Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
部品番号: B55912-01
2009年10月
このドキュメントでは、次の情報が提供されます。
このリリースのOracle JDeveloperは、第1.1項「CPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨構成」に示すように、Windows、LinuxおよびMac OS Xの特定のバージョンにおいて、テストを完了し、サポート対象となっています。 また、Sun社のJava SE Development Kit(JDK)6 Update 11以上をサポートする全オペレーティング・システムでサポートされています。
次の表に、異なるオペレーティング・システム用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件を示します。
次の表に、Windowsオペレーティング・システム用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件を示します。
表1 Windows用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件
リソース | 推奨 |
---|---|
オペレーティング・システム |
Windows Vista Windows Server 2003 R2 Windows XP-Service Pack 2 |
CPUタイプおよび速度 |
Pentium IV 2 GHz 以上 |
メモリー |
Studio Edition: 2 GB RAM |
ディスプレイ |
65536色、1024 X 768以上の解像度に設定 |
ハード・ドライブ容量 |
Studio Edition: 2.25 GB Java Edition: 73 MB |
JDK |
Windows用JDK 6.0 Update 11は |
次の表に、Linuxオペレーティング・システム用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件を示します。
表2 Linux用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件
リソース | 推奨 |
---|---|
配布 |
Red Hat Enterprise Linux 5.0 Red Hat Enterprise Linux 4.0 Oracle Enterprise Linux 5.0 Oracle Enterprise Linux 4.0 SUSE Linux Enterprise Server 10 |
CPUタイプおよび速度 |
Pentium IV 2 GHz 以上 |
メモリー |
Studio Edition: 2 GB RAM |
ディスプレイ |
65536色、1024 X 768以上の解像度に設定 |
ハード・ドライブ容量 |
Studio Edition: 2.5 GB Java Edition: 73 MB |
JDK |
Linux用JDK 6.0 Update 11は |
次の表に、Mac OS Xオペレーティング・システム用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件を示します。
表3 MAC OS X用のCPU、メモリー、ディスプレイおよびハード・ドライブの推奨要件
リソース | 推奨 |
---|---|
オペレーティング・システム |
Apple Mac OS Xバージョン10.5.2以上 |
CPUタイプおよび速度 |
64ビットのIntelプロセッサ |
メモリー |
Studio Edition: 2 GB RAM |
ディスプレイ |
Thousands of Colors |
ハード・ドライブ容量 |
Studio Edition: 2.5 GB Java Edition: 73 MB |
JDK |
Mac OS X 10.5用のSun Java SE 6は、 |
Oracle Installerを使用して、システムにOracle JDeveloper Studio 11.1.1.x.x、ADFランタイムおよびOracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.1)をインストールできます。
Oracle Installerは、次のものが使用できます。
汎用インストーラ(jdevstudio11111install.jar
)。Oracle JDeveloper Studioを任意のプラットフォームにインストールできます。 このインストーラを使用するには、システムにJDK 6.0 Update 11以上がインストールされている必要があります。
プラットフォーム固有の2つのインストーラ。JDK 6.0 Update 11が含まれています。 これらのプラットフォーム・インストーラを使用するためにJDKを事前にシステムにインストールしておく必要はありません。
Windowsインストーラ(jdevstudio11111install.exe
)
Linuxインストーラ(jdevstudio11111install.bin
)
Oracle Installerは、Oracle Technology Network(OTN)の次のWebサイトからダウンロードできます。http://www.oracle.com/technology/software/products/jdev/index.html
ADFランタイムのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development FrameworkのためのFusion開発者ガイド』の「Fusion Webアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
Oracle JDeveloperでのOracle WebLogic Serverの使用の詳細は、第12項「Oracle WebLogic ServerとOracle JDeveloperの使用」を参照してください。
注意: Oracle JDeveloperのアンインストール後に同じバージョンのOracle JDeveloperを再インストールする場合、前回のインストールのシステム・ディレクトリがデフォルトで新規インストールに関連付けられます。 このため、同じバージョンのOracle JDeveloperを再インストールする場合は、前回作成したシステム・ディレクトリを最初に削除するか、または第10項「ユーザー・ホーム・ディレクトリの設定」の説明に従って、再インストール後に新規ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定する必要があります。 |
汎用インストーラを実行する前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。
システムにJDK 6.0 Update 11以上がインストールされている必要があります。 JDK 6.0 Update 11がインストールされていない場合は、http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
