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Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55918-01
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A Oracle JCAアダプタのプロパティ

この付録では、Oracle JCAアダプタのプロパティをリスト表示して説明します。

この付録には、次の項が含まれます。

Oracleファイル/FTPアダプタのプロパティ

表A-1に、Oracleファイル/FTPアダプタのプロパティを示します。

表A-1 Oracleファイル/FTPアダプタのプロパティ

プロパティ 説明

Oracleファイル/FTPアダプタのJCAプロパティ

-

PhysicalDirectory

このプロパティは、ポーリングする1つ以上の物理入力ディレクトリを指定します。パラメータ・タイプはStringです。ファイルが配置されるインバウンド・ディレクトリは必須です。物理ディレクトリまたは論理ディレクトリを指定する必要があります。

LogicalDirectory

このパラメータは、ポーリングする論理入力ディレクトリを指定します。パラメータ・タイプはStringです。

UseHeaders

このパラメータは、trueまたはfalseに設定できます。インバウンドOracleファイル/FTPアダプタの使用中に、ファイル・ヘッダーを読み取り、ペイロードの読取りをスキップする必要がある場合は、UseHeaderプロパティをtrueに設定します。

これは通常、インバウンド・アダプタを通知機能として使用する、大きいペイロードのシナリオで使用されます。

Recursive

このプロパティがtrueに設定されている場合、アダプタはメイン入力ディレクトリの下にあるすべてのサブディレクトリを再帰的に処理できます。

PhysicalArchiveDirectory

このプロパティは、正常に処理されたファイルのアーカイブ場所を指定します。プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

LogicalArchiveDirectory

このプロパティは、正常に処理されたファイルをアーカイブする論理ディレクトリを指定します。プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

DeleteFile

trueに設定されている場合、Oracleファイル/FTPアダプタはファイルを処理後に削除します。

IncludeFiles

このプロパティは、ポーリング中に取得するファイル・タイプのパターンを指定します。パラメータ・タイプはStringで必須です。

ExcludeFiles

このプロパティは、ポーリング中に除外するファイル・タイプのパターンを指定します。プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

PollingFrequency

このパラメータは、特定の入力ディレクトリで新しいファイルをポーリングする頻度を指定します。パラメータ・タイプはintで必須です。デフォルト値は1分です。

MinimumAge

このパラメータは、取得するファイルの最短経過時間を指定します。これにより、大きなファイルを処理用に取得する前に、入力ディレクトリに完全にコピーできるようになります。経過時間は最終更新時のタイムスタンプで決定されます。たとえば、ファイルの書込みに3分から4分かかることがわかっている場合は、ポーリング可能ファイルの最短経過時間を5分に設定します。 入力ディレクトリでファイルが検出されても、更新時間から5分以内の場合、まだ書込みが実行されている可能性があるためファイルは取得されません。

PublishSize

このプロパティは、ファイルに複数のメッセージがあるかどうか、およびBPELプロセスに一度にパブリッシュするメッセージ数を特定します。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1です。

たとえば、あるファイルに11のレコードがあり、このパラメータが2に設定されている場合、ファイルのレコードは一度に2つずつ処理され、最終レコードは6回目で処理されます。

Lenient

このプロパティがtrueに設定されている場合、Oracleファイル・アダプタはインバウンド・ディレクトリに対する十分な読取りまたは書込み権限がなくてもそれを通知しません。このプロパティのデフォルト値はfalseです。

TriggerFilePhysicalDirectory

Oracleファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイルを検索するディレクトリ・パス。

TriggerFile

インバウンドOracleファイル/FTPアダプタをアクティブ化するトリガー・ファイルの名前。

TriggerFileStrategy

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイル・ディレクトリ内で指定のトリガー・ファイルを検索する際に使用する計画を定義します。許容される値は、EndpointActivationEveryTimeまたはOnceOnlyです。

MaxRaiseSize

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルで処理用に発行するファイルの最大数を指定します。たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあり、MaxRaiseSize100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、Oracleファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

Distributed

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタのインバウンド・ディレクトリが分散方式でポーリングされているかどうかを指定します。 つまり、1つ以上の管理対象サーバー内の同一ディレクトリをポーリングしているプロセスが複数あるかどうかを指定します。

