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Oracle Identity Manager Database User Management Connectorガイド
リリース9.0.4
E05495-04
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2 コネクタのデプロイ

コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。

2.1 デプロイ要件の確認

次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。

項目 要件
Oracle Identity Manager Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1以上。
ターゲット・システム ターゲット・システムは次のいずれかです。
  • Oracle8i Database

  • Oracle9i Database

  • Oracle Database 10g

  • Oracle Real Application Clusters 10g

  • Microsoft SQL Server 2000 SP4

    SP4が適用されていないMicrosoft SQL Server 2000では、TCP/IPポートは有効な場合でもネットワーク・アクセスが拒否される。つまり、コネクタの接続にTCP/IPが使用されるため、SP4が未適用の場合、コネクタがターゲット・システムに接続できない。

  • Microsoft SQL Server 2005

  • Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5

  • IBM DB2 UDB 8.1、IBM DB2 UDB 9.1

外部コード 外部コードは、次のファイルで構成される。
  • classes12.jar(Oracle8i Database)

  • ojdbc14.jar(Oracle9i DatabaseおよびOracle Database 10g

  • msbase.jarmssqlserver.jarおよびmsutil.jar(Microsoft SQL Server 2000)

  • sqljdbc.jar(Microsoft SQL Server 2005)

  • jconn2.jar(Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5)

  • db2jcc.jarおよびdb2jcc_license_cu.jar(IBM DB2 UDB)

注意: これらのJARファイルは、該当するデータベースのインストール・ディレクトリにある。

ターゲット・システムのユーザー・アカウント ターゲット・システムによって異なるが、ターゲット・システムを構成するには次のいずれかのユーザー・アカウントが必要。
  • Oracle Databaseの場合: sysdbaとしてsysまたはsystem

  • Microsoft SQL Serverの場合: sa(管理者)

  • Sybaseの場合: sa(管理者)

  • IBM DB2 UDBの場合:

    ホスト・オペレーティング・システムの管理者アカウント

    IBM DB2 UDB DB2がActive Directoryドメイン・コントローラにインストールされている場合、Microsoft Windows 2000または2003 Server(ドメイン・コントローラ)の管理者アカウントを使用する必要がある。


2.2 ターゲット・システムの構成

次の項では、ターゲット・システム・データベース固有の構成手順を説明します。

2.2.1 IBM DB2 UDBの構成

IBM DB2 UDBを構成するときは、次のことを確認します。

  • IBM DB2 UDBの認証がオペレーティング・システムによって行われること。したがって、プロビジョニングするユーザーは、オペレーティング・システムのセキュリティ・システムに存在する必要があります。

    たとえば、ドメインをプロビジョニングする場合は、ターゲット(IBM DB2 UDBサーバー)がドメイン・サーバーに存在し、プロビジョニングするユーザーがそのドメインに存在する必要があります。

  • データベースまたはサービスをログイン・エンティティにプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにすでに存在するデータベースまたはサービスに対応する、適切な参照コードをOracle Identity ManagerのUD_Lookup.DB_DB2UDB_DBName参照定義に入力する必要があります。


注意:

  • 表領域をユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_DB2UDB_Tablespaces参照定義を移入する必要があります。

  • スキーマをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_DB2UDB_Schema参照定義を移入する必要があります。

詳細は、「参照フィールドのリコンシリエーションに対するスケジュール済タスクの構成」を参照してください。


2.2.2 Microsoft SQL Serverの構成

Microsoft SQL Serverを構成するときは、次のことを確認します。

  • ユーザーを作成する予定のターゲット・データベースが、ターゲットのMicrosoft SQL Serverインストールに存在していること。

  • ユーザーの作成に使用されるMicrosoft SQL Serverユーザー・アカウントにDBA権限があること。たとえば、sa/saアカウントです。

  • Microsoft SQL Server 2000および2005の場合、次のことを確認します。

    • TCP/IPポートが有効になっていること。デフォルト・ポートは1433です。

      TCP/IPポートを有効にする手順:

      i. Microsoft SQL Server構成マネージャを開きます。

      ii.「SQL Server Network Configuration」をクリックします。

      iii.「Protocols for MSSQLSERVER」をクリックします。

      iv.右側のフレームで「TCP/IP」を右クリックし、「Enable」をクリックします。

    • 有効になっているポートが、TCP/IPポートのみではないこと。

    • 混在モード認証が有効になっていること。

    • TCP/IPポートがファイアウォールによりブロックされていないこと。


注意:

  • データベースをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_DBNames参照定義を移入する必要があります。

  • 言語をユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_DefaultLang参照定義を移入する必要があります。

  • ロールをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_DBRoles参照定義を移入する必要があります。

詳細は、「参照フィールドのリコンシリエーションに対するスケジュール済タスクの構成」を参照してください。


2.2.3 Oracle Databaseの構成

Oracle Databaseを構成するには、次のようにします。

  • ユーザーを作成するために使用されるサービス名が、ターゲットのOracle Databaseインストールに存在していることを確認。

  • ターゲット・システムで次のいずれかのスクリプトを実行して、コネクタ操作のためにターゲット・システムのユーザー・アカウントを作成。

    • Microsoft Windowsプラットフォームの場合:

      OIM_HOME/XLIntegrations/DatabaseAccess/SQLScripts/OIM.bat
      
    • UNIXプラットフォームの場合:

      OIM_HOME/XLIntegrations/DatabaseAccess/SQLScripts/OIM.sh
      

    スクリプトの実行により、次の権限がユーザーに付与されます。

    • CREATE SESSION

    • CREATE USER

    • GRANT ANY PRIVILEGE

    • GRANT ANY ROLE

    • ALTER USER

    • DROP USER

    • SELECT ON DBA_ROLE_PRIVS

    • SELECT ON DBA_USERS

    • SELECT ON DBA_ROLES

    • SELECT ON DBA_TABLESPACES

    • SELECT ON DBA_PROFILES

    • SELECT ON DBA_PROFILES

    • SELECT ON DBA_SYS_PRIVS

    • CREATE TABLE

    ITリソースを構成する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。この手順はこのガイドで後述します。


注意:

  • ロールをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_ORA_Roles参照定義を移入する必要があります。

  • 権限をユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_ORA_Privileges参照定義を移入する必要があります。

  • プロファイルをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_Profiles参照定義を移入する必要があります。

  • デフォルト表領域をユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_Tablespaces参照定義を移入する必要があります。

  • 一時表領域をユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、Oracle Identity ManagerでDBAccessLookupReconTaskスケジュール済タスクを構成して、UD_Lookup.DB_SQL_TempTablespaces参照定義を移入する必要があります。

詳細は、「参照フィールドのリコンシリエーションに対するスケジュール済タスクの構成」を参照してください。


2.2.4 Sybaseの構成

Sybaseを構成するときは、次のことを確認します。

  • ログインおよびユーザーを作成する予定のターゲット・データベースが、ターゲットのSybase ASEインストールに存在していること。

  • スクリプトprocGrantAllToUser.sqlがターゲットのSybaseデータベースで実行されること。このファイルには、コネクタ操作で必要なロールをSybaseユーザーに作成および付与するストアド・プロシージャが含まれる。

    これらのファイルをコネクタ・インストール・パッケージからコピーする手順は、「コネクタのファイルのコピー」を参照。


注意:

  • デフォルト表領域をログイン・エンティティにプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにすでに存在するデータベースに対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Sybase_Databases参照定義に入力します。

  • デフォルト言語をログイン・エンティティにプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにサポートされている言語に対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Sybase_DefaultLang参照定義に入力します。

  • ロールをログイン・エンティティにプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムで定義されたロールに対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Sybase_Roles参照定義に入力します。

  • データベース・グループをユーザー・エンティティにプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムのデータベース・グループに対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Sybase_DBGroups参照定義に入力します。

参照定義の変更方法の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。


2.3 外部コード・ファイルの使用

ターゲット・システムに応じて、次のいずれかの項に示す手順を実行して外部コード・ファイルのコピーをします。


注意:

Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResourcesディレクトリの内容とJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。

2.3.1 IBM DB2 UDB用の外部コード・ファイルのコピー

コネクタをIBM DB2 UDBに対して使用する場合は、DB2_HOME/IBM/SQLLIB/javaディレクトリのdb2jcc.jarおよびdb2jcc_license_cu.jarファイルを、OIM_HOME/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーします。

外部コード・ファイルをコピーしたら、「コネクタのXMLファイルのインポート」に進みます。

2.3.2 Microsoft SQL Server用の外部コード・ファイルのコピー

コネクタをMicrosoft SQL Server 2000のターゲット・システムに対して使用する場合、必要な外部JARファイルはJDBCドライバ・ファイル(mssqlserver.jarmsbase.jarおよびmsutil.jar)です。