から入手できます。
インストール・プロセスを合理化するためには、製品とともに使用するJDKを、インストーラ・プログラムの起動に使用するJDKにする必要があります。この場合、目的のJDKがシステムPATHの最初にあるか、目的のJDKをコマンド・ライン上で明示的に参照することを確認します。
インストーラの起動に使用するJDKが最小製品要件を満たさない場合、インストール・プロセス中にJDKを参照する機会が与えられます。
使用するインストーラのタイプに応じて、次のいずれかの方法でインストール・プロセスを開始できます。
プラットフォームに依存しないインストーラを起動するには、java -jar jdevstudio11111install.jar
を入力します。
Windowsインストーラを起動するには、jdevstudio11111install.exe
ファイルをダブルクリックします。
Linuxインストーラを起動するには、次の手順に従います。
jdevstudio11111install.bin
ファイルが実行可能であることを確認します。chmod +x jdevstudio11111install.bin
ファイルを実行します。./jdevstudio11111install.bin
インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。 詳細は、第14.1項「Oracle JDeveloper Studioのサイレント・モードでのインストール」を参照してください。
インストーラでは、様々なインストール・パラメータを指定するための複数の画面が用意されています。
ようこそ
「次へ」をクリックして、インストール・プロセスを開始します。
ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択
新規のMiddlewareホーム・ディレクトリを作成するか、既存のMiddlewareホーム・ディレクトリのリストから選択します。 すでにOracle JDeveloperおよびOracle WebLogic Serverコンポーネントがインストールされているディレクトリを選択すると、「製品とコンポーネントの選択」画面が表示されます。ここで、インストールする追加コンポーネントを選択します。
新しくMiddlewareホーム・ディレクトリを作成する場合、デフォルトとしてWindows用にC:\Oracle\Middleware\
、LinuxおよびUnixプラットフォーム用に$HOME/Oracle/Middleware/
が用意されています。
注意: 選択するディレクトリに空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:\Program Files はMiddlewareホームとして使用しないでください。 |
注意:
|
インストール・タイプの選択
実行するインストールのタイプに応じて、「完全」または「カスタム」を選択します。 「完全」を選択すると、Oracle JDeveloper Studio、Application Development FrameworkランタイムおよびOracle WebLogic Serverがシステムにインストールされます。 完全インストールでインストールされるOracle WebLogic Serverコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』を参照してください。
「カスタム」を選択すると、「製品とコンポーネントの選択」画面が表示されます。ここで、インストールするコンポーネントを選択します。
製品とコンポーネントの選択(カスタム・インストールのみ)
インストールするコンポーネントを選択します。他のコンポーネントに必要なコンポーネントを選択解除すると、それらのコンポーネントも選択解除されます。 Oracle WebLogic Serverコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Getting Started With Installation for Oracle WebLogic Server』を参照してください。
注意:
|
JDKの選択(汎用インストーラのみ)
製品に使用するJDKを含む汎用インストーラを起動しなかった場合、または最小要件を満たさないJDKで起動した場合は、必要なJDKの場所をここで選択できます。子フォルダbin
を含む、つまりjava.exe
を含むJDKディレクトリにナビゲートします。 たとえば、java.exeのパスがC:\JDK\jdk1.6.0_11\bin\java.exe
の場合、C:\JDK\jdk1.6.0_11
を選択する必要があります。
製品インストール・ディレクトリの確認
コンポーネントをインストールするディレクトリが表示されます。「戻る」をクリックして必要な画面にナビゲートし、変更を加えるか、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。
注意: インストール対象として選択したコンポーネントに必要なディスク領域に加えて、インストーラでは684MBの一時作業領域が必要です。システムに十分なディスク領域がない場合、その旨を知らせるダイアログが表示されます。目的の場所の領域を空けるか、「前へ」をクリックして「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面上でかわりの場所を選択できます。 |
Windowsサービスのインストール(Windowsシステムのみ)
ノード・マネージャ・サービスのインストールを選択します。ノード・マネージャは、ドメイン内のサーバー・インスタンスの監視、起動および停止に使用します。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』を参照してください。
注意: Oracle JDeveloperおよびADFでは、ノード・マネージャ・サービスを使用する必要はありません。 |
ショートカットの場所の選択(Windowsシステムのみ)
ショートカットを配置する「スタート メニュー」フォルダを選択します。次のいずれかのオプションを選択できます。
「All Users」の「スタート メニュー」フォルダ
このオプションを選択して、このマシンに登録されているすべてのユーザーが、インストール済ソフトウェアにアクセスできるようにします。「All Users」フォルダにショートカットを作成できるのは、管理者権限を持つユーザーのみです。
ローカル・ユーザーの「スタート メニュー」フォルダ
このオプションを選択して、このマシンに登録されている他のユーザーが、このインストールの「スタート」メニューのエントリにアクセスできないようにします。
インストールの概要
インストールするコンポーネントおよび使用されるディスク領域合計が表示されます。
インストール・ステータス
インストールの進捗状況が表示されます。
インストール完了