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されるJCAファイルではディレクトリのセパレータとしてセミコロン(;)が使用されます。ただし、他のセパレータへの変更も可能です。 その場合は、生成されたJCAファイルに手動で<property name="DirectorySeparator" value="選択したセパレータ"/>を追加します。 たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、まず物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルに<property name="DirectorySeparator" value=","/>を追加します。

AsAttachment

trueに設定されている場合、インバウンド・ファイルは添付としてパブリッシュされます。

CharacterSet

添付のキャラクタ・セットを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

Encoding

添付に使用するエンコーディングを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

ContentType

添付のMIMEタイプを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

ListSorter

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタがインバウンド内のファイルのソートに使用するソーターを指定します。このパラメータは次のように設定できます。

  • ファイル名を変更タイムスタンプの昇順でソートするには、ListSorter="oracle.tip.adapter.file.sorter.TimestampSorterAscendingと設定します。

  • ファイル名を変更タイムスタンプの降順でソートするには、ListSorter="oracle.tip.adapter.file.sorter.TimestampSorterDescendingと設定します。

SingleThreadModel

値がtrueの場合、Oracleファイル/FTPアダプタのポーラーはファイルを同一スレッド内で処理します。つまり、グローバルなメモリー内キューを処理に使用しません。

ThreadCount

このプロパティを使用できる場合、アダプタはグローバル・スレッド・プールのプロセッサ・スレッドに依存せず、独自のプロセッサ・スレッドを作成します(デフォルトでは4つ)。つまり、このパラメータはメモリー内キューを分割し、それぞれのコンポジット・アプリケーションが独自のメモリー内キューを取得します。

  • ThreadCountプロパティが0に設定されている場合、スレッド動作はシングル・スレッド・モデルと同じになります。

  • ThreadCountプロパティが-1に設定されている場合、グローバル・スレッド・プールが使用され、動作はデフォルトのスレッド・モデルと同じになります。

  • ThreadCountプロパティの最大値は40です。

NumberMessages

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。この発信ファイルは、メッセージ数の条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1です。

ElapsedTime

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。指定された時間が経過すると、発信ファイルが作成されます。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1です。

FileSize

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。この発信ファイルは、ファイル・サイズの条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1000KBです。

FileNamingConvention

このプロパティは、アウトバウンドのWrite操作ファイルのネーミング規則に使用されます。

FileName

このパラメータを使用して、書込み操作中に静的な単一ファイル名を指定します。

Append

このプロパティがtrueに設定されている場合、Oracleファイル/FTPアダプタはアウトバウンド側のファイルに追加します。このファイルが存在しない場合、新規ファイルが作成されます。

ファイル名は、アウトバウンド操作用にJCAファイルで指定するか、jca.file.FileNameヘッダーで指定できます。

UseStaging

trueに設定されている場合、アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタは変換データをステージング・ファイルに書き込んだ後、そのステージング・ファイルをターゲット・ファイルにストリーミングします。falseに設定されている場合、アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタは中間ステージング・ファイルを使用しません。

ConcurrentThreshold

特定のアウトバウンド・シナリオで同時に実行可能な変換アクティビティの最大数。 アウトバウンド操作中の変換ステップは、CPUの負荷が高くなり、他のアプリケーションやスレッドを停止させる可能性があるため、ガードする必要があります。最大値は100です(BPELのdspMaxThreadsの最大値と同じ)。

SequenceName

アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタを高可用性に対応するよう構成している場合、使用されるOracleデータベースの順序名を指定します。

