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Oracle Enterprise Manager Oracle Databaseおよびデータベース関連メトリック・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2)
B28461-01
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1 自動ストレージ管理

「自動ストレージ管理(ASM)(Automatic Storage Management (ASM))」のメトリックは、各メトリックについて説明、収集の統計、データ・ソースおよびユーザー処理の情報を提供します。

1.1 アラート・ログ(Alert Log)

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMターゲットでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

エラー・コードORA-00257、16038、01157、01578、27048のアーカイバ・ハング、データ・ブロック破損およびメディア障害がアラート・ログで見つかった場合など、クリティカル・アラートは様々な種類の障害に対して生成されます。このメトリックは、行番号およびエラーが発生した時刻を表示します。

セッション終了エラー・スタック(ORA-00603)がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートも生成されます。また、ORA-15130(ディスク・グループはディスマウントされています)、ORA-15050(ディスクでエラーが発生しています)およびORA-15051(ファイルでエラーが発生しています)がアラート・ログで見つかった場合は、その他多くのクリティカル・アラートが発生します。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更することもできます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

1.1.1 アラート・ログ・エラー・スタック(Alert Log Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルで見つかった各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログ・ファイルでORA-0*(54|1142|1146)のようなエラー・パターンが見つかった場合は無視しますが、ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04([0-9][0-9][0-9])[^0-9]エラーの場合は警告アラートを生成します。

別のORA-エラー・セットに対して警告アラートおよびクリティカル・アラートを生成するには、メトリックのしきい値を編集し、ORA-エラーの値を変更します。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-0*(54|1142|1146)のようなパターンを無視しながらORA-エラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.1.2 アラート・ログ・エラー・スタックのトレース・ファイル名(Alert Log Error Stack Trace File Name)

このメトリックは、ORA-エラーが存在するトレース・ファイル名に関する情報を提供します。トレース・ファイル名およびエラーが発生した行の詳細を示します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。

1.1.3 アラート・ログ名(Alert Log Name)

このメトリックは、ORA-エラーが存在するアラート・ログ・ファイルに関する情報を提供します。ファイル名およびエラーが発生した行を表示します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.1.4 アーカイブ・ハング・エラー・スタック(Archive Hung Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでアーカイブ・ハング・エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-00257およびORA-16038は、アーカイブ・ハングの問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-00257およびORA-16038のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.1.5 データ・ブロック破損エラー・スタック(Data Block Corruption Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでデータ・ブロック破損エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-01157、ORA-01578およびORA-27048は、データ・ブロック破損の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.1.6 メディア障害のエラー・スタック(Media Failure Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでメディア障害エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051は、メディア障害エラーの問題を示します。これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.1.7 セッション終了エラー・スタック(Session Terminated Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-00603エラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.2 アラート・ログの内容(Alert Log Content)

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの内容を詳細に表示します。

1.2.1 コンテンツ(Content)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルのコンテンツが含まれます。

データ・ソース

アラート・ログ・ファイルは、Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogViewer.plを使用して表示されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle管理エージェントのホームを指します)。

1.3 アラート・ログ・エラー・ステータス(Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックに対してアラートが生成された回数を示します。アラート・ログ・ファイルで見つかった各種エラーの現行のステータスに関する情報を提供します。

このメトリックは10gリリース2(10.2)に属し、ORA-エラー(ORA-0*(54|1142|1146)を除く)が発生すると警告アラートを生成します。また、アーカイブ・ハング・エラー、データ・ブロック破損エラー、メディア障害エラーおよびセッション終了エラーを検出した場合は、警告アラートも生成します。

このメトリックは「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックを使用して収集され、収集間隔は5分です。警告アラートおよびクリティカル・アラートに対するしきい値の制限は、必要に応じて変更できます。

1.3.1 アーカイバ・ハングのアラート・ログ・エラー・ステータス(Archiver Hung Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでアーカイバ・ハング・エラー(ORA-00257およびORA-16038)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったアーカイバ・ハング・エラーの現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

「アーカイブ・ハング・エラー・スタック(Archive Hung Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.3.2 データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー・ステータス(Data Block Corruption Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでデータ・ブロック破損エラー(ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったデータ・ブロック破損エラーの現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

