Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント 11g リリース 1 (10.3.1) B55511-01 |
|
戻る |
次へ |
weblogic.Deployer
は、管理者や開発者がデプロイメント操作をコマンドラインで実行するための Java ベースのデプロイメント ツールです。
注意 : WebLogic Scripting Tool (WLST) を使用したデプロイメント処理の実行の詳細については、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool コマンド リファレンス』を参照してください。 |
以下の節では、weblogic.Deployer
ユーティリティについて説明します。
weblogic.Deployer
ユーティリティを使用するために環境を設定するには、次の手順に従います。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server インストール ガイド』の説明に従って、WebLogic Server ソフトウェアをインストールおよびコンフィグレーションします。
CLASSPATH
環境変数に WebLogic Server クラスを追加し、適切な JDK バイナリが PATH
で使用可能になっていることを確認します。setWLSEnv.sh
または setWLSEnv.cmd
スクリプト (WebLogic Server インストール ディレクトリの server/bin
サブディレクトリにある) を使用して、環境を設定できます。
コンフィグレーション済みの管理チャネルを介して管理サーバに接続する場合は、weblogic.Deployer
を実行するマシンで SSL をコンフィグレーションする必要もあります。SSL のコンフィグレーション手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server のセキュリティ』の「SSL のコンフィグレーション」を参照してください。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer [接続の引数] [ユーザ資格の引数] COMMAND-NAME command-options [共通の引数]
コマンド名とオプションでは大文字と小文字は区別されません。weblogic.Deployer
コマンドを使用するための詳細な構文と例については、「コマンドとオプション」を参照してください。
警告 : weblogic.Deployer コマンドで暗号化されていないパスワードを入力するのは、コマンド ウィンドウまたはスクリプトを介して入力する場合でも、他人に見られる可能性があるため、セキュリティ上危険です。パスワードの安全な入力については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server プロダクション環境の保護』の「WebLogic Server ホストのセキュリティ」を参照してください。 |
java [ -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust ] [ -Dweblogic.security.JavaStandardTrustKeyStorePassPhrase=password ] [ -Dweblogic.security.CustomTrustKeyStoreFileName=filename -Dweblogic.security.TrustKeyStore=CustomTrust [-Dweblogic.security.CustomTrustKeyStorePassPhrase=password ] ] [ -Dweblogic.security.SSL.hostnameVerifier=classname ] [ -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true ] weblogic.Deployer [ ユーザ資格の引数 ] COMMAND-NAME command-arguments
ドメイン全体の管理ポートを有効にしている場合、または SSL で保護された他のリスン ポートを使用して管理要求を保護する場合は、weblogic.Deployer
を呼び出すときに SSL の引数を含める必要があります。表 A-1 では、weblogic.Deployer
ユーティリティのすべての SSL の引数について説明します。
表 A-1 SSL の引数
引数 | 定義 |
---|---|
-Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust |
この引数は、接続先のサーバ インスタンスがデモ用の ID と証明書を使用する場合には必須。 デフォルトでは、 |
-Dweblogic.security.JavaStandardTrustKeyStorePassPhrase=password
|
Java 標準信頼キーストアの保護に使用されたパスワード。 Java 標準信頼キーストアがパスワードで保護されており、その CA 証明書を信頼する場合には、この引数を使用する必要がある。 デフォルトでは、Java 標準信頼キーストアはパスワードで保護されていない。 |
-Dweblogic.security.CustomTrustKeyStoreFileName=filename
-Dweblogic.security.TrustKeyStore=CustomTrust
|
|
-Dweblogic.security.CustomTrustKeyStorePassPhrase=password
|
カスタム キーストアの保護に使用されたパスワード。 カスタム キーストアがパスワードで保護されている場合にのみ、この引数を使用する必要がある。 |
-Dweblogic.security.SSL.hostnameVerifier=classname
|
カスタム ホスト名検証クラスの名前。このクラスは |
-Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true |
ホスト名検証を無効にする。 |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer [-adminurl protocol://listen_address:port_number] [ユーザ資格の引数] COMMAND-NAME command-options [共通の引数]
ほとんどの weblogic.Deployer
コマンドでは、管理サーバ インスタンスに接続するために、表 A-2 で説明する -adminurl
引数を指定する必要があります。
表 A-2 接続引数
引数 | 定義 |
