Oracle Application Server CDC Adapters for IMS/DBユーザーズ・ガイド 10g リリース3(10.1.3.4) B53284-01 |
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この項では、Oracle ConnectおよびOracle Studioのインストール方法について説明します。
注意: この項で説明するインストール手順以外に、Oracle Application ServerにJ2CA 1.5 IMS/DBアダプタをインストールする必要があります。 J2CA 1.5 IMS/DBアダプタのインストールについては、『Oracle Application Server Adapterインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
この章の内容は、次のとおりです。
OracleAS Adapter for IMS/DBをインストールする前に、使用するコンピュータが次の要件を満たしていることを確認します。
この項では、z/OSプラットフォームにOracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。
次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件の要約を示します。
表2-2 Oracle Connectのソフトウェア要件
ソフトウェア・コンポーネント | 要件 |
---|---|
IBM z/OS |
|
CICS TPモニター(CICS管理のIMS/DBデータにアクセスする場合) |
V4R1以上(CICS V6R1以上の使用を推奨) CICS EXCIサポートがインストールされている必要があり、IRC(Inter Region Communication)が開始されるように、CICS初期化パラメータでIRCSTRT=YESが指定されている必要があります。 コマンド |
TCP/IP |
インターネットを使用するために、オペレーティング・システムでTCP/IPプロトコルがサポートされている必要があります。 |
Cランタイム・ライブラリ |
Cランタイム・ライブラリには標準のCランタイム・プログラムがすべて含まれています。 |
Oracle Application Server 10g(10.1.3.4)。 |
この項では、Oracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。
Oracle Connectは、次のUNIXオペレーティング・システムにインストールできます。
Red Hat Linux
Linux SUSE
HP-UX
IBM AIX
Sun Solaris
すべてのオペレーティング・システムで、48MBのディスク領域が必要です。
この項では、CD-ROMからのOracle Connectのインストール方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
注意: IBM z/OSプラットフォームにすでにOracle Connectバックエンド・アダプタがインストールされている場合は、「IMS/DBでの既存のOracle Connectインストールの更新」で説明されている手順に従ってください。 |
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
表2-5 インストール前に必要な情報
トピック | 必須情報 | デフォルト | コメント |
---|---|---|---|
一般 |
オペレーティング・システム |
- |
z/OS。 |
- |
ディスク領域 |
- |
150シリンダ。 |
- |
メモリー |
- |
接続ごとに最低4MB必要です。接続は、サーバー・プロセスまたはデーモンへの接続として定義されています。 実際のメモリー要件は、データベースのサイズ、アクセスするデータベースの数などによって異なります。 |
- |
インストールの高位修飾子 |
OCL10134 |
- |
- |
ボリューム |
- |
- |
- |
ユニット |
3390 |
SMSのみ: SMSが常駐するユニット。 |
- |
出力クラス |
A |
- |
- |
JCLジョブ・カード |
- |
接頭辞のジョブを置換するためのオプションのカード(最大6行)(ジョブに表示されるとおりに入力)。 |
- |
ISPFロード・ライブラリ名 |
ISP.SISPLOAD |
- |
CICS |
CICS EXCIロード・ライブラリ名 |
CICS.CICS.SDFHEXCI |
CICS管理のIMS/DBデータへのアクセス用。 |
表2-6 必要な権限
権限 |
---|
APF許可ライブラリを定義する権限 |
user.proclibなどのアクティブなproclibに書き込む権限 |
CICS EXCIライブラリを読み込む権限(CICS管理のIMS/DBデータへのアクセス時) |
RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限 |
(オプション)Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限 |
表2-7 インストール・チェックリスト
手順 | コメント/出力 |
---|---|
tsoプロファイル接頭辞 |
ユーザー名が、以降の手順で割り当てられるデータセット名の一部として使用されないようにします。 |
データセットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.KIT |
130トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120。 |
データセットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.LOAD |
500トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120。 |
z/OSへのファイルのFTP |
バイナリ・モードを使用したFTP。 |
RECEIVE INDSNAME('{HLQ}.TRANSMIT.KIT') |
- |
da('{HLQ}.TRANSMIT.LIB') UNIT(unit) VOLUME(volume) |
- |
EX {HLQ}.TRANSMIT.LIB(PREPARE) |
正常なMAXCCは0、4または8です。 BUILDKIT.SRCおよびBUILDKIT.LOADが作成されます。 |
EX {HLQ}.BUILDKIT.SRC(NAVINST) |
正常なMAXCCは0または4です。 |
インストールを開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。
デフォルト値であるA
を使用しない場合、インストール出力の出力クラス。
SMSを使用してすべてのデータセットを管理する場合、SMSが常駐するユニット。SMSを使用してすべてのデータセットを管理する場合は、ユニットおよびボリューム情報を指定できません。
インストールを開始する前に、次の権限があることを確認してください。
APF許可ライブラリを定義する権限
user.proclibなどのアクティブなproclibに書き込む権限
