Java Required Files (JRF) は、Oracle ビジネス アプリケーションおよびアプリケーション フレームワークに共通の機能を提供される WebLogic Server インストールに含まれていないコンポーネントで構成されています。
共通の場所にデプロイされている個別に開発したライブラリおよびアプリケーションで構成されています。以下のコンポーネントは Java Required Files の一部と見なされます。Oracle アプリケーション開発フレームワーク、Oracle Fusion Middleware 監査フレームワーク、動的監視サービス、Fabric Common、HTTP クラエント、インフラストラクチャ セキュリティ、 Java オブジェクトキャッシュ、JMXフレームワーク、JPS、ログイン、MDS、OJSP.Next、Oracle Web サービス、Oracle Web サービス マネージャ、Oracle TopLink、UCP、XDK。
Java Required Files (JRF) アプリケーションおよびサービスで、管理対象サーバまたはクラスタをコンフィグレーションする、および 1 つの管理対象サーバまたはクラスタからアプリケーションおよびサービスをコピーし、別の管理対象サーバまたはクラスタに適用するには、表 13-1 に指定されているコマンドを使用します。
WLST カラムで使用する場合は、オンラインとは、コマンドが実行中のサーバに接続されている場合のみに使用されることを意味します。オフラインとは、コマンドが実行中のサーバに接続されてない場合のみに使用されることを意味します。オンラインまたはオフラインとは、コマンドは両方の状況に使用できることを意味します。
注意 : これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされている Oracle ホームから WLST を呼び出す必要があります。『Oracle Fusion Middleware 管理者ガイド』の「カスタム WLST コマンドの使用」を参照してください。 |
表 13-1 DMS コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
Java Required Files のアプリケーションおよびサービスで管理対象サーバまたはクラスタをコンフィグレーションする。 |
オンラインまたはオフライン |
|
管理対象サーバまたはクラスタからアプリケーションまたはサービスをコピーして別の管理対象サーバまたはクラスタに適用する。 |
オンラインまたはオフライン |
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
Java Required Files (JRF) のアプリケーションおよびサービスで管理対象サーバまたはクラスタをコンフィグレーションする。テンプレート拡張プロセス中に製品テンプレートにより追加した管理対象サーバは、このコマンドを使用して JRF で明示的にコンフィグレーションする必要はありません。
製品テンプレートで初期拡張した後、追加の管理対象サーバまたはクラスタがドメインに追加している場合は、applyJRF コマンドを使用します。JRF 専用ドメインに管理対象サーバを追加する時および他の Oracle 製品を含まれているドメインに JRF に対してコンフィグレーションされている管理対象サーバを追加した場合は、applyJRF コマンドが必要です。
applyJRF(target, [domainDir], [shouldUpdateDomain])
引数 | 定義 |
---|---|
対象 |
JRF アプリケーションまたはサービスでコンフィグレーションする管理サーバまたはクラスタの名前。
対象のためのアスタリスク (*) の値は、すべてのクラスタおよびスタンドアロンの管理対象サーバが JRF によってコンフィグレーションされている必要であることを示します。 |
domainDir |
WebLogic Server ドメインの絶対パス。 |
shouldUpdateDomain |
ドメインの更新を実行する方法を管理するブール型フラグ (省略可能)。「true」に設定すると (デフォルト) 、関数は以下のオフライン コマンドを暗黙的に呼び出します。readDomain() および updateDomain()、またはオンラインコマンド : edit()、startEdit()、save()、および activate()
「false」に設定すると、ドメインを更新するには、WLST コマンドを呼び出す必要があります。 |
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
特定の管理対象サーバまたは第 2 管理対象サーバのクラスタを対象指定できるすべてのデプロイメントをレプリケートします。このコマンドは、既存の管理対象サーバまたはクラスタと同じデプロイメントがあるように、新しい管理対象サーバまたはクラスタをコンフィグレーションする便利なコマンドとして提供されます。
cloneDeployments コマンドは、新しい管理サーバは作成しません。また、対象の管理対象サーバにデプロイメント情報以外のプロパティはコピーされません。
cloneDeployments(domain, source, target, [shouldUpdateDomain])
引数 | 定義 |
---|---|
ドメイン |
WebLogic Server ドメインの絶対パス。ドメインを読み終わった場合またはオンラインモードで接続した場合は、無視される。 |
ソース |
デプロイメントをクローンする管理対象サーバまたはクラスタの名。これは、有効な管理対象サーバまたはクラスタの名前である。 |
対象 |
ソース サーバのアプリケーションおよびサービスを受け取る対象の管理対象サーバまたはクラスタ。対象の管理対象サーバはすでに存在する必要がある。 |
shouldUpdateDomain |
ドメインの更新を実行する方法を管理するブール型フラグ (省略可能)。「true」に設定すると (デフォルト)、関数は以下のオフライン コマンドを呼び出します。readDomain() および updateDomain()、またはオンライン コマンド : edit()、startEdit()、save()、および activate()「false」に設定すると、ドメインを更新するには、WLST コマンドを呼び出す必要がある。 |