---|---|
-adminurl [protocol://]Admin-Server-listen-address:listen-port |
管理サーバのリスン アドレスとリスン ポート。 SSL で保護されていないポートを使用する場合の形式は HTTP プロトコルで adminurl を使用するには、Administration Console で HTTP トンネリングのオプションを有効にする必要がある。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバ環境のコンフィグレーション』の「HTTP トンネリングのための WebLogic Server の設定」を参照。Administration Console で HTTP トンネリングを有効にする手順については、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server の Administration Console オンライン ヘルプの「HTTP プロトコルのコンフィグレーション」を参照。 SSL で保護されているポートを使用する場合の形式は コンフィグレーション済みの管理チャネルを介して管理サーバに接続するには、有効な管理ポートを次のように指定する必要がある。 この引数のデフォルト値はない。 |
java [ SSL の引数 ] weblogic.Deployer [接続の引数] [ { -username username [-password password] } | [ -userconfigfile config-file [-userkeyfile admin-key] ] ] COMMAND-NAME command-options [共通の引数]
ほとんどの weblogic.Deployer
コマンドでは、WebLogic Server 管理者のユーザ資格を指定する必要があります。
表 A-3 ユーザ資格の引数
引数 | 定義 |
---|---|
-username username
|
管理者のユーザ名。 |
-password password
|
管理者ユーザのパスワード。 スクリプトまたは ps などのプロセス ユーティリティでパスワードがプレーン テキストで表示されないようにするには、まず、 デフォルト ファイル以外の特定のコンフィグレーション ファイルとキー ファイルを使用するには、weblogic.Deployer で -userconfigfile および -userkeyfile オプションを使用する。 |
-userconfigfile config-file
|
管理ユーザ名および管理パスワードに使用するユーザ コンフィグレーション ファイルの位置。このオプションは、自動化されたスクリプトで、あるいは画面上または |
-userkeyfile admin-key
|
ユーザ コンフィグレーション ファイル ( |
java [ SSL の引数 ] weblogic.Deployer [接続の引数] [ { -username username [-password password] } | [ -userconfigfile config-file [-userkeyfile admin-key] ] ] COMMAND-NAME command-options [共通の引数]
表 A-4 に示す共通の引数は、「コマンドとオプション」で説明するどのコマンドでも使用できます。
表 A-4 weblogic.Deployer の共通の引数
引数名 | 説明 |
---|---|
-advanced |
|
-debug |
標準出力にデバッグ メッセージを表示する。 |
-examples |
一般的なタスクのコマンドラインの例を表示する。 |
-help |
よく使用する |
-noexit |
デフォルトでは、コマンドの処理中に例外が発生した場合、
|
-noversion |
このオプションを使用する場合、バージョン指定されたアプリケーションは使用できない。 |
-nowait |
|
-output <raw | formatted> |
非推奨。 |
-purgetasks |
|
-remote |
|
-timeout seconds |
デプロイメント タスクの完了までの最長待ち時間 (秒単位)。時間の経過後、 |
-verbose |
追加の進行状況メッセージ (デプロイメントの準備フェーズとアクティブ化フェーズについての詳細など)。 |
-version |
|
以下の節では、WebLogic Server でデプロイメント タスクを実行するために使用する weblogic.Deployer
コマンドとコマンド オプションについて説明します。
注意 : コマンド オプションと区別するため、weblogic.Deployer コマンドは太字で示します。 |
デプロイメント タスクの実行を取り消そうとします。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -cancel task_id [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
task_id |
取り消すデプロイメント タスクの識別子。識別子は、deploy、distribute、update、undeploy、redeploy、stop、および start コマンドで id オプションを使用して指定する。 |
以下のコマンドでは、デプロイメント処理を開始し、タスク識別子 myDeployment
を指定します。
java weblogic.Deployer -adminurl http://localhost:7001
-username weblogic -password weblogic
-deploy ./myapp.ear -id myDeployment
デプロイメント タスクがまだ完了していない場合、以下のコマンドはデプロイメント処理を取り消そうとします。
java weblogic.Deployer -adminurl http://localhost:7001
-username weblogic -password weblogic
-cancel -id myDeployment
アプリケーションまたはモジュールをデプロイまたは再デプロイします。
注意 : deploy のエリアスである-ACTIVATE コマンドは非推奨になりました。 |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -deploy [[-name] deployment_name] [-source] file [-plan file] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-upload] [-stage | -nostage | -external_stage] [-retiretimeout seconds] [-library [-libspecver version] [-libimplver version]] [-altappdd file] [-altwlsappdd file] [-securityModel] [-enableSecurityValidation] [-id task_id] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-name deployment_name
