Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleデータベース以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル リリース10(10.0) B54813-01 |
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この章では、Microsoft SQL Serverのすべてのメトリック・カテゴリについて説明し、各カテゴリに関連するメトリックとその説明を表に示します。これらの表では、特定のカテゴリのメトリックでユーザーの処理をサポートしている場合、そのユーザーの処理についても説明しています。網掛けの行は、特定のカテゴリのキー列を表します。
構成のメトリックは、次のカテゴリから構成されます。
SQL Serverの構成(SQL Server Configuration)
レジストリ設定の構成(Registry Setting Configuration)
データベース設定の構成(Database Setting Configuration)
このカテゴリのメトリックは、SQL Serverのインストールを表します。これらのメトリックには、SQL Serverインスタンスの製品とバージョンの詳細が含まれます。
表名: MGMT_EMX_MSSQL_SQLSERVER
ビュー名: MGMT_EMX_MSSQL_SQLSERVER_VIEW
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
このカテゴリのメトリックには、レジストリに格納されているSQL Serverのインストール・パラメータとランタイム・パラメータが含まれます。
表名: MGMT_EMX_MSSQL_REGSETTING
ビュー名: MGMT_EMX_MSSQL_REGSETTING_VIEW
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
表1-2 レジストリ設定の構成(Registry Setting Configuration)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
設定ID(Setting ID)(キー列) |
SQL Serverのインスタンス。 |
エージェント・ログ・ファイル(Agent Log File) |
エージェント・ログのパスとファイル名。 |
バックアップ・ディレクトリ(Backup Directory) |
バックアップ・ファイル・ディレクトリの場所。 |
大/小文字の区別(Case Sensitive) |
マルチバイト文字データの比較メソッドが大文字と小文字を区別するかどうか。 |
エラー・ログ・パス(Error Log Path) |
SQL Serverエラー・ログに使用される、オペレーティング・システムのパスとファイル名。 |
マスターDBのパス(Master DB Path) |
マスター・データベースを含むオペレーティング・システム・ファイルのフルパスとファイル名。 |
NTイベント・ロギング(NT Event Logging) |
SQL ServerがWindows NTアプリケーション・ログを使用するかどうか。TRUEの場合、SQL ServerはWindows NTアプリケーション・ログとSQL Serverエラー・ログにすべてのイベントを送信します。FALSEの場合、SQL Serverエラー・ログにのみイベントを送信します。 |
プロセッサ数(Number of Processors) |
サーバーでSQL Serverが利用できるCPUの数。 |
パフォーマンス・モニター・モード(Perf Mon Mode) |
モニターの起動時に、動作をポーリングするWindows NT Performance Monitor。 0: 続行 |
登録済の組織(Registered Organization) |
インストーラから提供される企業名。 |
登録済の所有者(Registered Owner) |
インストーラから提供されるユーザー名。 |
インストール済のレプリケーション(Replication Installed) |
レプリケーションをサポートするコンポーネントがインストールされている場合はTRUE。 |
RPC暗号化(RPC Encrypt) |
RPC暗号化が有効になっているかどうか。 |
SNMP |
Simple Network Management Protocol(SNMP)がSQL Serverインスタンスにインストールされているかどうか。 |
SNMPの現在のバージョン(SNMP Current Version) |
SQL Serverのインスタンスに現在インストールされているSimple Network Management Protocol(SNMP)のバージョン。 |
ソート順序(Sort Order) |
使用されるキャラクタ・セットと適用順序。 |
SQLデータ・ルート(SQL Data Root) |
SQL Serverシステムのユーザー定義データベースの記憶域を実装する、デフォルトのオペレーティング・システム・ディレクトリ。 |
TCPポート(TCP Port) |
SQL ServerのインスタンスにおけるTCP/IPソケット・ネットライブラリのポート番号。 |
このカテゴリのメトリックには、データベースの設定が含まれます。これらの設定では、データベースへのアクセスとその動作を制御します。
表名: MGMT_EMX_MSSQL_DBSETTING
ビュー名: MGMT_EMX_MSSQL_DBSETTING_VIEW
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
表1-3 データベース設定の構成(Database Setting Configuration)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
設定ID(Setting ID)(キー列) |
データベース名。 |
SQL Server名(SQL ServerName) |
SQL Serverの名前。 |
オフライン(Offline) |
データベースがオンラインであるかどうか。また、データベースが使用不可能であるか、権限を付与されたユーザーに関してデータベースが使用不可能であるか。 |
リカバリ・タイプ(Recovery Type) |
マルチバイト文字データの比較メソッドが大文字と小文字を区別するかどうか。データベースが使用するリカバリ・モデルのタイプは次のとおりです。 値: 0 値: 1 値: 2 値: 3 |
AutoClose |
データベースにアクセスするユーザー接続がない場合、データベースをクローズしてそのリソースを解放するかどうか。 |
AutoCreateStat |
必要に応じて、オプティマイザがデータ統計の自動作成を指示するかどうか。 |
AutoShrink |
サーバーが未使用領域を定期的にチェックする場合、表データや索引データを保持するオペレーティング・システム・ファイルをサイズ縮小の対象として評価するかどうか。 |
AutoUpdateStat |
オプティマイザが統計の自動再構築を指示するかどうか。 |
CursorCloseOnCommit |
トランザクションの完了時に、カーソルをクローズするかどうか。 |
DataSpaceUsage |
データが使用している容量、およびデータ用に予約済の容量(MB)。 |
IndexSpaceUsage |
索引用の容量(MB)。 |
DBOUseOnly |
データベースの所有者権限を持つユーザーのみが、そのデータベースにアクセスできるかどうか。 |
SingleUser |
指定した時間に1人のユーザーのみが、そのデータベースにアクセスできるかどうか。 |
ReadOnly |
データベースが読取り専用であるかどうか。 |
DefaultCursor |
バッチで宣言されたカーソルがローカル・スコープで作成されるかどうか。 |
SelectIntoBulkCopy |
ログが記録されない操作が許可されるかどうか。 |
TruncateLogOnChekpoint |
データベースのアクティビティが使用済ページの書込みを強制する場合、コミットしたトランザクションを参照するログ・エントリをSQL Serverが削除するかどうか。 |
このカテゴリのメトリックは、SQL Serverのデータベース・オブジェクトの割当て(索引検索数、または索引およびデータに割り当てられるページ数など)を検索および測定します。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-4 アクセス方法(Access Methods)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
アクセス・メソッド・カウンタ名(Access Method Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-5を参照。 |
アクセス・メソッド・カウンタ値(Access Method Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「アクセス・メソッド・カウンタ名(Access Method Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-5に、各メトリックとその説明を示します。
表1-5 アクセス・メソッド・カウンタ名(Access Method Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
エクステントの割当て解除/秒(Extents Deallocations/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトからの割当てが解除されたエクステントの数。 |
割当て済エクステント/秒(Extents Allocated/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトに割り当てられたエクステントの数。 |
転送済レコード/秒(Forwarded Records/sec) |
転送されたレコード・ポインタによって1秒当たりにフェッチされたレコードの数。 |
空き領域ページ・フェッチ/秒(FreeSpace Page Fetches/sec) |
空き領域スキャンによって返された1秒当たりのページ数。このスキャンは、レコード・フラグメントの挿入リクエストを満たすために使用されます。 |
空き領域スキャン/秒(FreeSpace Scans/sec) |
新しいレコード・フラグメント挿入用の空き領域を検索するために開始された1秒当たりのスキャンの数。 |
フル・スキャン/秒(Full Scans Scans/sec) |
1秒当たりの制限されていないフル・スキャンの数。ベース表スキャンまたは全索引スキャンのいずれかになります。 |
索引検索/秒(Index Searches/sec) |
1秒当たりの索引検索数。レンジ・スキャンや単一の索引レコードのフェッチの開始、および索引の再配置に使用されます。 |
混合ページの割当て/秒(Mixed Page Allocations/sec) |
混合エクステントから1秒当たりに割り当てられたページ数。索引または表に割り当てられた最初の8ページの保存に使用されます。 |
ページの割当て解除/秒(Page Deallocations/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトからの割当てが解除されたページ数。 |
ページの分割/秒(Page Splits/sec) |
索引ページのオーバーフローが原因で発生する、1秒当たりのページ分割の数。 |
割当て済のページ/秒(Pages Allocated/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトに割り当てられたページ数。 |
プローブ・スキャン/秒(Probe Scans/sec) |
1秒当たりのプローブ・スキャンの数。索引またはベース表の行を直接検索するために使用されます。 |
レンジ・スキャン/秒(Range Scans/sec) |
索引により制限された1秒当たりのレンジ・スキャンの数。 |
スキャン・ポイントの再検証/秒(Scan Point Revalidations/sec) |
スキャンを続行するために必要な、1秒当たりのスキャン・ポイントの再検証の回数。 |
スキップされた非実体レコード/秒(Skipped Ghosted Records/sec) |
スキャン中にスキップされた1秒当たりの非実体レコードの数。 |
表ロックのエスカレーション(Table Lock Escalations/sec) |
表でロックがエスカレートされた回数。 |
作成済作業ファイル/秒(Workfiles Created/sec) |
1秒当たりに作成された作業ファイルの数。 |
作成済の作業表/秒(Worktables Created/sec) |
1秒当たりに作成された作業表の数。 |
キャッシュからの作業表のベース(Worktables from Cache Base) |
パフォーマンス・カウンタ「キャッシュからの作業表の割合(Worktables from Cache Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
キャッシュからの作業表の割合(Worktables from Cache Ratio) |
最初のページが作業表キャッシュですぐに使用可能だった作成済の作業表の割合。 |
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-6 アクセス・メソッド・カウンタ名(Access Method Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
エクステントの割当て解除/秒(Extents Deallocations/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトからの割当てが解除されたエクステントの数。 |
割当て済エクステント/秒(Extents Allocated/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトに割り当てられたエクステントの数。 |
転送済レコード/秒(Forwarded Records/sec) |
転送されたレコード・ポインタによって1秒当たりにフェッチされたレコードの数。 |
空き領域ページ・フェッチ/秒(FreeSpace Page Fetches/sec) |
空き領域スキャンによって返された1秒当たりのページ数。このスキャンは、レコード・フラグメントの挿入リクエストを満たすために使用されます。 |
空き領域スキャン/秒(FreeSpace Scans/sec) |
新しいレコード・フラグメント挿入用の空き領域を検索するために開始された1秒当たりのスキャンの数。 |
フル・スキャン/秒(Full Scans Scans/sec) |
1秒当たりの制限されていないフル・スキャンの数。ベース表スキャンまたは全索引スキャンのいずれかになります。 |
索引検索/秒(Index Searches/sec) |
1秒当たりの索引検索数。レンジ・スキャンや単一の索引レコードのフェッチの開始、および索引の再配置に使用されます。 |
混合ページの割当て/秒(Mixed Page Allocations/sec) |
混合エクステントから1秒当たりに割り当てられたページ数。索引または表に割り当てられた最初の8ページの保存に使用されます。 |
ページの割当て解除/秒(Page Deallocations/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトからの割当てが解除されたページ数。 |
