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Oracle Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55927-01
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1 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレード・プロセスの概要

この章では、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer環境をOracle Application Server 10g からOracle Fusion Middleware 11g にアップグレードする際に必要となる手順の概要を示します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレード手順のフロー・チャート

図1-1に、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレード手順のフロー・チャートを示します。このチャートを参考にして、既存のOracle Application Server環境で実行する必要がある手順の理解を深めてください。

図1-1 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレード手順のフロー・チャート

図1-1の説明が続きます。
「図1-1 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレード手順のフロー・チャート」の説明

1.2 Oracle Application Serverのアップグレード手順を示す表

表1-1は、図1-1に示されているアップグレード手順のフロー・チャートの各手順について説明しています。また、この表は、各手順の詳細の参照先も示しています。

表1-1 Oracle Application Serverのアップグレード手順を示す表

手順 説明 詳細の参照先

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』でのアップグレードの概念の確認

『Oracle Fusion Middleware Upgrade Planning Guide』には、Oracle Application Server環境全体をOracle Fusion Middlewareにアップグレードする方法の概要(互換性情報、使用しているミドルウェア・コンポーネントがサポートされているデータベースのアップグレード手順など)が説明されています。

『Oracle Fusion Middleware Upgrade Planning Guide』


アップグレードの開始点の理解

アップグレードを計画する前に、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをアップグレードする際のサポートされている開始点を理解しておく必要があります。

タスク1: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレードの開始点の理解


Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererトポロジの決定

Oracle WebLogic Serverの導入により、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのトポロジが少し変更されています。 アップグレードを開始する前に、Oracle Fusion Middleware 11g の基本的なトポロジを理解しておく必要があります。

タスク2: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererトポロジの決定


(必要時)サポートされているデータベース・バージョンへのMRデータベースのアップグレード

Oracle DiscovererおよびOracle Portalコンポーネントにはスキーマが必要です。スキーマをデータベースにインストールする必要があります。スキーマをインストールまたはアップグレードする前に、データベースがサポートされているバージョンであることを確認する必要があります。

タスク3: (必要時)Oracle PortalおよびOracle BI Discovererスキーマを格納するデータベースのアップグレード


Repository Creation Utility(RCU)を使用したDiscoverer 11g スキーマのインストール

Oracle Fusion Middleware Metadata Repository Creation Utilityを使用してOracle BI Discoverer 11g スキーマをインストールします。

既存の10g Portalスキーマをアップグレードするため、Oracle Portal 11g スキーマをインストールする必要がないことに注意してください。

タスク4: Repository Creation Utilityを使用したデータベースへのOracle BI Discovererスキーマのインストール


新しい11g 中間層のインストール

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererインストーラを使用して新しいOracle Fusion Middleware中間層をインストールします。

プロンプトが表示された場合:

  • 新しい11g Discoverer 11g スキーマを使用するようにOracle Discovererを構成します。

  • 既存の10g Portalスキーマを使用するようにOracle Portalを構成します。

タスク5: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer中間層のインストールおよび構成


DiscovererスキーマをアップグレードするためのUpgrade Assistantの実行

Upgrade Assistantを起動した後、適切な操作を選択して画面上の指示に従います。

タスク6b: Oracle BI Discovererスキーマのアップグレード


各中間層に対するUpgrade Assistantの実行

Oracle Fusion Middleware Upgrade Assistantを実行すると、既存のOracle Application Server中間層から新しくインストールしたOracle Fusion Middleware中間層に構成データがコピーされます。

タスク6c: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer中間層のアップグレード


各中間層に対して手動で実行する必要があるアップグレード後の手順の実行

多くのアップグレード・タスクは、Upgrade Assistantによって自動で実行されますが、Upgrade Assistantを実行した後で、構成設定を手動で変更する必要がある場合があります。

タスク7: アップグレード後に必要な構成タスクの実行


PortalスキーマをアップグレードするためのUpgrade Assistantの実行

Upgrade Assistantによって、Oracle Portal 10g スキーマが11g にアップグレードされます。

タスク6d: Oracle Portalスキーマのアップグレード


Upgrade Assistantを使用したアップグレードされた環境の検証

Upgrade Assistantには、アップグレードされた環境を検証し、特定のコンポーネントやURLが有効であることを確認するための機能が用意されています。

タスク8: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアップグレードの検証