これらのファイルを取得するには、まずMicrosoft SQL Server 2000 Driver for JDBC Service Pack 4をMicrosoft Webサイトからダウンロードします。

コネクタをMicrosoft SQL Server 2005に対して使用する場合、必要な外部JARファイルはsqljdbc.jar JDBCドライバ・ファイルです。このファイルは、Microsoft Webサイトからダウンロードできます。

必要なJARファイルをOIM_home/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーする必要があります。

2.3.3 Oracle Database用の外部コード・ファイルのコピー

コネクタをOracle8i Databaseに対して使用する場合、必要な外部コード・ファイルはclasses12.jarです。

コネクタをOracle9i DatabaseまたはOracle Database 10gに対して使用する場合、必要な外部コード・ファイルはclasses14.jarです。

これらのJARファイルはOracle Databaseインストールに含まれています。たとえば、次のパスにあります。

ORACLE_HOME/jdbc/lib

このディレクトリ・パスのORACLE_HOMEは、Oracle Databaseがインストールされている場所です。たとえば、C:\Oracle\ora92です。

必要なJARファイル(classes12.jarまたはojdbc14.jar)をOIM_HOME/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーする必要があります。


注意:

Oracle Identity Managerリリース9.0.3.1以上を使用している場合、ThirdPartyディレクトリにojdbc14.jarファイルがすでに存在します。

外部コード・ファイルをコピーしたら、「コネクタのXMLファイルのインポート」に進みます。

2.3.4 Sybase用の外部コード・ファイルのコピー

コネクタをSybase ASEに対して使用する場合は、SYBASE_HOME/jConnect-5_5/classesディレクトリのjconn2.jarファイルを、OIM_HOME/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーします。

2.4 Oracle Identity Managerリリース9.1.0以上へのコネクタのインストール


注意:

このガイドでは、コネクタ・インストーラという用語は、Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールのコネクタ・インストーラ機能を示すために使用されます。

Oracle Identity Managerリリース9.1.0以上にコネクタをインストールする手順は次のとおりです。

2.4.1 コネクタ・インストーラの実行

コネクタ・インストーラを実行するには、次のようにします。

  1. コネクタ・インストール・メディアの内容を次のディレクトリにコピーします。

    OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
    
  2. 『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』の「コネクタのインストールのためのユーザー・アカウントの作成」で説明されているユーザー・アカウントを使用して、管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  3. 「デプロイメント管理」「コネクタのインストール」をクリックします。

  4. 「コネクタ・リスト」リストで、Database Access 9.0.4.2を選択します。このリストには、インストール・ファイルがデフォルト・コネクタ・インストール・ディレクトリにコピーされているコネクタの、名前およびリリース番号が表示されます。

    OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
    

    インストール・ファイルを異なるディレクトリにコピーした場合は、次のようにします。

    1. 「代替ディレクトリ」フィールドに、該当するディレクトリのフルパスおよび名前を入力します。

    2. 「リフレッシュ」をクリックして、「コネクタ・リスト」に含まれるコネクタのリストを再移入します。

    3. 「コネクタ・リスト」リストで、Database Access 9.0.4.2を選択します。

  5. 「ロード」をクリックします。

  6. 「続行」をクリックして、インストール処理を開始します。

    次のタスクが順番に実行されます。

    1. コネクタ・ライブラリの構成

    2. コネクタのターゲット・リソース・ユーザー構成XMLファイルのインポート(デプロイメント・マネージャを使用)。ターゲット・システムをリコンシリエーションの信頼できるソースとしてインポートする場合は、「信頼できるソースとしてのターゲット・システムの構成」を参照してください。

    3. アダプタのコンパイル

    正常に完了したタスクには、チェックマークが表示されます。タスクが失敗すると、Xマークおよび失敗の理由を示すメッセージが表示されます。失敗の理由に応じて必要な修正を行い、次のいずれかの手順を実行します。

    • 「再試行」をクリックしてインストールを再試行します。

    • インストールを取り消して、ステップ1からやりなおします。

  7. コネクタのインストール処理の3つのタスクがすべて正常に行われると、インストールが正常に実行されたことを示すメッセージが表示されます。また、インストール後に実行する必要がある手順のリストが表示されます。これらの手順は次のとおりです。