ページの分割/秒(Page Splits/sec) |
索引ページのオーバーフローが原因で発生する、1秒当たりのページ分割の数。 |
割当て済のページ/秒(Pages Allocated/sec) |
索引レコードまたはデータ・レコードの保存に使用される、1秒当たりにデータベース・オブジェクトに割り当てられたページ数。 |
プローブ・スキャン/秒(Probe Scans/sec) |
1秒当たりのプローブ・スキャンの数。索引またはベース表の行を直接検索するために使用されます。 |
レンジ・スキャン/秒(Range Scans/sec) |
索引により制限された1秒当たりのレンジ・スキャンの数。 |
スキャン・ポイントの再検証/秒(Scan Point Revalidations/sec) |
スキャンを続行するために必要な、1秒当たりのスキャン・ポイントの再検証の回数。 |
スキップされた非実体レコード/秒(Skipped Ghosted Records/sec) |
スキャン中にスキップされた1秒当たりの非実体レコードの数。 |
表ロックのエスカレーション(Table Lock Escalations/sec) |
表でロックがエスカレートされた回数。 |
作成済作業ファイル/秒(Workfiles Created/sec) |
1秒当たりに作成された作業ファイルの数。 |
作成済の作業表/秒(Worktables Created/sec) |
1秒当たりに作成された作業表の数。 |
キャッシュからの作業表のベース(Worktables from Cache Base) |
パフォーマンス・カウンタ「キャッシュからの作業表の割合(Worktables from Cache Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
キャッシュからの作業表の割合(Worktables from Cache Ratio) |
最初のページが作業表キャッシュですぐに使用可能だった作成済の作業表の割合。 |
このカテゴリのメトリックは、エージェントの現在のステータスに関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 5分ごと
表1-7 エージェント・ステータス(Agent Status)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
プロセスID(Process ID) |
SQL Serverエージェント・プロセスのプロセスID。 |
サーバー名(Server name) |
SQL Serverインスタンスの名前。 |
ソフトウェアのホーム(Software Home) |
SQL Serverプロセスのパス。 |
SQL Serverエージェントのステータス(Sqlserver Agent Status) |
SQL Serverエージェント・プロセスのステータス。 ステータスが稼働していない場合、SQL Serverエージェントを起動する必要があります。 |
Buffer Managerオブジェクトは、次に示す項目のMicrosoft SQL Serverによる使用状況を監視するためのカウンタを提供します。
データ・ページ、内部データ構造およびプロシージャ・キャッシュを格納するメモリー。
SQL Serverによるディスクからのデータベース・ページの読取り、およびディスクへのデータベース・ページの書込み時の物理I/Oを監視するカウンタ。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-8 バッファ・マネージャ(Buffer Manager)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
バッファ・マネージャ・カウンタ名(Buffer Manager Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-9を参照。 |
バッファ・マネージャ・カウンタ値(Buffer Manager Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「バッファ・マネージャ・カウンタ名(Buffer Manager Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-9に、各メトリックとその説明を示します。
表1-9 バッファ・マネージャ・カウンタ名(Buffer Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
バッファ・キャッシュ・ヒット率(Buffer Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、バッファ・キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもはるかにコストが低いため、この比率が高くなるようにします。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、バッファ・キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
バッファ・キャッシュ・ヒット率のベース(Buffer Cache Hit Ratio Base) |
パフォーマンス・カウンタ「バッファ・キャッシュ・ヒット率(Buffer Cache Hit Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
チェックポイント・ページ/秒(Checkpoint Pages/sec) |
チェックポイント、またはすべての使用済ページをディスクにフラッシュするその他の操作により、ディスクにフラッシュされた1秒当たりのページ数。 |
データベース・ページ(Database Pages) |
データベース・ページの合計数。 |
空きリストの停止/秒(Free List Stalls/sec) |
空きページを待機する必要があったリクエストの数。 |
空きページ(Free Pages) |
すべての空きリストにあるページの合計数。 |
レイジー書込み/秒(Lazy Writes/sec) |
バッファ・マネージャのレイジー・ライターによって書き込まれた1秒当たりのバッファ数。レイジー・ライターとは、古い使用済バッファ(別のページのためにバッファを再利用する前にディスクに書き戻す必要がある変更を含むバッファ)をまとめてフラッシュし、ユーザー・プロセスで使用できるようにするシステム・プロセスです。レイジー・ライターを使用することで、使用可能なバッファを作成するためにチェックポイントを頻繁に実行する必要がなくなります。 |
ページ検索/秒(Page Lookups/sec) |
バッファ・プールでページを検索するリクエストの数。 |
ページ読取り/秒(Page Reads/sec) |
物理的なデータベース・ページの読取りが実行される1秒当たりの回数。この統計値は、すべてのデータベースの物理的なページ読取りの合計数を示します。物理I/Oにはコストがかかるため、データ・キャッシュの拡張、高度な索引や効率のよいクエリーの使用、またはデータベースの設計変更を行うことで、コストを最小限に抑えることができます。 |
ページ書込み/秒(Page Writes/sec) |
データベース・ページの書込みが実行される1秒当たりの回数。通常、ページの書込みはコストがかかります。ページの書込みのアクティビティを減らすことが、最適化チューニングにとって重要になります。アクティビティを減らす方法として、空きバッファ・プールの空きバッファを使い果さないようにします。そうすると、フラッシュする際に未使用のキャッシュ・バッファの待機中にページの書込みが行われます。 |
プロシージャ・キャッシュ・ページ(Procedure Cache Pages) |
コンパイル済のクエリーの保存に使用するページ数。 |
先読みページ/秒(Readahead Pages/sec) |
使用を予測して読み取られたページ数。 |
予約済ページ(Reserved Pages) |
バッファ・プールに予約されたページの数。 |
流用ページ(Stolen Pages) |
サーバーの様々な目的(プロシージャ・キャッシュなど)に使用されたページの数。 |
ターゲット・ページ(Target Pages) |
バッファ・プール内の理想的なページ数。 |
ページ合計(Total Pages) |
バッファ・プール内のページ(データベース・ページ、空きページおよび流用ページなど)の数。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-10 バッファ・マネージャ・カウンタ名(Buffer Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
バッファ・キャッシュ・ヒット率(Buffer Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、バッファ・キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもはるかにコストが低いため、この比率が高くなるようにします。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、バッファ・キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
バッファ・キャッシュ・ヒット率のベース(Buffer Cache Hit Ratio Base) |
パフォーマンス・カウンタ「バッファ・キャッシュ・ヒット率(Buffer Cache Hit Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
チェックポイント・ページ/秒(Checkpoint Pages/sec) |
チェックポイント、またはすべての使用済ページをディスクにフラッシュするその他の操作により、ディスクにフラッシュされた1秒当たりのページ数。 |
データベース・ページ(Database Pages) |
データベース・ページの合計数。 |
空きリストの停止/秒(Free List Stalls/sec) |
空きページを待機する必要があったリクエストの数。 |
空きページ(Free Pages) |
すべての空きリストにあるページの合計数。 |
レイジー書込み/秒(Lazy Writes/sec) |
バッファ・マネージャのレイジー・ライターによって書き込まれた1秒当たりのバッファ数。レイジー・ライターとは、古い使用済バッファ(別のページのためにバッファを再利用する前にディスクに書き戻す必要がある変更を含むバッファ)をまとめてフラッシュし、ユーザー・プロセスで使用できるようにするシステム・プロセスです。レイジー・ライターを使用することで、使用可能なバッファを作成するためにチェックポイントを頻繁に実行する必要がなくなります。 |
ページ検索/秒(Page Lookups/sec) |
バッファ・プールでページを検索するリクエストの数。 |
ページ読取り/秒(Page Reads/sec) |
物理的なデータベース・ページの読取りが実行される1秒当たりの回数。この統計値は、すべてのデータベースの物理的なページ読取りの合計数を示します。物理I/Oにはコストがかかるため、データ・キャッシュの拡張、高度な索引や効率のよいクエリーの使用、またはデータベースの設計変更を行うことで、コストを最小限に抑えることができます。 |
ページ書込み/秒(Page Writes/sec) |
データベース・ページの書込みが実行される1秒当たりの回数。通常、ページの書込みはコストがかかります。ページの書込みのアクティビティを減らすことが、最適化チューニングにとって重要になります。アクティビティを減らす方法として、空きバッファ・プールの空きバッファを使い果さないようにします。そうすると、フラッシュする際に未使用のキャッシュ・バッファの待機中にページの書込みが行われます。 |
プロシージャ・キャッシュ・ページ(Procedure Cache Pages) |
コンパイル済のクエリーの保存に使用するページ数。 |
先読みページ/秒(Readahead Pages/sec) |
使用を予測して読み取られたページ数。 |
予約済ページ(Reserved Pages) |
バッファ・プールに予約されたページの数。 |
流用ページ(Stolen Pages) |
サーバーの様々な目的(プロシージャ・キャッシュなど)に使用されたページの数。 |
ターゲット・ページ(Target Pages) |
バッファ・プール内の理想的なページ数。 |
ページ合計(Total Pages) |
バッファ・プール内のページ(データベース・ページ、空きページおよび流用ページなど)の数。 |
Cache Managerオブジェクトは、ストアド・プロシージャ、アドホックTransact-SQL文、準備されたTransact-SQL文およびトリガーなどのオブジェクトを保存するときに、Microsoft SQL Serverがメモリーをどのように使用するかを監視するためのカウンタを提供します。Cache Managerオブジェクトの複数のインスタンスを同時に監視できます。各インスタンスは、監視される異なるタイプのプランを表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-11 キャッシュ・マネージャ(Cache Manager)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
キャッシュ・マネージャ・カウンタ名(Cache Manager Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-12を参照。 |
キャッシュ・マネージャ・インスタンス名(Cache Manager Instance Name)(キー列) |
キャッシュ・マネージャ・カウンタ名のインスタンス。 |
キャッシュ・マネージャ・カウンタ値(Cache Manager Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「キャッシュ・マネージャ・カウンタ名(Cache Manager Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-12に、各メトリックとその説明を示します。
表1-12 キャッシュ・マネージャ・カウンタ名(Cache Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
キャッシュ・ヒット率(Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもコストが低いため、この比率が高くなるようにします。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
キャッシュ・ヒット率のベース(Cache Hit Ratio Base) |
パフォーマンス・カウンタ「キャッシュ・ヒット率(Cache Hit Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
キャッシュ・ページ(Cache Pages) |
キャッシュでオブジェクトが使用するページ数。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
キャッシュ・オブジェクト数(Cache Object Counts) |
キャッシュ内のオブジェクトの数。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
キャッシュの使用回数(Cache Use Counts/sec) |