|
新しくデプロイされるアプリケーションまたはスタンドアロン モジュールに割り当てるデプロイメント名。
「構文」で示すように、
|
-source file
|
デプロイするアーカイブ ファイルまたは展開されたアーカイブ ディレクトリ。-source オプションを省略して、デプロイするファイルまたはディレクトリのみを指定できる。 |
-plan file
|
アプリケーションまたはモジュールをデプロイするときに使用するデプロイメント プラン。デフォルトでは、プランが格納されているアプリケーションのルート ディレクトリからデプロイする場合でも、weblogic.Deployer は利用可能なデプロイメント プランを使用しない。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを分散およびデプロイする対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
|
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-upload |
指定されたデプロイメント ファイル (デプロイメント プランと代替デプロイメント記述子も含む) を管理サーバに転送する。このオプションは、リモート マシンで作業していて、デプロイメント ファイルを管理サーバに他の手段でコピーできない場合に使用する。アプリケーション ファイルは、分散およびデプロイメントの前に WebLogic Server 管理サーバのアップロード ディレクトリにアップロードされる。 |
-stage | -nostage | -external_stage |
アプリケーションをデプロイまたは分散するときに使用するステージング モード。
|
-retiretimeout seconds
|
WebLogic Server がこのアプリケーションまたはモジュールの現在実行中のバージョンを廃止するまでの秒数。「アプリケーションの新しいバージョンの再デプロイ」を参照。 |
-library |
デプロイメントを共有 J2EE ライブラリまたはオプション パッケージとして指定する。J2EE ライブラリまたはオプション パッケージをデプロイまたは分散する場合は -library オプションを含める必要がある。「共有 Java EE ライブラリおよびそれに依存するアプリケーションのデプロイ」を参照。 |
-libspecver version
|
J2EE ライブラリまたはオプション パッケージの仕様のバージョン。このオプションは、ライブラリまたはパッケージのマニフェスト ファイルに仕様のバージョンが含まれていない場合にのみ使用できる。-libversion は -library と一緒にしか使用できない。「WebLogic Server でのライブラリの登録」を参照。 |
-libimplver version
|
J2EE ライブラリまたはオプション パッケージの実装のバージョン。このオプションは、ライブラリまたはパッケージのマニフェスト ファイルに実装のバージョンが含まれていない場合にのみ使用できる。-libimplversion は -library と一緒にしか使用できない。「WebLogic Server でのライブラリの登録」を参照。 |
-usenonexclusivelock |
同じユーザがドメインですでに取得している既存のロックを、デプロイメント処理で使用することを指定する。複数のデプロイメント ツールを同時に使用していて、いずれかのツールでドメイン コンフィグレーションのロックをすでに取得している場合に便利。 |
-altappdd file
|
非推奨。デプロイメントに使用する代替 J2EE デプロイメント記述子 (application.xml ) の名前。 |
-altwlsappdd file
|
非推奨。デプロイメントに使用する代替 WebLogic Server デプロイメント記述子 (weblogic-application.xml ) の名前。 |
-securityModel [ DDOnly | CustomRoles | CustomRolesAndPolicy | Advanced ] |
このデプロイメントで使用するセキュリティ モデル。 |
-enableSecurityValidation |
セキュリティ データの検証を有効にする。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute 、deploy 、redeploy 、start 、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
デプロイメント ファイルを対象サーバにコピーして検証することで、デプロイメント用に準備します。
分散されたアプリケーションは、Start コマンドを使用して素早く起動できます。アプリケーションは、管理モードで起動することも、管理およびクライアント要求に対応可能にすることもできます。管理モードの間、アプリケーションは、コンフィグレーション済みの管理ポート経由で内部クライアントからのみアクセスできます。外部クライアントはアプリケーションにアクセスできなくなります。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -distribute [[-name] deployment_name] [-source] file [-plan file] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-upload] [-stage | -nostage | -external_stage] [-library [-libspecver version] [-libimplver version]] [-altappdd file] [-altwlsappdd file] [-securityModel] [-enableSecurityValidation] [-id task_id] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-name deployment_name
|
分散されるアプリケーションまたはモジュールに割り当てるデプロイメント名。
「構文」で示すように、
|
