Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Web アプリケーション、サーブレット、JSP の開発 11g リリース 1 (10.3.1) B55521-01 |
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以下の節では、web.xml
スキーマのルート要素 <web-app>
の下に定義するデプロイメント記述子の要素について説明します。
Java EE アノテーションの使用により、標準の web.xml
デプロイメント記述子は省略可能になりました。Servlet 2.5 仕様 (http://java.sun.com/products/servlet/index.jsp
) では、サーブレット、フィルタ、リスナ、タグ ハンドラなどの特定の Web コンポーネントでアノテーションを定義できると規定されています。アノテーションを使用すると、外部リソースに対する依存性を宣言できます。「Web コンポーネント用の WebLogic アノテーション」を参照してください。
web.xml
ファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。
<web-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_2_5.xsd" version="2.5">
web.xml
のスキーマについては、http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_2_5.xsd
を参照してください。
icon
要素では、GUI ツールで Web アプリケーションを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定します (servlet
要素にも icon
という要素があり、GUI ツール内にアイコンを提供してサーブレットを表すために使用されます)。
次の表では、icon
要素内で定義できる要素について説明します。
省略可能な display-name
要素では、Web アプリケーションの表示名 (GUI ツールで表示できる短い名前) を指定します。
省略可能な description 要素では、Web アプリケーションに関する説明文を示します。
distributable 要素は、WebLogic Server では使用されていません。
context-param
要素には、Web アプリケーションのサーブレット コンテキストの初期化パラメータの宣言が含まれます。
表 A-5 context-param 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
weblogic.httpd. clientCertProxy |
省略可能 |
この属性は、プロキシ プラグインまたは この設定は、ユーザ認証がプロキシ サーバで実行される場合に役立つ。
このため、 この属性は、個々の Web アプリケーションに設定するだけでなく、次のように定義することもできる。 サーバ インスタンスを利用するすべての Web アプリケーションに対して、Administration Console の [サーバ|コンフィグレーション|全般] ページで設定する。クラスタ内のサーバ インスタンスを利用するすべての Web アプリケーションに対して、[クラスタ|コンフィグレーション|全般] ページで設定する。 |
次の表では、Web アプリケーション コンテナで使用される予約済みのコンテキスト パラメータについて説明します。これらは非推奨となり、weblogic.xml で置き換えられました。
表 A-6 非推奨の context-param 要素
非推奨のパラメータ | 説明 | weblogic.xml での代替要素 |
---|---|---|
weblogic.httpd.inputCharset |
Unicode 以外の処理でコード セット動作を定義する。 |
weblogic.xml の |
weblogic.httpd.servlet.reloadCheckSecs |
サーブレットが変更されたかどうかをチェックする頻度と、変更されている場合はそれを再ロードするかどうかを定義する。値が -1 の場合は再ロードせず、0 の場合は常に再ロードする。デフォルトでは 1 秒に設定される。 |
|
weblogic.httpd.servlet.classpath |
この値を設定すると、このパスがコンテナによって Web アプリケーションのクラスパスに追加される。この方法は非推奨で、下位互換性のためだけにサポートされている。 |
なし。マニフェスト クラスパス、 |
weblogic.httpd.defaultServlet |
Web アプリケーションのデフォルト サーブレットを設定する。この方法は非推奨で、 下位互換性のためだけにサポートされている。 |
なし。 |
filter
要素は、フィルタ クラスとその初期化属性を定義します。フィルタの詳細については、「フィルタのコンフィグレーション」を参照してください。
次の表では、filter
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-7 filter 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<icon> |
省略可能 |
GUI ツールでフィルタを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定する。small-icon 要素と large-icon 要素がある。 この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。 |
<filter-name> |
必須 |
フィルタの名前を定義する。この名前は、デプロイメント記述子内のほかの場所でそのフィルタ定義を参照する場合に使用される。 |
<display-name> |
省略可能 |
GUI ツールによって表示されることを想定した短い名前。 |
<description> |
省略可能 |
フィルタの説明文。 |
<filter-class> |
必須 |
フィルタの完全修飾クラス名。 |
<init-param> |
省略可能 |
フィルタの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定する。 属性ごとに |
次の表では、filter-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-8 filter-mapping 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<filter-name> |
必須 |
URL パターンまたはサーブレットのマッピング先のフィルタの名前。この名前は、 |
<url-pattern> |
必須 - または |