キャッシュ内の各種オブジェクトが1秒当たりに使用された回数。この値が高い方が好ましい状態です。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-13 キャッシュ・マネージャ・カウンタ名(Cache Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
名前(Name)(キー列) |
キャッシュ・マネージャ・カウンタ名のインスタンス。 |
キャッシュ・ヒット率(Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもコストが低いため、この比率が高くなるようにします。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
キャッシュ・ヒット率のベース(Cache Hit Ratio Base) |
パフォーマンス・カウンタ「キャッシュ・ヒット率(Cache Hit Ratio)」が表す分数の分母(ベース)。 |
キャッシュ・ページ(Cache Pages) |
キャッシュでオブジェクトが使用するページ数。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
キャッシュ・オブジェクト数(Cache Object Counts) |
キャッシュ内のオブジェクトの数。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
キャッシュの使用回数(Cache Use Counts/sec) |
キャッシュ内の各種オブジェクトが1秒当たりに使用された回数。この値が高い方が好ましい状態です。長時間が経過すると、この数はほとんど変化しなくなります。 |
MSSQL_Databaseクラスは、SQL Serverデータベースを表します。SQL Serverの各インストールには、1つ以上のデータベースを含めることができます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-14 データベース(Database)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
SQL Server名(SQL Server Name)(キー列) |
SQL Server名。データベースの機能テンプレートに指定したインスタンスIDです。 |
名前(Name)(キー列) |
データベース名。 |
作成日(Create Date) |
データベースの作成日時。 |
データベース・ファイル・パス(Database File Path) |
データベース・ファイルの主要な場所。 |
データベース・ステータス(Database Status) |
次のステータスがあります。 0: 正常 |
サイズ(MB)(Size (MB)) |
データベースの合計サイズ(MB)。 このメトリックがクリティカルのしきい値を下回った場合には、データベースに追加の領域を割り当てます。 |
使用可能な領域(%)(Space Available %) |
使用可能な領域の割合。 このメトリックがクリティカルのしきい値を下回った場合には、データベースに追加の領域を割り当てます。 |
使用可能な領域(KB)(Space Available (KB)) |
未使用の領域(KB)。 このメトリックがクリティカルのしきい値を下回った場合には、データベースに追加の領域を割り当てます。 |
バージョン(Version) |
参照データベースの作成に使用するMicrosoft SQL Serverのバージョン。 |
このカテゴリのメトリックは、すべてのデータベースのバックアップ情報の詳細を提供します。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-15 データベースのバックアップ(Database Backup)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
Database_name(キー列) |
データベース名。 |
名前(Name)(キー列) |
バックアップ名。 |
バックアップ完了時間(Backup Finish Time) |
バックアップが完了した時間。 |
バックアップ開始時間(Backup Start Time) |
バックアップが開始した時間。 |
ファイルの場所(File Location) |
ファイルの物理的な場所。 |
ファイルの論理名(File Logical Name) |
ファイルの論理名。 |
ファイル・サイズ(File Size) |
ファイルのサイズ。 |
ファイル・タイプ(File Type) |
Dはデータファイル、Lはログ・ファイルを表します。 |
物理デバイス名(Physical Device Name) |
物理的なデバイスの名前。 |
一意のバックアップ・セットID(Unique Backup Set ID) |
バックアップのための一意のバックアップ・セットUID。 |
このカテゴリのメトリックは、特定のデータベースまたはすべてのデータベースに関する情報をレポートします。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
このカテゴリのメトリックは、Microsoft SQL Serverで自動アクティビティを実行するためにSQLServerAgentサービスが使用するジョブに関する情報を返します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-17 データベース・ジョブ(Database Job)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
job_id(キー列) |
ジョブの識別番号。 |
ネットワーク・メッセージの送信に使用するコンピュータ(Computer Used to Send Network Messages) |
ネットワーク・メッセージの送信時に使用されるユーザーまたはコンピュータの名前。 |
ページの送信に使用するコンピュータ(Computer Used to Send Pages) |
ページの送信時に使用されるユーザーまたはコンピュータの名前。 |
現在の実行ステータス(Current Execution Status) |
0: アイドルまたは一時停止の状態ではないジョブのみを返す |
ジョブの現在の実行ステップ(Current Execution Steps in the Job) |
現在のジョブの実行ステップ。 |
現在の再試行(Current Retry Attempt) |
ジョブの実行中にステップを再試行した場合、これが現在の再試行になります。 |
ジョブ・イベントの削除(Delete Job Event) |
どのような場合に、ジョブの完了時にジョブが削除されるのかを示すビット・マスク。返される値は、notify_level_eventlogの場合と同じです。 |
説明(Description) |
ジョブの説明。 |
オペレータの電子メール(Email of Operator) |
通知先のオペレータの電子メール名。 |
有効(Enabled) |
ジョブの実行が有効かどうかを示します。 |
次回実行スケジュールのID(ID of Next Run Schedule) |
次に実行するスケジュールの識別番号。 |
ジョブ・カテゴリ(Job Category) |
ジョブが属するカテゴリ。 |
ジョブの作成日(Job Creation Date) |
ジョブの作成日。 |
ジョブの変更日(Job Modification Date) |
ジョブの最終変更日。 |
ジョブ所有者(Job Owner) |
ジョブの所有者。 |
ジョブ・タイプ(Job Type) |
1: ローカル・ジョブ |
ジョブのバージョン番号(Job Version Number) |
ジョブのバージョン。ジョブを変更するたびに自動的に更新されます。 |
最終実行日(mm-dd-yyyy)(Last Run Date (mm-dd-yyyy)) |
ジョブの実行を最後に開始した日付。 |
最終実行結果(Last Run Outcome) |
最後に実行したときのジョブの結果。 0: 失敗 |
最終実行時間(hh:mm:ss)(Last Run Time (hh:mm:ss)) |
ジョブの実行を最後に開始した時間。 |
名前(Name) |
ジョブ名。 |
次回実行日(mm-dd-yyyy)(Next Run Date (mm-dd-yyyy)) |
ジョブの次回実行予定日。 |
次回実行時間(hh:mm:ss)(Next Run Time (hh:mm:ss)) |
ジョブの次回実行予定時間。 |
通知レベルの電子メール(Notify Level Email) |
どのような場合に、ジョブの完了時に通知電子メールが送信されるのかを示すビット・マスク。返される値は、notify_level_eventlogの場合と同じです。 |
通知レベルのイベント・ログ(Notify Level Event Log) |
どのような場合に、通知イベントがMicrosoft Windows NTアプリケーション・ログに記録されるのかを示すビット・マスク。値は次のとおりです。 0: 記録しない |
通知レベルのネットワーク送信(Notify Level Net Send) |
どのような場合に、ジョブの完了時にネットワーク・メッセージが送信されるのかを示すビット・マスク。返される値は、notify_level_eventlogの場合と同じです。 |
通知レベルのページ(Notify Level Page) |
どのような場合に、ジョブの完了時にページが送信されるのかを示すビット・マスク。返される値は、notify_level_eventlogの場合と同じです。 |
ジョブ・スケジュールの数(Number of Job Schedules) |
ジョブが保持するジョブ・スケジュールの数。 |
ジョブ・ステップの数(Number of Job Steps) |
ジョブが保持するジョブ・ステップの数。 |
ターゲット・サーバーの数(Number of Target Servers) |
ジョブが保持するターゲット・サーバーの数。 |
実行サーバー(Originating Server) |
ジョブを実行したサーバーの名前。 |
開始ステップID(Start Step ID) |
実行を開始するジョブ・ステップのID。 |
このカテゴリのメトリックは、ロックに関する情報をレポートします。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-18 データベース・ロック(Database Lock)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
spid(キー列) |
現在のユーザー・プロセスのサーバー・プロセスID。 |
dbid(キー列) |
ロックをリクエストするデータベースの識別番号。 |
ObjId(キー列) |
ロックをリクエストするオブジェクトのオブジェクト識別番号。 |
IndId(キー列) |
索引の識別番号。 |
モード(Mode) |
ロック・モードは次のとおりです。 共有(S) 更新(U) 排他(X) インテント スキーマ 一括更新(BU) RangeS_S: 共有範囲。共有リソース・ロック、シリアライズ可能なレンジ・スキャン。 RangeS_U: 共有範囲。更新リソース・ロック、シリアライズ可能な更新スキャン。 RangeI_N: 挿入範囲。NULLリソース・ロック。新しいキーを索引に挿入する前に範囲のテストに使用します。 RangeX_X: 排他範囲。排他リソース・ロック。範囲内のキーを更新する場合に使用します。 |
リソース(Resource) |
syslockinfo.restextの値に対応するロック・リソースは次のとおりです。 RID、KEY、PAG、EXT、TABおよびDB |
ステータス(Status) |
ロックの現在のステータスは次のとおりです。 GRANT、WAITおよびCNVT |
Microsoft SQL ServerのDatabasesオブジェクトは、次の項目を監視するためのカウンタを提供します。
一括コピー操作
バックアップおよび復元のスループット
トランザクション・ログのアクティビティ
トランザクションとトランザクション・ログを監視すると、データベースで発生しているユーザー・アクティビティと、トランザクション・ログの空き容量を確認できます。ユーザー・アクティビティは、データベースのパフォーマンスを決定し、ログ・サイズ、ロックおよびレプリケーションに影響を与えます。下位レベルのログ・アクティビティを監視して、ユーザー・アクティビティやリソースの使用状況を測定すると、パフォーマンスのボトルネックの特定に役立ちます。
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
表1-19 データベース・パラメータ(Database Parameter)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
名前(Name)(キー列) |
データベース構成パラメータの名前。 |
現在の値(Current Value) |
データベース構成パラメータの現在の値。 |
説明(Description) |
構成値のテキストによる説明。 |
動的再構成(Dynamic Reconfigure) |
パラメータを動的に再構成できるかどうか。TRUEの場合、値の変更はただちに有効になります。FALSEの場合、SQL Serverのサービスを停止して再起動した後にのみ変更が表示されます。 |
ID |
パラメータ名。 |
最大値(Maximum Value) |
構成値の上限。 |
最小値(Minimum Value) |
構成値の下限。 |
実行値(Running Value) |
構成オプションの値(syscurconfigs.valueの値)。 |
表1-20 IDと説明のマッピング
メトリック | 説明 |
---|---|
101 |
リカバリの間隔。 |
102 |
更新の許可。 |
103 |
ユーザー接続。 |
106 |
ロック。 |
107 |
オープンしているオブジェクト。 |
109 |
フィル・ファクタ。 |
115 |
ネストされたトリガー。 |
117 |
リモート・アクセス。 |
124 |
デフォルトの言語。 |
125 |
キャッシュ内の言語。 |
502 |
最大非同期I/O。 |
503 |
最大ワーカー・スレッド。 |
505 |
ネットワーク・パケット・サイズ。 |
518 |
拡張オプションの表示。 |
542 |
リモート・プロセスのトランザクション。 |
543 |
リモート接続のタイムアウト。 |
1110 |
タイム・スライス。 |
1123 |
デフォルトのソート順序ID。 |
1124 |
UnicodeのローカルID。 |
1125 |
Unicodeの比較スタイル。 |
1126 |
言語選択なし。 |
1127 |
年の2桁のカットオフ。 |
1505 |
索引作成メンバー。 |
1514 |
スピン・カウンタ。 |
1517 |
優先度のアップ。 |
1519 |
リモート・ログインのタイムアウト。 |
1520 |
リモート・クエリーのタイムアウト。 |
1531 |
カーソルのしきい値。 |
1532 |
作業セット・サイズの設定。 |
1533 |
リソースのタイムアウト。 |
1534 |
ユーザー・オプション。 |
1535 |
プロセッサ・アフィニティ・マスク。 |
1536 |
最大テキスト・レプリケーション・サイズ。 |
1537 |
メディア保存。 |
1538 |
並列処理のコストのしきい値。 |
1539 |
最大の並列度。 |
1540 |
1クエリー当たりの最小メモリー。 |
1541 |
クエリーの待機。 |
1542 |
VLMのサイズ。 |
1543 |
最小メモリー。 |
1544 |
最大メモリー。 |
1545 |
クエリーの最大時間。 |
1546 |
Lightweightのプーリング。 |
Microsoft SQL ServerのDatabasesオブジェクトは、次の項目を監視するためのカウンタを提供します。