CICS EXCIライブラリを読み込む権限(CICS管理のIMS/DBデータへのアクセス時)
RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限
注意: 必要な場合は、Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限があることを確認します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクが終了するときにログ情報が失われません。 |
IBM z/OSプラットフォーム用のOracle Connectは、次のデータセットに含まれています。
OCL10134.TRANSMIT.KIT
OCL10134.TRANSMIT.LOAD
メインフレームにOracle Connectインストール・キットをインポートするには、メインフレームで次の手順を実行します。
次のコマンドを実行します。
tso profile noprefix
ユーザー名は、データセット名の一部として使用されません。一部のシステムでは、これがデフォルトです。
次のファイルそれぞれについて、次に示す領域にデータセットを割り当てます。
OCL10134.TRANSMIT.KIT
= 130トラック(3380および3390ディスク)
OCL10134.TRANSMIT.LOAD
= 420トラック(3380および3390ディスク)
各データセットは、RECFM=FB
およびLRECL=80
です。ブロック・サイズは3120です。
割り当てたデータセットでキットのコンテンツをメインフレーム・コンピュータに移動する必要があります。キットのコンテンツをコピーする場合、コンテンツが利用されていることがわかります。
Oracle Connectインストール・キットのコンテンツをメインフレームにコピーするには、次の手順を実行します。
Microsoft Windowsが実行されているコンピュータ上のフォルダに、圧縮ファイルを抽出します。
Windowsコンピュータでコマンド・コンソールを開きます。
FTP
および接続するメインフレーム・コンピュータの名前を入力します。これにより、メインフレーム・マシンへのFTP接続が作成されます。マシンを使用するために、ユーザー名およびパスワードの入力が必要になる場合があります。
バイナリ・データを転送するには、bin
と入力します。
次のコマンドを入力して、.KIT
ファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送します。
put OCL10134.transmit.kit '[
HLQ
].transmit.kit'
[replace]
各項目の意味は次のとおりです。
OCL10134.transmit.kit
は、インストール・ファイルの名前です。
[replace]
は、キットをインストールするボリューム上にあるすべてのデータが上書きされることを示します。
次のコマンドを入力して、.LOAD
ファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送します。
put OCL10134.transmit.load '[
HLQ
].transmit.load'
[replace]
FTP接続を閉じます。
Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。
TSOプロンプトで、次のコマンドを実行します。
RECEIVE INDSNAME('nnn.TRANSMIT.KIT')
nnnは、Oracle Connectのインストール用に割り当てる高位修飾子を表します。「インストール前のタスク」の手順7で指定した高位修飾子を割り当てます。デフォルト値はOCL10134
です。
注意: 次の条件の下で、2つ以上の高位修飾子( ACME.DEV.OCL10134 など)を使用できます。
|
リストア・パラメータを求められた場合は、次のコマンドを入力します。
da('nnn.TRANSMIT.LIB') [UNIT(unit) VOLUME(volume)]
これにより、nnn
.TRANSMIT.LIB
ライブラリが、nnn
.TRANSMIT.KIT
キットから指定したユニットおよびボリュームに抽出されます。ユニットおよびボリュームを指定しない場合、ライブラリは現在のユニットおよびボリュームに抽出されます。
「Data Set List Utility」画面のDsname Level行で、高位修飾子の名前を入力します。これにより、ファイル・リストが返されます。<nnn>.TRANSMIT.LIBファイルが作成されたことを確認します。
Command列で、<nnn>.TRANSMIT>LIBの横にM
と入力します。
nn
.TRANSMIT.LIB
ライブラリのPREPARE
メンバーを実行します。
ex PREPARE
表2-8に示す画面列の各エントリについて、レスポンス列の手順に従います。
表2-8 インストール準備ジョブのプロンプトおよびレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N] : |
SMSを使用してストレージを管理する場合は「Y」、そうでない場合には「N」で応答します。 |
ENTER THE STORCLASS FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [ ] : |
このプロンプトは、SMSがインストールの管理に使用される場合にのみ表示されます(最初のプロンプトに対して「Y」で応答した場合)。 ストレージ・クラスを入力します。 |
ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] : |
ストレージ・クラスが指定されていない場合は、インストール手順で使用される一時データセットのユニット名を入力します。 |
ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS : |
このプロンプトは、インストール管理にSMSが使用されない場合(最初のプロンプトに「N」で応答した場合)にのみ表示されます。 インストール手順の実行時に使用した一時データセットのボリューム名。 |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] : |
デフォルトのクラスを使用しない場合にのみ、出力クラスを入力します(デフォルトは |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用する場合は、ジョブに表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。 |
DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] : |
Oracle Connectのインストールに使用されるJCLを発行前に確認する場合は、手動インストールを示す「M」で応答します。 |
PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE HLQ.TRANSMIT.LIB(INSTJO) |
このプロンプトは、手動インストールが要求された場合(前述のプロンプトに「M」で応答した場合)にのみ表示されます |
生成されるライブラリは、次のとおりです。
nnn.