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。 サンプル パターンを次に示す。 /soda/grape/* /foo/* /contents *.foo URL は、Servlet 仕様 2.3 で指定されているルールに準拠している必要がある。 |
<servlet> |
必須 - または |
呼び出された場合に、このフィルタを実行するサーブレットの名前。 |
servlet
要素では、サーブレットの宣言的なデータを指定します。
<jsp-file>
要素および <load-on-startup>
要素が指定されている場合、その JSP は、WebLogic Server の起動時にあらかじめコンパイルされ、ロードされます。
次の表では、servlet
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-10 servlet 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<icon> |
省略可能 |
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置。small-icon 要素と large-icon 要素がある。 この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。 |
<servlet-name> |
必須 |
サーブレットの標準名を定義する。この名前は、デプロイメント記述子内の他の場所でそのサーブレット定義を参照する場合に使用される。 |
<display-name> |
省略可能 |
GUI ツールによって表示されることを想定した短い名前。 |
<description> |
省略可能 |
サーブレットの説明文。 |
<servlet-class> |
必須 (または
|
サーブレットの完全修飾クラス名。 servlet の本体では、 |
<jsp-file> |
必須 (または
|
Web アプリケーションのルート ディレクトリを基準にした、Web アプリケーション内の JSP ファイルへの絶対パス。 servlet の本体では、 |
<init-param> |
省略可能 |
サーブレットの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定する。 属性ごとに |
<load-on-startup> |
省略可能 |
この要素が指定されたサーブレットは、WebLogic Server の起動時に WebLogic Server によって初期化される。この要素の省略可能なコンテンツは、サーブレットがロードされる順序を示す正の整数である。整数の小さい方から順にロードされる。値の指定がない、または値が正の整数でない場合は、WebLogic Server によって、アプリケーションの起動時にある任意の順序でサーブレットがロードされる。 |
<run-as> |
省略可能 |
Web アプリケーションの実行に使用する run-as ID を指定する。この要素には、省略可能な説明とセキュリティ ロールの名前が含まれる。 |
<security-role- ref> |
省略可能 |
|
これは、servlet 内の要素です。
icon
要素では、GUI ツールで Web アプリケーションを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定します。
次の表では、icon
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-11 icon 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<small-icon> |
省略可能 |
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される小さい (16x16 ピクセル) この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。 |
<large-icon> |
省略可能 |
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される大きい (32x32 ピクセル) この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。 |
これは、servlet 内の要素です。
省略可能な init-param
要素では、サーブレットの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定します。属性ごとに init-param
タグの別個のセットを使用します。
javax.servlet.ServletConfig.getInitParameter()
メソッドを使用して、これらの属性にアクセスできます。
次の表では、init-param
要素内で定義できる要素について説明します。
これは、servlet 内の要素です。
security-role-ref
要素は、<security-role>
で定義されたセキュリティ ロール名を、サーブレットのロジックでハード コード化される代替ロール名にリンクします。この特別な抽象化レイヤによって、サーブレット コードを変更しなくてもデプロイメント時にサーブレットをコンフィグレーションできるようになります。
次の表では、security-role-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
servlet-mapping
要素では、サーブレットと URL パターンの間のマッピングを定義します。
次の表では、servlet-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-14 servlet-mapping 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<servlet-name> |
必須 |
URL パターンのマッピング先のサーブレットの名前。この名前は、 |
<url-pattern> |
必須 |
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。 サンプル パターンを次に示す。 /soda/grape/* /foo/* /contents *.foo URL は、Servlet 仕様 2.3 で指定されているルールに準拠している必要がある。 サーブレット マッピングのその他の例については、「サーブレット マッピング」を参照。 |
session-config
要素では、Web アプリケーションのセッション属性を定義します。
次の表では、session-config
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-15 session-config 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<session-timeout> |
省略可能 |