-source file
|
分散するアーカイブ ファイルまたは展開されたアーカイブ ディレクトリ。-source オプションを省略して、ファイルまたはディレクトリのみを指定できる。 |
-plan file
|
アプリケーションまたはモジュールと一緒に分散するデプロイメント プラン (アプリケーションのコンフィグレーションに使用するプラン)。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを分散する対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
|
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-upload |
分散の前に、指定されたデプロイメント ファイル (指定されたデプロイメント プランを含む) を管理サーバに転送する。このオプションは、リモート マシンで作業していて、デプロイメント ファイルを管理サーバに他の手段でコピーできない場合に使用する。アプリケーション ファイルは、分散の前に WebLogic Server 管理サーバのアップロード ディレクトリにアップロードされる。 |
-stage | -nostage | -external_stage |
アプリケーションをデプロイまたは分散するときに使用するステージング モード。
|
-library |
デプロイメントを共有 J2EE ライブラリまたはオプション パッケージとして指定する。J2EE ライブラリまたはオプション パッケージをデプロイまたは分散する場合は -library オプションを含める必要がある。「共有 Java EE ライブラリおよびそれに依存するアプリケーションのデプロイ」を参照。 |
-libspecver version
|
J2EE ライブラリまたはオプション パッケージの仕様のバージョン。このオプションは、ライブラリまたはパッケージのマニフェスト ファイルに仕様のバージョンが含まれていない場合にのみ使用できる。-libversion は -library と一緒にしか使用できない。「WebLogic Server でのライブラリの登録」を参照。 |
-libimplver version
|
J2EE ライブラリまたはオプション パッケージの実装のバージョン。このオプションは、ライブラリまたはパッケージのマニフェスト ファイルに実装のバージョンが含まれていない場合にのみ使用できる。-libimplversion は -library と一緒にしか使用できない。「WebLogic Server でのライブラリの登録」を参照。 |
-altappdd file
|
非推奨。デプロイメントまたは分散に使用する代替 J2EE デプロイメント記述子 (application.xml ) の名前。 |
-altwlsappdd file
|
非推奨。デプロイメントまたは分散に使用する代替 WebLogic Server デプロイメント記述子 (weblogic-application.xml ) の名前。 |
-securityModel [ DDOnly | CustomRoles | CustomRolesAndPolicy | Advanced ] |
このアプリケーションで使用されるセキュリティ モデル。 |
-enableSecurityValidation |
セキュリティ データの検証を有効にする。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute 、deploy 、redeploy 、start 、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
distribute
コマンドは deploy
と同じように動作しますが、WebLogic Server は対象サーバ上でアプリケーションまたはモジュールを起動しません。詳細については、Deploy コマンドの例に関するリンクを参照してください。
ドメインにデプロイ、分散、またはインストールされているアプリケーションおよびスタンドアロン モジュールのデプロイメント名をリストします。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -listapps [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-listapps
|
ドメインにデプロイ、分散、またはインストールされているアプリケーションおよびスタンドアロン モジュールのデプロイメント名をリストする。 |
ドメインで現在実行中のデプロイメント タスクのステータスを表示します。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] <-list | -listtask> [task_id] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
task_id
|
表示するデプロイメント タスクの識別子。 |
実行中のアプリケーションまたは実行中のアプリケーションの一部を再デプロイします。
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -redeploy [[-name] deployment_name] {-source file | filelist} [-plan file] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-upload] [-delete_files] [-retiretimeout seconds] [-id task_id] [-rmiGracePeriod seconds] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-name deployment_name
|
デプロイされるアプリケーションまたはモジュールのデプロイメント名。-name オプションは省略可能。省略した場合、-source file 引数から名前が取られる。 |
-source file
|
分散、デプロイ、または再デプロイするアーカイブ ファイルまたは展開されたアーカイブ ディレクトリ。
部分的な再デプロイメント用に複数のファイルを指定するには、 注意 : エンタープライズ アプリケーション内の J2EE モジュール全体を再デプロイするには、モジュール対象指定構文 |
filelist
|
再デプロイする 1 つまたは複数のファイル。filelist で複数のファイルを指定すると、再デプロイメントは指定されたファイルの部分的な再デプロイメントとして扱われる。
注意 :
|
-plan file
|
分散、デプロイ、または再デプロイ時に使用するデプロイメント プラン。
