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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55916-01
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5 SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ

この章では、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイ、再デプロイおよびアンデプロイする方法について説明します。 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールからデプロイするには、最初にデプロイ可能なアーカイブをOracle JDeveloper、antまたはWebLogic Scripting Tool(WLST)コマンドライン・ツールを使用して作成する必要があります。このアーカイブは、JARファイル内の単一のSOAコンポジット・アプリケーション・リビジョン、またはZIPファイル内の複数コンポジット・アプリケーション・リビジョン(SOAバンドルと呼ばれる)で構成されている場合があります。

この章の内容は、次のとおりです。

SOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブ、およびテスト、開発および本番の各環境で使用するURLとプロパティ値を定義する構成プランの作成方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

5.1 アプリケーションのデプロイ

SOAコンポジット・アプリケーションは、SOAコンポジットのデプロイ・ウィザードを使用して、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールからデプロイできます。 このSOAコンポジットのデプロイ・ウィザードを使用して、次のいずれかをデプロイします。

デプロイメントによって、SOAインフラストラクチャのコンポジット・アプリケーションが抽出されてアクティブ化されます。 アプリケーションをデプロイした後は、インスタンスの作成、プロパティの構成、パフォーマンスの監視、インスタンスの管理、ポリシーとフォルトの管理などの管理タスクを実行できます。


注意:

アプリケーションの既存リビジョンを再デプロイする場合は、このウィザードを使用しないでください。かわりに、SOAコンポジットの再デプロイ・ウィザードを使用します。

アプリケーションをデプロイする手順は、次のとおりです。

  1. 次のいずれかの方法で、SOAコンポジットのデプロイ・ウィザードにアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順 「SOAインフラストラクチャ・ホーム」ページからアクセスする手順 「SOAコンポジット」メニューからアクセスする手順
    1. 「SOAデプロイ」「デプロイ」の順に選択します。
    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「SOAデプロイ」「デプロイ」の順に選択します。

    1. 「デプロイ済コンポジット」タブをクリックします。
    2. 「コンポジット」表の上にある「デプロイ」をクリックします。

    1. 「SOAデプロイ」「別のコンポジットをデプロイ」の順に選択します。

    「アーカイブの選択」ページが表示されます。

    sca_deploy.gifの説明は次にあります。
    図版sca_deploy.gifの説明

  2. 「アーカイブまたは展開済ディレクトリ」セクションで、デプロイするSOAコンポジット・アプリケーションのアーカイブを指定します。 このアーカイブには、デプロイするコンポジットのプロジェクト・ファイルが含まれています(単一アーカイブの場合のHelloWorld_rev1.0.jar、複数アーカイブの場合のOrderBooking_rev1.0.zipなど)。 この情報は必須です。

  3. 「構成プラン」セクションで、アーカイブに含める構成プランを指定します(オプション)。 構成プランを使用して、異なる環境で使用するURLおよびプロパティ値を定義できます。 デプロイメント時に、構成プランを使用してSOAプロジェクトを検索し、プロジェクトを次のターゲット環境に適応させるために置換する必要がある値を検索します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「ターゲットの選択」ページが表示されます。

    このページには、使用可能なデプロイメント・ターゲット(サーバーおよびクラスタ)がリストされます。 表内の特定ターゲットの行を開き、そのターゲットにデプロイするアプリケーションを表示します。

  5. SOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブをデプロイする先のOracle WebLogic Serverまたはクラスタを選択します。複数のサーバーとクラスタにデプロイできます。

  6. 「次へ」をクリックします。

    「確認」ページが表示されます。

  7. 選択内容を確認します。

  8. SOAコンポジット・アプリケーションをデフォルトのリビジョンとしてデプロイするかどうかを選択します。デフォルトのリビジョンは、新しいリクエストを受信するとインスタンス化されます。

  9. 「デプロイ」をクリックします。

    処理メッセージが表示されます。

    この時点では、デプロイメント操作を取り消すことができません。 ブラウザ・ウィンドウを閉じてもデプロイメントは続行されます。

  10. デプロイメントが完了すると、新規にデプロイしたコンポジット・リビジョンのホーム・ページが自動的に表示されます。 ページの上部に、コンポジットが正常にデプロイされたことを示す確認メッセージが表示されます。 バンドルのデプロイメントの場合は、SOAインフラストラクチャの「デプロイ済コンポジット」ページが表示されます。

構成プランを作成する方法、およびOracle JDeveloperからアプリケーションをデプロイする方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

5.2 アプリケーションの再デプロイ

SOAコンポジット・アプリケーションは、SOAコンポジットの再デプロイ・ウィザードを使用して、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールから再デプロイできます。 SOAコンポジットの再デプロイ・ウィザードを使用すると、次のような結果になります。


注意:

