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Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleミドルウェア以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル
リリース10(10.0)
B54811-01
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3 IBM WebSphere MQのメトリック

WebSphere MQ(以前のMQSeries)は、IBMのメッセージ指向ミドルウェアで、これを使用することにより、分散システム上にある独立した潜在的な非同期アプリケーション間で通信できます。

この章では、IBM WebSphere MQのすべてのメトリック・カテゴリについて説明し、各カテゴリに関連するメトリックとその説明を表に示します。

チャネルの現行のステータス(Channel Current Status)メトリック

このカテゴリのメトリックは、チャネルの現在のステータスに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 3分ごと

表3-1 チャネルの現行のステータス(Channel Current Status)メトリック

メトリック 説明

受信済バイト数(Bytes Received)

受信したバイト数を示します。

送信されたバイト数(Bytes Sent)

送信したバイト数を示します。

デルタ受信バイト数(Delta Bytes Received)

最後の収集時以降に受信したバイト数を示します。

デルタ送信バイト数(Delta Bytes Sent)

最後の収集時以降に送信したバイト数を示します。

デルタ送信/受信メッセージ(Delta Messages Sent/Received)

最後の収集時以降に処理したメッセージの数を示します。

送信/受信メッセージ(Messages Sent/Received)

処理済のメッセージの数を示します。

ステータス(Status)

現在のステータスを示します。


ステータスを保存するチャネル(Channel Saved Status)メトリック

このカテゴリのメトリックは、保存されたチャネルのステータスに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 2分ごと

表3-2 ステータスを保存するチャネル(Channel Saved Status)メトリック

メトリック 説明

最終順序番号(Last Seq Number)

最後に送信したメッセージの順序番号を示します。

ステータス(Status)

チャネルのステータスを示します。

タイプ(Type)

チャネルのタイプを示します。

Xmitキュー(Xmit Queue)

送信者チャネルで使用する送信キューを示します。


チャネル(Channels)メトリック

このカテゴリのメトリックは、チャネルに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-3 チャネル(Channels)メトリック

メトリック 説明

変更日付(Alteration Date)

最後に定義を変更した日付を示します。

クラスタ名(Cluster Name)

そのチャネルが属するIBM WebSphere MQクラスタの名前を示します。

クラスタ名リスト(Cluster Name list)

クラスタ名のリストを示します。

接続名(Connection Name)

チャネル接続の名前を示します。

最大メッセージ長(Max Msg Length)

チャネルで処理できるメッセージの最大の長さを示します。

タイプ(Type)

チャネルのタイプを示します。

Xmit QName

送信者チャネルで使用する送信キューの名前を示します。


DynamicQsメトリック

このカテゴリのメトリックは、動的キューに関する情報を提供します。

表3-4 DynamicQsメトリック

メトリック 説明

定義タイプ(Definition Type)

キュー定義のタイプを示します。

タイプ(Type)

キューのタイプを示します。

使用状況(Usage)

使用状況(通常または送信)に関する情報を示します。


ローカル・キュー(Local Queues)メトリック

このカテゴリのメトリックは、ローカル・キューに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-5 ローカル・キュー(Local Queues)メトリック

メトリック 説明

クラスタ名リスト(Cluster Name List)

クラスタ名のリストを示します。

定義タイプ(Definition Type)

キュー定義のタイプを示します。

深さ(Depth)

キューにあるメッセージの数を示します。

最大深度(Max Depth)

キューにあるメッセージの最大数を示します。

最大メッセージ長(Max Message Length)

処理できるメッセージの最大の長さを示します。

開いている入力数(Open Input Count)

オープンになっている入力ハンドルの数(そのキューへの入力でオープンになっているハンドルの総数)を示します。これにより、キューにメッセージを入力するために現在キューで接続されているアプリケーションの数を確認できます。

開いている出力数(Open Output Count)

オープンになっている出力ハンドルの数(そのキューからの出力でオープンになっているハンドルの総数)を示します。これにより、キューからメッセージを取得するために現在キューで接続されているアプリケーションの数を確認できます。

使用率(Percent Usage)

使用されている領域をパーセントで示します。

タイプ(Type)

キューのタイプを示します。

使用状況(Usage)

使用状況が"通常"か"送信"であるかの詳細を示します。

Xmit QName

送信キューの名前を示します。


QMクラスタ(QM Cluster)メトリック

このカテゴリのメトリックは、IBM Websphere MQキュー・マネージャ・クラスタに関する情報を提供します。特に、使用されるチャネル、このクラスタ内のキュー・マネージャおよびこのクラスタ内のキュー・マネージャのタイプの詳細を示します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-6 QMクラスタ(QM Cluster)メトリック

メトリック 説明

キュー・マネージャ名(Queue Manager Name)

そのIBM Websphere MQキュー・マネージャ・クラスタ内にあるIBM Websphere MQキュー・マネージャの名前を示します。

キュー・マネージャ・タイプ(Queue Manager Type)

IBM Websphere MQキュー・マネージャのタイプ(完全または部分リポジトリ)を示します。


QM一般(QM General)メトリック

このカテゴリのメトリックは、キュー・マネージャ一般に関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 2分ごと

表3-7 QM一般(QM General)メトリック

メトリック 説明

コマンドQName(Command QName)

コマンドの受入れに使用するローカル・キューの名前を示します。

配信不能QName(Dead Letter QName)