アプリケーションを再デプロイするときに、 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを分散、デプロイ、または再デプロイする対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
redeploy コマンドと一緒に対象リストを指定しない場合、アプリケーションは現在のすべての対象サーバに再デプロイされる。 |
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-upload |
指定されたデプロイメント ファイル (デプロイメント プランと代替デプロイメント記述子も含む) を管理サーバに転送する。このオプションは、リモート マシンで作業していて、デプロイメント ファイルを管理サーバに他の手段でコピーできない場合に使用する。アプリケーション ファイルは、分散およびデプロイメントの前に WebLogic Server 管理サーバのアップロード ディレクトリにアップロードされる。 |
-delete_files |
サーバのステージング ディレクトリから静的ファイルを削除する。delete_files は、アーカイブされていないデプロイメント、および -stage モードを使用してデプロイされたアプリケーションでのみ有効。このオプションを使用するときには、次の例のように対象サーバを指定する必要がある。
java weblogic.Deployer -adminurl http://myserver:7001 -username weblogic -password weblogic -name myapp -targets myapp@myserver -redeploy -delete_files myapp/tempindex.html
注意 :
|
-retiretimeout seconds
|
WebLogic Server がこのアプリケーションまたはモジュールの現在実行中のバージョンを廃止するまでの秒数。「アプリケーションの新しいバージョンの再デプロイ」を参照。 |
-rmiGracePeriod seconds
|
正常停止または廃止の際に RMI の猶予期間内で RMI 要求の受信がなくなるまで、ワーク マネージャが RMI 呼び出しを受け付けてスケジューリングする時間 (秒単位)。
|
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。deploy、redeploy、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
対象サーバで停止している (非アクティブな) アプリケーションをクライアントから使用できるようにします。start
コマンドでは、デプロイメント ファイルを対象サーバに再分散しません。adminmode
オプションを指定してアプリケーションを管理モードで起動すると、アプリケーションはコンフィグレーション済みの管理チャネル経由でのみ使用できるようになります。start
コマンドを発行するには、それ以前に deploy
または distribute
コマンドを通じて、ファイルがすでに使用可能になっている必要があります。
注意 : start のエリアスである activate コマンドは非推奨になりました。 |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -start [-adminmode] [-name] deployment_name [-appversion version] [-planversion version] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-retiretimeout seconds] [-id task_id] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-adminmode |
アプリケーションをプロダクション モード (デフォルト) ではなく管理モードで起動する。 |
-name deployment_name
|
デプロイされるアプリケーションまたはモジュールのデプロイメント名。name オプションは省略できる。省略した場合は、deployment_name から直接名前が取られる (deployment_name でファイル名またはディレクトリ名を指定している場合、デプロイメント名は指定されているファイル名から派生する)。 |
-appversion version
|
起動するアプリケーションのバージョン。 |
-planversion version
|
アプリケーションの起動時に使用するデプロイメント プランのバージョン。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを DISTRIBUTE (分散)、DEPLOY (デプロイ)、REDEPLOY (再デプロイ)、または START (起動) する対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
redeploy または start コマンドで対象リストを指定しない場合は、アプリケーションの現在のすべての対象でコマンドが実行される。 |
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-retiretimeout seconds
|
WebLogic Server がこのアプリケーションまたはモジュールの現在実行中のバージョンを廃止するまでの秒数。「アプリケーションの新しいバージョンの再デプロイ」を参照。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute、deploy、redeploy、start、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
アプリケーションを非アクティブにして、管理およびクライアント要求に対応できないようにします。アプリケーションのステージングされたファイルはすべて、対象サーバ上で以降の start
、deploy
、redeploy
、または undeploy
の各アクションに使用できる状態になっています。必要に応じ、adminmode
オプションでアプリケーションを管理モードにして、クライアント要求でアプリケーションを使用できなくすることもできます。管理モードの間、アプリケーションはコンフィグレーション済みの管理チャネル経由でのみアクセス可能になります。
