System Monitoring Plug-inトラブルシューティング・ガイド
リリース10(10.0)
部品番号: B54815-01(原本部品番号:E10314-08)
2009年5月
このドキュメントでは、Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある様々なトラブルシューティング・シナリオを示します。
次の各項で、すべてのプラグインに関連する共通のトラブルシューティング・シナリオを示します。
この項では、インストールおよびデプロイに関する問題について説明します。
優先資格証明を設定していない場合、プラグインのデプロイを解除しようとすると、次のエラーが発生することがあります。
ホストには優先資格証明が設定されていません
考えられる原因: ホストに優先資格証明が設定されていません。プラグインをデプロイするすべてのエージェントに対して優先資格証明を設定する必要があります。
処置: 次の手順を実行してください。
Enterprise Manager Grid Controlから、「プリファレンス」をクリックします。
「プリファレンス」ページで、左ペイン内の「優先資格証明」をクリックします。
「優先資格証明」ページが表示されます。
ホスト・ターゲット・タイプで、通常のユーザー名とパスワードを入力して、入力した値が有効なことを確認するために「テスト」をクリックします。テストが成功した場合、「適用」をクリックします。このホストのエージェント・ターゲット・タイプには、同じユーザー名とパスワードを入力します。
表示されるページで、資格証明を設定します。
プラグインのデプロイ中にこのエラーが発生し、デプロイが失敗することがあります。
考えられる原因: 管理エージェントのサービスのプロパティ内に設定されている、サービスを起動するためのドメイン・ユーザーに、必要な権限がありません。
処置: 次の手順を実行してください。
管理エージェントが存在するWindowsノード上で、ローカルに、管理エージェントのサービスを起動するユーザーがローカルのAdministratorsグループに属していることを確認します。属していない場合は、このユーザーを追加します。
Windowsのローカル・セキュリティ設定ツールを開き、管理エージェントのサービスを起動するユーザーに次の拡張権限を付与します。
オペレーティング・システムの一部として動作する権限
プロセスのメモリー割当てを調整する権限
バッチ・ジョブとしてログオンする権限
プロセス・レベル・トークンを置換する権限
管理エージェントのサービスが実行されている場合、サービスを再起動します。
Grid Controlで、管理エージェントの優先資格証明を設定します。
プラグインをデプロイし、インスタンスを検出します。
優先資格証明を確認するには、次のようにします。
ホストとクラスタの「優先資格証明」ページで設定されている資格証明を確認します。
Enterprise Manager Grid Controlにログインします。
ページの右上隅から「プリファレンス」をクリックします。
左側のメニュー・バーから、「優先資格証明」をクリックします。
「優先資格証明」ページの表で、「ホスト」ターゲット・タイプの「資格証明の設定」列からアイコンをクリックします。
「ホストの優先資格証明」ページの「ターゲットの資格証明」セクションで、プラグインのデプロイ先の管理エージェントが稼働しているホストのユーザー名とパスワードを指定し、「テスト」をクリックします。テストが正常に実行されたら、資格証明は適切に設定されています。
プラグインのデプロイ先の管理エージェントに対してOSコマンド・ジョブを実行します。
Enterprise Manager Grid Controlにログインします。
「ジョブ」タブをクリックします。
「ジョブ・アクティビティ」ページで「ジョブの作成」リストから「OSコマンド」を選択し、「実行」をクリックします。
次のページで必要な詳細を入力し、「発行」をクリックしてジョブを実行します。ジョブが正常に実行されたら、資格証明は適切に設定されています。
次の各項で、Microsoft SQL Serverプラグインに関連するトラブルシューティング・シナリオを示します。
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある問題の診断方法を示します。
この項では、診断ツールについて詳しく説明します。
このツールはWindows OSで使用可能であり、OSとともにパッケージ化されています。
ツールを起動するには、「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「名前」フィールドにWBEMTEST
と入力して「OK」をクリックします。
注意: ローカルのAdministratorsグループに属するユーザーとしてログインしている必要があります。ドメイン・アカウントが理想的です。 |
SQL Serverがインストールされているシステムで、WBEMTESTをローカルに起動します。
「Connect」をクリックします。
Server\Namespace
のテキスト・フィールドにroot\cimv2
と入力します。
「Login」をクリックします。
(現在有効になっている)「Query」をクリックします。
次の問合せを入力し、「Apply」をクリックします。
select * from win32_service
例2
(Microsoft SQL Server 2000に該当)Enterprise Manager環境外部でネームスペースroot\MicrosoftSQLServer
に対してWMIコールが正常に機能するかどうかを確認するには、次のようにします。
注意: ローカルのAdministratorsグループに属するユーザーとしてログインしている必要があります。ドメイン・アカウントが理想的です。 |