「データ・ブロック破損エラー・スタック(Data Block Corruption Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.3.3 一般的なアラート・ログ・エラー・ステータス(Generic Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックで一般的なアラート・エラー(ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04([0-9][0-9][0-9])[^0-9])が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかった一般的なアラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

「一般的なアラート・エラー・スタック(Generic Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.3.4 メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータス(Media Failure Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでメディア障害アラート・エラー(ORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったメディア障害アラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

「メディア障害アラート・エラー・スタック(Media Failure Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.3.5 セッション終了のアラート・ログ・エラー・ステータス(Session Terminated Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでセッション終了アラート・エラー(ORA-00603)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったセッション終了アラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

このメトリックは、5分間隔で収集されます。

データ・ソース

「セッション終了アラート・エラー・スタック(Session Terminated Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.4 クラスタ・ディスク・グループ・パフォーマンス(Cluster Disk Group Performance)

このメトリックは、クラスタ内に存在するすべてのディスク・グループについて、クラスタ・ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを表示します。このメトリックは、ディスクの合計I/O読取り/書込みリクエスト、ディスク・グループの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間およびクラスタ・ディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oに対するディスク・グループのレスポンスも表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

1.4.1 1秒当たりのI/O(I/O per second)

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのディスクの合計I/O読取り/書込みリクエストに関して、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの1秒当たりの合計ディスク読取り/書込みが計算されます。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均I/Oスループットになります。

1.4.2 I/Oスループット(IO Throughput)

このメトリックは、クラスタ内のディスクのI/Oスループットの詳細を表示します。これにより、読取り/書込みにおけるディスクI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算され、その値を合計読取り/書込み時間で割ると、ディスクのI/Oスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均I/Oスループットになります。

1.4.3 読取りレスポンス時間(Read Response Time)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループの読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計I/Oリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、ディスクのレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、インスタンスのディスク・グループのレスポンス時間になります。

1.4.4 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、ASMインスタンスにマウントされたディスク・グループの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する読取りリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクから読み取られたバイトの合計数をディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの読取りスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、インスタンスのディスク・グループの読取りスループットになります。

1.4.5 読取り/秒(Reads per second)

このメトリックは、ディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O読取りリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの読取りパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストのデータにより、読取りの詳細がわかります。このデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、ディスク・グループの1秒当たりの読取りになります。

1.4.6 レスポンス時間(Response Time)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクの合計I/Oリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、ディスクのレスポンス時間になります。このデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、ディスク・グループのレスポンス時間になります。

1.4.7 書込みレスポンス時間(Write Response Time)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計I/O書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/O書込みリクエストで割ると、ディスクの書込みレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、インスタンスのディスク・グループの書込みレスポンス時間になります。

1.4.8 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに書き込まれたバイトの合計数が、このディスク・グループに対する書込みリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクに書き込まれたバイトの合計数をディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの書込みスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、インスタンスのディスク・グループの書込みスループットになります。

1.4.9 書込み/秒(Writes per second)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストのデータにより、ディスクの1秒当たりの書込みの詳細がわかります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、インスタンスに対するディスク・グループの1秒当たりの書込みになります。

1.5 クラスタ・ディスク・パフォーマンス(Cluster Disk Performance)

このメトリックは、すべてのディスクについて、クラスタ・ディスク・パフォーマンスのパラメータを表示します。このメトリックは、ディスクの合計I/O読取り/書込みリクエスト、ディスクの失敗した読取り/書込みI/O、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間およびディスクに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスクのレスポンスも表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

1.5.1 1秒当たりのI/O(I/O per second)

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのディスクの合計I/O読取り/書込みリクエストに関して、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの1秒当たりの合計ディスク読取り/書込みが計算されます。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均I/Oスループットになります。

1.5.2 I/Oスループット(IO Throughput)

このメトリックは、クラスタ内のディスクのI/Oスループットの詳細を表示します。これにより、読取り/書込みにおけるディスクI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算され、その値を合計読取り/書込み時間で割ると、ディスクのI/Oスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均I/Oスループットになります。

1.5.3 読取りレスポンス時間(Read Response Time)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取りリクエストの合計I/O時間を合計I/O読取りリクエストで割ると、ディスクの読取りレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均読取りレスポンス時間になります。