SourceFileName

ファイルIO操作用のソース・ファイル。

SourcePhysicalDirectory

ファイルIO操作用のソース・ディレクトリ。

SourceType

ソース・ファイルがネイティブの場合はnativeに、xmlの場合はxmlに設定します。

SourceSchema

ソース・ファイルのスキーマに設定します。

SourceSchemaRoot

ソース・ファイルのルート要素名に設定します。

TargetFileName

ファイルIO操作用のターゲット・ファイル。

TargetPhysicalDirectory

ファイルIO操作用のターゲット・ディレクトリ。

TargetType

ターゲット・ファイルがネイティブの場合はnativeに、xmlの場合はxmlに設定します。

TargetSchema

ターゲット・ファイルのスキーマに設定します。

TargetSchemaRoot

ターゲット・ファイルのルート要素名に設定します。

Xsl

ソースとターゲット間のxslトランスフォーマに設定します。

タイプ

COPYMOVEまたはDELETEに設定します。

BatchSize

バッチ・トランスフォーメーションのバッチ・サイズに設定します。

ChunkSize

チャンク相互作用操作のチャンク・サイズに設定します。

Oracle FTPアダプタに固有のJCAプロパティ

-

FileType

このプロパティは、要件に応じてasciiまたはbinaryに設定します。

UseRemoteArchive

このプロパティをtrueに設定すると、アーカイブ・ディレクトリは同じFTPサーバー上にあることがOracle FTPアダプタに通知されます。falseに設定すると、Oracle FTPアダプタはアーカイブにローカル・ファイルシステム・フォルダを使用します。

UseNlst

Oracle FTPアダプタでデフォルトのLISTコマンドのかわりにNLST FTPコマンドを使用する場合、このプロパティをtrueに設定します。

SourceIsRemote

IO操作のソースがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイルシステムであることをOracle FTPアダプタに通知する場合、このプロパティをfalseに設定します。

TargetIsRemote

IO操作のターゲットがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイルシステムであることをOracle FTPアダプタに通知する場合、このプロパティをfalseに設定します。

Oracleファイル/FTPアダプタのバインディング・プロパティ

-

recoveryInterval

このプロパティは、エラーの発生時にインバウンド・アダプタがリカバリ間隔を構成するために使用します。 たとえば、物理ディレクトリが存在しない場合、アダプタはこの値を使用して定期的なスリープまたはウェイクアップ・チェックを実行し、物理ディレクトリが作成されていてアクセス可能であるかどうかをチェックします。

jca.message.encoding

このプロパティは、インバウンドOracleファイル/FTPアダプタのNXSDスキーマに指定されているエンコーディングをオーバーライドするために使用します。

oracle.tip.adapter.file.debatching.rejection.quantum

このプロパティでは、Oracleファイル/FTPアダプタのパートナ・リンクで拒否されるメッセージのサイズを制御できます。 たとえば、これを100に設定すると、実際のファイルが大きすぎる場合、Oracleファイル/FTPアダプタはファイルの100行を拒否します。

ignoreListingErrors

ポーリング操作中のインバウンドOracleファイル・アダプタの動作を制御できます。 trueに設定すると、Oracleファイル・アダプタはネストされたフォルダからの読取りができなくてもそれを通知しません。

useFileSystem

このプロパティは、クラスタ環境での読取り専用ポーリング中にインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが使用します。 これをtrueに設定すると、アダプタはファイルシステムを使用して処理済のファイルのメタデータを格納します。falseに設定すると、アダプタはデータベース表を使用します。

oracle.tip.adapter.file.timeout.recoverpicked.minutes

このプロパティは、FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。 ノードがファイルを処理用に初めて要求(エンキュー)すると、FILEADAPTER_INのFILE_PROCESSED列は0に設定されることに注意してください。 この後で、分離されたプロセッサ・スレッドのいずれかがファイルを処理用に取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。ただし、プロセッサ・スレッドがファイルを取得し、ファイルの処理前にノードがクラッシュすると、ファイルは処理されません。このプロパティは、取得操作を元に戻すために使用します。 アダプタはこの際、取得後にここに指定した時間内に処理されなかったFILEADAPTER_IN表内のエントリを削除します。

oracle.tip.adapter.file.timeout.recoverunpicked.minutes

このプロパティは、FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。ノードがファイルを処理用に初めて要求すると、FILEADAPTER_INFILE_PROCESSED列は0に設定されることに注意してください。 この後で、分離されたプロセッサ・スレッドがファイルを処理用に取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。FILE_PROCESSED0である間にノードがクラッシュすると、ファイルはノードによってエンキューされます(つまり、他のノードはこのファイルを取得できません)。ただしこの場合、分離されたプロセッサ・スレッドも、このファイルを処理用にまだ取得していません。このプロパティは、要求(enqueue_ operation)を元に戻すために使用します。 アダプタはこの際、要求後にまだ取得されていないFILEADAPTER_IN表内のエントリ(たとえばFILE_PROCESSED =="0")を削除します。

oracle.tip.adapter.file.highavailability.maxRetryInterval

分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立をインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが再試行するまでのミリ秒数。