BUILDKIT.LOAD nnn.
BUILDKIT.SRC nnn.
BUILDKIT.GENDEMO
nnnは、手順0で割り当てた高位修飾子です。
注意: このコマンドは常に正常に終了します。エラーが発生しなかったことを確認するには、 instjo JCLをチェックします。 |
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、NAVINST
メンバーを実行します。
ex NAVINST
表2-9に示す画面列の各エントリについて、レスポンス列の手順に従います。
表2-9 インストールのプロンプトおよびレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N] : |
SMSを使用してストレージを管理する場合は「Y」、そうでない場合には「N」で応答します。 |
THE SOFTWARE WILL BE INSTALLED UNDER THE HIGH LEVEL QUALIFIER THAT YOU WILL CHOOSE. ENTER THE HIGH LEVEL QUALIFIER ["QUALIFIER"] : |
インストール用の高位修飾子(このガイドでは、 2つ以上の高位修飾子( transmitおよびbuildkitという単語は、高位修飾子として使用できません。 |
ENTER THE STORCLASS FOR TEMP DATASETS ['STORCLASS'] : |
このプロンプトは、SMSがインストールの管理に使用される場合にのみ表示されます(最初のプロンプトに対して「Y」で応答した場合)。 ストレージ・クラスを入力します。 |
ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] : |
インストール手順の実行時に使用した一時データセットのユニット名。 |
ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS : |
このプロンプトは、インストール管理にSMSが使用されない場合(最初のプロンプトに「N」で応答した場合)にのみ表示されます。 インストール手順の実行時に使用した一時データセットのボリューム名。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] : |
入力した詳細を確認します。 |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] : |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用する場合は、ジョブに表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。 |
ADDING AND UPDATING ORACLE CONNECT FOR IMS/DB CONFIGURATION ON THIS MACHINE, FROM A REMOTE ORACLE ADMINISTRATION CONSOLE, CAN ONLY BE DONE BY SOMEONE DEFINED AS AN ADMINISTRATOR FOR ORACLE CONNECT ON THIS MACHINE. ENTER A VALID USER NAME FOR AN ORACLE CONNECT ADMINISTRATOR [ALL]: |
このコンピュータ上のOracle ConnectをOracle Studioから管理するには、管理権限を与えるユーザーのユーザー・アカウントを入力するか、[Enter]を押してあらゆるユーザーがこのコンピュータ上のOracle Connectを管理できるようにする必要があります。管理権限は、インストール後にOracle Studioを使用して変更できます。 |
DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] : |
Oracle Connectのインストールに使用されるJCLを発行前に確認する場合は、手動インストールを示す「M」で応答します。 |
PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE DSN1 (INSTJBOR) |
このプロンプトは、手動インストールがリクエストされた場合(前述のプロンプトに「M」で応答した場合)にのみ表示されます
|
これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の高位修飾子です。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、IMSDB
メンバーを実行します。
ex IMSDB
次の表に示す画面列の各エントリについて、レスポンス列の手順に従います。
表2-10 IMS/DBアダプタのインストールのプロンプトおよびレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER DBD LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS DBDライブラリ名を入力します。 |
ENTER PSB LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PSBライブラリ名を入力します。 |
ENTER RES LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS RESライブラリ名を入力します。 |
ENTER PROC LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PROCライブラリ名を入力します。 |
ENTER PGM LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PGMライブラリ名を入力します。 |
ENTER YOUR PSB NAME |
IMSデータベースの名前を使用してPSBファイルの名前を入力します。 |
YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS:YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS: YOUR PGMLIB IS: YOUR PSBNAME IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: : |
IMS質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。選択可能な値は、次のとおりです。
|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS |
Oracle ConnectでCICS管理のIMS/DBを使用する場合は「Y」、そうでない場合には「N」で応答します。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] : |
入力した詳細を確認します。 |
Oracle Connectを使用するには、次のインストール後のタスクを実行する必要があります。
CICSセッションを使用する場合、いくつかのサポート・プログラムをコピーおよびインストールする必要があります。
CICSでこれらのプログラムをコピーおよびインストールするために必要な手順は、次のとおりです。
「Data Set List Utility」画面のDsname Level
行で、<HLQ>
の名前を入力します。これにより、ファイル・リストが返されます。
Command列で、<HLQ>
.LOAD
の横にM
と入力します。
使用する次のプログラムの横にC
と入力します。使用可能なプログラムは、次のとおりです。
ATYGTEVT: CICSで作業するときはこのプログラムを使用します。これは、CICSキューです。
ATTICISD: CICSで作業するときはこのプログラムを使用します。
ATTHRDPL: 接続プーリングを使用している場合、CICSで作業するときはこのプログラムを使用します。
ATTCALL: 接続プーリングを使用している場合、CICSで作業するときはこのプログラムを使用します。
ATTCNTRL: 接続プーリングを使用している場合、CICSで作業するときはこのプログラムを使用します。
ATYDBCTL: OracleAS CDC Adapter for IMS/DBにはこのプログラムを使用します。
TRANS3GL: 3GLインタフェースを使用している場合はこのプログラムを使用します。これは、プログラム例です。
セッションを終了し、新しいセッションを開始します。
新しいCICSセッションを入力します。
コード・ラインで、次のコマンドを実行します。
CEDA INS PROG(<PROG NAME>) G(ATY)
<PROG NAME>
は、手順3に表示されているプログラムのいずれかです。使用するプログラムそれぞれについて実行します。
インストールの完了後に次の手順を実行して、Oracle Connectを構成します。
INSTROOT
.DEF.BRANDBIN
のデータセットを割り当てます。1トラックをRECFM=VB
およびLRECL=256
で使用します。ブロック・サイズは6233です。
INSTROOT
は、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。
FTPを使用して、BRANDBIN
ファイルを、Oracle Connect\IMSDB Legacy Adapter
ディレクトリからメインフレームのINSTROOT
.DEF.BRANDBIN
にバイナリ・モードでコピーします。
LOADAUT
ライブラリをAPF許可ライブラリとして定義します。
注意: DSNをAPF許可として定義するには、「SDSF」画面で次のコマンドを入力します。
"/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,volume=vol002"
vol002は、Oracle Connectがインストールされているボリュームです。 サイトでSMSが使用される場合、「SDSF」画面でAPF許可を定義するときに、次のコマンドを入力します。
"/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,SMS"
コンピュータのIPL(再起動)後も、ライブラリがAPF許可であることを確認します。 |
INSTROOT
.USERLIB(ATTDAEMN)
およびINSTROOT
.USERLIB(ATTSRVR)
メンバーをアクティブなproclib(user.proclib
など)に移動します。ATTDAEMN
およびATTSRVR
は、開始タスクとして実行されます。
ATTSRVR
メンバーを一般的な高位修飾子に移動するときに名前を変更する場合は、デーモンの構成のStartupScript
パラメータで指定されている名前を新しい名前に変更します。
INSTROOT
.USERLIB(NAVCMD)
を実行し、プロンプトでEDIT DAEMON IRPCDINI
と入力します。
startupScript
パラメータをATTSRVR
からサーバーの新しい名前に変更します。
<Workspace name="Navigator" startupScript="NEW_NAME" serverMode="reusable" ... />
終了して変更を保存します。
ATTDAEMN
スクリプトの次の行を変更して、z/OSプラットフォームのIPアドレスおよびポートを含めます。
次に例を示します。変更前:
// PARM='-B START IRPCDINI'
変更後:
// PARM='-B -L ip_address:2551 START IRPCDINI'
ip_address
では、コンピュータのIPアドレスを指定します。2551
はデーモンを起動するためのデフォルトのポートであり、IRPCDINI
はデフォルトのデーモンの構成です。
ATTDAEMN
およびATTSRVR
開始タスクには、Open Edition TCP/IPスタックを使用する権限が必要です。所有者は、OMVSセグメントが定義された、OMVS UID= 0000000000のユーザーである必要があります。
RACFなどのセキュリティ・マネージャで、開始タスク・クラスおよび次のことを有効にする汎用プロファイルによってATTDAEMN
およびATTSRVR
を定義します。
マスター・コンソール・コマンドを発行する権限。
ATTSRVR
ジョブのSTART
権限。
オープンz/OSセグメントへのアクセス(TCP/IP OAソケットへのアクセスを定義)。
INSTROOT
の下にあるデータセットに対するALTER
権限(INSTROOT
の下にあるデータセットの読込み、書込み、割当ておよび削除アクセスのため)。
インストールには、PSのINSTROOT
.DEF.GBLPARMS
が組み込まれています。これにはグローバル環境情報が含まれています。このPSは起動時に読み取られ、起動タスクに指定されている詳細に基づいて、正しいソフトウェア・バージョンが使用されます。
このメンバーの場所を変更する場合は、次のジョブの該当するカードも新しい場所に変更する必要があります。
ATTSRVR
: user.proclib
などのアクティブなproclibにあります。
ATTDAEMN
: user.proclib
などのアクティブなproclibにあります。
NAVSQL
: INSTROOT
.USERLIB
にあります。
インストール手順での入力は、nnn
.BUILDKIT.SRC(PARS)
に書き込まれます。インストールを再実行する場合は、このファイルを使用して同じ入力を指定できます。nnnは、インストール用に割り当てる高位修飾子です。
TCP/IPネットワーク・サービス・ファイルでOracle Connectをポート2551
を使用するサービスとして指定する方法の詳細は、TCP/IPのドキュメントを参照してください。
デーモンを起動するための開始タスクとしてINSTROOT
.USERLIB(ATTDAEMN)
をアクティブ化します。たとえば、「SDSF」画面で次のように入力します。
'/s ATTDAEMN'
INSTROOT
は、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。
デーモンをジョブとして発行するには、ATTDAEMN
JCLの最初の2行をコメント解除し、前述の説明のようにPARM行を変更して、サブコマンドを使用してジョブを実行します。ATTDAEMN
JCLは、次のように記述されています。
//*ATTDAEMN JOB 'RR','TTT',MSGLEVEL=(1,1),CLASS=A, //* MSGCLASS=A,NOTIFY=&SYSUID,REGION=8M //STEP1 EXEC PGM=IRPCD, // PARM='-B START IRPCDINI' //* PARM='-B -L :8883 START' //STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR //SYSPRINT DD SYSOUT=A //GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR // EXEC PGM=IRPCD,COND=((1,EQ,STEP1),(2,EQ,STEP1)), // PARM='-KATTDAEMN START ''INSTROOT.DEF.IRPCDINI''' //STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR //SYSPRINT DD SYSOUT=A //GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR //SYSDUMP DD DUMMY
Oracle ConnectでIMSトランザクションを実行するには、次に説明するようにOTMAを設定する必要があります。
IMSが存在する場所にOTMAおよびOTMA C/Iをインストールします。OTMAはIMS INSTALL/IVPダイアログを使用して自動的にインストールされないためです。
IMSシステム定義で、IMSプロシージャのstartup
パラメータをOTMA=Yes
に設定します。
さらに、次の例のように、XCFグループ名のGRNAME=
、そのXCFグループ内のIMSメンバー名のOTMANM=
など、その他のOTMA関連パラメータを設定します。
EDIT IMS.PROCLIB(DFSPBIV1) - 01.03command ===>000082 AOIS =,000083 GRNAME=IMSATT01,000084 OTMA=YES,000085 MAXPST=000086 OTMANM=
OTMA呼出し可能インタフェース(C/I)を起動します。
SYS1.PARMLIB
データセットのSCHEDxx
メンバーを編集し、次のエントリを追加して、OTMA C/I初期化プログラムのプログラム・プロパティ表(PPT)にエントリを追加します。
PPT PGMNAME(DFSYSVI0) /*PROGRAM NAME =DFSYSVI0 */CANCEL /*PROGRAM CAN BE CANCELED */KEY(7) /*PROTECT KEY ASSIGNED IS 7 */SWAP /*PROGRAM IS SWAPPABLE */NOPRIV /*PROGRAM IS NOT PRIVILEGED */DSI /*REQUIRES DATA SET INTEGRITY */PASS /*CANNOT BYPASS PASSWORD PROTECTION */SYST /*PROGRAM IS A SYSTEM TASK */AFF(NONE) /*NO CPU AFFINITY */NOPREF /*NO PREFERRED STORAGE FRAMES */
次のいずれかを実行して、SCHEDxx
の変更を有効にします。
システムのIPLを再度行います。
MVS SET SCH=
コマンドを発行します。
次のJCLプロシージャを編集および発行して、DFSYSVI0
を実行します。
