多数用意され、アプリケーションと統合することで、強化された通信、コンテンツ管理機能、カスタマイズおよび高度検索サポートをユーザーに提供します。また、Oracle WebCenterは、JSFアプリケーション内のポートレットおよびコンテンツ、宣言的セキュリティおよびライフサイクル管理ツールを使用する機能など、不可欠な機能を実現する開発フレームワークを提供します。

このCD-ROMの内容は次のとおりです。

Oracle WebCenter Suiteの詳細は、次を参照してください。

2.5 Oracle Identity Management 11g(11.1.1.0.0)

次のOracle Identity Management製品群を使用すると、様々なサーバーでユーザー、デバイスおよびサービスのIDを構成し、管理できます。また、これらのIDの管理を委任したり、エンド・ユーザーにセルフサービス権限を付与することもできます。

これらの製品を使用すると、複数のアプリケーションに対してシングル・サインオンを構成したり、有効な資格証明を持つユーザーのみがログインしてオンライン・リソースにアクセスできるように資格証明を処理することもできます。

Oracle Identity Managementの詳細は、次を参照してください。

2.6 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer 11g(11.1.1.0.0)

Oracle Portalを使用すると、複数のソースのコンテンツを単一ページに表示できます。

Oracle Reportsは、スケーラブルかつセキュアな環境で、組織内外のあらゆるレベルの情報に即座にアクセスするための機能を提供します。Oracle Reportsを使用すると、任意のデータソース(Oracle Database、JDBC、XMLおよびテキスト・ファイル)に対するWebベースおよび紙ベースの高度なレポートを作成して配布できます。JSPやXMLなどのJ2EEテクノロジを利用すれば、スケーラブルな効率のよい方法で、任意の出力先(電子メール、Webブラウザ、Oracle Portal、ファイル・システムなど)に様々な形式(HTML、XML、PDF、スプレッドシート、区切りテキスト、PostScript、RTFなど)でレポートを公開できます。Oracle Reportsは、Oracle Reports Developer(Oracle Developer Suiteのコンポーネント)およびOracle Reports Services(Oracle Fusion Middlewareのコンポーネント)で構成されています。

Oracle Forms Servicesは、Oracle Fusion Middlewareの一部で、ネットワークにFormsアプリケーションをデプロイできるようにするツールおよびサービスで構成されます。Forms Servicesは、多階層環境にFormsアプリケーションをデプロイするために最適化された、包括的なアプリケーション・フレームワークです。Webの手軽さとアクセスの容易さを利用することにより、Webを静的な情報公開メカニズムから複雑なアプリケーションをサポートできる環境へと進化させます。

Oracle Business Intelligence Discovererは、ビジネス・ユーザーがデータベース内の情報に即座にアクセスできるようにする、直観的な非定型クエリー、レポート作成、分析およびWeb公開機能を備えたツール・セットです。

このCDの内容は次のとおりです。

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの詳細は、次を参照してください。

2.7 Oracle Web Tier Utilities 11g(11.1.1.0.0)

Oracle Web Tierには、次の主要コンポーネントがあります。

これらの製品は連携して動作し、受信したHTTPリクエストの管理、WebメッセージのキャッシングおよびクライアントへのXMLおよびHTMLの返送を行います。

このCDの内容は次のとおりです。

Oracle WebTier Utilities Suiteの詳細は、次を参照してください。

2.8 Oracle Fusion Middleware Companion CD

Companion CDには、インストール可能な追加製品が収録されています。これら製品は、Oracle Fusion Middlewareの他製品と連結して使用するようになっています。このCDからなんらかの製品をインストールするか必要があるかどうかは、インストールしているOracle Fusion Middleware製品により決まります。詳細は、製品ドキュメントを参照してください。

このCDの内容は次のとおりです。

2.9 Oracle Data Integrator 10g(10.1.3.2)

Oracle Data Integratorは、異種システム間においてもパフォーマンスを向上させ、データ統合にかかるコストを削減する、類のない次世代Extract Load and Transform(E-LT)テクノロジを実現します。Oracle Data Integratorは、宣言的設計手法による生産性を提供するほか、シームレスなバッチ処理およびリアルタイムな統合を行うためのアクティブな統合プラットフォームによる利益をもたらします。

このCDの内容は次のとおりです。

2.10 Oracle Business Intelligence Publisher 10g(10.1.3.4)

Oracle Business Intelligence Publisherは、ビジネス・ドキュメントの作成、カスタマイズおよび保守にかかるコストを大幅に削減すると同時に、レポート管理の効率を向上させます。様々なソースからのデータ抽出に基づくカスタム・レポート形式を、使い慣れたデスクトップ・ツールで作成および管理できます。

このCDの内容は次のとおりです。

2.11 Oracle Business Process Analysis Suite 11(11.1.1.0.0)

Oracle Business Process Analysis(BPA)Suiteは、ビジネス・プロセスを迅速にモデル化して、これをIT実行可能ファイルに変換することができます。Oracle BPA SuiteはIDS Scheer ARIS Design Platformに基づくもので、統合化された包括的製品セットを提供し、これによりビジネス・ユーザーは最大限の運用効率を実現するビジネス・プロセスの設計、モデル化、シミュレートおよび最適化を行うことができます。