oracle.tip.adapter.file.highavailability.maxRetry

分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立をインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが再試行する回数。

oracle.tip.adapter.file.rejectOriginalContent

trueに設定すると、Oracleファイル/FTPアダプタは元のコンテンツを拒否します。falseに設定すると、アダプタは、変換ステップの結果として作成されたXMLデータを拒否します。

notifyEachBatchFailure

trueに設定すると、デバッチ・シナリオでエラーが発生するたびに、Oracleファイル/FTPアダプタは通知エージェントのonBatchFailureをコールします。 falseに設定すると、すべてのメッセージのデバッチ後に1度のみ、Oracleファイル/FTPアダプタはonBatchFailureをコールします。

oracle.tip.adapter.file.mutex

アウトバウンド書込み操作に使用するmutexを指定するクラス名に設定します。 このクラスは、oracle.tip.adapter.file.Mutex抽象化を拡張する必要があります。

serializeTranslation

trueに設定されている場合、変換ステップはセマフォを使用してシリアライズされます。 セマフォ(変換ステップをガード)の許可数は、ConcurrentThresholdプロパティから導出されます。falseの場合、変換ステップはセマフォ外で行われます。

inMemoryTranslation

このプロパティは、UseStagingfalseに設定されている場合にのみ適用されます。UseStagingtrueに設定されている場合、変換ステップはメモリー内で行われます(つまり、メモリー内バイト配列が作成されます)。falseに設定されている場合、アダプタはターゲット・ファイル(FTP、FTPS、SFTPを含む)への出力ストリームを作成し、トランスレータにストリームの変換や直接書込みを許可します。

IgnoreZeroByteFile

ファイルが見つからない場合に、アウトバウンド読取り操作中にOracleファイル/FTPアダプタが例外をスローしないようにするには、trueに設定します。インバウンド・ファイルのスキーマがOpaque以外の場合、このプロパティは無視されます。

Oracle FTPアダプタに固有のバインディング・プロパティ

-

timestampOffset

このプロパティは、タイムゾーンの問題を処理するためにOracle FTPアダプタによって使用されます。通常は、Oracle FTPアダプタが実行されているシステムとFTPサーバーとの時差をミリ秒に変換するために使用されます。


Oracleソケット・アダプタのプロパティ

表A-1に、Oracleソケット・アダプタのプロパティを示します。

表A-2 Oracleソケット・アダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

Host

アウトバウンドの場合は、ソケット・サーバーが実行されていて、接続先となるコンピュータ名。インバウンドの場合は、常にlocalhost

Port

アウトバウンドの場合は、ソケット・サーバーが実行されていて、アダプタの接続先となるポート番号。

インバウンドの場合は、着信接続をソケット・アダプタがリスニングするポート番号。

TransMode

プロトコル定義メカニズム。スタイルシートを使用する場合はXSLTに、カスタムJavaコードを使用する場合はCustomImplに、通常のスキーマ変換を行う場合はNXSDに設定します。

Xslt

XSLTTransModeプロパティとして選択すると、インバウンドおよびアウトバウンドのリクエストまたはリプライの場合、インバウンド・リクエストのハンドシェイクを定義するスタイルシートへのパスが指定されます。

ReplyXslt

XSLTTransModeプロパティとして選択すると、インバウンド・リプライのハンドシェイクを定義するスタイルシートへのパスが指定されます。

CustomImpl

CustomImplTransModeプロパティとして選択すると、それがハンドシェイクを定義するJavaクラスの名前になります。 このプロパティは、ICustomParserインタフェースの具体的な実装です。

ByteOrder

通信中のリモート・マシンのバイト順。

Encoding

リモート・コンピュータで使用するキャラクタ・エンコーディング。


Oracle AQアダプタのプロパティ

表A-3に、Oracle AQアダプタのプロパティを示します。

表A-3 Oracle AQアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

正規化されたプロパティ

-.