注意 : stop のエリアスである deactivate コマンドは非推奨になりました。 |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -stop [-adminmode] [-name] deployment_name [-appversion version] [-planversion version] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-ignoresessions] [-graceful] [-rmiGracePeriod seconds] [-id task_id] [共通の引数]
引数またはオプション | 定義 |
---|---|
-adminmode |
実行中のアプリケーションを管理モードに切り替えて、コンフィグレーション済みの管理チャネル経由で管理要求のみを受け付けることを指定する。このオプションを指定しない場合、実行中のアプリケーションは停止されて、再起動するまで管理要求もクライアント要求も受け付けなくなる。 |
-name deployment_name
|
デプロイされるアプリケーションまたはモジュールのデプロイメント名。name オプションは省略できる。省略した場合は、deployment_name から直接名前が取られる (deployment_name でファイル名またはディレクトリ名を指定している場合、デプロイメント名は指定されているファイル名から派生する)。 |
-appversion version
|
デプロイされているアプリケーションのバージョン識別子。 |
-planversion version
|
デプロイメント プランのバージョン識別子。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを distribute (分散)、deploy (デプロイ)、redeploy (再デプロイ)、start (起動)、または stop (停止) する対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
redeploy、start、または stop コマンドで対象リストを指定しない場合は、アプリケーションの現在のすべての対象でコマンドが実行される。 |
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-graceful |
既存の HTTP クライアントが作業を完了した後でアプリケーションを停止する。-graceful オプションを指定しない場合、WebLogic Server はアプリケーションまたはモジュールを直ちに停止する。「プロダクション アプリケーションのオフライン化」を参照。 |
-rmiGracePeriod seconds
|
正常停止または廃止の際に RMI の猶予期間内で RMI 要求の受信がなくなるまで、ワーク マネージャが RMI 呼び出しを受け付けてスケジューリングする時間 (秒単位)。
|
-ignoresessions |
現在の HTTP セッションが完了するのを待機せずに、アプリケーションを直ちに管理モードにする。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute、deploy、redeploy、start、stop、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
デプロイメント ユニットを停止して、ステージングされているファイルを対象サーバから削除します。
注意 : undeploy のエリアスである REMOVE コマンドは非推奨になりました。 |
警告 : アプリケーション スコープのリソースを含むアプリケーションをアンデプロイすると、そのリソースはアプリケーションと一緒に削除されます。そのため、JMS 送り先の削除が原因で、トランザクションが破棄されたり、メッセージが失われたりする可能性があります。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JTA プログラマーズ ガイド』の「リソース登録解除の猶予期間」を参照してください。完全に削除するつもりのアプリケーションのみをアンデプロイするようにしてください。アプリケーションへのクライアント アクセスを一時的に停止する場合は、代わりに |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -undeploy [-name] deployment_name [-appversion version] [-planversion version] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-graceful] [-ignoresessions] [-rmiGracePeriod seconds] [-id task_id] [共通の引数]
コマンドまたはオプション | 定義 |
---|---|
-name deployment_name
|
デプロイされるアプリケーションまたはモジュールのデプロイメント名。name オプションは省略できる。省略した場合は、deployment_name から直接名前が取られる (deployment_name でファイル名またはディレクトリ名を指定している場合、デプロイメント名は指定されているファイル名から派生する)。 |
-appversion version
|
デプロイされているアプリケーションのバージョン識別子。 |
-planversion version
|
デプロイメント プランのバージョン識別子。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールをアンデプロイする対象。
注意 : 対象リストに含まれていない対象は削除されない。
|
-submoduletargets target_list
|
アンデプロイする JMS リソース。
注意 : 対象リストに含まれていないサブモジュール対象は削除されない。 「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-graceful |
既存の HTTP クライアントが作業を完了した後でアプリケーションを停止する。-graceful オプションを指定しない場合、WebLogic Server はアプリケーションまたはモジュールを直ちに停止する。「プロダクション アプリケーションのオフライン化」を参照。
モジュールは停止後にアンデプロイされる。 |
-rmiGracePeriod seconds
|
正常停止または廃止の際に RMI の猶予期間内で RMI 要求の受信がなくなるまで、ワーク マネージャが RMI 呼び出しを受け付けてスケジューリングする時間 (秒単位)。
|
-ignoresessions |
現在の HTTP セッションが完了するのを待機せずに、アプリケーションを直ちに停止してアンデプロイする。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute、deploy、redeploy、start、stop、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