  • デプロイ済のアプリケーションの複数のリビジョン(たとえば、リビジョン1.0と2.0)を維持する場合は、このウィザードを使用しないでください。かわりに、SOAコンポジットのデプロイ・ウィザードを使用します。

  • 複数のSOAコンポジット・アプリケーションを一度に再デプロイする機能はサポートされていません。


アプリケーションを再デプロイする手順は、次のとおりです。

  1. ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順 「SOAインフラストラクチャ・ホーム」ページからアクセスする手順 「SOAコンポジット」メニューからアクセスする手順
    1. 「SOAデプロイ」「再デプロイ」の順に選択します。

      「コンポジットの選択」ページが表示されます。

    2. 「SOAコンポジット・デプロイ」セクションで、再デプロイするSOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンを選択し、「次へ」をクリックします。

    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「SOAデプロイ」「再デプロイ」の順に選択します。

      「コンポジットの選択」ページが表示されます。

    3. 「SOAコンポジット・デプロイ」セクションで、再デプロイするSOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンを選択し、「次へ」をクリックします。

    1. 「デプロイ済コンポジット」タブをクリックします。
    2. 「コンポジット」表で、特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。 一度に再デプロイできるのは1つのアプリケーションのみです。

    3. 「コンポジット」表の上にある「再デプロイ」をクリックします。

    1. 「SOAデプロイ」「再デプロイ」の順に選択します。

    「アーカイブの選択」ページが表示されます。

  2. 「アーカイブまたは展開済ディレクトリ」セクションで、再デプロイするSOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンの場所を選択します。

  3. 「構成プラン」セクションで、アーカイブに含める構成プランを指定します(オプション)。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「確認」ページが表示されます。

  5. SOAコンポジット・アプリケーションを、デフォルトのリビジョンとして再デプロイするかどうかを選択します。

  6. 「再デプロイ」をクリックします。

    処理メッセージが表示されます。

    この時点では、デプロイメント操作を取り消すことができません。 ブラウザ・ウィンドウを閉じてもデプロイメントは続行されます。

  7. 再デプロイが完了した後は、「閉じる」をクリックします。

    再デプロイメントが完了すると、新規に再デプロイしたコンポジット・リビジョンのホーム・ページが自動的に表示されます。 ページの上部に、コンポジットが正常に再デプロイされたことを示す確認メッセージが表示されます。

5.3 アプリケーションのアンデプロイ

SOAコンポジット・アプリケーションは、SOAコンポジットのアンデプロイ・ウィザードを使用して、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールからアンデプロイできます。 SOAコンポジットのアンデプロイ・ウィザードを使用すると、次のような結果になります。


注意:

アプリケーションの既存リビジョンをアンデプロイしてから再デプロイする場合は、このウィザードを使用しないでください。かわりに、SOAコンポジットの再デプロイ・ウィザードを使用します。SOAコンポジットの再デプロイ・ウィザードを使用すると、SOAコンポジット・アプリケーションの既存リビジョンを再デプロイし、現在デプロイされているリビジョンの古いバージョンを削除(上書き)できます。

アプリケーションをアンデプロイする手順は、次のとおりです。


注意:

複数のSOAコンポジット・アプリケーションを一度にアンデプロイする機能はサポートされていません。

  1. ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順 「SOAインフラストラクチャ・ホーム」ページからアクセスする手順 「SOAコンポジット」メニューからアクセスする手順
    1. 「SOAデプロイ」「アンデプロイ」の順に選択します。

      「コンポジットの選択」ページが表示されます。

    2. 「SOAコンポジット・デプロイ」セクションで、アンデプロイする特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。

    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「SOAデプロイ」「アンデプロイ」の順に選択します。

      「コンポジットの選択」ページが表示されます。

    3. 「SOAコンポジット・デプロイ」セクションで、アンデプロイする特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。

    1. 「デプロイ済コンポジット」タブをクリックします。
    2. 「コンポジット」表で、特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。 一度にアンデプロイできるのは1つのアプリケーションのみです。

    3. 「コンポジット」表の上にある「アンデプロイ」をクリックします。

    1. 「SOAデプロイ」「アンデプロイ」の順に選択します。

    「確認」ページが表示されます。

  2. 確認した後は、「アンデプロイ」をクリックします。 デプロイ済コンポジット・アプリケーションの最後の1つのリビジョンをアンデプロイする場合は、警告メッセージが表示されます。

    処理メッセージが表示されます。

    この時点では、アンデプロイ操作を取り消すことができません。 ブラウザ・ウィンドウを閉じてもアンデプロイメントは続行されます。

  3. アンデプロイメントが完了すると、SOAインフラストラクチャの「デプロイ済コンポジット」ページが自動的に表示されます。 ページの上部に、コンポジットが正常にアンデプロイされたことを示す確認メッセージが表示されます。