コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。
テスト・ユーティリティを使用すると、ターゲット・システムへの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。
テスト・ユーティリティを使用するには、次のようにします。
CLASSPATH
環境変数を変更して次のパスを指定します。
OIM_home/xellerate/JavaTasks/xliClearTrust.jar OIM_home/xellerate/XLIntegrations/ClearTrust/tests/lib/xliClearTrustTest.jar OIM_home/xellerate/ext/ct_admin_api.jar OIM_home/xellerate/ext/ct_runtime_api.jar OIM_home/xellerate/ext/log4j-1.2.8.jar OIM_home/xellerate/lib/xlLogger.jar OIM_home/xellerate/lib/xlUtils.jar OIM_home/xellerate/lib/xlVO.jar
次の表の情報を使用して、config.properties
ファイルに指定されたデフォルト属性を変更します。このファイルはOIM_home
/xellerate/XLIntegrations/ClearTrust/tests/config/config.properties
ディレクトリにあります。
属性名 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
machinename |
RSA ClearTrust Entitlementサーバーが稼働しているコンピュータのホスト名またはIPアドレス。 | 192.168.50.50 |
port |
RSA ClearTrust Entitlementサーバーがリスニングするポート。 | 5601 |
sslmode |
Entitlementサーバーが使用しているSecure Sockets Layer(SSL)モード(CLEAR 、SSL_ANON またはSSL_AUTH )。 |
CLEAR |
timeout |
RSA ClearTrust Entitlementサーバーへの接続のタイムアウト間隔(ミリ秒単位)。 | 10000 ms |
admingroup |
デフォルトのRSA ClearTrust管理グループの名前。 | Default Administrative Group |
adminrole |
デフォルトのRSA ClearTrust管理ロールの名前。 | Default Administrative Role |
action |
Oracle Identity ManagerがRSA ClearTrustに接続する際にテストされる処理。
処理は |
createuser |
userid |
ユーザーID。
このIDがRSA ClearTrustデータベースに存在しないことを確認してください。 |
c4 |
password |
ユーザーのパスワード。 | welcome1 |
firstname |
ユーザーの名。 | Jane |
lastname |
ユーザーの姓。 | Doe |
email |
ユーザーの電子メール・アドレス。 | jane.doe@acmewidgets.com |
startdate |
ユーザーの入社日。
すべての日付が次の形式である必要があります。
|
2004-02-28 |
enddate |
ユーザーのアカウントの終了日。 | 2005-02-28 |
password expirationdate |
ユーザーのパスワードの有効期限が切れる日付。 | 2005-02-28 |
islock |
RSA ClearTrustでユーザーがロックされているかどうかを指定します。
action属性が |
false |
loggerfile |
ログ・ファイルの名前および場所。 | logs/Test_CTConnect.log |
loggerlevel |
必要なロギングのレベル。
レベルは、「ロギングの有効化」で説明するいずれかのログ・レベルです。 |
DEBUG |
次のようなコマンドを入力して、CTConnectTest
Javaクラス・ファイルを実行します。
java com.thortech.xl.integration.ct.tests.CTConnectTest config_with_full_path.properties ctadmin ctpassword
次に例を示します。
java com.thortech.xl.integration.ct.tests.CTConnectTest OIM_home/xellerate/XLIntegrations/ClearTrust/tests/config/config.properties admin admin
指定された処理(RSA ClearTrustへのユーザーの作成など)が成功したことを確認するには、config.properties
ファイルに指定されたログ・ファイルを確認します。
次に、ログ・ファイルに表示されるサンプルの出力を示します。
29 Mar 2004 15:32:19 INFO Constructor: logs/Test_CTConnect.log DEBUG 29 Mar 2004 15:33:08 INFO Constructor: logs/Test_CTConnect.log DEBUG 29 Mar 2004 15:33:32 INFO Constructor: logs/Test_CTConnect.log DEBUG 29 Mar 2004 15:33:32 INFO CT_CONNECTION_SUCCESS 29 Mar 2004 15:36:46 INFO Constructor: logs/Test_CTConnect.log DEBUG 29 Mar 2004 15:36:46 INFO CT_CONNECTION_SUCCESS 29 Mar 2004 15:36:46 INFO CT_USERCREATION_SUCCESS 29 Mar 2004 15:36:46 INFO CT_CLOSECONNECTION_SUCCESS
次の表に、コネクタに関して発生する一般的なエラーの一部を示します。