この Web アプリケーション内のセッションが期限切れになるまでの分数。この要素で設定する値は、次に示す特殊な値のいずれか 1 つが入力されない限り、WebLogic 固有のデプロイメント記述子である デフォルト値 : 60 最大値 : Integer.MAX_VALUE/60 特殊な値 : -1 = セッションはタイムアウトしない。 詳細については、「session-descriptor」を参照。 |
mime-mapping
要素では、拡張子と MIME タイプの間のマッピングを定義します。
次の表では、mime-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
省略可能な welcome-file-list
要素では、welcome-file
要素の順序付きリストを指定します。
URL 要求がディレクトリ名の場合、この要素で指定された最初のファイルが WebLogic Server によって返されます。そのファイルが見つからない場合は、WebLogic Server によってリスト内の次のファイルが返されます。
詳細については、「ウェルカム ファイルのコンフィグレーション」を参照してください。
次の表では、welcome-file-list
要素内で定義できる要素について説明します。
省略可能な error-page
要素では、エラーコードや例外のタイプと Web アプリケーションにあるリソースのパスの間のマッピングを指定します。
WebLogic Server が HTTP リクエストに応答しているときにエラーが発生した場合や、Java 例外の結果としてエラーが発生した場合は、WebLogic Server によって HTTP エラー コードまたは Java エラー メッセージのいずれかを表示する HTML ページが返されます。独自の HTML ページを定義して、これらのデフォルトのエラー ページの代わりとして、または Java 例外の応答ページとして表示することができます。
詳細については、「HTTP エラー応答のカスタマイズ」を参照してください。
次の表では、error-page
要素内で定義できる要素について説明します。
注意 : <error-code> と <exception-type> のどちらかを定義します。両方は定義しないでください。 |
jsp-config
要素は、Web アプリケーション内の JSP ファイルのグローバル コンフィグレーション情報を提供するために使用します。2 つの下位要素 taglib
および jsp-property-group
があります。
次の表では、jsp-config
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-19 jsp-config 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<taglib> |
省略可能 |
Web アプリケーション内の JSP ページで使用するタグ ライブラリに関する情報を提供する。 |
<jsp-property-group> |
省略可能 |
複数のファイルをグループ化して、それらのファイルにグローバル プロパティ情報を提供できるようにする。このように記述されたすべてのファイルは JSP ファイルと見なされる。 |
これは、jsp-config 内の要素です。
taglib
は必須の要素で、Web アプリケーション内の JSP ページで使用するタグ ライブラリに関する情報を提供するために使用します。
JSP タグ ライブラリ記述子 (TLD) の位置を URI パターンに関連付けます。TLD は、WEB-INF
ディレクトリを基準にした相対位置にある JSP 内に指定できますが、Web アプリケーションをデプロイするときに、<taglib>
タグを使用して TLD をコンフィグレーションすることもできます。TLD ごとに別個の要素を使用します。
次の表では、taglib
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-20 taglib 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<taglib-location> |
省略可能 |
Web アプリケーションのルートを基準にしたタグ ライブラリ記述子の相対ファイル名を指定する。タグ ライブラリ記述子ファイルを |
<taglib-uri> |
省略可能 |
URI が JSP ページの taglib ディレクティブで使用されている URI 文字列と一致する場合、このタグ ライブラリが使用される。 |
これは、jsp-config 内の要素です。
jsp-property-group
は必須の要素で、複数のファイルをグループ化して、それらのファイルにグローバル プロパティ情報を提供できるようにするために使用します。このように記述されたすべてのファイルは JSP ファイルと見なされます。
次の表で、jsp-property-group
要素内に定義できる要素について説明します。
表 A-21 jsp-property-group 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<el-ignored> |
省略可能 |
EL を無視するかどうかを制御する。EL の評価は、Servlet 2.4 以降の |
<scripting-invalid> |
省略可能 |
JSP ページのグループで、スクリプト記述要素を無効にするかどうかを制御する。スクリプト記述は、デフォルトでは有効になっている。 |
<page-encoding> |
省略可能 |
pageEncoding 情報を示す。JSP ページのページ ディレクティブの pageEncoding 属性と、そのページに一致する JSP コンフィグレーション要素との間で、エンコーディングが異なることを示す変換時エラー。XML 構文内のドキュメントのプロログまたはテキスト宣言と、そのドキュメントに一致する JSP コンフィグレーション要素との間で、エンコーディングが異なることを示す場合もある。複数のメカニズムに同じエンコーディングを指定しても構わない。 |
<is-xml> |
省略可能 |
リソースが JSP ドキュメント (XML) であることを示す。true の場合は、URL パターンが一致するリソースのグループが JSP ドキュメントで、XML ドキュメントとして解釈する必要があることを示す。false の場合は、リソースが JSP ドキュメントであることを示す他のプロパティ グループがない限り、JSP ドキュメントではないと見なされる。 |
<include-prelude> |
省略可能 |
Web アプリケーション内の要素に対応していなければならないコンテキスト相対パス。この要素が存在する場合、指定されたパスが、この jsp-property-group 内の各 JSP ページの最初に自動的に (include ディレクティブの場合のように) インクルードされる。 |
<include-coda> |
省略可能 |
Web アプリケーション内の要素に対応していなければならないコンテキスト相対パス。この要素が存在する場合、指定されたパスが、この |
<deferred-syntax-allowed-as-literal> |