    1. コネクタ使用の前提条件が満たされていることの確認


      注意:

      この段階で、コネクタ・リソース・バンドルからのコンテンツを含むサーバー・キャッシュをロードするためのPurgeCacheユーティリティを実行して、前提条件のリストを表示できます。PurgeCacheユーティリティの実行に関する情報は、「サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去」を参照してください。

      一部の事前定義済コネクタには、前提条件はありません。


    2. コネクタのITリソースの構成。

      このページに表示されるITリソースの名前を記録します。ITリソースの構成手順は、このガイドで後述します。

    3. コネクタのインストール時に作成されたスケジュール済タスクの構成

      このページに表示されるスケジュール済タスクの名前を記録します。これらのスケジュール済タスクの構成手順は、このガイドで後述します。

Oracle Identity Managerクラスタへのコネクタのインストール

クラスタ環境でOracle Identity Managerをインストールする際には、すべてのJARファイルおよびconnectorResourcesディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。コピー対象ファイルおよびOracle Identity Managerサーバー上のコピー先に関する情報は、「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」を参照してください。

2.4.2 ITリソースの構成


注意:

コネクタをOracle Identity Managerリリース9.1.0以上にインストールする場合、この手順を実行します。

次のようにして、ITリソースのパラメータ値を指定します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  2. 「リソース管理」を開きます。

  3. 「ITリソースの管理」をクリックします。

  4. 「ITリソースの管理」ページの「リソース名」フィールドに、次のITリソースのいずれかの名前を入力し、「検索」をクリックします。

    • IBM DB2 UDBの場合、DB2UDBを入力。

    • Microsoft SQL Serverの場合、MS SQL Serverを入力。

    • Oracle Databaseの場合、Oracle Databaseを入力。

    • Sybaseの場合、Sybaseを入力。

  5. ITリソースの「編集」アイコンをクリックします。

  6. ページ上部のリストから、「詳細およびパラメータ」を選択します。

  7. ITリソースのパラメータの値を指定します。ITリソースのパラメータの詳細は、「ITリソース」を参照してください。

  8. 「更新」をクリックして値を保存します。

2.5 Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1〜9.0.3.1へのコネクタのインストール

Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1〜9.0.3.1にコネクタをインストールする手順は、次のとおりです。

2.5.1 コネクタ・ファイルのコピー

コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。


関連項目:

これらのファイルの詳細は、「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」を参照してください。

インストール・メディア・ディレクトリのファイル コピー先ディレクトリ
lib/xliDatabaseAccess.jar
OIM_HOME/xellerate/JavaTasks
OIM_HOME/xellerate/ScheduleTask
resourcesディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/connectorResources
scriptsディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/SQLScripts
configディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/config
test/configディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/config
test/scriptsディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/scripts
xmlディレクトリにあるファイル
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/xml


注意:

クラスタ環境では、JARファイルおよびconnectorResourcesディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーします。

2.5.2 コネクタのXMLファイルのインポート

コネクタ・オブジェクトは、次のXMLファイルで定義されています。

  • IBM DB2 UDBでは、コネクタ・オブジェクトの定義はxliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlファイルにあります。

  • Microsoft SQL Serverでは、コネクタ・オブジェクトの定義はxliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlおよびxliDBAccessUser_DM Nontrusted.xmlファイルにあります。

  • Oracle Databaseでは、コネクタ・オブジェクトの定義はxliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlファイルにあります。

  • Sybaseでは、コネクタ・オブジェクトの定義はxliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlおよびxliDBAccessUser_DM Nontrusted.xmlファイルにあります。

コネクタの必要なXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. xliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/xmlディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。Oracle Database ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。使用しているデータベースにこのITリソースが対応している場合は、次の手順に進みます。対応していない場合は、使用しているデータベースのITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されるまで「次へ」をクリックします。

  8. 使用しているデータベースに応じてITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソース」の該当する表を参照してください。

  9. 「次へ」をクリックします。Database ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  10. 「スキップ」をクリックし、新しいITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。


    関連項目:

    その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。

  11. 「選択内容の表示」をクリックします。

    XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。

  12. 「インポート」をクリックします。コネクタのファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

  13. Microsoft SQL ServerまたはSybaseを使用している場合、手順3〜12を実行してxliDBAccessUser_DM Nontrusted.xmlファイルをインポートします。

2.6 ITリソース

この項では、次のデータベースのITリソース・パラメータ値を示します。

2.6.1 IBM DB2 UDBのITリソース・パラメータの値

IBM DB2 UDB ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: DB2

DatabaseName 不要
Driver JDBCドライバ・クラス

値:

com.ibm.db2.jdbc.net.DB2Driver
URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

値:

jdbc:db2://Target_Host:Port_Number/DatabaseName

サンプル値:

jdbc:db2://10.1.1.127:6789/TESTDB

注意: コンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用コネクタをMicrosoft SQL Server 2000、Microsoft SQL Server 2005またはIBM DB2 UDBに対して使用する場合、ITリソースのURLパラメータは、データベースがインストールされているターゲット・コンピュータのIPアドレスしか受け入れません。コンピュータのホスト名は、URLパラメータの値として指定できません。

UserID ユーザーの作成、更新および削除に使用されるDBAログインのユーザー名

サンプル値: db2admin

Password ユーザーの作成、更新および削除に使用されるDBAログインのパスワード
Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はNo

注意: この機能はOracle Databaseに対してのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 3

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

2.6.2 Microsoft SQL ServerのITリソース・パラメータの値

Microsoft SQL Server ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: MSSQL

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: XELL

Driver Microsoft SQL Server 2000の場合

JDBCドライバ・クラス:

com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver

Microsoft SQL Server 2005の場合

JDBCドライバ・クラス:

com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

Microsoft SQL Server 2000の場合

形式:

jdbc:microsoft:sqlserver://Target_Host:Port_number;DatabaseName=DatabaseName

サンプル値:

jdbc:microsoft:sqlserver://192.168.49.64:1433;DatabaseName=XELL

注意: このURLではコンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用します。

Microsoft SQL Server 2005の場合

形式:

jdbc:sqlserver://serverName;instanceName:portNumber;property=value[;property=value]

サンプル値:

jdbc:sqlserver://123.12.23.321:1433;database=master

注意: このURLではコンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用します。

UserID ユーザーの作成、更新および削除に使用されるDBAログインのユーザー名

サンプル値: sa

Password ユーザーの作成に使用されるDBAログインのパスワード
Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はNo

注意: この機能はOracle Databaseでのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 3

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

2.6.3 Oracle DatabaseのITリソース・パラメータの値

Oracle Database ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType データベースのタイプ

値: ORACLE

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: xeldb

Driver JDBCドライバ・クラス

値: oracle.jdbc.driver.OracleDriver

URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

指定するURL値は、データベース・インスタンスおよびそれらがサポートするサービスの数によって異なる。

  • 1つのデータベース・インスタンスが、複数のサービスをサポートする(Oracle Database 10g以上)。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:@//Oraclehost.domain:Oracleportnumber/Oracleservicename
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:@//host1.examplewidgets.com:1521/srvce1
    
  • 複数のデータベース・インスタンスが、1つのサービスをサポートする。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=host1_name.
    domain)(PORT=port1_number))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=host2_name.domain)
    (PORT=port2_number))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=host3_name.domain)
    (PORT=port3_number)) . . . 
    (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=hostn_name.domain)(PORT=portn_number))(CON
    NECT_DATA=(SERVICE_NAME=<name_of_Oracle_service_that_connects_all_given
    _hosts>)))
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= 
    host1.examplewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= 
    host2.examplewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= 
    host3.examplewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= 
    host4.examplewidgets.com)(PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME= srvce1)))
    
  • 1つのデータベース・インスタンスが、1つのサービスをサポートする。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:@host_name.domain:port_number:name_of_Oracle_Database_service
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:@host1.examplewidgets:1521:srvce1
    
UserID ユーザーの作成、更新および削除に使用されるOracle Databaseユーザー・アカウントのユーザー名

このユーザー・アカウントの作成方法の詳細は、「Oracle Databaseの構成」を参照してください。

Password ユーザーの作成、更新および削除に使用されるOracle Databaseユーザー・アカウントのパスワード
Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はNo

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 3

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

2.6.4 SybaseのITリソース・パラメータの値

Sybase Server ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: SYBASE

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: master

Driver JDBCドライバ・クラス

値:

com.sybase.jdbc2.jdbc.SybDriver
URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

