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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55916-01
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35 サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの管理

この章では、SOAコンポジット・アプリケーションに組み込まれているサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの管理方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


注意:

Oracle SOA Suiteでは、サービス・バインディング・コンポーネントまたは参照バインディング・コンポーネントに対する複数のバインディング(例: composite.xmlファイルにSOAP 1.1とSOAP 1.2の両方を指定する)はサポートされていません。 サポートの対象は、サービスまたは参照ごとに1つのWebサービス・バインディングのみです。 複数のバインディングを指定する場合は、1つを除いてすべてのバインディングを削除し、SOAコンポジット・アプリケーションを再デプロイします。

詳細は、次のドキュメントを参照してください。

35.1 バインディング・コンポーネントのポリシーの管理

現在デプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションに組み込まれているバインディング・コンポーネントとの間で、セキュリティ・ポリシーをアタッチおよびデタッチできます。 ポリシーでは、メッセージ配信に対してセキュリティが適用されます。Oracle Fusion Middlewareでは、ポリシー・ベースのモデルを使用してWebサービスを管理します。


注意:

ポリシーをアタッチするには、その前に、使用可能なポリシーの定義と使用環境で使用するポリシーの詳細について、『Oracle Fusion Middleware Web Servicesセキュリティおよび管理者ガイド』を参照してください。

バインディング・コンポーネント・ポリシーを管理する手順は、次のとおりです。

  1. ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順
    1. 「ホーム」を選択します。
    2. 「デプロイ済コンポジット」タブを選択します。

    3. 「コンポジット」セクションで、特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。

    1. 「soa-infra」の下にある、特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。

    現在デプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションのリストが表示されます。

  2. 「コンポジット」リストで、アプリケーションを選択します。

    選択したSOAコンポジット・アプリケーションに対する「ダッシュボード」タブが表示されます。このタブの「サービスと参照」セクションに、アプリケーションで使用されているバインディング・コンポーネントが表示されます。

  3. 「サービスと参照」セクションで、サービスまたは参照を選択します。

  4. 「ポリシー」をクリックします。

    「ポリシー」タブを使用すると、サービス・バインディング・コンポーネントまたは参照バインディング・コンポーネントとの間でセキュリティ・ポリシーをアタッチおよびデタッチできます。 ポリシー表には、アタッチされたポリシーの名前、ポリシー参照ステータス(有効または無効)、カテゴリ(「管理」、「信頼できるメッセージング」、「MTOMアタッチメント」、「セキュリティ」または「WSアドレス」)、SOAインフラストラクチャの最後の再起動以降の違反、およびSOAインフラストラクチャの最後の再起動以降の認証、認可、機密性および整合性の失敗が表示されます。

  5. bc_policies.gifの説明は次にあります。
    図版bc_policies.gifの説明

  6. 「アタッチ/デタッチ」をクリックします。

    複数のコンポーネントが使用可能な場合は、アタッチまたはデタッチを実行するサービスまたはコンポーネントを選択するプロンプトが表示されます。


    注意:

    ポリシーをサービス・バインディング・コンポーネント(クライアント)にアタッチして、「Webサービスのテスト」ページでSOAコンポジット・アプリケーションのインスタンスを起動し、ポリシーのアタッチに失敗した場合、Oracle Web Services Manager(OSWM)ポリシー・エラーは生成されず、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールに表示されません。

    同じSOAコンポジット・アプリケーション・インスタンスが外部で起動された場合は、ポリシー・エラーが生成され、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールに表示されます。

    サービス・コンポーネント(BPELプロセスなど)または参照バインディング・コンポーネントの場合は、アプリケーション・インスタンスが外部で起動されたか、「Webサービスのテスト」ページを介して内部で起動されたかに関係なく、ポリシー・エラーが常に生成され、表示されます。


  7. ポリシーのアタッチ先またはデタッチ先のサービスまたはコンポーネントを選択します。

    ポリシーをアタッチまたはデタッチするためのダイアログが起動します。

    「アタッチされたポリシー」セクションに、現在アタッチされているポリシーが表示されます。 「使用可能なポリシー」セクションには、アタッチ可能な追加のポリシーが表示されます。

  8. 使用環境に適した、アタッチ対象のポリシーを選択します。

  9. 「アタッチ」をクリックします。

  10. ポリシーのアタッチを終了した後は、「検証」をクリックします。

  11. エラー・メッセージが表示された場合は、検証エラーがなくなるまで必要な修正を行います。

    アタッチしたポリシーがポリシー表に表示されます。

  12. 「OK」をクリックします。

詳細は、次のドキュメントを参照してください。

35.1.1 参照バインディング・コンポーネント・メッセージでのMTOM最適化の制限

MTOM最適化は、参照バインディング・コンポーネントから外部サービスに送信されたメッセージに対してはサポートされていません。 参照バインディング・コンポーネントを残しているすべてのバイナリ・メッセージは33%増加します。