//OTMAINIT PROC RGN=3000K,SOUT=A,/PARM1=//*//IEFPROC EXEC PGM=DFSYSVI0,//REGION=&RGN//*//STEPLIB DD DISP=SHR,UNIT=SYSDA,//DSN=IMSVS.RESLIB//*//SYSPRINT DD SYSOUT=&SOUT//SYSUDUMP DD SYSOUT=&SOUT//*
IPLの後にDFSYSVI0
を実行して、OTMA C/Iを初期化します。
イベントがログに書き込まれるようにするには、次のNAVROOT.USERLIB(NVIMSCMD)
で、コメント・マーク(/*
)を削除します。
/* "ALLOCATE DDNAME(IEFRDER) DA('JOHNW.AS5120R."USERID()".TMP.IMSLOG') NEW *//* DELETE SPACE(1,1) CYL *//* BLKSIZE(1920) LRECL(1916) RECFM(U) REUSE" */
行は次のようになります。
"ALLOCATE DDNAME(IEFRDER) DA('JOHNW.AS5120R."USERID()".TMP.IMSLOG') NEW DELETE SPACE(1,1) CYL */ BLKSIZE(1920) LRECL(1916) RECFM(U) REUSE"
すべてのOracle Connectロード・モジュールは、サブタスク処理を有効にするためにリエントラントです。したがって、INSTROOT
.LOAD
をリンク・パック域(LPA)に移動します。
INSTROOT
は、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。
LPAを使用すると、実際のストレージ使用(すべてのユーザーがLPAのコピーを共有するため)およびフェッチ時間が低減されます。
注意: サーバーを所有するプロセスのコンテキストとは異なるセキュリティ・コンテキストで実行できるように偽装を使用する場合は、次の項目を実行します。
|
IMS/DBデータを更新できるようにOracle Connectを設定するには、次の手順を実行します。
CICSトランザクションからIMS/DBデータを更新できるようにOracle Connectを設定するには、ATYDBCTL
ロード・モジュールをINSTROOT
.LOAD
からCICS DFHRPL
ライブラリ(CICS.USER.LOAD
など)にコピーし、ORA
グループなどの使用可能なグループを使用してCICS管理のATYDBCTL
プログラムを定義します。
CEDA DEF PROG(ATYDBCTL) G(ORA) LANG(C) DA(ANY) DE(ORACLE IMS/DB UPDATE PROG)
INSTROOT
は、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。
ATYDBCTL
プログラムをグループに定義した後で、次のようにインストールします。
CEDA IN G(ORA)
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、IMSDB
メンバーを実行します。
ex IMSDB
次の表に示す画面列の各エントリについて、レスポンス列の手順に従います。
表2-13 IMS/DBアダプタのインストールのプロンプトおよびレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER DBD LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS DBDライブラリ名を入力します。 |
ENTER PSB LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PSBライブラリ名を入力します。 |
ENTER RES LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS RESライブラリ名を入力します。 |
ENTER PROC LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PROCライブラリ名を入力します。 |
ENTER PGM LIBRARY NAME |
システム上のIMSのIMS PGMライブラリ名を入力します。 |
ENTER YOUR PSB NAME |
IMSデータベースの名前を使用してPSBファイルの名前を入力します。 |
YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS:YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS: YOUR PGMLIB IS YOUR PSBNAME IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: : |
IMS質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。選択可能な値は、次のとおりです。
|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS |
Oracle ConnectでCICS管理のIMS/DBを使用する場合は「Y」、そうでない場合には「N」で応答します。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] : |
入力した詳細を確認します。 |
これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の高位修飾子です。
インストールの完了後に、「インストール後の手順」で説明されているインストール後のタスクを必要に応じて実行します。
CDCアダプタのステージング領域用に使用しているUNIXマシンに、Oracle Connectをインストールする必要があります。次の項では、UNIXマシンでのOracle Connectのインストール方法について説明します。
この項では、UNIXプラットフォームでのOracle Connectのインストール方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