省略可能 |
文字シーケンス |
<trim-directive-whitespaces> |
省略可能 |
ホワイト スペースのみを含むテンプレート テキストを、応答出力から削除しなければならないかどうかを制御する。 |
<url-pattern> |
必須 |
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。 サンプル パターンを次に示す。 /soda/grape/* /foo/* /contents *.foo URL は、Servlet 仕様 2.4 で指定されているルールに準拠している必要がある。 |
resource-env-ref
要素には、Web アプリケーションの環境内のリソースに関連付けられた管理対象オブジェクトに対する Web アプリケーションの参照の宣言が含まれます。省略可能な説明、リソース環境参照名、Web アプリケーション コードが予期するリソース環境参照のタイプで構成されます。
次に例を示します。
<resource-env-ref> <resource-env-ref-name>jms/StockQueue</resource-env-ref-name> <resource-env-ref-type>javax.jms.Queue</resource-env-ref-type> </resource-env-ref>
次の表では、resource-env-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
省略可能な resource-ref
要素では、外部リソースへの参照ルックアップ名を定義します。この定義により、サーブレット コードは、デプロイメント時に実際の位置にマップされる「仮想的な」名前でリソースをルックアップできるようになります。
各外部リソース名の定義には別々の <resource-ref>
要素を使用します。外部リソース名は、デプロイメント時に WebLogic 固有のデプロイメント記述子 weblogic.xml
でリソースの実際の位置名にマップされます。
次の表では、resource-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-23 resource-ref 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
説明文。 |
<res-ref-name> |
必須 |
JNDI ツリー内で使用されるリソースの名前。Web アプリケーション内のサーブレットはこの名前を使用して、リソースへの参照をルックアップする。 |
<res-type> |
必須 |
参照名に対応するリソースの Java クラスのタイプ。Java の完全パッケージ名を使用する。 |
<res-auth> |
必須 |
セキュリティのためのリソース サインオンの指定に使用される。
|
<res-sharing-scope> |
省略可能 |
指定されたリソース マネージャ接続ファクトリ参照を経由して取得された接続を共有するかどうかを指定する。 有効な値 : Shareable Unshareable |
security-constraint
要素では、<web-resource-collection>
要素で定義されたリソースの集合へのアクセス特権を定義します。
Web アプリケーションのセキュリティ コンフィグレーションの詳しい手順や例については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server ロールおよびポリシーによるリソースの保護』を参照してください。また、WebLogic セキュリティの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Security プログラマーズ ガイド』を参照してください。
次の表では、security-constraint
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-24 security-constraint 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<web-resource- collection> |
必須 |
このセキュリティ制約が適用される Web アプリケーションのコンポーネントを定義する。 |
<auth-constraint> |
省略可能 |
このセキュリティ制約で定義される Web リソースの集合にアクセスするグループまたはプリンシパルを定義する。「auth-constraint」を参照。 |
<user-data- constraint> |
省略可能 |
クライアントによるサーバとの通信方法を定義する。 「user-data-constraint」を参照。 |
各 <security-constraint>
要素では、1 つまたは複数の <web-resource-collection>
要素が必要です。これらの要素では、このセキュリティ制約が適用される Web アプリケーションの領域を定義します。
これは、security-constraint 内の要素です。
次の表では、web-resource-collection
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-25 web-resource-collection 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<web-resource- name> |
必須 |
Web リソースの集合の名前。 |
<description> |
省略可能 |
このセキュリティ制約の説明文。 |
<url-pattern> |
省略可能 |
|
<http-method> |
省略可能 |
|
これは、security-constraint 内の要素です。
省略可能な auth-constraint
要素では、このセキュリティ制約で定義された Web リソースの集合にアクセスするグループまたはプリンシパルを定義します。
次の表では、auth-constraint
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-26 auth-constraint 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
このセキュリティ制約の説明文。 |
<role-name> |
省略可能 |
この security-constraint で定義されたリソースにアクセスできるセキュリティ ロールを定義する。セキュリティ ロール名は、security-role-ref を使用してプリンシパルにマップされる。 |
これは、security-constraint 内の要素です。
user-data-constraint
要素では、クライアントによるサーバとの通信方法を定義します。
次の表では、user-data-constraint