一括コピー操作
バックアップおよび復元のスループット
トランザクション・ログのアクティビティ
トランザクションとトランザクション・ログを監視すると、データベースで発生しているユーザー・アクティビティと、トランザクション・ログの空き容量を確認できます。ユーザー・アクティビティは、データベースのパフォーマンスを決定し、ログ・サイズ、ロックおよびレプリケーションに影響を与えます。下位レベルのログ・アクティビティを監視して、ユーザー・アクティビティやリソースの使用状況を測定すると、パフォーマンスのボトルネックの特定に役立ちます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-21 データベース・パフォーマンス(Database Performance)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
データベース・パフォーマンス・カウンタ名(Database Performance Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-22を参照。 |
データベース・パフォーマンス・インスタンス名(Database Performance Instance Name)(キー列) |
データベース・パフォーマンス・カウンタ名のインスタンス。 |
データベース・パフォーマンス・カウンタ値(Database Performance Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「データベース・パフォーマンス・カウンタ名(Database Performance Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-22に、各メトリックとその説明を示します。
表1-22 データベース・パフォーマンス・カウンタ名(Database Performance Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
アクティブなトランザクション(Active Transactions) |
データベースのアクティブなトランザクションの数。 |
バックアップ/リストア・スループット/秒(Backup/Restore Throughput/sec) |
データベースのバックアップ操作とリストア操作における、1秒当たりの読取り/書込みのスループット。たとえば、より多くのバックアップ・デバイスが並行して使用される場合、またはより高速のデバイスが使用される場合、データベース・バックアップ操作のパフォーマンスがどのように変化するかを測定できます。データベースのバックアップ操作またはリストア操作のスループットを測定すると、バックアップ操作およびリストア操作の進行状況やパフォーマンスを判別できます。 |
一括コピー行/秒(Bulk Copy Rows/sec) |
1秒当たりに一括コピーされた行数。 |
一括コピーのスループット/秒(Bulk Copy Throughput/sec) |
1秒当たりに一括コピーされたデータの量(KB)。 |
データ・ファイル・サイズ(KB)(Data File(s) Size (KB)) |
自動拡張分を含む、データベースのすべてのデータ・ファイルの累計サイズ(KB)。このカウンタを監視すると、tempdbの正しいサイズを判断する場合などに役立ちます。 |
DBCC論理スキャン・バイト/秒(DBCC Logical Scan Bytes/sec) |
Database Consistency Checker(DBCC)文の1秒当たりの論理読取りスキャン・バイト数。 |
フラッシュされたログのバイト/秒(Log Bytes Flushed/sec) |
フラッシュされたログの合計バイト数。 |
ログ・キャッシュ・ヒット率(Log Cache Hit Ratio) |
ログ・キャッシュによって満たされたログ・キャッシュ読取りの割合。 |
ログ・キャッシュ読取り/秒(Log Cache Reads/sec) |
ログ・マネージャ・キャッシュを使用して1秒当たりに実行された読取り数。 |
ログ・ファイル・サイズ(Log File(s) Size) |
データベースのすべてのトランザクション・ログ・ファイルの累計サイズ(KB)。 |
ログ・ファイル使用サイズ(KB)(Log File(s) Used Size (KB)) |
データベースのすべてのログ・ファイルの合計使用サイズ。 |
ログ・フラッシュの待機時間(Log Flush Wait Time) |
ログをフラッシュするまでの合計待機時間(ミリ秒)。 |
ログ・フラッシュの待機数/秒(Log Flush Waits/sec) |
ログ・フラッシュを待機中の1秒当たりのコミットの数。 |
ログ・フラッシュ/秒(Log Flushes/sec) |
1秒当たりのログ・フラッシュの数。 |
ログの拡張(Log Growths) |
データベースのトランザクション・ログが拡張された合計回数。 |
ログの圧縮(Log Shrinks) |
データベースのトランザクション・ログが圧縮された合計回数。 |
ログの切捨て(Log Truncations) |
データベースのトランザクション・ログが切り捨てられた合計回数。 |
使用中のログの割合(Percent Log Used) |
ログの中で使用している領域の割合。 |
レプリケーションの保留中のトランザクション(Repl. Pending Xacts) |
レプリケーション用にマークされているが、まだディストリビューション・データベースに配信されていないパブリケーション・データベースのトランザクション・ログのトランザクションの数。 |
レプリケーションのトランザクションの割合(Repl. Trans. Rate) |
パブリケーション・データベースのトランザクション・ログから読み取られ、ディストリビューション・データベースに配信された1秒当たりのトランザクションの数。 |
圧縮データ移動バイト/秒(Shrink Data Movement Bytes/sec) |
自動圧縮操作、DBCC SHRINKDATABASE文またはDBCC SHRINKFILE文によって移動されている1秒当たりのデータの量。 |
トランザクション/秒(Transactions/sec) |
データベースに対して開始された1秒当たりのトランザクションの数。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-23 データベース・パフォーマンス・カウンタ名(Database Performance Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
名前(Name)(キー列) |
データベース・パフォーマンス・カウンタ名のインスタンス。 |
アクティブなトランザクション(Active Transactions) |
データベースのアクティブなトランザクションの数。 |
バックアップ/リストア・スループット/秒(Backup/Restore Throughput/sec) |
データベースのバックアップ操作とリストア操作における、1秒当たりの読取り/書込みのスループット。たとえば、より多くのバックアップ・デバイスが並行して使用される場合、またはより高速のデバイスが使用される場合、データベース・バックアップ操作のパフォーマンスがどのように変化するかを測定できます。データベースのバックアップ操作またはリストア操作のスループットを測定すると、バックアップ操作およびリストア操作の進行状況やパフォーマンスを判別できます。 |
一括コピー行/秒(Bulk Copy Rows/sec) |
1秒当たりに一括コピーされた行数。 |
一括コピーのスループット/秒(Bulk Copy Throughput/sec) |
1秒当たりに一括コピーされたデータの量(KB)。 |
データ・ファイル・サイズ(KB)(Data File(s) Size (KB)) |
自動拡張分を含む、データベースのすべてのデータ・ファイルの累計サイズ(KB)。このカウンタを監視すると、tempdbの正しいサイズを判断する場合などに役立ちます。 |
DBCC論理スキャン・バイト/秒(DBCC Logical Scan Bytes/sec) |
Database Consistency Checker(DBCC)文の1秒当たりの論理読取りスキャン・バイト数。 |
フラッシュされたログのバイト/秒(Log Bytes Flushed/sec) |
フラッシュされたログの合計バイト数。 |
ログ・キャッシュ・ヒット率(Log Cache Hit Ratio) |
ログ・キャッシュによって満たされたログ・キャッシュ読取りの割合。 |
ログ・キャッシュ読取り/秒(Log Cache Reads/sec) |
ログ・マネージャ・キャッシュを使用して1秒当たりに実行された読取り数。 |
ログ・ファイル・サイズ(Log File(s) Size) |
データベースのすべてのトランザクション・ログ・ファイルの累計サイズ(KB)。 |
ログ・ファイル使用サイズ(KB)(Log File(s) Used Size (KB)) |
データベースのすべてのログ・ファイルの合計使用サイズ。 |
ログ・フラッシュの待機時間(Log Flush Wait Time) |
ログをフラッシュするまでの合計待機時間(ミリ秒)。 |
ログ・フラッシュの待機数/秒(Log Flush Waits/sec) |
ログ・フラッシュを待機中の1秒当たりのコミットの数。 |
ログ・フラッシュ/秒(Log Flushes/sec) |
1秒当たりのログ・フラッシュの数。 |
ログの拡張(Log Growths) |
データベースのトランザクション・ログが拡張された合計回数。 |
ログの圧縮(Log Shrinks) |
データベースのトランザクション・ログが圧縮された合計回数。 |
ログの切捨て(Log Truncations) |
データベースのトランザクション・ログが切り捨てられた合計回数。 |
使用中のログの割合(Percent Log Used) |
ログの中で使用している領域の割合。 |
レプリケーションの保留中のトランザクション(Repl. Pending Xacts) |
レプリケーション用にマークされているが、まだディストリビューション・データベースに配信されていないパブリケーション・データベースのトランザクション・ログのトランザクションの数。 |
レプリケーションのトランザクションの割合(Repl. Trans. Rate) |
パブリケーション・データベースのトランザクション・ログから読み取られ、ディストリビューション・データベースに配信された1秒当たりのトランザクションの数。 |
圧縮データ移動バイト/秒(Shrink Data Movement Bytes/sec) |
自動圧縮操作、DBCC SHRINKDATABASE文またはDBCC SHRINKFILE文によって移動されている1秒当たりのデータの量。 |
トランザクション/秒(Transactions/sec) |
データベースに対して開始された1秒当たりのトランザクションの数。 |
このカテゴリのメトリックは、現在のMicrosoft SQL Serverのユーザーとプロセスに関する情報を提供します。返される情報は、アイドル状態ではないプロセスのみを返すようにフィルタ処理できます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-24 データベース・セッション(Database Session)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
spid(キー列) |
システム・プロセスID。 |
ecid(キー列) |
特定のSPIDに関連付けられた指定のスレッドの実行コンテキストID。ECID = {0, 1, 2, 3, ...n}の0は常にメイン・スレッドまたは親スレッドを表し、{1, 2, 3, ...n}はサブ・スレッドを表します。 |
ブロック(Block) |
ブロックしているプロセス(がある場合)のシステム・プロセスID。プロセスがない場合、この列は0になります。特定のSPIDに関連付けられたトランザクションが、孤立した分散トランザクションによってブロックされる場合、この列はブロックしている孤立したトランザクションに対して-2を返します。 |
コマンド(Command) |
プロセスに対して実行しているSQL Serverコマンド(Transact-SQL文、SQL Serverの内部エンジン・プロセスなど)。 |
データベース名(Database Name) |
プロセスで使用されるデータベース。 |
ホスト名(Host Name) |
各プロセスのホスト名またはコンピュータ名。 |
ログイン名(Login Name) |
特定のプロセスに関連付けられたログイン名。 |
ステータス(Status) |
プロセスのステータス。 |
MSSQL_ErrorLogEntryクラスは、SQL Serviceエラー・ログのエントリを表します。
デフォルトの収集間隔: 60分ごと
表1-25 データベース・パフォーマンス・カウンタ名(Database Performance Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
レコードのタイプ(Type of Record)(キー列) |
イベントのタイプを指定します。これは、列挙された文字列です。 |
レコード番号(Record Number)(キー列) |
Windowsログ・ファイル(NT Eventlogログ・ファイルなど)の中でイベントを識別します。この番号はログ・ファイル固有のもので、ログ・ファイル名と組み合せて使用され、このクラスのインスタンスを一意に識別します。 |
イベント・ログ・エントリ(Event Log Entry) |
Windowsログ・ファイル(NT Eventlogログ・ファイルなど)の名前。RecordNumberと組み合せて使用され、このクラスのインスタンスを一意に識別します。 |
ソース(Source) |
エントリを生成したソース(アプリケーション、サービス、ドライバ、サブシステム)の名前を指定する、可変長の、ヌル文字で終了する文字列。EventIdentifierと組み合せて使用され、NTイベントを一意に識別します。 |
イベント・コード(Event Code) |
このプロパティには、EventIdentifierプロパティの下位16ビットの値が含まれます。これは、NTイベント・ビューアに表示される値と一致するように表示されます。ソースが同じの2つのイベントで、このプロパティに同じ値が設定されている場合でも、重大度およびEventIdentifierの値が異なる可能性があります。 |
イベント識別子(Event Identifier) |
イベントを識別します。これは、イベント・ログ・エントリを生成したソースに固有のもので、SourceNameと組み合せて使用され、NTイベント・タイプを一意に識別します。 |
日付-時間(Date-Time) |
イベントが生成された日時。 |
イベント重大度(Event Severity) |
イベントの重大度を示します。ソースが同じ2つのイベントでは、重大度およびEventIdentifierの値が異なる可能性があります。 |
カテゴリ(Category) |
このイベントのサブカテゴリを指定します。このサブカテゴリはソース固有のものです。 |
ユーザー(User) |
イベント発生時にログオンしていたユーザーの名前。ユーザー名が特定できない場合はNULLになります。 |
イベント・メッセージ(Event Message) |
NT Eventlogに表示されるイベント・メッセージ。NTイベントのソースから提供される0以上の挿入文字列を含む、標準メッセージです。挿入文字列は、事前に定義された書式で標準メッセージに挿入されます。挿入文字列がない場合や挿入文字列の挿入に問題がある場合は、標準メッセージのみがこのフィールドに表示されます。 |