1.5.4 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクから読み取られたバイトの合計数が、このディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクから読み取られたバイトの合計数をディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの読取りスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均読取りスループットになります。

1.5.5 読取り/書込みエラー(Read Write Errors)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの失敗した読取り/書込みI/Oの合計数の詳細を表示します。これにより、ディスクに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクに対する失敗した読取り/書込みI/Oの合計数を合算すると、ディスクの読取り/書込みエラーになります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタに存在するディスクに対する読取り/書込みエラーの合計になります。

1.5.6 読取り/秒(Reads per second)

このメトリックは、ディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O読取りリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの読取りパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストのデータにより、読取りの詳細がわかります。このデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、ディスク・グループの1秒当たりの読取りになります。

1.5.7 レスポンス時間(Response Time)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクの合計I/Oリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、ディスクのレスポンス時間が算出されます。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタにおけるディスクのレスポンス時間の平均が算出されます。

1.5.8 書込みレスポンス時間(Write Response Time)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/O書込みリクエストで割ると、ディスクの書込みレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタにおけるディスクの書込みレスポンス時間の平均になります。

1.5.9 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクに書き込まれたバイトの合計数が、クラスタ内のこのディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクに書き込まれたバイトの合計数をディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの書込みスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタにおけるディスクの書込みスループットの詳細の平均になります。

1.5.10 書込み/秒(Writes per second)

このメトリックは、ディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストのデータにより、ディスクの1秒当たりの書込みの詳細がわかります。このデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、ディスク・グループの1秒当たりの書込みになります。

1.6 データベース・ディスク・グループ使用率(Database Disk Group Usage)

このメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の詳細を表示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

1.6.1 合計バイト数(Total Bytes)

このメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の合計バイト数を表示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。

データ・ソース

V$OSM_FILEを使用してファイルによって使用されている領域を取得した後、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUPと、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUP_STATと結合すると、データベース・インスタンスによって使用されているディスク・グループ領域になります。

1.7 ディスク・グループの使用量(Disk Group Usage)

このメトリックは、すべてのディスク・グループによって使用されている領域のうち、状態がMOUNTEDのものを表示します。このメトリックは、ディスク使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるディスク・グループ領域使用量の傾向を示すために使用されます。このメトリックを使用して、10gリリース2(10.2)ではディスク・グループの空きMB、合計MB、安全に使用可能なMBの合計、タイプ、安全に使用可能なファイルのMB、使用率%および安全に使用可能な領域の使用率%を、10gリリース1(10.1)では空きMB、合計MB、タイプおよび使用率%を特定します。

このメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。値は冗長性によって異なるため、「ディスク・グループの使用量(Disk Group Usage)」のアラートのしきい値を75%および90%に固定する必要はありません。10gリリース2(10.2)では、このメトリックは、v$asm_diskgroup_statのUSABLE_FILE_MBを使用して使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

EMは、次の場合にアラートを発行します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKGROUPを、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。

1.7.1 空きMB(Free MB)

このメトリックは、ディスク・グループの未使用容量をMBで表示します。これにより、ディスク・グループで使用可能な空き領域がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューの列FREE_MBから収集されます。

1.7.2 合計MB(Total MB)

このメトリックは、ディスク・グループの合計容量をMBで表示します。これにより、ディスク・グループによって使用されているサイズまたは領域がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューの列TOTAL_MBから収集されます。

1.7.3 安全に使用可能なMBの合計(Total Safely Usable MB)

このメトリックは、ディスク・グループのタイプに基づいて、ディスク・グループの安全に使用可能なMBの合計容量を表示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

このメトリックは、10gリリース2(10.2)でのみ使用可能です。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューを使用して収集されます。

安全に使用可能なMBの合計 = (total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列からのものです。また、redundancy_factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

1.7.4 タイプ(Type)

また、ディスク・グループの冗長性タイプを表示します。「外部」、「標準」、「高」の3つの値のいずれかです。このプロパティにより、ディスク障害後の冗長性のリストアが決定されます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューの列TYPEから収集されます。

1.7.5 使用可能な空き領域(MB)(Usable Free MB)