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-27 user-data-constraint 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
説明文。 |
<transport- guarantee> |
必須 |
クライアントとサーバの間の通信方法を指定する。
指定できる値 :
|
省略可能な login-config
要素を使って、ユーザの認証方法、このアプリケーションで使用されるレルムの名前、およびフォームによるログイン機能で必要になる属性をコンフィグレーションします。
この要素が指定されている場合、ユーザが Web アプリケーション内で定義されている <security-constraint>
によって制約されたすべてのリソースにアクセスするには、認証を受ける必要があります。認証されると、ユーザは、ほかのリソースにアクセスする権限が与えられる場合もあります。
次の表では、login-config
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-28 config
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<auth-method> |
省略可能 |
ユーザの認証に使用する方法を指定する。指定できる値は次のとおり。
複数の認証方法をカンマ区切りのリストとして定義し、フォールバック メカニズムを提供することができる。 |
<realm-name> |
省略可能 |
ユーザの資格を認証する場合に参照されるレルムの名前。省略した場合、Administration Console の [Web アプリケーション|コンフィグレーション|その他] タブにある [認証レルム名] フィールドで定義されたレルムがデフォルトで使用される。
|
<form-login- config> |
省略可能 |
|
これは、login-config 内の要素です。
<auth-method>
を FORM
にコンフィグレーションする場合に、<form-login-config>
要素を使用します。
次の表では、security-role
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-30 security-role 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
セキュリティ ロールの説明文。 |
<role-name> |
必須 |
ロール名。ここで使用する名前は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子 |
省略可能な env-entry
要素では、アプリケーションの環境エントリを宣言します。環境エントリごとに別個の要素を使用します。
次の表では、env-entry
要素内で定義できる要素について説明します。
省略可能な ejb-ref
要素では、EJB リソースへの参照を定義します。この参照は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子ファイル weblogic.xml
でマッピングを定義することにより、デプロイメント時に EJB の実際の位置にマップされます。各参照 EJB 名の定義には別々の <ejb-ref>
要素を使用します。
次の表では、ejb-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-32 ejb-ref 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
参照の説明文。 |
<ejb-ref-name> |
必須 |
Web アプリケーションで使用される EJB の名前。この名前は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子 |
<ejb-ref-type> |
必須 |
参照 EJB の期待される Java クラスのタイプ。 |
<home> |
必須 |
EJB ホーム インタフェースの完全修飾クラス名。 |
<remote> |
必須 |
EJB リモート インタフェースの完全修飾クラス名。 |
<ejb-link> |
省略可能 |
含まれている J2EE アプリケーション パッケージでの EJB の |
<run-as> |
省略可能 |
参照される EJB にセキュリティ コンテキストが適用されるセキュリティ ロール。 |
ejb-local-ref
要素は、エンタープライズ Bean のローカル ホームへの参照の宣言に使用されます。この宣言は以下のもので構成されます。
省略可能な説明
エンタープライズ Bean を参照する Web アプリケーションのコードで使用される EJB 参照名。参照されるエンタープライズ Bean の予期されるタイプ
参照されるエンタープライズ Bean の予期されるローカル ホーム インタフェースとローカル インタフェース
参照されるエンタープライズ Bean の指定に使用する ejb-link 情報 (省略可能)
次の表では、ejb-local-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
表 A-33 ejb-local-ref 要素
要素 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|
<description> |
省略可能 |
参照の説明文。 |
<ejb-ref-name> |
必須 |
EJB 参照の名前を指定する。EJB 参照は Web アプリケーションの環境内のエントリで、 次に例を示す。 <ejb-ref-name>ejb/Payroll</ejb-ref-name> |
<ejb-ref-type> |
必須 |
<ejb-ref-type>Entity</ejb-ref-type> <ejb-ref-type>Session</ejb-ref-type> |
<local-home> |
必須 |
エンタープライズ Bean のローカル ホーム インタフェースの完全修飾名。 |
<local> |
必須 |
エンタープライズ Bean のローカル インタフェースの完全修飾名。 |
<ejb-link> |
省略可能 |
パス名は、EJB を参照する Web アプリケーションを含む WAR ファイルに対して相対的に指定する。このため、同じ 使用される場所 : 例 : <ejb-link>EmployeeRecord</ejb-link> <ejb-link>../products/product.jar#ProductEJB</ejb-link> |
サーブレット 2.4 デプロイメント記述子の XML スキーマです。WebLogic Server は、http://java.sun.com/products/servlet/download.html#specs
で定義されている HTTP サーブレットを完全にサポートします。しかし、version
属性は、2.4 の動作を施行するために 2.4
に設定する必要があります。
次の表では、web-app
要素内で定義できる要素について説明します。