Microsoft SQL ServerのGeneral Statisticsオブジェクトは、現在の接続数、SQL Serverのインスタンスを実行中のコンピュータと接続および切断している1秒当たりのユーザー数など、サーバー全体の一般的なアクティビティを監視するためのカウンタを提供します。これは、多くのクライアントがSQL Serverのインスタンスに対して接続および切断を行う、大規模なオンライン・トランザクション処理(OLTP)システムで作業している場合に役立ちます。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-26 一般統計(General Statistics)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
一般統計カウンタ名(General Statistics Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-27を参照。 |
一般統計カウンタ値(General Statistics Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「一般統計カウンタ名(General Statistics Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-27に、各メトリックとその説明を示します。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
注意: このメトリックは、SQLServer Database 2005ではなく、SQLServer Database 2000ターゲット用にサポートされています。 |
MSSQL_IntegratedSecuritySettingクラスは、SQL Serverインストールのセキュリティ設定を表します。この設定は、ログイン認証タイプにかかわらず、SQL Serverへのすべてのログイン接続に影響します。
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
表1-29 統合セキュリティ設定(Integrated Security Setting)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
設定ID(SettingID)(キー列) |
SQL Server名。 |
監査レベル(Audit Level) |
現在の監査レベルのセキュリティ設定を示します。値は次のとおりです。必要な監査レベルにあわせて値を変更できます。 0 説明: なし 説明: 認証の試行を記録しません。 1 説明: 監査ログイン成功 説明: 成功した認証を記録します。 2 説明: 監査ログイン失敗 説明: 失敗した認証を記録します。 3 説明: 監査すべて 説明: 成功または失敗にかかわらず、すべての認証の試行を記録します。 |
偽装クライアント(Impersonate Client) |
xp_cmdshellを実行している管理者以外のユーザーのセキュリティ・コンテキストにある、現在の監査レベルのセキュリティ設定を示します。TRUEの場合、xp_cmdshellはクライアント接続のセキュリティ・コンテキストで実行されます。FALSEの場合、xp_cmdshellはSQL Serverエージェントのセキュリティ・コンテキストで実行されます。 |
セキュリティ・モード(Security Mode) |
現在のセキュリティ・モードを示します。値は次のとおりです。必要なセキュリティ・モードにあわせて値を変更できます。 0 説明: なし 説明: 認証の試行を記録しません。 1 説明: 監査ログイン成功 説明: 成功した認証を記録します。 2 説明: 監査ログイン失敗 説明: 失敗した認証を記録します。 3 説明: 監査すべて 説明: 成功または失敗にかかわらず、すべての認証の試行を記録します。 |
このカテゴリのメトリックは、すべてのデータベースの最後のバックアップ情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
Microsoft SQL ServerのLatchesオブジェクトは、ラッチと呼ばれる内部SQL Serverリソース・ロックを監視するためのカウンタを提供します。ユーザー・アクティビティとリソースの使用状況を調べるためにラッチを監視すると、パフォーマンスのボトルネックの特定に役立ちます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-31 ラッチ(Latches)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
ラッチ・カウンタ名(Latch Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-32を参照。 |
ラッチ・カウンタ値(Latch Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「ラッチ・カウンタ名(Latch Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-32に、各メトリックとその説明を示します。
表1-32 ラッチ・カウンタ名(Latch Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
平均ラッチ待機時間(ミリ秒)(Average Latch Wait Time (ms)) |
待機する必要があったラッチ・リクエストの平均ラッチ待機時間(ミリ秒)。 |
平均ラッチ待機時間のベース(Average Latch Wait Time Base) |
パフォーマンス・カウンタ「平均ラッチ待機時間(Average Latch Wait Time)」が表す分数の分母(ベース)。 |
ラッチの待機/秒(Latch Waits/sec) |
ただちに許可できず、許可前に待機する必要があったラッチ・リクエストの数。 |
合計ラッチ待機時間(Total Latch Wait Time) |
最後の1秒間に待機する必要があったラッチ・リクエストの合計ラッチ待機時間(ミリ秒)。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-33 ラッチ・カウンタ名(Latch Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
平均ラッチ待機時間(ミリ秒)(Average Latch Wait Time (ms)) |
待機する必要があったラッチ・リクエストの平均ラッチ待機時間(ミリ秒)。 |
平均ラッチ待機時間のベース(Average Latch Wait Time Base) |
パフォーマンス・カウンタ「平均ラッチ待機時間(Average Latch Wait Time)」が表す分数の分母(ベース)。 |
ラッチの待機/秒(Latch Waits/sec) |
ただちに許可できず、許可前に待機する必要があったラッチ・リクエストの数。 |
合計ラッチ待機時間(Total Latch Wait Time) |
最後の1秒間に待機する必要があったラッチ・リクエストの合計ラッチ待機時間(ミリ秒)。 |
MSSQL_DatabaseFileクラスは、CIM_DataFileクラスの拡張です。このクラスには、SQL Serverデータベースのデータを格納するファイルでもあるオペレーティング・システム・ファイルに関連するプロパティが含まれます。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-35 MSSQLデータベース・ファイル(MSSQL Database File)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
名前(Name)(キー列) |
ユーザー名。 |
SQL Server名(SQL ServerName)(キー列) |
SQL Server名。 |
データベース名(Database Name)(キー列) |
データベース名。 |
ファイル・グループ名(FileGroup Name)(キー列) |
ファイル・グループ名。 |
データベース・ファイル・パス(Database File Path) |
データベース・ファイルの完全なパス。 |
ファイル拡張(File Growth) |
表データ、索引データまたはログ・データを格納するオペレーティング・システム・ファイルの拡張増分。FileGrowthTypeがMB単位の場合、FileGrowth値は、拡張したファイルの増分に割り当てるディスク領域(MB)を表します。FileGrowthTypeがパーセント表示の場合、この値は割合を表し、1~100までの数値になります。 |
ファイル拡張タイプ(File Growth Type) |
オペレーティング・システム・ファイルの拡張時に適用される増分割当ての方法。 0: MB |
最大サイズ(Maximum Size) |
表データや索引データを含む、またはデータベース・トランザクション・ログを保持するオペレーティング・システム・ファイルのサイズの上限。 |
プライマリ・ファイル(Primary File) |
データベース・ファイルが、そのデータベースに固有のシステム表を保持するファイルであるかどうか。SQL Serverデータベースで保持できるプライマリ・ファイルは1つのみです。 |
使用可能な領域(MB)(Space Available in MB) |
オペレーティング・システム・ファイルに割り当てられた、未使用のディスク・リソースの量(MB)。 |
使用可能な領域(%)(Space Available (%)) |
System Monitoring Plug-In for Microsoft SQL Serverリリース8(3.3.3.1.0)用 使用可能な領域の割合。 |
MSSQL_FileGroupクラスは、データベースを格納するオペレーティング・システム・ファイルのグループを表します。SQL Serverのファイル・グループは、単一のSQL Serverデータベースのデータを含むオペレーティング・システム・ファイルをカテゴリごとに分類して、バックアップなどのデータベース管理タスクを簡素化します。1つのファイル・グループに複数のデータベースのオペレーティング・システム・ファイルを含めることはできませんが、単一のデータベースに複数のファイル・グループを含めることはできます。
デフォルトの収集間隔: 30時間ごと
表1-36 MSSQLファイル・グループ(MSSQL File Group)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
データベース名(DatabaseName)(キー列) |
データベース名。 |
名前(Name)(キー列) |
ファイル・グループ名。 |
SQL Server名(SQL ServerName)(キー列) |
SQL Serverの名前。 |
デフォルト(Default) |
このファイル・グループが、表または索引の作成時にデフォルトのファイル・グループであるかどうか。 |
読取り専用(Read Only) |
このファイル・グループが読取り専用であるかどうか。 |
サイズ(Size) |
ファイル・グループの合計サイズ(MB)。 |
タイプ(Type) |
ファイル・グループのタイプ。データベースは、PRIMARYという名前の厳密に1つのファイル・グループで作成されます。これはプライマリのファイル・グループです。データベースの作成後、ユーザー定義のファイル・グループと呼ばれるファイル・グループをデータベースに追加できます。 0: ユーザー定義 |
注意: このメトリックは、SQLServer Database 2005ではなく、SQLServer Database 2000ターゲット用にサポートされています。 |
MSSQL_TransactionLogクラスは、Microsoft SQL Serverデータベースのトランザクション・ログを表します。SQL Serverのトランザクション・ログは、SQL Serverデータベースのデータを含むオペレーティング・システム・ファイルに変更レコードを保持します。このトランザクション・ログは、システム障害が発生した場合にデータ・リカバリを支援し、SQL Serverデータベースには、トランザクション・ログ・レコードを格納する少なくとも1つのオペレーティング・システム・ファイルがあります。トランザクション・ログは、複数のオペレーティング・システム・ファイルに書き込めます。各SQL Serverデータベースは、自身のトランザクション・ログを保持し、ログ・レコードを格納するオペレーティング・システム・ファイルは、他のデータベースと共有できません。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
Microsoft SQL ServerのMemory Managerオブジェクトは、サーバー全体のメモリーの使用状況を監視して、ユーザー・アクティビティとリソースの使用状況を測定できるカウンタを提供します。これはパフォーマンスのボトルネックの特定に役立ちます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-38 メモリー・マネージャ(Memory Manager)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
メモリー・マネージャ・カウンタ名(Memory Manager Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-39を参照。 |
メモリー・マネージャ・カウンタ値(Memory Manager Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「メモリー・マネージャ・カウンタ名(Memory Manager Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-39に、各メトリックとその説明を示します。
表1-39 メモリー・マネージャ・カウンタ名(Memory Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
接続メモリー(KB)(Connection Memory (KB)) |
サーバーが接続を維持するために使用している動的メモリーの合計。 |
付与されたワークスペース・メモリー(KB)(Granted Workspace (KB)) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行するプロセスに対して現在付与されているメモリーの合計。 |
ロック・メモリー(KB)(Lock Memory (KB)) |
サーバーがロックに使用している動的メモリーの合計。 |
割当て済ロック・ブロック(Lock Blocks Allocated) |
割当て済ロック・ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック・ブロックの数と割り当てられたロック所有者ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック・ブロックが必要な場合は、値が大きくなります。 |
割当て済ロック所有者ブロック(Lock Owner Blocks Allocated) |
割当て済ロック所有者ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック所有者ブロックの数と割り当てられたロック・ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック所有者ブロックが必要な場合、値が動的に大きくなります。 |