Priority

メッセージの優先度。

小さい数値ほど優先度が高くなります。

Delay

メッセージがデキュー可能になるまでの秒数。

Expiration

メッセージが失効するまでの秒数。このパラメータはDelayパラメータからのオフセットです。

Correlation

ユーザーにより割り当てられた相関ID。

RecipientList

このメッセージの受信者リスト(カンマ区切り)。InteractionSpecRecipientListがオーバーライドされます。

ExceptionQueue

例外キューの名前。

EnqueueTime

メッセージがエンキューされた時間。

MessageID

16進形式のメッセージID。

OrigMessageId

16進形式の元のメッセージID。

Attempts

メッセージのデキュー時における失敗の試行回数。

エンドポイント・プロパティ

-

DequeueTimeOut

インバウンド・キューでメッセージが受信されない場合にdequeue() APIがタイムアウトになるまでの間隔。

ConnectionRetryDelay

Oracle AQアダプタが接続の消失後に接続の再作成を試行するまで待機する時間。


Oracle JMSアダプタのプロパティ

表A-4に、Oracle JMSアダプタのプロパティを示します。

表A-4 Oracle JMSアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

正規化されたプロパティ

該当なし

jca.jms.JMSDestinationName

メッセージの送信先で、JMSプロデューサによって設定されます。

JMSDeliveryMode

JMSプロデューサによって永続または非永続モードに設定されます。

JMSExpiration

プロデューサによって期限切れが設定される前のメッセージの期間です。

JMSPriority

コンシューマによって設定される0から9の間の数値。 数値が大きいほど優先度が高くなります。

JMSMessageID

コンシューマによって設定される一意のメッセージ識別子です。

JMSTimestamp

転送するためにメッセージがJMSプロバイダに送信された際のタイムスタンプです。

JMSCorrelationId

レスポンス・メッセージとリクエスト・メッセージをリンクするために、プロデューサおよびコンシューマの両方によって設定されます。これはオプションの属性です。

JMSReplyTo

メッセージの返信先を示すオプションの属性。プロデューサおよびコンシューマで設定できます。

JMSType

JMSメッセージ・タイプ。

JMSRedelivered

プロバイダがこのメッセージのコンシューマへの送信を以前に1度試行して失敗したことを示すために、JMSプロバイダによって設定されます。

requestReply.useCorrelation

trueの場合、リプライ・メッセージの取得用にJMSメッセージ・セレクタが適用されます。リクエスト・メッセージ・ヘッダーにユーザー指定の相関IDが含まれている場合、それが相関に使用されます。含まれていない場合は、JMSメッセージIDプロパティが使用されます。

注意: JMSアダプタはメッセージ・セレクタ"JMSCorrelationID = '<corrId>' [ AND (<wsdlSelector>) ]"を使用します(ANDブランチは、ユーザーがセレクタをWSDLで指定した場合にのみ含まれます)。 このプロパティのデフォルト値はtrueです。

requestReply.cacheReceivers

同じ少数のJMS受信者が同じリクエスト宛先に繰り返し使用される場合、このプロパティをtrueに設定するとパフォーマンスが向上しますが、JMS受信者がこのように使用されない場合は向上しません。 デフォルト値はfalseです。

adapter.jms.encoding

テキスト・メッセージのエンコーディングに使用されます。

adapter.jms.retry.interval

インバウンド接続再試行レイヤーで使用されます。

adapter.jms.receive.threads

複数のインバウンド受信者をサポートします。

adapter.jms.registration.interval

この値は、MessageListenerプロパティを頻繁に登録する必要をなくすため、一般に必要な値よりも高く設定されます。 UseMessageListener=trueの場合にのみ有効です。

adapter.jms.receive.timeout

同時受信コールに使用されるタイムアウト値。UseMessageListener=falseの場合にのみ有効です。

JMSReplyToDestinationProperties

インバウンド・リクエスト/リプライ・シナリオで受信された宛先オブジェクトにカスタム・プロパティ設定を宣言的に設定します。

JMSReplyUseCorrelationIdForCorrelation

相関に相関IDを使用するかどうかを指定するために使用されます。 有効な値はtrueおよびfalseです。

JMSReplyUseMessageIdForCorrelation

相関にメッセージIDを使用するかどうかを指定するために使用されます。 有効な値はtrueおよびfalseです。

suppressHeaders

ヘッダーをバイパスします。BPELアプリケーションでこれらのヘッダーが使用/生成されないシナリオ用です。パフォーマンスが向上します。


Oracleデータベース・アダプタのプロパティ

表A-5に、Oracleデータベース・アダプタのプロパティを示します。

表A-5 Oracleデータベース・アダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

Oracleデータベース・アダプタ・インスタンスのプロパティ

-

xADataSourceName

これは必須プロパティです。 接続先のtx-level=”global”データソースのJNDI名(jdbc/...)を指します。 このプールを使用するすべての操作では、グローバル・トランザクションにバインドし、1単位としてコミットまたはロールバックします。

