この章では、Webサービスのパフォーマンスを監視する方法を説明します。この章では次の項について説明します。
この章で説明する監視機能に加えて、1つ以上のWebサービスによるポリシーの使用状況を分析するには、「ポリシーの使用状況分析」を参照してください。
注意: この章で説明する監視機能には、Java EE Webサービスに適用されないものもあります。 |
Webサービスのホーム・ページから、次の内容を実行できます。
セキュリティ、信頼できるメッセージング、MTOM、管理およびサービス・フォルトなどの、Webサービス・フォルトを監視できます。
認証、認可、メッセージ整合性およびメッセージ機密保護の問題などの、セキュリティの問題を監視できます。
ポートの有効化や無効化、Webサービスへのポリシーの添付、ポリシーの有効化や無効化など、Webサービス・ポートを構成できます。
アプリケーションにWebサービスが含まれている場合、「アプリケーション」ホームページには選択したWebサービスの詳細も表示されます。
アプリケーションの「Webサービスのサマリー」ページには、アプリケーション内のすべてのWebサービスについて、全体の「サマリー」と、フォルト/違反情報が表示されます(図11-1を参照)。
「グラフ」セクションには、Webサービスのすべてのセキュリティ・フォルトがグラフで表示されます。
Webサービスの「Webサービスのサマリー」ページに移動する手順
ナビゲータ・ペインで、「アプリケーションのデプロイ」を開き、Webサービスのパフォーマンスを監視するアプリケーションを表示します。
アプリケーションを選択します。
Fusion Middleware Controlを使用して、「Webサービス」をクリックします。
このアプリケーションの「Webサービスのサマリー」ページが表示されます。
ページに、Webサービスのエンドポイントとアプリケーションレベルのメトリックが表示されます。
次のWebサービス単位の統計が表示されます。
Webサービス(アプリケーション内のWebサービス数)
Webサービス・エンドポイント
Webサービス・エンドポイント無効
ポリシー違反の合計
フォルトの合計
完了した呼出し
サーバー側の「Webサービス」ページには、サーバー上のすべてのWebサービスの統計が表示されます。
サーバーのすべてのWebサービス統計を表示する手順
ナビゲータ・ペインで「WebLogicドメイン」を開き、ポリシーを表示するドメインを表示します。ドメインを選択します。
ドメインを開き、そのドメインのサーバーを表示します。統計を表示するサーバーを選択します。
Fusion Middleware Controlを使用して、「Weblogicサーバー」→「Webサービス」をクリックします。
図11-2に示すように、サーバーのWebサービス統計ページが表示されます。
デプロイしたWebサービスのタイプに応じて、使用可能なWebサービス・タイプのタブが表示されます(「Java EE」、「ADFとWebCenter」、「SOA」)。
「Webサービスのサマリー」ページの「Webサービスの詳細」セクションには、図11-3に示すように、Webサービス単位の統計が表示されます。次の統計が表示されます。
エンドポイント有効
完了した呼出し
レスポンス時間(秒単位)
ポリシー違反
フォルトの合計
特定のWebサービス・エンドポイントの操作統計を表示するには、「Webサービスのサマリー」ページの「Webサービスの詳細」セクションで、統計を表示するエンドポイントを選択します。
「Webサービス・エンドポイント」ページが表示されます。
次の統計が表示されます。
ポリシー参照ステータス
合計違反
セキュリティ違反
特定のWebサービス・エンドポイントのセキュリティ違反を表示するには、次の手順を実行します。
「Webサービスのサマリー」ページの「Webサービスの詳細」セクションで、統計を表示するエンドポイントを選択します。
Webサービス・エンドポイントのサマリー・ページが表示されます。
「ポリシー」タブをクリックします。
次のセキュリティ違反が表示されます。
合計違反
認証違反
認可違反
機密保持違反
完全性