このCDの内容は次のとおりです。

2.12 Oracle Access Manager 10gコア・コンポーネント(10.1.4.3.0)DVD

Oracle Access Managerは、セキュリティの集中管理を実現する、エンタープライズクラス認証、認可および監査ソリューションです。多様なアプリケーション・サーバー、レガシー・アプリケーションおよびデータベース間の異種アプリケーション環境でのアクセス制御、シングル・サインオン(Oracleシングル・サインオンとは別)、パーソナライズおよびユーザー・プロファイル管理のための機能が含まれます。Oracle Access Managerは、アクセス・ポリシーを作成、管理および適用するための主機能を提供します。異なるデータ・セットへのアクセスが必要な様々なユーザー・セットがあり、すべてが共通データ・セットへのアクセスを必要とする場合、Oracle Access Managerは、すべてのユーザーが適切なデータにのみアクセスできるように、各グループへの適切なアクセス・レベルを許可します。

2.13 Oracle Access Manager 10g Webゲート(10.1.4.3.0)CD

Webゲートは、ポリシー適用機能としての役割を果たすOracle Access Managerのコンポーネントです。これは、Webサーバーのプラグイン・アクセス・クライアントであり(Oracle HTTP Serverで使用する関連Apacheモジュールを搭載)、HTTPリクエストをインターセプトし、認証および認可のためにこれをアクセス・サーバーに転送します。これに対し、AccessGateはカスタムのアクセス・クライアントであり、Oracle Access Manager SDKによって構築され、ユーザーまたはアプリケーションからのWebリソース・リクエストおよびWeb以外のリソース・リクエストを処理します。AccessGateはユーザー・リクエストをインターセプトし、認証および認可のためにこれをアクセス・サーバーに転送します。WebGateとAccessGateという用語は、ほとんどの場合、同じ意味で使用されます。

2.14 Oracle Access Manager 10g NLSパッケージ(10.1.4.3.0)CD

Oracle Access Managerのこのコンポーネントには、異なるサポート言語でOracle Access Managerを実行する際に必要なソフトウェアが収録されています。

2.15 Oracle Secure Enterprise Search(SES)

このCD-ROMには、Oracle Secure Enterprise Search(SES)バージョン10.1.8.3が収録されています。

Oracle SESは、すべてのエンタープライズ情報アセットに対する、セキュアで高品質の、使いやすい検索機能を提供します。主な機能は次のとおりです。

2.16 Oracle JDeveloper 11gおよびOracle Application Development Framework(ADF)11gのDVD

Oracle ADFは、J2EE開発者用の包括的な生産性レイヤーです。Oracle ADFは、Web、ワイヤレス、リッチ・クライアントなどのインタフェースによるビジネス・サービスのセットとしてのアプリケーションの構築を簡素化します。ADFを使用すると、すぐに使用できるJ2EEデザイン・パターンの実装と、メタデータドリブンのコンポーネントによって、開発が迅速化されます。ADFを使用しなければ、コーディング、テストおよびデバッグを手作業で行うことになります。実装は標準に基づいており、機能はオラクル社のビジネス・アプリケーション開発者の長年の経験を具体化しているため、ADFを使用したアプリケーションは、パフォーマンスが高く、十分に設計され、移植可能なものとなります。

Oracle JDeveloperにはADF用の視覚的な設計ツールがあり、J2EEアプリケーションの全レイヤーのモデル化、テスト、デバッグ、調整、管理、デプロイおよびバージョニングを単一環境で行うことができます。Oracle ADFは、各アーキテクチャ・レイヤーでユーザーが選択したテクノロジに適合する柔軟なエンドツーエンド・アプリケーション・インフラストラクチャを提供し、Oracle JDeveloperは、ライフサイクルを通してドラッグ・アンド・ドロップによる使いやすさにより、選択に応じた生産性を提供します。

このDVDの内容は次のとおりです。

Oracle JDeveloperをインストールする場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照してください。

2.17 Oracle Application Developer 11(11.1.1.0)

Oracle Application DeveloperのCD-ROMの内容は次のとおりです。

Application Developerのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』を参照してください。

2.18 Oracle Fusion Middleware Adapters and Connectors

Oracle Adaptersは、各種のバックエンド・アプリケーションに対して標準ベースの接続を提供します。

このCDの内容は次のとおりです。

2.19 Oracle WebLogic Operations Control CD

WebLogic Operations Controlは、仮想および非仮想エンタープライズJavaアプリケーションのための管理フレームワークです。WebLogic Operation Controlは次の機能を持ちます。

2.20 Oracle Clusterware 11g(11.1.1.1.0) - Linux専用

Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clusters(RAC)データベースの実行に必要なクロス・プラットフォームのクラスタ・ソフトウェアです。これは、クラスタリング・モードでのOracleソフトウェアの実行を可能にするオペレーティング・システム・レベルで、基本クラスタリング・サービスを提供します。

2.21 Oracle Fusion Middleware 11gドキュメント・ライブラリ

このCD-ROMには、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1(11.1.1)の完全なドキュメント・ライブラリが収録されています。