ディスク・グループの使用可能な空き領域は冗長性によって異なるため、10gリリース2(10.2)では、v$asm_diskgroup_statのUSABLE_FILE_MBを使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの「使用可能な空き領域(MB)(Usable Free MB)」の特定に使用されます。

このメトリックは、10gリリース2(10.2)にのみ存在します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列から収集されます。

1.7.6 使用率%(Used %)

このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている領域の割合を表示します。このメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

使用率% = ((total_mb-free_mb)/total_mb)*100

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」をクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。

1.7.7 安全に使用可能な領域の使用率%(Used % of Safely Usable)

このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている安全に使用可能な領域の割合を表示します。ディスク・グループの使用可能な空き領域は、冗長性によって異なります。10gリリース2(10.2)では、v$asm_diskgroup_statのUSABLE_FILE_MBを使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアする空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの「安全に使用可能な領域の使用率%(Used % of Safely Usable)」の特定に使用されます。

このメトリックは、ディスク・グループが安全に使用可能な領域の90%を使用している場合は警告アラートを、100%を使用している場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、10gリリース2(10.2)でのみ使用可能です。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

安全に使用可能な領域の使用率% = 100 - (usable_file_mb/usable_total_mb)*100

usable_total_mb = (total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factorです。

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列から導出されます。また、redundancy_factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」ボタンをクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。

1.8 ディスク・パス(Disk Path)

このメトリックは、すべてのディスクのディスク名およびディスク・パスを表示します。12時間間隔で収集されます。

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではV$ASM_DISKビューの、10gリリース2(10.2)ではV$ASM_DISK_STATビューを使用して収集されます。

1.9 ディスク・ステータス(Disk Status)

このメトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を示します。ディスクのいずれかがオフラインの場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

1.9.1 ディスク・モード・ステータス(Disk Mode Status)

このメトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を表示します。ディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。しきい値の制限を変更できます。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKの、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISK_STATのビューの列のモード・ステータスを使用して収集されます。

ユーザーの処理

ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerアプリケーションは、この機能をサポートしていません。

1.10 インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Instance Disk Group Performance)

このメトリックは、ASMインスタンスに存在するディスク・グループのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて、ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを表示します。このメトリックは、ディスクの合計I/O読取り/書込みリクエスト、ディスク・グループの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間およびディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスク・グループのレスポンスも表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

1.10.1 1秒当たりのI/O(I/O per second)

このメトリックは、ASMインスタンスに対する合計I/O読取り/書込みリクエストに関して、ディスク・グループの1秒当たりのI/Oパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの1秒当たりの合計ディスク読取り/書込みが計算されます。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計すると、インスタンス内のディスク・グループについての1秒当たりのI/Oの合計になります。

1.10.2 I/Oスループット(IO Throughput)

このメトリックは、ASMにマウントされたディスク・グループのI/Oスループットの詳細を表示します。これにより、読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算され、その値を合計読取り/書込み時間で割ると、ディスクのI/Oスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計すると、インスタンス内のディスク・グループについてのI/Oスループットの平均になります。

1.10.3 読取りレスポンス時間(Read Response Time)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取りリクエストの合計I/O時間を合計I/O読取りリクエストで割ると、ディスクの読取りレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均読取りレスポンス時間になります。

1.10.4 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクから読み取られたバイトの合計数が、このディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクから読み取られたバイトの合計数をディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの読取りスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタ内のディスクに対する平均読取りスループットになります。

1.10.5 読取り/秒(Reads per second)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスのディスク・グループに含まれるすべてのディスクの読取りパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストのデータにより、ディスクの読取りの詳細がわかります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、合計を計算すると、インスタンス内のディスク・グループについての1秒当たりの読取りになります。

1.10.6 レスポンス時間(Response Time)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクの合計I/Oリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、ディスクのレスポンス時間になります。このデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、ディスク・グループのレスポンス時間になります。

1.10.7 書込みレスポンス時間(Write Response Time)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/O書込みリクエストで割ると、ディスクの書込みレスポンス時間になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタにおけるディスクの書込みレスポンス時間の平均になります。

1.10.8 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するディスクの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクに書き込まれたバイトの合計数が、クラスタ内のこのディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクに書き込まれたバイトの合計数をディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの書込みスループットの詳細になります。ディスク・グループ名およびディスク名を使用してこのデータを集計すると、クラスタにおけるディスクの書込みスループットの詳細の平均になります。