ロック・ブロック(Lock Blocks) |
サーバーで使用中のロック・ブロックの現在の数(定期的に更新されます)。ロック・ブロックは、表、ページまたは行など、ロックされている個々のリソースを表します。 |
ロック所有者ブロック(Lock Owner Blocks) |
サーバーで現在使用中のロック所有者ブロックの数(定期的に更新されます)。ロック所有者ブロックは、各スレッドがオブジェクトに設定したロックの所有権を表します。したがって、3つのスレッドがそれぞれ、ページに共有(S)ロックを所有している場合、3つのロック所有者ブロックがあります。 |
最大ワークスペース・メモリー(KB)(Maximum Workspace (KB)) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行しているプロセスに使用できるメモリーの最大量。 |
取得済のメモリー権限(Memory Grants Outstanding) |
正常にワークスペース・メモリー権限を取得した、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
保留中のメモリー権限(Memory Grants Pending) |
ワークスペース・メモリー権限を待機している、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
オプティマイザ・メモリー(KB)(Optimizer Memory (KB)) |
サーバーがクエリーの最適化に使用している動的メモリーの合計。 |
SQLキャッシュ・メモリー(KB)(SQL Cache Memory (KB)) |
サーバーが動的SQLキャッシュに使用している動的メモリーの合計。 |
ターゲット・サーバー・メモリー(KB)(Target Server Memory (KB)) |
サーバーが消費する動的メモリーの合計。 |
合計サーバー・メモリー(KB)(Total Server Memory (KB)) |
SQL Serverに割り当てられたメモリー。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-40 メモリー・マネージャ・カウンタ名(Memory Manager Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
接続メモリー(KB)(Connection Memory (KB)) |
サーバーが接続を維持するために使用している動的メモリーの合計。 |
付与されたワークスペース・メモリー(KB)(Granted Workspace (KB)) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行するプロセスに対して現在付与されているメモリーの合計。 |
ロック・メモリー(KB)(Lock Memory (KB)) |
サーバーがロックに使用している動的メモリーの合計。 |
割当て済ロック・ブロック(Lock Blocks Allocated) |
割当て済ロック・ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック・ブロックの数と割り当てられたロック所有者ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック・ブロックが必要な場合は、値が大きくなります。 |
割当て済ロック所有者ブロック(Lock Owner Blocks Allocated) |
割当て済ロック所有者ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック所有者ブロックの数と割り当てられたロック・ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック所有者ブロックが必要な場合、値が動的に大きくなります。 |
ロック・ブロック(Lock Blocks) |
サーバーで使用中のロック・ブロックの現在の数(定期的に更新されます)。ロック・ブロックは、表、ページまたは行など、ロックされている個々のリソースを表します。 |
ロック所有者ブロック(Lock Owner Blocks) |
サーバーで現在使用中のロック所有者ブロックの数(定期的に更新されます)。ロック所有者ブロックは、各スレッドがオブジェクトに設定したロックの所有権を表します。したがって、3つのスレッドがそれぞれ、ページに共有(S)ロックを所有している場合、3つのロック所有者ブロックがあります。 |
最大ワークスペース・メモリー(KB)(Maximum Workspace (KB)) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行しているプロセスに使用できるメモリーの最大量。 |
取得済のメモリー権限(Memory Grants Outstanding) |
正常にワークスペース・メモリー権限を取得した、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
保留中のメモリー権限(Memory Grants Pending) |
ワークスペース・メモリー権限を待機している、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
オプティマイザ・メモリー(KB)(Optimizer Memory (KB)) |
サーバーがクエリーの最適化に使用している動的メモリーの合計。 |
SQLキャッシュ・メモリー(KB)(SQL Cache Memory (KB)) |
サーバーが動的SQLキャッシュに使用している動的メモリーの合計。 |
ターゲット・サーバー・メモリー(KB)(Target Server Memory (KB)) |
サーバーが消費する動的メモリーの合計。 |
合計サーバー・メモリー(KB)(Total Server Memory (KB)) |
SQL Serverに割り当てられたメモリー。 |
このカテゴリのメトリックは、メモリー関連の様々なパフォーマンスの問題に関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-41 メモリー統計(Memory Statistics)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
SQL Server名(SQL ServerName)(キー列) |
SQL Serverの名前。 |
平均ラッチ待機時間(Average Latch Wait Time) |
待機する必要があったラッチ・リクエストの平均ラッチ待機時間(ミリ秒)。 この数値が大きい場合、サーバーのリソースが制限されている可能性があります。 |
バッファ・キャッシュ・ヒット率(Buffer Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、バッファ・キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。 キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもはるかにコストが低いため、この比率が高くなるようにします。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、バッファ・キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
キャッシュ・ヒット率(Cache Hit Ratio) |
ディスクからの読取りが不要な、キャッシュに存在するページの割合。これは、SQL Serverの起動以降に、キャッシュ・ヒットの合計数をキャッシュ参照の合計数で除算した比率です。長時間が経過すると、この比率はほとんど変化しなくなります。 キャッシュからの読取りの方が、ディスクからの読取りよりもコストが低いため、この比率が高くなるようにします。この値が高い方が好ましい状態です。通常、SQL Serverで利用できるメモリー容量を増加することによって、キャッシュ・ヒット率を上げることができます。 |
ログ・フラッシュの待機時間(Log Flush Wait Time) |
ログ・キャッシュはきわめて重要です。これは、環境が保証されている場合、トランザクションのコミット前にログ・キャッシュによってトランザクションがロールバックされるためです。ただし、トランザクションが完了すると(以後、ロールバックされない)、このログ・キャッシュは物理ログ・ファイルにすぐにフラッシュされます。これが通常の処理手順です。 データを変更しないSELECTクエリーでは、トランザクションは作成されず、ログ・フラッシュは行われません。基本的に、データがログ・キャッシュから物理ログ・ファイルに書き込まれるとログ・フラッシュが発生します。したがって、トランザクションが完了するたびにログ・フラッシュが発生するため、ログ・フラッシュの発生数は、SQL Serverで実行されたトランザクションの数に関連しています。 ディスクI/Oのボトルネックを解決する方法として、ログ・フラッシュ/秒(Log Flushes/sec)カウンタのデータを捕捉して、このメカニズムのビジー状況を確認する方法があります。サーバーに大量のトランザクションがあり、ログ・フラッシュも大量に発生する場合、このカウンタに表示される値はサーバーごとに異なります。これは、トランザクションを作成するアクション・タイプ・クエリー使用時のビジー状況によって決まります。 1秒当たりのログ・フラッシュの数が、サーバーで実行中の予想されるトランザクションの数よりも著しく多い状況の特定を試みます。 |
合計ロック待機時間(Total Lock Wait Time) |
最後の1秒間のロックの合計待機時間(ミリ秒)。この値が大きい場合、サーバーではリソースの競合度が高くなっています。 |
Win32_Processorクラスは、Win32コンピュータ・システムの一連の機械命令を解釈できるデバイスを表します。マルチプロセッサのマシンでは、このクラスのインスタンスがプロセッサごとに1つ存在します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
このメトリック・カテゴリは、ターゲットのSQL Serverインスタンスのレスポンスに関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 5分ごと
Microsoft SQL ServerのLocksオブジェクトは、個々のリソース・タイプのSQL Serverのロックに関する情報を提供します。複数のトランザクションでリソースの同時使用ができないように、トランザクション中に読取りまたは変更が行われる行などのSQL Serverリソースにロックがかけられます。たとえば、あるトランザクションによって表の行に排他(X)ロックがかけられると、ロックが解除されるまで他のトランザクションはその行を変更できません。ロックを最小限に抑えると同時実行性が増すため、パフォーマンスが向上します。Locksオブジェクトの複数のインスタンスを同時に監視できます。各インスタンスはリソース・タイプのロックを表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-44 SQL Serverのロック(SQL Server Locks)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
SQL Serverのロックのカウンタ名(SQL Server Locks Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-45を参照。 |
SQL Serverのロックのインスタンス名(SQL Server Locks Instance Name)(キー列) |
SQL Serverのロックのカウンタ名のインスタンス。 |
SQL Serverのロックのカウンタ値(SQL Server Locks Counter Value) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「SQL Serverのロックのカウンタ名(SQL Server Locks Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-45に、各メトリックとその説明を示します。
表1-45 SQL Serverのロックのカウンタ名(SQL Server Locks Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
平均待機時間(ミリ秒)(Average Wait Time (ms)) |
待機になった各ロック・リクエストの平均待機時間(ミリ秒)。 |
平均待機時間のベース(Average Wait Time Base) |
パフォーマンス・カウンタ「平均待機時間」の比率が表す分数の分母(ベース)。 |
ロック・リクエスト/秒(Lock Requests/sec) |
ロック・マネージャから1秒当たりにリクエストされた新しいロックとロック変換の数。 |
ロックのタイムアウト/秒(Lock Timeouts/sec) |
NOWAITロックの内部リクエストを含む、1秒当たりにタイムアウトしたロック・リクエストの数。 |
ロックの待機/秒(Lock Waits/sec) |
ただちに処理することができず、コール元が待機する必要があった、1秒当たりのロック・リクエストの数。 |
ロックの待機時間(ミリ秒)(Lock Wait Time (ms)) |
最後の1秒間のロックの合計待機時間(ミリ秒)。 |
デッドロック数/秒(Number of Deadlocks/sec) |
デッドロックが発生した1秒当たりのロック・リクエストの数。 |
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-46 SQL Serverのロックのカウンタ名(SQL Server Locks Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
名前(Name)(キー列) |
SQL Serverのロックのカウンタ名のインスタンス。 |
平均待機時間(ミリ秒)(Average Wait Time (ms)) |
待機になった各ロック・リクエストの平均待機時間(ミリ秒)。 |
平均待機時間のベース(Average Wait Time Base) |
パフォーマンス・カウンタ「平均待機時間」の比率が表す分数の分母(ベース)。 |
ロック・リクエスト/秒(Lock Requests/sec) |
ロック・マネージャから1秒当たりにリクエストされた新しいロックとロック変換の数。 |
ロックのタイムアウト/秒(Lock Timeouts/sec) |
NOWAITロックの内部リクエストを含む、1秒当たりにタイムアウトしたロック・リクエストの数。 |
ロックの待機/秒(Lock Waits/sec) |
ただちに処理することができず、コール元が待機する必要があった、1秒当たりのロック・リクエストの数。 |
ロックの待機時間(ミリ秒)(Lock Wait Time (ms)) |
最後の1秒間のロックの合計待機時間(ミリ秒)。 |
デッドロック数/秒(Number of Deadlocks/sec) |
デッドロックが発生した1秒当たりのロック・リクエストの数。 |
MSSQL_Processクラスは、SQL Serverプロセスを表します。これらのプロセスは、オペレーティング・システムのプロセスの概念とは異なることに注意してください。これらは、SQL Serverによって、識別およびSQL ServerのプロセスIDの割当てが行われるプロセスです。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-47 SQL Serverプロセス(SQL Server Process)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
