このドキュメントは、標準のJ2EE Connector Architecture(J2CA)のOC4J実装であるOracle J2CAを使用するOracle Containers for J2EE(OC4J)ユーザー用の管理者ガイドです。この標準は、バックエンドのエンタープライズ情報システムに接続し、アクセスするためのリソース・アダプタの使用を管理するものです。
Oracle Application Server 10g(10.1.3.5.0)のOracle J2CAは、J2EE Connector Architecture Specification Version 1.5に準拠しています。
ここでは、次の内容について説明します。
このドキュメントの内容のほとんどはリソース・アダプタの構成に関するものであり、OC4Jの管理者を主に対象としています。その他に、J2EEアプリケーション・コンポーネント・プロバイダおよびリソース・アダプタ・プロバイダも対象としています。関連情報は、「役割と対象読者」を参照してください。
このドキュメントでは、いくつかの概念について説明しますが、Sun社のJ2EE Connector Architecture Specificationの現在のバージョンについて理解している必要があります。この「はじめに」の最後の方に仕様へのリンクがあります。読者は、Java Message Service(JMS)およびメッセージドリブンBean(MDB)の概念も理解している必要があります。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス
Oracleサポート・サービスに連絡するには、電気通信リレー・サービス(TRS)をご利用いただき、Oracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細情報はhttp://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html
を、電話番号のリストはhttp://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html
を参照してください。
詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。
その他のOC4Jドキュメント:
『Oracle Containers for J2EE開発者ガイド』
このドキュメントでは、OC4J上で実行するアプリケーションを作成する開発者に関係のある一般的な項目、つまり、サーブレット、EJBまたはJSPコンテナなどの特定のコンテナに限定しない内容について説明しています。(たとえば、クラスのロード。)
『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』
このドキュメントでは、アプリケーションをOC4J環境にデプロイするための情報と手順について説明しています。Oracle Enterprise Manager 10gに付属のデプロイ・プラン・エディタについても説明しています。
『Oracle Containers for J2EE構成および管理ガイド』
このドキュメントでは、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールの使用、OC4Jとともに提供される標準準拠のMBeanの使用、および必要に応じてOC4J固有のXML構成ファイルの直接使用など、OC4J用のアプリケーションの構成および管理の方法について説明しています。
『Oracle Containers for J2EEサーブレット開発者ガイド』
このドキュメントでは、サーブレット開発者用に基本的なサーブレットの開発やJDBCおよびEJBの使用など、OC4Jにおけるサーブレットおよびサーブレット・コンテナの使用に関して説明しています。
『Oracle Containers for J2EE JavaServer Pages開発者ガイド』
このドキュメントでは、OC4JでのJavaServer Pagesの開発、JSP実装およびコンテナについて説明しています。コマンドライン・トランスレータやOC4J固有の構成パラメータといったOracleの機能についても説明しています。
『Oracle Containers for J2EE JSPタグ・ライブラリおよびユーティリティ・リファレンス』
このドキュメントでは、概念的な情報が示されます。また、タグ・ライブラリ、JavaBeansおよびOC4Jとともに提供されるその他のJavaユーティリティの詳細な構文と使用に関しても説明されています。他のOracle製品グループのタグ・ライブラリの要約も記載されています。
『Oracle Containers for J2EEサービス・ガイド』
このドキュメントでは、JTA、JNDI、JMS、JAASおよびOracle Application ServerのJava Object Cacheといった、OC4Jとともに提供される標準ベースのJavaサービスについて説明しています。
『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』
このドキュメント(『Oracle Application Serverセキュリティ・ガイド』と混同しないでください)では、OC4J固有のセキュリティ機能と実装について説明しています。他のJavaセキュリティ・テクノロジに加えて、JAAS(Java Authentication and Authorization Service)の使用に関する情報も記載されています。
『Oracle Containers for J2EE Enterprise JavaBeans開発者ガイド』
このドキュメントでは、OC4JでのEnterprise JavaBeansの開発、EJB実装およびコンテナについて説明しています。
Oracle Application ServerのWebサービス・ドキュメント:
『Oracle Application Server Web Services開発者ガイド』
このドキュメントでは、OC4JおよびOracle Application ServerにおけるWebサービスの開発および構成について説明しています。
『Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド』
このドキュメントでは、Webサービス・アセンブリに関する高度な内容について説明しています。たとえば、一般的な相互運用性の問題の診断方法、Webサービスの管理機能(信頼性、監査、ロギングなど)を有効にする方法、およびJavaの値のタイプのカスタム・シリアライズの使用方法について説明しています。
このドキュメントでは、Web Service Invocation Framework(WSIF)、Web Service Provider API、メッセージ添付ファイルおよび管理機能(信頼性、ロギング、監査)の使用方法についても説明しています。また、転送手段としてのJMSの使用など、別のWebサービス計画についても説明しています。
『Oracle Application Server Web Servicesセキュリティ・ガイド』
このドキュメントでは、OC4JおよびOracle Application ServerにおけるWebサービスのセキュリティおよび構成について説明しています。
Oracle TopLinkドキュメント:
『Oracle TopLinkスタート・ガイド』
『Oracle TopLink開発者ガイド』
その他のOracle Application Serverドキュメント:
『Oracle Application Server管理者ガイド』
『Oracle Application Serverセキュリティ・ガイド』
『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』
Application Server Controlコンソールから利用できるOracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlのオンライン・ヘルプ・トピック:
タスクおよび概念に関するトピック
状況依存トピック
Oracle JDeveloperドキュメント:
Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプ
Oracle Technology NetworkのOracle JDeveloperドキュメント:
http://www.oracle.com/technology/products/jdev/index.html
Sun社の資料:
J2CA 1.5の仕様に関するWebサイト:
http://java.sun.com/j2ee/connector/download.html
一般的なJ2EE 1.4のドキュメントに関するWebサイト:
http://java.sun.com/j2ee/1.4/docs/
J2EE 1.4 Javadocに関するWebサイト:
http://java.sun.com/j2ee/1.4/docs/api/index.html
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
Oracleサポート・サービス
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品マニュアル
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修およびトレーニング
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
その他の情報
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |