コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。
テスト・ユーティリティを使用すると、ターゲット・システムへの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。
テスト・ユーティリティを使用するには、次のようにします。
コネクタのインストール・メディアのtest/configディレクトリから、OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/LotusNotes/configディレクトリへファイルをコピーします。
コネクタのインストール・メディアのtest/scriptsディレクトリから、OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/LotusNotes/scriptsディレクトリへファイルをコピーします。
config.propertiesファイルのパラメータに値を指定します。このファイルはOIM_HOME/xellerate/LotusNotes/configディレクトリにあります。
次のいずれかのファイルを実行します。
UNIXの場合:
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/LotusNotes/scripts/lotusNotes.sh
Microsoft Windowsの場合:
OIM_HOME\xellerate\XLIntegrations\LotusNotes\scripts\lotusNotes.bat
次の表に、IBM Lotus Notes and Dominoコネクタに関して発生する一部の一般的な問題に対する解決策を示します。
次の表に、ITリソース・パラメータの値に関連するエラーの解決方法を示します。
| エラー・メッセージ | 解決方法 |
|---|---|
| パスワードのプロンプトがユーザーに中断されました | CertPwd ITリソース・パラメータの値として指定した認証者アカウント・パスワードが正確ではありません。正確なパスワードを指定して、再試行します。 |
| 宛先パスは存在しません | IDFilePath ITリソース・パラメータの値として指定したディレクトリ・パスが正確ではありません。正確なパスを指定して、再試行します。 |
| 制限付き操作はサーバーで許可されません | ユーザーIDがAdmin ITリソース・パラメータに指定されている管理者は、「Full Access Administrator」リストに含まれている必要があります。管理者がこのリストに含まれていることを確認して、再試行します。 |
| IDファイルをオープンできませんでした | CertPwd ITリソース・パラメータの値として指定した認証者のIDファイルのパスが正確ではありません。正確なパスを指定して、再試行します。 |
| ファイルがありません(<username>) | MailTemplateName ITリソース・パラメータの値として指定したメール・テンプレート・ファイルの名前が正確ではありません。ターゲットDominoサーバーにメール・テンプレート・ファイルが存在することを確認します。通常このファイルは、Dominoサーバーのデータ・ディレクトリにあります。正確なメール・テンプレート・ファイル名を指定して、再試行します。
たとえば、IBM Lotus Notes and Domino Serverバージョン6.xのメール・テンプレート・ファイルの名前はmail6.ntfです。 |
| 操作を実行する権限がありません | ユーザーIDがAdmin ITリソース・パラメータに指定されている管理者は、「IDファイル変更の有効化」で説明されているアクセス権限を持ちません。管理者に必要な権限が割り当てられていることを確認して、再試行します。 |