インストール・プロセスが終了したら、「Quickstartの実行」を選択してQuickstartウィンドウを開きます。Quickstartを使用すると、インストールされたコンポーネントを容易に起動し、オンライン・ドキュメントにアクセスできます。
「完了」をクリックして、インストール・プロセスを終了します。
Oracle JDeveloper Java Editionはインストーラを必要としません。Oracle JDeveloper Javaをインストールするには、解凍(unzip)ツールが必要です。プラットフォーム共通の無償の解凍ツールInfo-Zipは、http://www.info-zip.org/
からダウンロードできます。
注意: Oracle JDeveloperをインストールするディレクトリに空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:¥Program Files はインストール・ディレクトリとして使用しないでください。 |
Oracle JDeveloperをjdevjavabase1111.zip
からインストールする手順は、次のとおりです。
JDK 6.0 Update 11以上がインストールされていない場合は、http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
から入手できます。
jdevjavabase1111.zip
をターゲット・ディレクトリに解凍します。
注意: これ以降Java Editionについては、インストール・ディレクトリをMW_HOME と表記します。 たとえば、jdevjavabase1111.zip をC:\jdev_install\ に解凍した場合、MW_HOME はC:\jdev_install を指します。 |
インストールが完了したら、WindowsシステムでOracle JDeveloperの使用を開始できます。
WindowsでOracle JDeveloper Studioを起動するには、次のいずれかの方法を使用します。
「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」を選択し、「Oracle Fusion Middleware 11.1.1.x.x」を選択し、「JDeveloper Studio 11.1.1.x.x」を選択します。
コマンド・ラインで次のいずれかのコマンドを実行して、Oracle JDeveloperを起動することもできます。
MW_HOME
\jdeveloper\jdeveloper.exe
MW_HOME
\jdeveloper\jdev\bin\jdevw.exe
MW_HOME
\jdeveloper\jdev\bin\jdev.exe
(内部診断情報を示すコンソール・ウィンドウを表示する場合)
注意: この項はStudio Editionには適用されません。 |
最初にOracle JDeveloperを起動したときに表示されるダイアログで、JDKのインストール・ディレクトリを指定します。 Java実行可能ファイル(D:\jdk1.6.0_11\binなど)へのパスを入力する必要があります。
前に指定したJDKの場所を変更するには、ファイルMW_HOME
\jdeveloper\jdev\bin\jdev.conf
内の変数SetJavaHome
をJDKのインストール・ディレクトリに設定します。ワードパッドなど、UNIXの改行文字を認識するエディタを使用します。ファイルを保存すると、ワードパッドではファイルをテキストのみのフォーマットで保存しようとしていることを示す警告が表示されます。この警告は無視してかまいません。
たとえば、Windows環境では、JDKがD: ドライブのディレクトリjdk1.6.0_11にあれば、jdev.conf
のエントリは次のようになります。
SetJavaHome d:\jdk1.6.0_11
次のリストは、WindowsにおけるOracle JDeveloper内のデフォルト・ディレクトリ構造を示しています。
system
サブディレクトリのデフォルトの場所は、%APPDATA%\JDeveloper\systemXX.XX.XX.XX
です。XX.XX.XX.XX
は製品ビルドの一意の番号です。
ユーザー生成コンテンツのデフォルトの場所は、C:\JDeveloper\mywork
です。
ユーザー・ディレクトリの詳細およびホーム環境変数値の設定方法は、第10項「ユーザー・ホーム・ディレクトリの設定」を参照してください。
インストールが完了したら、LinuxおよびUNIXシステムでOracle JDeveloperの使用を開始できます。
UNIXまたはLinuxプラットフォームでは、大きい不透明なJavaカーソルが表示され、ドラッグ・アンド・ドロップ操作に使用しにくいことがあります。この問題に対処するために、Oracle JDeveloperにはデフォルト・セットを置き換えるためのカーソル・セットが用意されています。カーソルを置き換えるには、JDKへの書込みアクセス権が必要です。
カーソルを置き換える手順は、次のとおりです。
次のJDKディレクトリにあるデフォルト・カーソルのバックアップ・コピーを作成します。
<jdk_install>/jre/lib/images/cursors
次のディレクトリにあるtarファイルから代替カーソルを抽出します。
MW_HOME
/jdeveloper/jdev/bin/clear_cursors.tar
LinuxおよびUNIX上でOracle JDeveloperを起動するには、ファイルMW_HOME
/jdeveloper/jdev/bin/jdev
を実行します。
注意: この項はStudio Editionには適用されません。 |
Oracle JDeveloperを最初に起動する際、jdev
スクリプトによりJDKのインストール・ディレクトリを指定するよう求められます(見つからない場合)。 Java実行可能ファイル(/usr/local/java/bin/java
など)へのパスを入力する必要があります。
インストールが完了したら、Mac OS XプラットフォームでOracle JDeveloperの使用を開始する前に、次の追加ステップを実行する必要があります。
JDK 6.0をデフォルトのVMに設定します。
/Applications/Utilities/Java
にあるJavaプリファレンス・ユーティリティを実行します。
一般ページのJavaバージョンのリストで、Java SE 6 (64 Bit)を一番上に移動します。
rootユーザーを有効化します。
/Applications/Utilities
にあるディレクトリ・ユーティリティ・アプリケーションを開きます。
設定がロック解除されていることを確認します(必要に応じてロックをクリックします)。
編集メニューからルート・ユーザーの有効化を選択します。
classes.jar
のシンボリック・リンクを作成します。 コマンド・プロンプトに次のとおり入力します。
cd /SystemLibrary/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home/ su root mkdir jre cd jre mkdir lib cd lib ln -s ../../../Classes/classes.jar rt.jar
