Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RMI プログラマーズ ガイド 11g リリース 1 (10.3.1) B55530-01 |
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この章では、『Oracle WebLogic Server RMI プログラマーズ ガイド』の内容と構成について説明します。
このマニュアルは、Remote Method Invocation (RMI) と Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) の機能を使用して e- コマース アプリケーションを構築するアプリケーション開発者を対象としています。Web 技術、オブジェクト指向プログラミング技術、および Java プログラミング言語について読者が精通していることを前提としています。このマニュアルでは、WebLogic Server が提供する付加価値の高い機能を紹介し、RMI を用いたアプリケーションを開発する際の WebLogic Server 機能の使い方について主要な情報を示します。
このマニュアルでは、Sun Microsystems の JavaSoft Remote Method Invocation (RMI) 仕様に基づいた Oracle WebLogic Server RMI 実装について説明します。Oracle の実装を WebLogic RMI と呼びます。
「概要とロードマップ」 では、このドキュメントの構成を紹介します。
「WebLogic RMI について」はWebLogic RMI の機能とアーキテクチャの概要です。
「WebLogic RMI の機能」では、WebLogic Server 用 RMI をプログラミングするときに使用する機能について説明します。
「WebLogic RMI コンパイラの使い方」では、WebLogic RMI コンパイラについて説明します。
「WebLogic RMI での T3 プロトコルの使い方」では、RMI および T3 プロトコルの使い方について説明します。
「WebLogic RMI の実装方法」では、WebLogic RMI の実装方法について、簡単な例を用いて手順を追って説明します。
「RMI over IIOP の使い方」では、RMI over IIOP の定義と、Weblogic Server の RMI-IIOP の実装の概要について説明します。
「WebLogic Server の RMI-IIOP 用コンフィグレーション」では、WebLogic Server での RMI-IIOP アプリケーションのサポートに関連する概念、問題および手順について説明します。
「アプリケーション設計のベスト プラクティス」では、RMI および RMI over IIOP アプリケーションを開発するときの推奨設計パターンについて説明します。
「A WebLogic Server での CORBA のサポート」では、WebLogic Server での CORBA のサポートについて説明します。
WebLogic RMI に関連するトピックの詳細については、以下のドキュメントを参照してください。
http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/rmi/
の Java RemoteMethod Invocation (RMI) では、Remote Method Invocation (RMI) に関する Sun MicroSystems の基本的なチュートリアルが紹介されています。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションの開発』は WebLogic Server アプリケーションを開発するために使用するガイドです。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JNDI プログラマーズ ガイド』は WebLogic Java Naming and Directory Interface の使い方に関するガイドです。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』は WebLogic Server と相互運用する共通スタンドアロン クライアントの開発に関するガイドです。
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』は、WebLogic Server アプリケーションのパフォーマンスをモニタして改良するための情報が提供されます。
http://java.sun.com/j2ee/corba/
では、CORBA と Java プラットフォームの概要が説明されています。
http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/idl/index.html
には、標準 IDL (Object Management Group Interface Definition Language) と IIOP の使い方に関する情報が掲載されています。
http://www.omg.org
Object Management Group のホームページです。
CORBA Language Mapping 仕様については、http://www.omg.org/technology/documents/index.htm
を参照してください。
Objects-by-Value 仕様については、ftp://ftp.omg.org/pub/docs/orbos/98-01-18.pdf
を参照してください。
このドキュメントの他にも、さまざまなサンプル コードやチュートリアルが開発者向けに用意されています。それらのサンプルとチュートリアルは WebLogic Server の動作を例示し、主要な開発タスクを実行する実際的な手順を示します。
独自のアプリケーションを開発する前に、まず RMI サンプルの一部またはすべてを実行することをお勧めします。
MedRec は WebLogic Server に付属したエンドツーエンドのサンプル Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) アプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRec アプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、さまざまなクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRec は WebLogic Server と Java EE の機能を例示し、Oracle が推奨するベスト プラクティスを重要点として示します。MedRec は WebLogic Server 配布キットに含まれており、Windows マシンの [スタート] メニューからアクセスできます。Linux などのプラットフォームでは、WL_HOME\samples\domains\medrec
ディレクトリから MedRec を起動できます。WL_HOME
は、WebLogic Platform の最上位のインストール ディレクトリです。
MedRec には、Web アプリケーション、Web サービス、ワークフロー アプリケーション、および将来のクライアント アプリケーションからのリクエストを連携して処理する複数のエンタープライズ Java Bean (EJB) で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージ駆動型 EJB、ステートレス セッション EJB、ステートフル セッション EJB、およびエンティティ EJB が含まれます。
このリリースで導入された新しい WebLogic Server 機能の一覧については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server の新機能』を参照してください。