プラン ファイルを再分散して、新しいプランの内容に基づいてアプリケーションを再コンフィグレーションすることで、アプリケーションのデプロイメント プランを更新します。
注意 : update を使用してアプリケーションのリソース バインディングを更新することはできません。アプリケーションのリソース バインディングを更新するには、Redeploy コマンドを使用する必要があります。 |
java [SSL の引数] weblogic.Deployer 接続の引数 [ユーザ資格の引数] -update -plan deployment_plan [-name] deployment_name [-appversion version] [-planversion version] [-targets target_list] [-submoduletargets target_list] [-upload] [-id task_id] [共通の引数]
引数またはオプション | 定義 |
---|---|
-plan deployment_plan
|
アプリケーションのコンフィグレーションの更新に使用するデプロイメント プラン。指定されたデプロイメント プランはアプリケーションの対象サーバで有効でなければならない。たとえば、リソースが関連する記述子で以前に定義されていない限り、プランでは必要なリソースに null の変数を指定できない。
更新処理では、デプロイメント プランで変更されている (null ではない) 値に対応する記述子のみを更新する。更新処理に使用されるプランに null 変数が含まれている場合、対応する記述子の現在の値は更新されない。 |
-name deployment_name
|
デプロイされるアプリケーションまたはモジュールのデプロイメント名。name オプションは省略できる。省略した場合は、deployment_name から直接名前が取られる (deployment_name でファイル名またはディレクトリ名を指定している場合、デプロイメント名は指定されているファイル名から派生する)。 |
-appversion version
|
デプロイされているアプリケーションのバージョン識別子。 |
-planversion version
|
デプロイメント プランのバージョン識別子。 |
-targets target_list
|
アプリケーションまたはモジュールを distribute (分散)、deploy (デプロイ)、redeploy (再デプロイ)、undeploy (アンデプロイ)、start (起動)、または stop (停止) する対象。
deploy コマンドで対象リストを指定しない場合、対象のデフォルトは次のようになる。
redeploy、undeploy、start、または stop コマンドで対象リストを指定しない場合は、アプリケーションの現在のすべての対象でコマンドが実行される。 |
-submoduletargets target_list
|
JMS アプリケーション モジュール内で定義されているリソースの JMS サーバ対象。「JMS アプリケーション モジュールにおけるサブモジュールの対象指定の使用」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMS のコンフィグレーションと管理』の「WLST を使用した JMS サーバと JMS システム リソースの管理」を参照。 |
-upload |
アプリケーションを更新する前に、新しいデプロイメント プランを管理サーバにアップロードする。 |
-id task_id
|
実行中のデプロイメント タスクのタスク識別子。distribute、deploy、redeploy、update、start、stop、または undeploy コマンドで識別子を指定できる。その後で、cancel または list コマンドの引数として使用できる。識別子は、実行中の他のデプロイメント タスクすべてを通してユニークでなければならない。指定しない場合、システムによってユニークな識別子が自動的に生成される。 |
この節では、アプリケーションの config.xml
ファイルと、アプリケーションをデプロイするための対応する weblogic.Deployer
コマンドを例示します。
次のように想定した場合、
mycluster
はクラスタ名
D1C2S1
と D1C2S2
はサーバ名
RemoteJMSServer1
と RemoteJMSServer2
は JMS サーバ名
アプリケーションの config.xml
ファイルには次の内容が含まれます。
<AppDeployment Name="dd-remote-cluster" SourcePath="./udd-debug-deployment-on-remote-cluster-jms.xml" Targets="mycluster"> <SubDeployment Name="RemoteCluster" Targets="mycluster"/> <SubDeployment Name="D1C2S2" Targets="D1C2S2"/> <SubDeployment Name="RemoteClusterServers" Targets="D1C2S1,D1C2S2"/> <SubDeployment Name="RemoteClusterJMSServers" Targets="RemoteJMSServer1,RemoteJMSServer2"/> <SubDeployment Name="RemoteQueue1" Targets="RemoteJMSServer1"/> </AppDeployment>
アプリケーションをデプロイする weblogic.Deployer
-deploy
コマンドは次のようになります。
java weblogic.Deployer -adminurl t3://MySystem:10000 -username system -password system -name dd-remote-cluster -deploy "config\jms\udd-debug-deployment-on-remote-cluster-jms.xml" -targets mycluster -submoduletargets RemoteCluster@mycluster, D1C2S2@D1C2S2, RemoteClusterServers@D1C2S1, RemoteClusterServers@D1C2S2, RemoteClusterJMSServers@RemoteJMSServer1, RemoteClusterJMSServers@RemoteJMSServer2, RemoteQueue1@RemoteJMSServer1