1.10.9 書込み/秒(Writes per second)

このメトリックは、ASMインスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計I/O書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストのデータにより、ディスクの1秒当たりの書込みの詳細がわかります。ディスク・グループ名およびインスタンスIDを使用してこのデータを集計し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、インスタンスに対するディスク・グループの1秒当たりの書込みになります。

1.11 インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループのすべてのディスクについて、ディスク・パフォーマンスのパラメータを表示します。このメトリックは、ディスクの合計I/O読取り/書込みリクエスト、ディスクの失敗した読取り/書込みI/O、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間およびディスクに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。

このメトリックは、ディスクに読取り/書込みエラーがある場合に、クリティカル・アラートを生成します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。警告アラートまたはクリティカル・アラートを生成するように、必要に応じて「読取り/書込みエラー(Read/Write Errors)」のしきい値の制限を変更できます。

1.11.1 I/Oスループット(IO Throughput)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスクI/Oスループットの詳細を表示します。これにより、読取り/書込みにおけるディスクI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算され、その値を合計読取り/書込み時間で割ると、I/Oスループットの詳細になります。

1.11.2 IOPS

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスクI/Oの詳細を表示します。これにより、ディスクに対する合計読取り/書込みにおけるディスクI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算されます。

1.11.3 読取りレスポンス時間(Read Response Time)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスクの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計I/O読取りリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクの読取りリクエストの合計I/O時間を合計I/O読取りリクエストで割ると、読取りレスポンス時間になります。

1.11.4 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスク読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクから読み取られたバイトの合計数が、このディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクから読み取られたバイトの合計数をディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間で割ると、読取りスループットの詳細になります。

1.11.5 読取り/書込みエラー(Read Write Errors)

このメトリックは、ディスクの失敗した読取り/書込みI/Oの合計数の詳細を表示します。また、ディスクに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数に関する情報を提供します。

このメトリックは、ディスクに読取り/書込みエラーがある場合に、クリティカル・アラートを生成します。警告アラートまたはクリティカル・アラートを生成するように、必要に応じて「読取り/書込みエラー(Read/Write Errors)」のしきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクに対する失敗した読取り/書込みI/Oの合計数を合算すると、読取り/書込みエラーの詳細が算出されます。

ユーザーの処理

読取り/書込みエラーの背後にある問題を調査します。

1.11.6 読取り(Reads)

このメトリックは、ディスクに対する合計I/O読取りリクエストの詳細を表示します。また、ディスクの読取りパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストのデータにより、読取りの詳細がわかります。

1.11.7 レスポンス時間(Response Time)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスクの読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、レスポンス時間になります。

1.11.8 書込みレスポンス時間(Write Response Time)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスクの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計I/O書込みリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクの書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/O書込みリクエストで割ると、書込みレスポンス時間になります。

1.11.9 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、マウントされたディスク・グループの一部であるディスクのディスク書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクに書き込まれたバイトの合計数が、このディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクに書き込まれたバイトの合計数をディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間で割ると、書込みスループットの詳細になります。

1.11.10 書込み(Writes)

このメトリックは、ディスクに対する合計I/O書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスクの書込みパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKを、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATを使用して計算されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストのデータにより、書込みの詳細がわかります。

1.12 オフライン・ディスク数(Offline Disk Count)

このメトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

1.12.1 オフライン・ディスク数(Offline Disk Count)

このメトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を示します。オフライン・ディスク数が変わった場合またはディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル・アラートが生成されます。このメトリックは、15分間隔で収集されます。

必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

データ・ソース

このメトリックは、「ディスク・ステータス(Disk Status)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。

ユーザーの処理

ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerアプリケーションは、この管理機能をサポートしていないため、手動で実行する必要があります。

1.13 レスポンス(Response)

このメトリックは、ASMインスタンスのステータスを表示します。また、インスタンスの稼働/停止ステータスを表示します。この調査は5分ごとに実行され、接続ステータスが正常であると返すか、接続障害のORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

1.13.1 ステータス(Status)

