Oracle Access Managerには、指定したパラメータ・ファイル(カタログ・ファイルとも呼ぶ)の内容を変更することでユーザーがOracle Access Managerの動作を変更できる簡単な方法が用意されています。この付録では、ファイル形式を説明し、ファイルのリストを提供し、Oracle Access Managerシステム操作をカスタマイズするために変更できる値について説明します。
すべてのパラメータ・ファイルは、アイデンティティ・システムのインストール・ディレクトリの相対で配置されます。このディレクトリの例を次に示します。
Windowsの場合:
c:\NetPoint\identity\oblix
UNIXの場合:
/var/netpoint/identity/oblix
パラメータ・ファイルは、複数のカテゴリの1つに属するとみなすことができ、そのファイルに含まれるパラメータのタイプによって区別されます。
管理アプリケーション(ユーザー・マネージャ管理、グループ・マネージャ管理および組織マネージャ管理)に影響するパラメータ。
ユーザー・アプリケーション(ユーザー・マネージャ、グループ・マネージャ、組織マネージャ、Asynch Mailer、パスワード管理、クエリー・ビルダー、セレクタ)に影響するパラメータ。
影響が多くのアプリケーション(ユーザー・アプリケーション、管理アプリケーションおよびComm Server(バイナリ・ストリーミング・データ・モジュール))に共通するパラメータ。
Oracle Access Managerとディレクトリ・データベース(DB)の相互作用に影響し、さらにユーザー、グループ、組織、アプリケーション、構成、ワークフローおよびLDAP参照整合性に分類されるパラメータ。
Oracle Access Manager複数層アーキテクチャ(たとえば、WebパスWebアプリケーションまたはアイデンティティ・サーバー・エンジン)に影響するパラメータ。