形式:

jdbc:sybase:Tds:Target_Host:Port_Number/DatabaseName

サンプル値:

jdbc:sybase:Tds:integnt:5000/master
UserID ユーザーの作成、更新および削除に使用されるDBAログインのユーザー名

サンプル値: OIMUser

このユーザー・アカウントの詳細は、「Sybaseの構成」を参照。

Password ユーザーの作成に使用されるDBAログインのパスワード
Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はNo

注意: この機能はOracle Databaseに対してのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 3

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

2.7 Oracle Identity Managerサーバーの構成

ここでは次の項目について説明します。


注意:

クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。

2.7.1 Microsoft Active Directoryコネクタのデプロイ(IBM DB2 UDBを使用する場合)


注意:

この手順は、ターゲット・システムがIBM DB2 UDBの場合のみ実行します。

Microsoft WindowsサーバーにインストールされているIBM DB2 UDBでは、ユーザー・アカウントの作成はサポートされません。オペレーティング・システム・ユーザーがかわりに使用されます。必要な権限をMicrosoft Windowsユーザーに割り当てて、そのユーザーを完全なIBM DB2 UDBユーザーに変換します。Microsoft Windowsでユーザー・アカウントが作成されてから、IBM DB2 UDBで関連する権限を割り当てることができます。

このため、Database User Managementコネクタを使用してIBM DB2 UDBのアカウントをプロビジョニングする場合は、まず、Microsoft Active Directoryのコネクタをデプロイする必要があります。


関連項目:

『Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory Connectorガイド』

2.7.2 必要な入力ロケールへの変更

必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。

必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。

2.7.3 SVP表の変更

SVP表のSVP_FIELD_VALUE列の長さを2000に変更するには、次の手順を行います。

  1. Oracle Identity Managerデータベース・ユーザー資格証明を使用して、Oracle Identity Managerデータベースにログインします。

  2. SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。

    Oracle Databaseの場合

    ALTER TABLE SVP MODIFY SVP_FIELD_VALUE VARCHAR2(2000);
    

    Microsoft SQL Serverの場合

    ALTER TABLE SVP ALTER COLUMN SVP_FIELD_VALUE VARCHAR(2000);
    

2.7.4 サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去

「コネクタ・ファイルのコピー」の項で説明した手順を実行する一方で、インストール・メディアのresourcesディレクトリにあるファイルを、OIM_HOME/xellerate/connectorResourcesディレクトリにコピーします。connectorResourcesディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加したり、既存のリソース・バンドルに変更を加えた場合は、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをその都度サーバー・キャッシュから消去する必要があります。

コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME/xellerate/binディレクトリに移動します。


    注意:

    ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。
    OIM_HOME\xellerate\bin\batch_file_name
    

  2. 次のいずれかのコマンドを入力します。

    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
      
    • UNIXの場合:

      PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
      

    注意:

    ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。

    このコマンドのConnectorResourceBundleは、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。

    OIM_HOME/xellerate/config/xlConfig.xml
    

2.7.5 ロギングの有効化

ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。

  • ALL

    このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。

  • DEBUG

    このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • INFO

    このレベルでは、アプリケーションの進行状況を大まかに示すメッセージのロギングが有効化されます。

  • WARN

    このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。

  • ERROR

    このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • FATAL

    このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • OFF

    このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。

ログ・レベルを設定するファイルおよびログ・ファイルのパスは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。

  • BEA WebLogic Server

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_HOME/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.OIMCP.DUTC=log_level
      
    2. この行で、log_levelを、設定するログ・レベルに置換します。

    ロギングを有効化すると、ログ情報がサーバー・コンソールに表示されます。

  • IBM WebSphere Application Server

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_HOME/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.OIMCP.DUTC=log_level
      
    2. この行で、log_levelを、設定するログ・レベルに置換します。

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    WEBSPHERE_HOME/AppServer/logs/SERVER_NAME/SystemOut.log
    
  • JBoss Application Server

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. JBoss_home/server/default/conf/log4j.xmlファイルに次の行を追加します。ただし、すでにこれらの行が存在する場合は不要です。

      <category name="OIMCP.DUTC">
         <priority value="log_level"/>
      </category>
      
    2. XMLコードの2行目で、log_levelを、設定するログ・レベルに置換します。

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    JBoss_home/server/default/log/server.log
    
  • Oracle Application Server

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_HOME/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.OIMCP.DUTC=log_level
      
    2. この行で、log_levelを、設定するログ・レベルに置換します。

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    OC4J_home/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log