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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Server での Spring のサポート
11g リリース 1 (10.3.1)
B55577-01
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4 WebLogic Server の Spring コンソール拡張

Spring コンソール拡張は、WebLogic Server インフラストラクチャを使用して登録する RuntimeMBean をベースとしています。コンソール拡張には、デプロイされている Spring Bean のコンフィグレーション情報および実行時情報が表示されます。


制限事項 :

Spring コンソール拡張を有効化するには、アプリケーションの一部として Web コンポーネントを持つ必要があります。これは、Spring を使用するほとんどのアプリケーションが Web アプリケーションであるためです。

Spring コンソール拡張を使用するには、Spring bean のサポートをオンにして、Spring コンソール拡張を有効にする必要があります。これは以下の手順 1 および手順 2 に示しています。この手順を 1 回のみ実行します。また、Spring コンソール拡張を使用するように、Spring アプリケーションを有効にする必要があります。この場合は、次の手順 3 に説明するように、Spring アプリケーション コンフィグレーションに変更する必要があります。各 Spring アプリケーションのためにこの操作を行います。

  1. WL_HOME/server/lib/weblogic-spring.jar を WebLogic Server にデプロイします。WL_HOME は WebLogic Server のメイン インストール ディレクトリ (Oracle\Middlewar\wlserver_10.3 など) です。この手順を実行するのは、WebLogic Server インスタンスに対して 1 回のみです。

    weblogic-spring.jar ファイルはアプリケーション (EAR または WAR ファイルとしてパッケージ化されたもの) で使用されている Java EE オプション パッケージです。デプロイメントの際に、アプリケーションのために MBeans を作成します。

    以下のいずれかの方法で weblogic-spring.jar をデプロイします。

    • 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Administration Console ヘルプ』の「アプリケーションおよびモジュールのデプロイ」の説明に従って、Administration Console を使用します。JAR ファイルは、WL_HOME\server\lib にあります。

    • コマンドラインで次のコマンドを実行する。

      java weblogic.Deployer -library -deploy – source
         WL_HOME/server/lib/weblogic-spring.jar – targets
         server_name -adminurl server_URL -user
      user_name -password password
      
  2. Administration Console で Spring コンソール拡張を有効にします (Spring コンソール拡張は、デフォルトでは無効になっています)。この手順を実行するのは、ドメインに対して 1 回のみです。次の手順を実行します。

    1. Administration Console にログインします。

    2. Administration Console の右ペインの最上部にあるバナー ツールバー領域で、[環境設定] をクリックします。

    3. 「環境設定」ページで、[拡張] をクリックします。

    4. spring-console の横にあるチェック ボックスを選択して [有効化] をクリックします。

    5. 変更を有効にするため、サーバを停止して再起動します。

  3. アプリケーション (EAR または WAR ファイルとしてパッケージ化されたもの) のマニフェストを変更し、Java EE オプション パッケージとして weblogic-spring.jar を含めます。この手順は、Spring 実行時 MBean または Spring コンソール拡張を使用するすべての Spring アプリケーションで個別に実行する必要があります。

    具体的には、META-INF/Manifest.mf に以下の行を追加します。

    Extension-List : WeblogicSpring
    WeblogicSpring-Extension-Name : weblogic-spring
    WeblogicSpring-Specification-Version : 10.3.0.0
    WeblogicSpring-Implementation-Version : 10.3.0.0
    

アプリケーションをデプロイ後、Administration Console でこれをモニタできます。[Spring コンフィグレーションおよびモニタ] ページが [Spring Framework] タブの下にあります。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Administration Console ヘルプ』の「Spring Bean タスク概要」を参照してください。