送信不能なメッセージに使用されるローカル・キューの名前を示します。

デフォルトのXmit QName(Default Xmit QName)

他に使用できる送信キューが示されない場合、リモートのキュー・マネージャへのメッセージの送信に使用するデフォルトの送信キューの名前を示します。

最大ハンドラ数(Max Handles)

1つのジョブが常に同時にオープンできるハンドルの最大数を示します。

最大メッセージ長(Max Message Length)

処理できるメッセージの最大の長さを示します。

プラットフォーム(Platform)

キュー・マネージャが実行されているプラットフォームを示します。

リポジトリ名リスト(Repository Name List)

そのキュー・マネージャがリポジトリ・サービスを提供するクラスタのリストを示します。


QMLoadメトリック

このカテゴリのメトリックは、IBM WebSphere MQキュー・マネージャのロードに関する情報を提供します。

表3-8 QMLoadメトリック

メトリック 説明

受信済バイト数(Bytes Received)

最後の収集時以降に受信したバイト数を示します。

送信されたバイト数(Bytes Sent)

最後の収集時以降に送信したバイト数を示します。

送信/受信メッセージ(Messages Sent/Received)

最後の収集時以降に送信または受信したメッセージを示します。


キュー・ステータス入力ハンドラ(Queue Status Input Handle)メトリック

このカテゴリのメトリックは、キュー・ステータス入力ハンドルに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-9 キュー・ステータス入力ハンドラ(Queue Status Input Handle)メトリック

メトリック 説明

アプリケーション・タグ(Appl Tag)

そのキューを使用するアプリケーションの名前を示します。

アプリケーション・タイプ(Appl Type)

そのキューを使用するアプリケーションのタイプを示します。

チャネル名(Channel Name)

メッセージ入力に使用するチャネルを示します。

接続名(Connection Name)

チャネルで使用する接続の名前を示します。

オープン・オプション(Open Options)

キューでオープンになっているオプションを示します。

ユーザー識別子(User Identifier)

アプリケーションのユーザーIDを示します。


キュー・ステータス出力ハンドラ(Queue Status Output Handle)メトリック

このカテゴリのメトリックは、キュー・ステータス出力ハンドルに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-10 キュー・ステータス出力ハンドラ(Queue Status Output Handle)メトリック

メトリック 説明

アプリケーション・タグ(Appl Tag)

そのキューを使用するアプリケーションの名前を示します。

アプリケーション・タイプ(Appl Type)

そのキューを使用するアプリケーションのタイプを示します。

チャネル名(Channel Name)

メッセージの出力に使用するチャネルの名前を示します。

接続名(Connection Name)

チャネルで使用する接続の名前を示します。

オープン・オプション(Open Options)

キューでオープンになっているオプションを示します。

ユーザー識別子(User Identifier)

アプリケーションのユーザーIDを示します。


キュー(Queues)メトリック

このカテゴリのメトリックは、メッセージ・キューに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-11 キュー(Queues)メトリック

メトリック 説明

クラスタ名リスト(Cluster Name List)

キューを共有するクラスタのリストを示します。

深さ(Depth)

キューの現在の深度(メッセージ数)を示します。このメトリックには、それぞれのQNameオブジェクトに異なる警告およびクリティカルしきい値を設定できます。警告またはクリティカルしきい値がいずれかのQnameオブジェクトに設定されている場合、これらのしきい値はこのメトリックの「メトリック詳細」ページで参照できます。

最大深度(Max Depth)

キューの最大深度(メッセージ数)を示します。

最大メッセージ長(Max Message Length)

キューに許容されるメッセージの最大の長さを示します。

開いている入力数(Open Input Count)

オープンになっている入力ハンドルの数(そのキューへの入力でオープンになっているハンドルの総数)を示します。これにより、キューにメッセージを入力するために現在キューで接続されているアプリケーションの数を確認できます。

開いている出力数(Open Output Count)

オープンになっている出力ハンドルの数(そのキューからの出力でオープンになっているハンドルの総数)を示します。これにより、キューからメッセージを取得するために現在キューで接続されているアプリケーションの数を確認できます。

リモートQManager(Remote QManager)

リモート・キュー・マネージャの名前を示します(リモート・キューのみ)。

リモートQName(Remote QName)

そのキューと相互作用するリモート・キューを示します。

タイプ(Type)

キュー・タイプを示します。タイプは次のいずれかです。ローカル、リモート、モデル、別名キューまたは読取り専用。

使用(Use)

キューの使用方法を示します。使用方法は"通常"または"送信"です。

Xmit QName

そのキューに関連付けられる送信キューを示します(リモート・キューのみ)。


レスポンス・メトリック(Response Metrics)

このカテゴリのメトリックは、ステータスに関する情報を提供します。

表3-12 レスポンス・メトリック(Response Metrics)

メトリック 説明

レスポンス(Response)

キュー・マネージャの現在のステータスを示します。評価頻度および収集頻度は1分です。アップロード頻度は、5サンプルごとです。


送信者のチャネルQs(Sender Channel Qs)メトリック

このカテゴリのメトリックは、送信者チャネル・キューに関する情報を提供します。

デフォルトの収集間隔: 10分ごと

表3-13 送信者のチャネルQs(Sender Channel Qs)メトリック

メトリック 説明

Xmit QName

送信キューの名前を示します。