SQL Server名(SQL ServerName)(キー列) |
SQL Server名。 |
プロセスID(Process ID)(キー列) |
プロセスID。 |
ブロックされているプロセスID(Blocked Process ID) |
プロセスでブロックされているプロセスのID。 |
CPU時間(CPU Time) |
プロセスの累積CPU使用時間。 |
クライアント名(Client Name) |
クライアント・アプリケーション名。 |
コマンド(Command) |
現在のコマンドの省略されたインジケータ。現在コマンドがない場合、値はAWAITING COMMANDになります。 |
作成日(Creation Date) |
プロセスの実行開始時間。 |
データベース名(Database Name) |
プロセスで現在使用中のデータベース。 |
実行状態(Execution State) |
プロセスの現在の動作状態。値は次のとおりです。 0: 不明 |
ホスト名(Host Name) |
SQL Serverプロセスを開始したクライアント・ワークステーションの名前。 |
カーネル・モード時間(Kernel Mode Time) |
カーネル・モードの時間(ミリ秒)。この情報を取得できない場合は、値0を使用します。 |
ログイン(Login) |
SQL Serverに接続するプロセスで使用されるログイン。 |
メモリー使用量(Memory Usage) |
このプロセスに現在割り当てられているプロシージャ・キャッシュのページ数。負の数は、そのプロセスが別のプロセスで割り当てられたメモリーを解放していることを示します。 |
優先度(Priority) |
優先度がプロセスに定義されていない場合は、値0を使用します。 |
状態(State) |
プロセスが実行中またはスリープ状態であるかどうか。 |
終了日(Termination Date) |
プロセスの停止または終了時間。 |
ユーザー・モード時間(User Mode Time) |
ユーザー・モードの秒数(ミリ秒)。この情報を取得できない場合は、値0を使用します。 |
作業設定サイズ(Working Set Size) |
ページ・ベースのメモリー管理を使用するオペレーティング・システムに対して、プロセスが効率的に実行される必要のあるメモリー容量(バイト)。 十分な量のメモリーが利用できない場合(作業設定サイズよりも小さい場合)、スラッシングが発生します。この情報が不明の場合は、NULLまたは0を入力します。このデータを入力した場合、これを監視することで、プロセスの実行が進むにつれて変化する必要なメモリーを把握できます。 |
MSSQL_Roleクラスは、データベースのロールまたはSQL Serverのロールを表します。ロールは、類似するセキュリティ属性でユーザー・グループを作成します。権限はロールによって付与されるため、セキュリティのプランニングや管理が簡単になります。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
Microsoft SQL ServerのSQL Statisticsオブジェクトは、コンパイルやSQL Serverのインスタンスに送信されるリクエストのタイプを監視するためのカウンタを提供します。クエリーのコンパイルと再コンパイルの回数、およびSQL Serverのインスタンスが受信するバッチの数を監視すると、SQL Serverがユーザー・クエリーを処理する速度と、クエリー・オプティマイザがクエリーを処理する効果がわかります。
デフォルトの収集間隔: 10分ごと
表1-49 SQL統計(SQL Statistics)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
SQL統計カウンタ名(SQL Statistics Counter Name)(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-50を参照。 |
SQL統計カウンタ値(SQL Statistics Counter Value)(キー列) |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「SQL統計カウンタ名(SQL Statistics Counter Name)」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-50に、各メトリックとその説明を示します。
表1-50 SQL統計カウンタ名(SQL Statistics Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
自動パラメータ化の試行(Auto-Param Attempts/sec) |
1秒当たりの自動パラメータ化の試行回数。失敗した自動パラメータ化、安全な自動パラメータ化および安全ではない自動パラメータ化の合計である必要があります。SQL Serverが以前実行されたクエリー(現在のクエリーと類似しているが、厳密には同じではないクエリー)のキャッシュ済プランを再使用しようとすると、自動パラメータ化が発生します。詳細は、『Microsoft SQL Server Introduction』の自動パラメータ化に関する説明を参照してください。 |
バッチ・リクエスト/秒(Batch Requests/sec) |
1秒当たりに受信したTransact-SQLコマンドのバッチの数。この統計は、すべての制約(I/O、ユーザー数、キャッシュ・サイズ、リクエストの複雑性など)の影響を受けます。バッチ・リクエストの数が多いことは、スループットが優れていることを意味します。詳細は、『Microsoft SQL Server Introduction』のバッチ処理に関する説明を参照してください。 |
安全な自動パラメータ化/秒(Safe Auto-Param/sec) |
1秒当たりの安全な自動パラメータ化の試行回数。 |
SQLコンパイル/秒(SQL Compilations/sec) |
1秒当たりのSQLコンパイルの回数。コンパイル・コード・パスが入力された回数を示します。再コンパイルによるコンパイル回数を含みます。SQL Serverのユーザー・アクティビティが安定すると、この値は安定した状態になります。 |
SQL再コンパイル/秒(SQL Recompilations/sec) |
1秒当たりのSQL再コンパイルの回数。再コンパイルがトリガーされた回数をカウントします。通常、再コンパイルの回数は少なくする必要があります。 |
安全ではない自動パラメータ化/秒(Unsafe Auto-Param/sec) |
1秒当たりの安全ではない自動パラメータ化の試行回数。表には、キャッシュされたプランを共有できないいくつかの特性があります。これらは、安全ではないものとみなされています。この数が少ない方が好ましい状態です。 |
デフォルトの収集間隔: 10分ごと
表1-51 SQL統計カウンタ名(SQL Statistics Counter Name)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
自動パラメータ化の試行(Auto-Param Attempts/sec) |
1秒当たりの自動パラメータ化の試行回数。失敗した自動パラメータ化、安全な自動パラメータ化および安全ではない自動パラメータ化の合計である必要があります。SQL Serverが以前実行されたクエリー(現在のクエリーと類似しているが、厳密には同じではないクエリー)のキャッシュ済プランを再使用しようとすると、自動パラメータ化が発生します。詳細は、『Microsoft SQL Server Introduction』の自動パラメータ化に関する説明を参照してください。 |
バッチ・リクエスト/秒(Batch Requests/sec) |
1秒当たりに受信したTransact-SQLコマンドのバッチの数。この統計は、すべての制約(I/O、ユーザー数、キャッシュ・サイズ、リクエストの複雑性など)の影響を受けます。バッチ・リクエストの数が多いことは、スループットが優れていることを意味します。詳細は、『Microsoft SQL Server Introduction』のバッチ処理に関する説明を参照してください。 |
安全な自動パラメータ化/秒(Safe Auto-Param/sec) |
1秒当たりの安全な自動パラメータ化の試行回数。 |
SQLコンパイル/秒(SQL Compilations/sec) |
1秒当たりのSQLコンパイルの回数。コンパイル・コード・パスが入力された回数を示します。再コンパイルによるコンパイル回数を含みます。SQL Serverのユーザー・アクティビティが安定すると、この値は安定した状態になります。 |
SQL再コンパイル/秒(SQL Recompilations/sec) |
1秒当たりのSQL再コンパイルの回数。再コンパイルがトリガーされた回数をカウントします。通常、再コンパイルの回数は少なくする必要があります。 |
安全ではない自動パラメータ化/秒(Unsafe Auto-Param/sec) |
1秒当たりの安全ではない自動パラメータ化の試行回数。表には、キャッシュされたプランを共有できないいくつかの特性があります。これらは、安全ではないものとみなされています。この数が少ない方が好ましい状態です。 |
このカテゴリのメトリックは、サーバーからのアラートの詳細を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-52 サーバー・アラート(Server Alerts)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
ID(キー列) |
システムで割り当てられた、一意の整数のID。 |
カテゴリ名(Category Name) |
アラートのカテゴリ名。 |
件数リセット日(Count Reset Date) |
occurrence_countを最後に設定した日付。 |
件数リセット時間(Count Reset Time) |
occurrence_countを最後にリセットした時間。 |
データベース名(Database Name) |
エラーが発生すると、アラートが表示されるデータベース。データベース名がNULLの場合、エラーの発生場所にかかわらず、アラートが表示されます。 |
レスポンス間の遅延(Delay Between Responses) |
アラートに対する1つのレスポンスから次のレスポンスまでの待機時間の秒数。 |
有効(Enabled) |
現在、アラートが有効か(1)、無効か(0)のステータス。無効なアラートは送信されません。 |
イベント・カテゴリID(Event Category ID) |
予約済。 |
イベント説明のキーワード(Event Description Keyword) |
Windows NTアプリケーション・ログのSQL Serverエラーの説明。提供された文字シーケンスと同様であることが必要です。 |
イベントID(Event ID) |
予約済。 |
イベント・ソース(Event Source) |
イベントのソース。Microsoft SQL Serverバージョン7.0では、常にMSSQLServerとなります。 |
フラグ(Flags) |
タイプが2の場合、パフォーマンス条件の定義を示します。それ以外の場合、列はNULLになります。 |
通知(Has Notification) |
1人以上のオペレータがこのアラートの通知を受信する場合は、0以外の値になります。次に示す1つ以上の値があります(複数の場合、ORで表されます)。 1: 電子メール通知 |
イベント説明の挿入(Include Event Description) |
Windows NTアプリケーション・ログからのSQL Serverエラーの説明を通知メッセージに含めるかどうか。 |
ジョブID(Job ID) |
ジョブの識別番号。 |
ジョブ名(Job Name) |
アラートに対して実行されるオンデマンド・ジョブ。 |
最終発生日(Last Occurrence Date) |
アラートが最後に発生した日付。 |
最終発生時間(Last Occurrence Time) |
アラートが最後に発生した時間。 |
最終レスポンス日(Last Responsee Date) |
SQLServerAgentサービスが最後にアラートに応答した日付。 |
最終レスポンス時間(Last Response Time) |
SQLServerAgentサービスが最後にアラートに応答した時間。 |
メッセージID(Message ID) |
アラートを定義するメッセージ・エラー番号(通常、sysmessages表のエラー番号と同じです)。重大度がアラートの定義に使用される場合、message_idは0またはNULLになります。 |
名前(Name) |
アラート名(Demo: Full msdb logなど)。 |
通知メッセージ(Notification Message) |
電子メールやポケットベルによる通知の一部として、オペレータに送信される追加メッセージ(オプション)。 |
発生件数(Occurrence Count) |
アラートの発生件数。 |
パフォーマンス条件(Performance Condition) |
予約済。SQL Server 7.0では、常に「Uncategorized」となります。 |
重大度(Severity) |
アラートを定義する重大度のレベル(9~25、110、120、130または140)。 |
タイプ(Type) |
1: SQL Serverイベント・アラート |
このカテゴリのメトリックは、サーバー関連の様々なパフォーマンスの問題に関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表1-53 サーバー統計(Server Statistics)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
CPUビジー率(CPU Busy Ratio) |
CPUの使用率。 |
CPU(ミリ秒)(CPU ms) |
CPUがビジー状態になっている時間(ミリ秒)。 |
エラー/秒(Errors / sec.) |
秒単位のパケット・エラー率。 |
アイドル(ミリ秒)(IDLE ms) |
CPUのアイドル時間(ミリ秒)。 |
IO(ミリ秒)(IO ms) |
IOがビジー状態になっている時間(ミリ秒)。 |
最大接続数(Max Connections) |
最大接続数。 |
オープン・トランザクション(Open Transactions) |
トランザクションの合計数。 |
パケット・エラー率(Packet Error Ratio) |
受信済パケット数に対する、受信済エラー・パケット数の割合。 |
パケット・エラー(Packets Errors) |
パケット・エラーの数。 |
受信パケット数(Packets Received) |
受信済パケットの数。 |
送信パケット数(Packets Sent) |
送信済パケットの数。 |
読取り/秒(Reads / sec.) |
パケットの読取り率(秒)。 |
エラー数合計(Total Errors) |
エラーの合計数。 |
読取り合計(Total Reads) |
読取りの合計数。 |
書込み合計(Total Writes) |
書込みの合計数。 |
書込み/秒(Writes / sec.) |
パケットの書込み率(秒)。 |
Userオブジェクトは、単一のMicrosoft SQL Serverデータベース・ユーザーの属性を表します。
デフォルトの収集間隔: 24時間ごと
表1-54 ユーザー(User)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
データベース名(DatabaseName)(キー列) |
データベース名。 |
名前(Name)(キー列) |
ユーザー名。 |