インストール手順を開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。
Oracle Connectをインストールするルート・ディレクトリ。
注意: システムのルート・ディレクトリ /var または/tmp をルート・ディレクトリにすることはできません。 |
Oracle Connectが実行されるアカウント名。
インストール・ソース・メディアが、リムーバブル・メディアまたはディスク・アーカイブ・ファイルのどちらであるか。
システムのデフォルトのデバイスではないリムーバブル・メディアからインストールする場合は、メディアのデバイス名が必要です(/dev/rmt/0mなど)。オペレーティング・システムのマニュアルを参照するか、またはシステム管理者にサイトのデバイス名の検索を依頼してください。
ディスク・アーカイブ・ファイルからインストールする場合は、Oracle Connectディスク・アーカイブ・ファイルの名前が必要です(/tmp/nav.2.0.tarなど)。
使用されるシェル: C-shell、Korn-shellまたはBourne-shell。インストールにより、指定されたシェルに従って起動ファイルが作成されます。
次のインストールを実行するときは、次のファイル名を<filename>
として使用します。
RedHat Linuxの場合: OCL10134-linuxrh.tar.Z
Linux Suseの場合: OCL10134-linuxsuse.tar.Z
HP-UXの場合: OCL10134-hpux.tar.Z
IBM AIXの場合: OCL10134-ibmaix.tar.Z
Solarisオペレーティング・システム(SPARC)の場合: OCL10134-sunsol2.8.tar.Z
Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。
tar.Zファイルをシステムに転送します。
次のコマンドを使用して、ファイルを解凍します。
uncompress <filename>
次の例に示すように、tarコマンドを実行します。
tar xvf <filename> nav_install
次のメッセージが表示されます。
x nav_install, nnnn bytes, mmmm tape blocks
注意: インストール・ファイルの実行に使用されるディレクトリに WRITE 権限があることを確認してください。 |
Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行します。
./nav_install
このコマンドにより、インストール手順が開始されます。インストール手順は、一連の画面プロンプトおよびレスポンスで表示されます。
ディスク・アーカイブ(.tar)ファイルのフルパスを入力し、[Enter]を押します。
インストールのルート・ディレクトリ名を入力し、[Enter]を押します。このディレクトリに対するWRITE
権限が必要です。デフォルトのディレクトリは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。
注意:
|
Oracle Connectがインストールされるディレクトリ名を確認し、[Enter]を押します。
Oracle Connectが実行されるアカウント名を入力し、[Enter]を押します。このアカウント名は、クライアントによるサーバーへの匿名アクセスに使用されます。このアカウント名はインストールの完了後に変更できます。
アカウント名を確認し、[Enter]を押します。
Oracle Connectの実行に必要なシェルを入力し、[Enter]を押します。次のオプションが表示されます。
C-shell(/bin/csh
)
Korn-shell(/bin/ksh
)
Bourne-shell(/bin/sh
)
管理権限を持つユーザーのアカウント名を入力します。オプションで、すべてのユーザーがOracle Connectを管理できるようにするには、[Enter]を押します。
Oracle Connectのインストール後に、次のインストール後のタスクを実行します。
Oracle Connect環境の構成
Oracle ConnectをUNIXプラットフォームにインストールした後、FTPを使用して、brand.bin
ファイルをOracle ConnectコンピュータのNAVROOT
/bin
にコピーします。
NAVROOTは、Oracle Connectがインストールされているディレクトリです。
Oracle Connectスクリプトの構成
Oracle Connectサーバー・プロセスを管理するプログラム(nav_server
)は、C-shell、Bourne-shellおよびKorn-shellのファイルへのシンボリック・リンクによってアクセスされます。
nav_serverを設定するには、次の手順を実行します。
Oracle Connectがインストールされているディレクトリの下のbin
ディレクトリで、次のコマンドを使用して、nav_serverへの既存のリンクを削除します。
rm nav_server
Oracle Connectがインストールされているディレクトリの下のbin
ディレクトリで、次に示すように、必要なバージョンのnav_serverへリンクします。
C-shell: ln -s nav_server.csh nav_server
Bourne: ln -s nav_server.sh nav_server
Korn: ln -s nav_server.ksh nav_server
注意: ファイル名を変更するのではなく、シンボリック・リンクを使用します。 |
Oracle Connect nav_login
プロシージャにより、Oracle Connectの実行時にデフォルトの環境が定義されます。サイトに依存する変数を環境に含める場合は、site_nav_login
という名前のファイルを作成し、このファイルをOracle Connectルート・ディレクトリの下のbinディレクトリに保存します。nav_login
により、site_nav_login
が自動的に実行されます。