注意: シンボリック・リンクの作成後、rootユーザーを無効化できます。 |
注意: この項はStudio Editionには適用されません。 |
Oracle JDeveloperを最初に起動する際、jdev
スクリプトによりJDKのインストール・ディレクトリを指定するよう求められます(見つからない場合)。 Java実行可能ファイル(/usr/local/java/bin/java
など)へのパスを入力する必要があります。
このバージョンのOracle JDeveloperは、Oracle JDeveloper 10.1.3.4およびOracle JDeveloper 11.1.1.0.xからの移行のみをサポートします。このバージョンのOracle JDeveloperに移行する前に、他のすべての旧バージョンからOracle JDeveloper 10.1.3.4に移行しておくことをお薦めします。
最初にOracle JDeveloperを起動する場合に(および新しい拡張機能を追加するたびに)、設定を前のインストールから移行するかどうか尋ねられます。このダイアログで「はい」を選択し、前のインストールのシステム・ディレクトリを参照します。これにより、関連するユーザー設定が、前のリリースからOracle JDeveloper 11gにコピーされます。
Oracle JDeveloperで初期起動後に強制的に移行ダイアログを表示するには、-migrate
フラグ(jdev -migrate
など)を使用します。
Oracle JDeveloperで拡張機能を使用するには、その拡張機能をOTNからダウンロードする必要があります。使用可能なOracle JDeveloper拡張機能の一例がJUnitです。
Oracle JDeveloper拡張機能を自動的にダウンロードしてインストールする手順は、次のとおりです。
「ヘルプ」メニューから「更新の確認」を選択します。
このメニュー・オプションを選択すると、インストールされていない拡張機能のリストとインストール済の拡張機能の新バージョンのリストが表示され、それぞれのリストから選択した拡張機能がダウンロードされます。Oracle JDeveloperを再起動すると、拡張機能が使用可能になります。
Oracle JDeveloper拡張機能を手動でダウンロードする手順は、次のとおりです。
http://www.oracle.com/technology/products/jdev/101/update/exchange.xml
にアクセスします。
Oracle JDeveloper拡張機能を選択します。
指示に従ってzipファイルをダウンロードします。
Oracle JDeveloper拡張機能を手動でインストールする手順は、次のとおりです。
拡張機能のアーカイブに追加のインストール指示があるかどうかを確認します。
「ヘルプ」メニューから「更新の確認」を選択します。
ウィザードのステップ1で、「ローカル・ファイルからインストール」を選択してZIPファイルにナビゲートします。
ウィザードを終了してOracle JDeveloperを再起動します。Oracle JDeveloperを再起動すると、拡張機能が使用可能になります。
追加情報は、オンライン・ヘルプのトピック「Oracle JDeveloperの拡張」を参照してください。このトピックにアクセスするには、「ヘルプ」メニューの「目次」を選択します。
Oracle JDeveloperは、ダウンロード可能なデザインタイム拡張機能を持つ他のOracle Fusion Middlewareコンポーネント(Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenter Frameworkなど)とともに使用できます。
Oracle Fusion Middlewareデザインタイム拡張機能をダウンロードする手順は、次のとおりです。
「ヘルプ」メニューから「更新の確認」を選択します。
「ソース」ページの「更新センターの検索」で、Oracle Fusion Middleware製品を選択し、「次へ」をクリックします。
「更新」ページで、ダウンロードする拡張機能を選択します。 たとえば、Oracle WebCenter Framework拡張機能をダウンロードするには、Oracle WebCenter Framework and Services Design Time 11.1.1.0.0を選択します。 Oracle SOA Suite拡張機能の場合、Oracle SOA Suite Composite Editor 11.1.1.0.0を選択します。 インストールする拡張機能を選択し、「次へ」をクリックします。
ダウンロードが完了したら、「終了」をクリックします。 Oracle JDeveloperを再起動するよう求められます。 拡張機能を有効化するには、製品を再起動する必要があります。
この項では、Oracle JDeveloperでユーザー・ホーム・ディレクトリを正しく識別できるように、ユーザーごとにユーザー・ホーム環境変数を定義してその値を設定する手順について説明します。
ユーザー・ホーム・ディレクトリには、Oracle JDeveloperに使用するユーザー・プリファレンスが格納されます(systemサブディレクトリ内)。また、このディレクトリは、新規プロジェクト(\JDeveloper\mywork\
ディレクトリ内)や指定のユーザー固有の他の構成ファイルのデフォルト・ディレクトリでもあります。
注意: 選択するホーム・ディレクトリに空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:\My Home をホーム・ディレクトリとして使用しないでください。 |
ユーザー・ホーム環境変数の名前を定義する手順は、次のとおりです。
テキスト・エディタでファイルMW_HOME
/jdeveloper/jdev/bin/jdev.boot
を開きます。ワードパッドなど、UNIXの改行文字を認識するエディタを使用します。
次のエントリを探します。
ide.user.dir.var = JDEV_USER_HOME, JDEV_USER_DIR
これは、Oracle JDeveloperで起動時に検索されるデフォルトの変数です。Oracle JDeveloperで使用する必要がある環境変数を定義または追加できます。ターミナル・サーバー管理者は、この変数名をシステムのネーミング規則に従って変更できます。
注意: jdev.bootファイルに次の行を追加して、ホーム環境変数を明示的に設定できます。ide.user.dir = <優先ユーザー・ディレクトリへのパス>
出力は次のようになります。 ide.user.dir = D:\users\jdoe(Windows) ide.user.dir = /home/users/jdoe(LinuxおよびUNIX) |
ファイルを保存します。ワードパッドを使用している場合は、ファイルをテキスト・フォーマットで保存しようとしていることを示す警告が表示されます。この警告は無視してかまいません。
ユーザー・ホーム・ディレクトリは、コマンド・ラインで次のコマンドを使用して指定することもできます。
jdev.exe -J-Dide.user.dir=<Path>
例:
jdev.exe -J-Dide.user.dir=D:\users\jdoe
(Windows)
jdev.exe -J-Dide.user.dir=/home/users/jdoe
(LinuxおよびUNIX)
マルチユーザー・システム上のOracle JDeveloperの各ユーザーも含めてWindowsシステム上でホーム環境変数を設定する手順は、次のとおりです。
注意: ホーム環境変数を設定するディレクトリに空白を含めないでください。たとえば、C:\My Projects をホーム・ディレクトリとして指定しないでください。 |
Windowsの「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「システム」を選択します。
「詳細」タブをクリックし、「環境変数」をクリックします。
「ユーザー環境変数」セクションで「新規」をクリックします。
JDEV_USER_DIR
、またはide.user.dir.var
用に選択した名前をユーザー変数として追加します。
この変数の値をホーム・ディレクトリ(N:\users\jdoe
など)に設定し、「OK」をクリックします。
変数の設定を確認するには、コマンド・シェルを開いて次のように入力します。
set
次のような出力が表示されます。
JDEV_USER_DIR=N:¥users¥jdoe
Oracle JDeveloperを起動します。
「ヘルプ」から「バージョン情報」を選択して、ide.user.dir
の値がユーザー・ホーム・ディレクトリに設定されていることを確認します。
LinuxおよびUNIXシステム上で環境変数を設定する手順は、次のとおりです。ここで示す例と構文は、Cシェルを参照しています。
注意: ホーム環境変数を設定するディレクトリに空白を含めないでください。たとえば、home/jdoe/my projects はホーム・ディレクトリとして指定しないでください。 |
起動構成ファイル(.cshrc
など)で、次のように環境変数を目的のディレクトリに設定します。
setenv JDEV_USER_DIR $HOME/mydocs/jdevfiles
ソース・ファイルを指定して変更を有効にします。
source .cshrc
環境変数を表示して変更を確認します。
echo $JDEV_USER_DIR
次のような出力が表示されます。
/home/jdoe/mydocs/jdevfiles
Oracle JDeveloperを起動します。
「ヘルプ」から「バージョン情報」を選択して、ide.user.dir
の値がユーザー・ホーム・ディレクトリに設定されていることを確認します。
デフォルトでは、LinuxおよびUNIX上のユーザー・ホーム・ディレクトリは$HOME/jdevhome
です。
Mac OS Xシステム上で環境変数を設定する手順は、次のとおりです。ここで示す例と構文は、BASHシェルを参照しています。
注意: ホーム環境変数を設定するディレクトリに空白を含めないでください。たとえば、home/jdoe/my projects はホーム・ディレクトリとして指定しないでください。 |
起動構成ファイル(.bashrcなど)で、次のように環境変数を目的のディレクトリに設定します。
JDEV_USER_DIR=$HOME/mydocs/jdevfiles
新しい環境変数値をエクスポートします。
export JDEV_USER_DIR
ソース・ファイルを指定して変更を有効にします。
. .profile
環境変数を表示して変更を確認します。
echo $JDEV_USER_DIR
次のような出力が表示されます。
/Users/jdoe/mydocs/jdevfiles
Oracle JDeveloperを起動します。
「ヘルプ」から「バージョン情報」を選択して、ide.user.dir
の値がユーザー・ホーム・ディレクトリに設定されていることを確認します。
デフォルトでは、Mac OS X上のユーザー・ホーム・ディレクトリは$HOME/jdeveloper
です。
Oracle JDeveloperは、Microsoft Terminal Server、Citrix MetaFrame、MetaFrame XP(Windowsの場合)およびMetaFrame 1.1(UNIX環境の場合)にインストールできます。これらの環境では、多数のクライアントが単一のOracle JDeveloperインストールにアクセスできます。いずれの場合も、ユーザーは各自のプロジェクトをローカルに保存できます。
マルチユーザー環境で使用するOracle JDeveloperをインストールして構成する場合は、Oracle JDeveloperとユーザーに最適なパフォーマンスを得るために、ユーザー数やサーバーの処理能力などのリソースのプランニングを考慮する必要があります。
Oracle JDeveloperをインストールするには管理権限が必要です。
Oracle JDeveloperをCitrix MetaFrame ServerまたはMicrosoft Terminal Serverにインストールする手順は、次のとおりです。
Oracle JDeveloperをインストールします。
ユーザー・ホーム・ディレクトリ環境変数を、第11.2項「マルチユーザー環境でのユーザー・ホーム・ディレクトリの構成」および第11.3項「Oracle JDeveloperの実行に使用するTerminal Serverクライアントの構成」に従って定義します。
ターミナル・サーバー環境でOracle JDeveloperを実行する前に、ユーザー・ホーム環境変数を定義し、ユーザーごとにその値を設定できます。これにより、Oracle JDeveloperでユーザー・ホーム・ディレクトリを正しく識別できます。 変数が定義および設定されていない場合、Oracle JDeveloperではMW_HOME
\JDeveloper\system\
ディレクトリを使用して各ユーザーのシステム設定を保存し、C:\JDeveloper\mywork
をすべてのユーザーのデフォルト・ユーザー・ソース・ディレクトリとして使用します。 ユーザー・ホーム・ディレクトリ環境変数を構成する手順は、第10項「ユーザー・ホーム・ディレクトリの設定」を参照してください。
この項では、Citrix MetaFrameまたはMicrosoft Terminal Serverクライアントをローカルにインストール済で、システム管理者がOracle JDeveloperのインストールと構成を完了していることを前提としています。
Oracle JDeveloperを実行できるようにTerminal Serverクライアントを構成する手順は、次のとおりです。
Terminal Serverクライアントのカラー解像度が256色以上に設定されていることを確認します。Java JDK 6.0には、この最小解像度が必須です。
ターミナル・サーバーにログオンします。
ユーザー・ホーム環境変数が定義されていることを確認します。システムで使用されているネーミング規則については、システム管理者に確認してください。デフォルト変数はJDEV_USER_DIR
です。