dataSourceName

これは必須プロパティです。 接続先のtx-level=”local”データソースのJNDI名(jdbc/...)を指します。このプールを使用するすべての操作は、グローバル・トランザクションに依存せず、ローカルに処理されます。xADataSourceNamedataSourceNameの両方が指定されている場合、後者はREAD操作に使用されます。

platformClassName

これは必須プロパティです。これは、接続先のデータベースのタイプを指します。このプロパティに対して提示される値は次のとおりです。

  • Oracle11Platform

  • Oracle10Platform

  • Oracle9Platform

  • Oracle8Platform

  • DB2Platform

  • InformixPlatform

  • SybasePlatform

  • SQLServerPlatform

  • MySQL4Platform

  • DatabasePlatform

oracle.toplink.platform.database.DatabasePlatformのサブクラスのフル・パッケージおよびクラス名も指定できます。 AS/400上のDB2の場合、oracle.tip.adapter.db.toplinkext.DB2AS400Platformの値を指定することをお薦めします。

usesNativeSequencing

デフォルト値はTRUEです。INSERT操作に対して順序番号を自動的に割り当てるSOAサービスが構成されている場合、TRUEを設定すると、順序番号がデータベースのネイティブ順序から導出されます。

usesBatchWriting

デフォルト値はTRUEです。複数の同一の文が単一のバッチ文として実行されます。このプロパティは、既知の問題がある特定のJDBCドライバに対してのみ無効にしてください。

logTopLinkAll

デフォルト値はFALSEです。DBアダプタ・ロギングを増加し、基礎となるすべてのTopLinkログ・メッセージが最大の粒度で含まれるようにする必要があります。このプロパティによって可視性は最大になりますが、アダプタ・ロギングは、最も関連のあるTopLink SQLロギングを示すようにすでにチューニングされています。

正規化されたメッセージ・プロパティ

-

jca.db.XADataSourceName

アウトバウンド。

jca.db.DataSourceName

アウトバウンド。

jca.db.UserName

アウトバウンド。 Oracle WebLogic Server上でjca.db.userNameプロパティに値を割り当てることはできません。これは、データソースではgetConnectionメソッドに対するユーザー名の動的な設定がサポートされていないためです。

jca.db.Password

アウトバウンド。 Oracle WebLogic Server上でjca.db.passwordプロパティに値を割り当てることはできません。これは、データソースではgetConnectionメソッドに対するパスワードの動的な設定がサポートされていないためです。

jca.db.CursorName

インバウンド/アウトバウンド。


Oracle MQ Seriesアダプタのプロパティ

表A-6に、Oracle MQ Seriesアダプタのプロパティを示します。

表A-6 Oracle MQ SeriesアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

jca.mq.MQMD.AccountingToken

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ApplIdentityData

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ApplOriginData

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.BackoutCount

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.CodedCharSetId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.CorrelId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Integer

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Decimal

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Float

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Expiry

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Feedback

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Feedback.ApplicationDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Format

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.GroupId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsMsgInGroup

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsLastMsgInGroup

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsSegment

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsLastSegment

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgSeqNumber

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgType

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgType.ApplicationDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Offset

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.OriginalLength

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Persistence

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Priority

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplName

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplType

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplType.UserDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutDateTime

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ReplyToQMgr

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ReplyToQ

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.CorrelId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.MsgId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.COA

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.COD

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.Exception

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.Expiry

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.NAN

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.PAN

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.TakeAction.OnMsgDeliveryFailure

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.StrucId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.UserIdentifier

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Version

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.CorrelId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.MsgId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.MsgType

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Nan

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Pan

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.ReplyToQMgr

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.ReplyToQ

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Report.Generate.CorrelId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Report.Generate.MsgId

アウトバウンド

jca.mq.ISpec.EnqueueMsgToQMgr

アウトバウンド

jca.mq.ISpec.EnqueueMsgToQ

アウトバウンド