このメトリックは、ASMインスタンスのステータスを表示します。また、インスタンスの稼働/停止ステータスを表示します。この調査は5分ごとに実行され、接続ステータスが正常であると返すか、接続障害のORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

データ・ソース

インスタンス・プロパティを使用してASMインスタンスへの接続を確立でき、接続に成功すると、ステータスは「稼働中」と表示されます。接続に失敗すると「停止中」と表示されます。また、メトリック収集でエラーがあった場合も「停止中」と表示されます。

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  1. ASMインスタンス用に保存された構成プロパティが正しいことを確認します。

  2. 「停止中」と表示される場合は、ASMインスタンスは停止しています。Enterprise Managerアプリケーションで起動/停止機能を使用して、接続の再確立を試行します。あるいは、アプリケーションを手動で再起動します。

1.14 単一インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Single Instance Disk Group Performance)

このメトリックは、インスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて、単一インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを表示します。このメトリックは、ディスクの合計I/O読取り/書込みリクエスト、ディスク・グループの失敗した読取り/書込みI/O、ディスク・グループの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間およびディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対する単一インスタンス・ディスク・グループのレスポンスも表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

1.14.1 1秒当たりのI/O(I/O per second)

このメトリックは、インスタンス内のディスク・グループに対する合計I/O読取り/書込みリクエストに関して、単一インスタンス・ディスク・グループの1秒当たりのI/Oパフォーマンスを表示します。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの1秒当たりの合計ディスク読取り/書込みが計算されます。インスタンスIDに基づいてこのデータをフィルタ処理し、すべてのディスクについてデータを1つにまとめると、インスタンス内のディスク・グループに対するディスク・グループの1秒当たりのI/Oになります。

1.14.2 I/Oスループット(IO Throughput)

このメトリックは、インスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについてI/Oスループットの詳細を表示します。これにより、インスタンスに対する読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、合計ディスク読取り/書込みが計算され、その値を合計読取り/書込み時間で割ると、ディスクのI/Oスループットの詳細になります。インスタンスIDに基づいてこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループのI/Oスループットになります。

1.14.3 読取りレスポンス時間(Read Response Time)

また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このインスタンスのディスク・グループに対する合計I/O読取りリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取りリクエストの合計I/O時間を合計I/O読取りリクエストで割ると、ディスクの読取りレスポンス時間になります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの読取りレスポンス時間になります。

1.14.4 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する読取りリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクから読み取られたバイトの合計数をディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの読取りスループットの詳細になります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの読取りスループットになります。

1.14.5 読取り/秒(Reads per second)

このメトリックは、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて1秒当たりの合計I/O読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンス内のディスク・グループの読取りパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューのこのディスクに対する合計I/O読取りリクエストのデータにより、ディスクの読取りの詳細がわかります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの1秒当たりの読取りになります。

1.14.6 レスポンス時間(Response Time)

また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて読取り/書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計I/Oリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの読取り/書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/Oリクエストで割ると、ディスクのレスポンス時間になります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループのレスポンス時間になります。

1.14.7 書込みレスポンス時間(Write Response Time)

また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループのディスクの合計I/O書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらのビューから、ディスクの書込みリクエストの合計I/O時間を合計I/O書込みリクエストで割ると、ディスクの書込みレスポンス時間になります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの書込みレスポンス時間になります。

1.14.8 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに書き込まれたバイトの合計数が、このディスク・グループに対する書込みリクエストの合計I/O時間と対比してわかります。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらの表から、ディスクに書き込まれたバイトの合計数をディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間で割ると、ディスクの書込みスループットの詳細になります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて平均を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの書込みスループットの詳細になります。

1.14.9 書込み/秒(Writes per second)

このメトリックは、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて1秒当たりの合計I/O書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1(10.1)ではGV$ASM_DISKGROUPおよびGV$ASM_DISKから、10gリリース2(10.2)ではGV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATからデータが収集されます。これらの表のこのディスクに対する合計I/O書込みリクエストのデータにより、ディスクの1秒当たりの書込みの詳細がわかります。インスタンスIDを使用してこのデータをフィルタ処理し、ディスク・グループのすべてのディスクについて合計を計算すると、単一インスタンス・ディスク・グループの1秒当たりの書込みになります。