ユーザー・ホーム環境変数を、第10.1項「Windowsでのホーム環境変数の設定」に従って設定します。
Oracle JDeveloperを起動します。
ユーザー・ホーム・ディレクトリを作成するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。「はい」をクリックします。
「ヘルプ」から「バージョン情報」を選択して、ide.user.dir
の値がユーザー・ホーム・ディレクトリに設定されていることを確認します。
Oracle JDeveloperをマルチユーザー環境で実行すると、次のエラーが表示されます。
The system DLL ole32.dll was relocated in memory.The application will not run properly.The relocation occurred because the DLL Dynamically Allocated Memory occupied an address range reserved for Windows NT system DLL's. The vendor supplying the DLL should be contacted for a new DLL.
次の行をコメント解除して、MW_HOME
\jdeveloper\jdev\bin\jdev.conf
ファイルを更新する必要があります。
AddVMOption -Xheapbase100000000
ワードパッドなど、UNIXの改行文字を認識するエディタを使用します。Oracle JDeveloperの起動時に引き続きエラーになる場合は、数値の増減が必要になることがあります。ファイルを保存すると、ワードパッドではファイルをテキストのみのフォーマットで保存しようとしていることを示す警告が表示されます。この警告は無視してかまいません。
また、各ユーザーはデフォルト・プロジェクトを変更してこの設定を適用する必要があります。デフォルト・プロジェクト設定でこの値を指定する手順は、次のとおりです。
「アプリケーション」メニューから「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」を選択します。
「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」ダイアログで「実行/デバッグ/プロファイル」をクリックし、「編集」を選択します。
「起動設定」ノードをクリックします。
「起動設定」ページで、「Javaオプション」フィールドに-Xheapbase100000000
を入力します。
注意: この項はJava Editionには適用されません。 |
Oracle JDeveloper Studio 11g リリース1(11.1.1)をインストールすると、Oracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.1)も自動的にインストールされます。 Oracle JDeveloperではこの事前構成済インストールを、統合Oracle WebLogic ServerであるOracle JDeveloper管理対象サーバーとしてIDE内でのアプリケーションのテストおよびデバッグに使用します。Oracle JDeveloperをインストールすると、Webアプリケーションの開発、テストおよびデバッグの開始に必要なすべてがインストールされ、構成されるため、開発のための追加構成ステップは必要ありません。
Oracle JDeveloperにおけるスタンドアロンOracle WebLogic Serverインスタンスの使用の詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ドキュメントのヘルプ・トピック「Oracle WebLogic Serverへの接続およびデプロイ」を参照してください。
インストール中に作成されるOracle WebLogic ServerドメインであるDefaultDomain
は、IDE外での使用を目的としていません。 ADFアプリケーションをスタンドアロンOracle WebLogic Serverにデプロイするには、ADFアプリケーションを実行するようにサーバーを構成する必要があります。
ADFアプリケーションを実行するためにOracle WebLogic Serverを準備する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.1)をインストールします。 Oracle Installerを使用して、最低限、Oracle WebLogic Server Core Application Server、および構成ウィザードとアップグレード・フレームワークのコンポーネントをインストールします。 Oracle WebLogic Server 11g リリース3は、任意のOracle配布メディアを使用してインストールできます。
Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、次のドキュメントを参照してください。
ADFランタイム・ライブラリをOracle WebLogic Server環境に追加します。 このステップでは、ADF用Oracle WebLogic Serverに必要なパッチが提供され、ADFランタイムjarファイルとドメイン・テンプレートがサーバー環境にコピーされます。 ADFランタイムを次のいずれかの方法で追加します。
Oracle WebLogic Serverのインストール中にApplication Development Frameworkランタイム・コンポーネントをインストールしなかった場合、第2.2項「インストーラの起動」の説明に従って、Oracle Installerを実行してインストールできます。 カスタム・インストールを実行して、ADFランタイム・コンポーネントを既存のOracle WebLogic Serverホームにインストールします。
Oracle Fusion Middleware配布メディアから入手できるOracle Fusion Middleware 11g Application Developer Installerを実行し、ADFランタイムを既存のOracle WebLogic Serverホームにインストールします。 Oracle Application Developerにより、Oracle Enterprise Managerで管理されるサーバー環境でスタンドアロンADFアプリケーションを実行できます。 Oracle Fusion Middleware 11g Application Developer Installerの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド』を参照してください。
ADFランタイム・ライブラリのスタンドアロンOracle WebLogic Serverへの追加の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development FrameworkのためのFusion開発者ガイド』の「Fusion Webアプリケーションのデプロイ」、ADFランタイムのWebLogicインストールへのインストールに関する項を参照してください。