SQL Server名(SQL ServerName)(キー列) |
SQL Serverの名前。 |
ステータス(Status) |
ステータスのプロパティは、オブジェクトの現在のステータスを示す文字列です。様々な操作上のステータスや操作以外のステータスを定義できます。操作上のステータスは、OK、DegradedおよびPred Failです。Pred Failは、要素が正常に機能しているが、近い将来に不具合が発生する可能性があることを示します。 |
システム・オブジェクト(System Object) |
SystemObjectプロパティは、オブジェクトがMicrosoft社で所有されるかどうかを示します。値Trueは、オブジェクトの実装がMicrosoft社で所有されることを示します。 |
このカテゴリのメトリックは、ユーザー統計を提供します。
デフォルトの収集間隔: 30分ごと
表1-55 ユーザー統計(User Statistics)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
サーバー・プロセスID(Server Process ID)(キー列) |
システム・プロセスID。 |
ステータス(Status) |
プロセスのステータス(RUNNABLE、SLEEPINGなど)。 |
ユーザー(User) |
ユーザーのログイン名。 |
ホスト名(Host Name) |
ユーザーのマシン名。 |
ブロック元(Blocked by) |
プロセスがブロックされると、この値はブロック元プロセスのSPIDになります。 |
データベース名(Database Name) |
プロセスが使用中のデータベースの名前。 |
コマンド(Command) |
現在実行中のコマンド(SELECT、INSERTなど)。 |
CPU時間(CPU Time) |
プロセスで使用した全CPU時間。 |
DiskIO |
プロセスでのディスク読取りの総量。 |
LastBatch |
クライアントがプロシージャのコールまたは問合せの実行を最後に実行した時点。 |
プログラム名(Program Name) |
接続を開始したアプリケーション。 |
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・アクティブ・グループおよびノードの詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・リソース・グループおよびクラスタ名の詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・アクティブ・リソースおよびノードの詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・クォーラム・リソースおよびクラスタ名の詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・リソースおよび所有者ノードの詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、クラスタ・リソース・グループおよび優先ノードの詳細を提供します。
このカテゴリのメトリックは、Microsoft SQL Server 2005のデフラグ・レベルの情報を提供します。現在このメトリックはMicrosoft SQL Server 2000には使用できません。このメトリックのデータを取得するために、データベースごとに(すべてのオブジェクト、索引およびパーティションについて)DMV "sys.dm_db_index_physical_stats"の問合せが行われます。統計を取得するスキャン・レベル・モードはDEFAULTまたはNULL(LIMITEDに相当)です。これは最速のモードで、スキャンされるページの数が最小です。
評価および収集頻度: 毎日曜日
表1-69 クラスタ・リソース・グループおよび優先ノード(Cluster Resource Group and Preferred Node)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
割当て単位タイプの説明(Allocation Unit type Description) |
割当て単位タイプの説明。
LOB_DATA割当て単位には、text、ntext、image、varchar(max)、nvarchar(max)、varbinary(max)およびxml型の列に格納されているデータが含まれます。詳細は、「データ型(Transact-SQL)」を参照してください。 ROW_OVERFLOW_DATA割当て単位には、行外に出されたvarchar(n)、nvarchar(n)、varbinary(n)およびsql_variant型の列に格納されているデータが含まれます。詳細は、「8 KBを超える行オーバーフロー・データ」を参照してください。 |
索引レベルの数(Number of Index levels) |
1 = ヒープ、あるいはLOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位。 |
現在の索引のレベル(Current Level of Index) |
索引リーフ・レベル、ヒープおよびLOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合は0。 リーフ以外の索引レベルの場合は0より大きい値。index_levelは、索引のルート・レベルで最大になります。 リーフ以外の索引レベルは、mode = DETAILEDの場合にのみ処理されます。 |
平均フラグメンテーション(%)(Average Fragmentation in Percent) |
索引の論理フラグメンテーションまたはIN_ROW_DATA割当て単位でのヒープのエクステント・フラグメンテーション。値はパーセンテージで表され、複数のファイルが考慮されます。論理およびエクステント・フラグメンテーションの詳細は、「解説」を参照してください。 LOB_DATAおよびROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合は0。 mode = SAMPLEDの場合のヒープではNULL。 アップロード頻度: 毎サンプル後。 アラート・テキスト: %indexid%の平均フラグメンテーションは、%avg_fragmentation_in_percent%%%です。ここで、データベースIDは%database_id%、オブジェクトIDは%object_id%、索引IDは%index_id%、パーティション番号は%partition_number%、索引タイプの説明は%index_type_desc%です。警告(%warning_threshold%%%)またはクリティカル(%critical_threshold%%%)のしきい値を超えています。 複数のしきい値: このメトリックでは、「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトの一意の組合せごとに、異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。 警告またはクリティカルのしきい値が現在「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。 「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。 |
リーフ・レベルでのフラグメントの数(Number of fragments in the leaf level) |
IN_ROW_DATA割当て単位のリーフ・レベルでのフラグメントの数。フラグメントの詳細は、「解説」を参照してください。 リーフ以外の索引レベル、およびLOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合はNULL。 mode = SAMPLEDの場合のヒープではNULL。 |
1フラグメント内の平均ページ数(Average number of pages in one fragment) |
IN_ROW_DATA割当て単位のリーフ・レベルでの1フラグメントの平均ページ数。 リーフ以外の索引レベル、およびLOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合はNULL。 mode = SAMPLEDの場合のヒープではNULL。 |
索引またはデータ・ページの合計数(Total number of index or data pages) |
索引の場合、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルの索引ページの合計数。 ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位でのデータ・ページの合計数。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合、割当て単位でのページの合計数。 |
使用されているデータ格納領域の平均(%)(Average(%) of available data storage space used) |
すべてのページで使用されている、使用可能なデータ格納領域の平均パーセンテージ。 索引の場合、平均は、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルに適用されます。 ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位でのすべてのデータ・ページの平均。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW DATA割当て単位の場合、割当て単位でのすべてのページの平均。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 アップロード頻度: 毎サンプル後。 アラート・テキスト: %indexid%のすべてのページで使用されている、使用可能なデータ格納領域の平均パーセンテージは%avg_page_space_used_in_percent%%%です。ここで、データベースIDは%database_id%、オブジェクトIDは%object_id%、パーティション番号は%partition_number%、索引タイプの説明は%index_type_desc%です。警告(%warning_threshold%%%)またはクリティカル(%critical_threshold%%%)のしきい値より小さい値です。 複数のしきい値: このメトリックでは、「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトの一意の組合せごとに、異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。 警告またはクリティカルのしきい値が現在「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。 「データベースID」、「オブジェクトID」、「索引ID」、「パーティション番号」および「索引タイプの説明」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。 |
レコードの合計数(Total number of records) |
レコードの合計数。索引の場合、レコードの合計数は、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルに適用されます。ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位でのレコードの合計数。 注意: ヒープの場合、この関数で返されるレコードの数は、ヒープに対してSELECT COUNT(*)を実行して返される行の数と一致しない場合があります。これは、行に複数のレコードが含まれる場合があるためです。たとえば、一部の更新では、更新処理の結果として転送元レコードと転送先レコードが1つのヒープ行に含まれる場合があります。また、大きなLOB行は、LOB_DATA格納域で複数のレコードに分割されます。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合、割当て単位全体でのレコードの合計数。mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
削除の準備ができているゴースト・レコードの数(Number of ghost records ready for removal) |
割当て単位でのゴースト・クリーンアップ・タスクによる削除の準備ができているゴースト・レコードの数。 IN_ROW_DATA割当て単位のリーフ以外の索引レベルの場合は0。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
割当て単位に保持されているゴースト・レコードの数(Number of ghost records retained in an allocation unit) |
割当て単位で未処理のスナップショット分離トランザクションによって保持されているゴースト・レコードの数。 IN_ROW_DATA割当て単位のリーフ以外の索引レベルの場合は0。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
最小レコード・サイズ(バイト)(Minimum record size in bytes) |
索引の場合、最小レコード・サイズは、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルに適用されます。 ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位での最小レコード・サイズ。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合、割当て単位全体での最小レコード・サイズ。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
最大レコード・サイズ(バイト)(Maximum record size in bytes) |
索引の場合、最大レコード・サイズは、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルに適用されます。 ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位での最大レコード・サイズ。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合、割当て単位全体での最大レコード・サイズ。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
平均レコード・サイズ(バイト)(Average record size in bytes) |
索引の場合、平均レコード・サイズは、IN_ROW_DATA割当て単位でのBツリーの現在のレベルに適用されます。 ヒープの場合、IN_ROW_DATA割当て単位での平均レコード・サイズ。 LOB_DATAまたはROW_OVERFLOW_DATA割当て単位の場合、割当て単位全体での平均レコード・サイズ。 mode = LIMITEDの場合はNULL。 |
転送ポインタを持つヒープ内のレコードの数(Number of records in a heap that have forward pointers) |
別のデータの場所への転送ポインタを持つヒープ内のレコードの数。(この状態は、更新時、新しい行の格納に十分な領域が元の場所にない場合に発生します。) ヒープでは、IN_ROW_DATA以外の割当て単位の場合はNULL。 mode = LIMITEDの場合のヒープではNULL。 |