Oracle Connectを実行するには、nav_login
を起動する必要があります。ユーザー・ログイン・スクリプトから起動できます。
nav_login
を起動するコマンドラインは、ユーザーが実行しているシェルによって異なります。次の表に、コマンドラインを起動するそれぞれのオプションを示します。
シェル | nav_loginコマンド |
---|---|
CSH |
source root/bin/nav_login
|
Bourne |
. root/bin/nav_login.sh |
Korn |
. root/bin/nav_login.sh
|
nav_loginコマンドで、rootは、Oracle Connectインストールのルート・ディレクトリを示しています。ログイン・プロシージャの実行後、環境変数NAVROOT
はこのルート・ディレクトリを指します。
サーバー・ファイルに対するREAD
権限およびEXECUTE
権限がユーザーにあることを確認します。権限を変更するには、chmod
コマンドを使用します。
Oracle Connectデーモンの起動
Oracle Connectへのクライアント/サーバー・アクセスのためには、Oracle Connectデーモンがサーバーで実行されている必要があります。システム起動でデーモンを起動するには、デーモンを起動する次のコマンドを/etc/inittab
ファイルの最後に追加します。
nv:3:once:navroot/bin/irpcd -l ip:2551 start >/dev/console 2>&1
このコマンドでは、シンボルnavrootをOracle Connectがインストールされているディレクトリで置き換え、ipをコンピュータのIPアドレスで置き換える必要があります。
注意: Oracle Connectへの自動クライアント/サーバー・アクセスを許可するには、システム起動時にスーパーユーザー・アカウントからデーモンを起動します。 |
CDCアダプタのステージング領域用に使用しているWindowsマシンに、Oracle Connectをインストールする必要があります。次の項では、WindowsマシンでのOracle Connectのインストール方法について説明します。
この項では、Oracle Connectのインストール方法について説明します。Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。
注意: バージョン10.1.3.3からアップグレードする場合は、インストール・ウィザードでアップグレード・オプションを使用する必要があります。バージョン10.1.3.3をアンインストールしてから新しいバージョンをインストールしないでください。これを実行した場合、 Def ディレクトリ内のすべてのデータが失われます。 |
Oracle ConnectをインストールするWindowsコンピュータ上のフォルダに、次のインストール・ファイルをコピーします。
OCL_10134_windows.exe
brand.bin
Windowsコマンドライン・インタフェースを開きます。
インストール・ファイルをインストールしたディレクトリに移動します。
コマンド・プロンプトで次のように入力して、Oracle Connectをインストールします。
"OCL_10134_windows.exe" -a -bBRAND=".\brand.bin" -bSERVER
インストール・ウィザードが開きます。インストール・ウィザードの手順に従って、インストールを完了します。
注意: Windows XPコンピュータにOracle Connectをインストールする場合は、論理ドライブをインストール先フォルダとして使用できません。 |
次の項では、Oracle Studioのインストール方法について説明します。
注意: OracleASレガシー・アダプタまたはOracleAS CDCアダプタを使用しているために、Oracle Studioバージョン10.1.3.4以上がコンピュータにインストールされている場合は、再インストールの必要はありません。古いバージョンのOracle Studioがインストールされている場合は、最新バージョンをインストールする必要があります。 |
Oracle Studioのハードウェア要件は、次のとおりです。
プロセッサ: Pentiumプロセッサに基づく、Intel社製または完全互換のコンピュータ
メモリー: 256MB
ディスク領域: 120MBの空きディスク領域
Oracle Studioは、次のオペレーティング・システムにインストールできます。
Windows XP Service Pack 2以上
Windows 2003
Windows Vista
Linux OSおよびGTK
Oracle Studioは、標準的なインストール・ウィザードによってインストールされます。Oracle Studioをインストールするには、次の手順を実行します。
インストール・ファイルを実行します。Windowsの「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行」オプションを使用するか、またはWindowsエクスプローラを使用します。ウィザード画面の手順に従います。
LinuxでのOracle Studioのインストールは、次のいずれかによって実行できます。
インストール・ウィザードを使用して、Oracle Studioをインストールできます。標準インストールまたはカスタム・インストールを簡単に実行できます。Linux SHインストールでは、次の手順を実行します。
権限があるディレクトリにインストールします。
モードを実行モードに変更します。次のように入力します。
Chmod +x <file name>
次のように入力します。
./ <file name>
現在のディレクトリにインストールしない場合は、フルパスを入力します。
Linux RPM方式を使用して、Oracle Studioをインストールできます。Linuxでサイレント・インストールを実行するには、次の手順を実行します。
次のように入力します。
rpm -i <file name>
RPMパラメータを使用して、カスタム・インストールを作成できます。