この図は、ワークフロー・サービス間の関係を示しています。次のコンポーネントがあります。
Oracle BPELサービス・コンポーネント(左上)は、タスク・サービスとのインタフェースを提供します。 タスク・サービスは永続性を提供し、タスクの更新、タスクの完了およびタスクのエスカレートや再割当ての操作を公開します。 タスク・サービスは、タスク割当てサービス、エビデンス・ストア・サービス、ユーザー・メタデータ・サービス、アイデンティティ・サービスおよびタスク・メタデータ・サービスとインタフェースしています。タスク割当てサービスは、タスクのルーティング、エスカレートおよび再割当てを実行するサービスを提供します。 エビデンス・ストア・サービスは、デジタル署名およびデジタル署名されたタスクのチェックポイントを取得します。ユーザー・メタデータ・サービスにより、ワークフロー関連のメタデータ(ユーザー作業キュー、プリファレンス、休暇および委任ルール)が管理されます。アイデンティティ・サービスは、ユーザー、グループ、ロールのルックアップ、ユーザー認証、認可および組織階層を提供します。 アイデンティティ・サービスでは、「Oracle Internet Directory」、「JAZN XML」および「LDAP、カスタム」のユーザー・ディレクトリ・タイプが使用可能です。 アプリケーションのロールと権限に関する情報が格納されているポリシー・ストアともインタフェースしています。タスク・メタデータ・サービスにより、タスク関連のメタデータ情報を取得するための操作が公開されます。
タスク割当てサービスは通知サービスと通信します。 通知サービスは、電子メール、ボイス、IMまたはSMSでユーザーに通知を送信します。タスク割当てサービスはタスク・メタデータ・サービスとも通信します。
ワークリスト・アプリケーション(右上)により、Webアプリケーションでのタスク検索、タスク参照およびタスク操作が可能になります。 ワークリスト・アプリケーションは、タスク・サービスおよびタスク問合せサービスと通信します。 タスク問合せサービスは、キーワード、カテゴリ、ステータス、ビジネス・プロセス、属性値、タスク履歴情報などに基づいてユーザーのタスクを問い合せます。また、このサービスはユーザー・メタデータ・サービスおよびアイデンティティ・サービス(前述)と通信します。
ユーザー・メタデータ・サービスは、ランタイム構成サービスと通信します。 ランタイム構成サービスは、タスク・サービスのランタイム環境で使用されるメタデータの管理メソッドを提供します。 ランタイム構成サービスはアイデンティティ・サービスと通信します。