ADFランタイムの新規または既存ドメインを構成します。 ADFアプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイする前に、ADFランタイムのドメインを構成する必要があります。 WebLogic構成ウィザードを使用して、Application Development Frameworkランタイムをサポートするよう自動的に構成された新規ドメインを作成するか、ADFランタイム・ドメイン・テンプレートで既存ドメインを拡張します。
Oracle WebLogic Serverドメインの構成およびADFアプリケーションを実行するためのドメインの準備の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle JDeveloperでの使用について動作保証済のソフトウェアに関する最新情報は、Oracle Technology Network(OTN)のWebサイトのOracle JDeveloperドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/documentation/jdev.html
)を参照してください。
次の各項では、サイレント・インストールの実行方法など、Oracle JDeveloperでアクセシビリティ機能を使用する方法を説明します。
サイレント・モード・インストールとは、インストール構成を1回のみ設定して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにする方法です。サイレント・モードでのインストール中、インストール・プログラムはインストール開始前に作成したXMLファイルから構成設定を読み取ります。
サイレント・モードでインストールする手順は、次のとおりです。
インストールに使用する構成設定を定義する、silent.xmlファイルを作成します。 詳細は、第14.1.1項「silent.xmlファイルの作成」を参照してください。
次のコマンドを使用して、サイレント・インストールを開始します。
java -jar jdevstudio11111install.jar -mode=silent -log=install.log
-log=install.log
引数は、install.log
ファイルのインストール・ログを保守します。ログ・ファイルに含まれる情報は、インストール・エラーの調査に役立ちます。
注意: silent.xml ファイルをOracle Installerがあるディレクトリ以外の場所で使用する場合、追加の引数-silent_xml=<your_location>\silent.xml も使用します。 |
silent.xml
ファイルには、構成設定を示す値を指定できる、複数のパラメータが含まれます。
表4「silent.xmlファイルのパラメータ」に、パラメータとその説明を示します。
表4 silent.xmlファイルのパラメータ
リソース | 推奨 |
---|---|
|
選択したOracle Middlewareホーム・ディレクトリのフルパス。例: サイレント・インストールでは、 |
|
インストールするコンポーネントとサブコンポーネントを指定します。 コンポーネント選択のガイドライン:
|
|
使用可能な値:
「All Users」フォルダにショートカットを作成するには、管理者権限が必要です。 |
LOCAL_JVMS |
Javaディレクトリの場所を指定します。目的のJDKでOracle Installerを起動した場合、このパラメータを指定する必要はありません。 このパラメータで指定するJDKは、JDK 6.0 Update 11以上にしてください。それ以外は無視されます。 注意: Linux、UNIXおよびMac OS Xシステムでは、指定されたパスにあるすべてのsymlink参照がハード・リンクに解決されます。 |
たとえば、次の構成オプションでサイレント・インストールを指定します。
Middlewareホーム・ディレクトリ: C:\Oracle\Middleware\
。
インストールするコンポーネント: Oracle JDeveloper StudioとApplication Development Frameworkランタイム。
Javaの場所: C:\jdk\jdk1.6.0_11\
。
ショートカットはローカル・ユーザーの「スタート メニュー」フォルダに作成されます。
この構成を実現するには、silent.xml
ファイルを次のようにコード化する必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <bea-installer> <input-fields> <data-value name="BEAHOME" value="C:\Oracle\Middleware"/> <data-value name="COMPONENT_PATHS" value="JDeveloper and ADF/JDeveloper Studio|JDeveloper and ADF/Application Development Framework Runtime"/> <data-value name="LOCAL_JVMS" value="C:\jdk\jdk1.6.0_11\"/> <data-value name="INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER" value="false"/> </input-fields> </bea-installer>
Oracle WebLogic Serverのサイレント・モード・インストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』を参照してください。
アクセシビリティ機能を最大限まで活用できるように、少なくとも次のテクノロジ・スタックをお薦めします。
Windows Server 2003 R2、Windows XPまたはWindows Vista
Java Sun J2SE 1.6.0_11
Sun Java Access Bridge 2.0.1
JAWS 8.0またはJAWS 10.0
Microsoft Internet Explorer 7
スクリーン・リーダーとJava Access Bridgeの設定については、次の手順を参照してください。
インストールされていない場合は、スクリーン・リーダーをインストールします。
インストールの詳細は、スクリーン・リーダーのマニュアルを参照してください。
Oracle JDeveloperをインストールします。
サイレント・インストールの実行の詳細は、第14.1項「Oracle JDeveloper Studioのサイレント・モードでのインストール」を参照してください。
Windowsバージョン2.0.1用のJava Access Bridgeをダウンロードします。ダウンロードするファイルはaccessbridge-2_0_1.zip
です。このファイルは、次のURLで入手できます。http://java.sun.com/products/accessbridge
インストールとJava Access Bridgeの詳細は、このWebサイトから入手可能なJava Access Bridgeマニュアルを参照してください。
フォルダ(accessbridge_home
など)に内容を抽出(解凍)します。
<accessbridge_home>¥installer
フォルダからInstall.exe
を実行してJava Access Bridgeをインストールします。
インストーラによりJDKバージョンの互換性がチェックされてから、「Available Java virtual machines」ダイアログが表示されます。
「Search Disks」をクリックします。次に、Program Filesディレクトリ(存在する場合)にOracle JDeveloperのビルドとJDKのバージョンが格納されているドライブのみを検索するように選択します。
JDKまたはOracle JDeveloperインスタンスが多数含まれている大きいディスクの場合や、複数のディスクを検索する場合は、検索プロセスに時間がかかることがあります。ただし、長時間に及ぶディスクの検索を完了しなければ、Access Bridgeが最適な状態で構成されず、システム上のすべてのJava VMに正常にインストールされません。検索するディスクを選択して「Search」をクリックします。
「Install in All」をクリックして、ダイアログに表示された各Java Virtual MachineにJava Access Bridgeをインストールすることを確定します。
「Installation Completed」メッセージが表示された時点で「OK」をクリックします。
Oracle JDeveloperで作業するには次のファイルがシステム・パスに指定されている必要があるため、Winnt\System32
ディレクトリ(あるいはWindows XPまたはVistaの同等のディレクトリ)にインストールされていることを確認し、ない場合は<accessbridge_home>\installerfiles
からコピーします。
JavaAccessBridge.dll JAWTAccessBridge.dll WindowsAccessBridge.dll
PATHシステム変数ではシステム・ディレクトリが必須であることに注意してください。
次のファイルがMW_HOME
\jdk\jre\lib\ext
ディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合は<accessbridge_home>\installerfiles
からコピーします。
access-bridge.jar jaccess-1_4.jar
ファイルaccessibility.propertiesが<jdev_home>\jdk\jre\lib
ディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合は\installerfiles
からコピーします。
スクリーン・リーダーを起動します。
フォルダMW_HOME
\jdeveloper\jdev\bin
にあるファイルjdev.exe
を実行してOracle JDeveloperを起動します。
前述の手順は、Windowsを実行中でWindowsベースのスクリーン・リーダーを使用していることを想定しています。Oracle JDeveloperの起動後、最初にエラー情報(存在する場合)を含むコンソール・ウィンドウが開いてから、Oracle JDeveloperのメイン・ウィンドウが表示されます。表示されるメッセージは、Oracle JDeveloperの機能には影響しません。
最新の構成情報や、アクセシビリティおよびユーザー補助機能への対処情報については、http://www.oracle.com/accessibility/faq.html
にアクセスして「Oracle Accessibility FAQ」を参照してください。また、オンライン・ヘルプの目次で「Oracle JDeveloperの基本」の下の「Oracle JDeveloperのアクセシビリティについての情報」ノードを選択すると、利用可能なヘルプ・トピックが表示されます。
Oracle JDeveloper Studioをアンインストールするには、次のディレクトリにあるアンインストーラを実行します。
Windowsシステムの場合、MW_HOME
\utils\uninstall\uninstall.exe
。
Linux、UNIXおよびMac OS Xシステムの場合、MW_HOME
/utils/uninstall/uninstall
。
アンインストーラをサイレント・モードで実行するには、-mode=silent
属性を使用してファイルを実行します。次に例を示します。
Windowsシステムの場合、MW_HOME
\utils\uninstall\uninstall.exe -mode=silent
。
Linux、UNIXおよびMac OS Xシステムの場合、MW_HOME
/utils/uninstall/uninstall -mode=silent
。
注意: アンインストーラは、インストール時に作成されたファイルのみを削除します。 インストール後に作成または変更されたファイルはすべてそのまま残されます。プロセスの最後に、削除されなかったファイルおよびフォルダに関するメッセージが表示されます。必要であれば、これらのファイルを削除することができます。また、アンインストーラはOracle JDeveloperで提供されたOracle WebLogic Serverドメイン( |
Oracle JDeveloper Java Editionをアンインストールする手順は、次のとおりです。
インストール・ディレクトリを削除します。他の処理は不要です。
オラクル社は、Web上で多数のリソースを提供しています。表5「オラクル社のWebサイト」に、役に立つサイトを示します。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス
Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。 Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。 TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html
を参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html
を参照してください。
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド, 11g リリース1(11.1.1)
部品番号: B55912-01
Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle JDeveloper, 11g Release 1 (11.1.1)
原本部品番号: E13666-05
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