SQL Serverがインストールされているシステムで、WBEMTESTをローカルに起動します。
「Connect」をクリックします。
Server\Namespace
のテキスト・フィールドにroot\MicrosoftSQLServer
と入力します。
「Login」をクリックします。
(現在有効になっている)「Query」をクリックします。
次の問合せを入力し、「Apply」をクリックします。
select name, clustered, package, versionstring from mssql_sqlserver
注意: 例2は、SQL Server 2000のみに適用されます。 |
注意: ローカルのAdministratorsグループに属するユーザーとしてログインしている必要があります。ドメイン・アカウントが理想的です。 |
SQL Serverがインストールされているシステムで、WBEMTESTをローカルに起動します。
「Connect」をクリックします。
Server\Namespaceのテキスト・フィールドにroot\default
と入力します。
「Execute Method」をクリックします。
オブジェクト・パスにstdRegProv
と入力します。
「Method」ドロップダウン・リストからgetStringValue
を選択します。
「Edit in Parameters」をクリックします。
プロパティsSubKeyName
を選択し、「Add Property」をクリックします。
値を指定します。例:
SQL Serverのデフォルト(名前なし)インスタンスの場合:
SOFTWARE\Microsoft\MSSQLServer\MSSQLServer\CurrentVersion
SQL Serverのデフォルト以外のインスタンスの場合:
SOFTWARE\Microsoft\MicrosoftSQLServer\<DATA_ROOT>\MSSQLServer\CurrentVersion
<DATAROOT>
には、MSSQL.1やMSSQL.2などの値が入ります。
プロパティsSubkeyValue
を選択し、「Add Property」をクリックします。
値を指定します。例: CurrentVersion
。
「Save Object」をクリックします。
「Execute」をクリックします。
ポップアップ・メッセージ「Successfully Executed」が表示されます。「Edit Out Parameters」をクリックします。sValueName
の値を確認します。
CIM Studioを使用するには、Wmitools.exe
が必要です。
ダウンロードするには、次のURLにアクセスしてください。
例1
WMI CIM Studioをインストールします。
Windowsの「スタート」メニューから、WMI CIM Studioを起動します(「スタート」メニューから、「プログラム」、「WMI Tools」、「WMI CIM Studio」の順に選択します)。
「Connect to namespace」ダイアログ・ボックスが表示されます。
必要なネームスペース(たとえば、root\CIMV2
)を指定します。
注意: WMI CIM Studioは、Internet Explorerを使用して起動できます。ポップアップ・ブロッカが無効化されていることを確認してください。 |
「OK」をクリックします。
表示される画面で、左ペイン内の検索アイコン(クラスの検索)をクリックし、テキスト・フィールドにwin32_service
と入力します。
「GO」をクリックします。
これにより、win32_service
という文字列が含まれるすべてのクラスが表示されます。表示されない場合は、WMIインストールに問題があるということです。
検索結果から「win32_service」
を選択し、「OK」をクリックします。
右ペインの「WQL queries」アイコンをクリックします。
「Query」ダイアログ・ボックスで、「Query」テキスト・ボックスにselect * from win32_service
と入力し、「Execute」をクリックします。
これにより、システムで実行されているすべてのサービスが表示されます。
例2
必要なネームスペースroot\MicrosoftSQLServer
を指定します。
注意: WMI CIM Studioは、Internet Explorerを使用して起動できます。ポップアップ・ブロッカが無効化されていることを確認してください。 |
「OK」をクリックします。
表示される画面で、左ペイン内の検索アイコン(クラスの検索)をクリックし、テキスト・フィールドにmssql_sqlserver
と入力します。
「GO」をクリックします。
これにより、mssql_sqlserver
という文字列が含まれるすべてのクラスが表示されます。表示されない場合は、WMIインストールに問題があるということです。
検索結果から「mssql_sqlserver」
を選択し、「OK」をクリックします。
右ペインの「WQL queries」アイコンをクリックします。
「Query」ダイアログ・ボックスで、「Query」テキスト・ボックスにselect * from mssql_sqlserver
と入力し、「Execute」をクリックします。
注意: これはMicrosoft SQL Server 2000のみに適用されます。 |
Microsoft SQL Serverターゲットを監視するには、次の4つのフェーズを通過する必要があります。
フェーズ1: Enterprise Manager Grid Controlでプラグインをインポートします。「フェーズ1のチェックリスト」も参照してください。
フェーズ2: SQL Serverターゲットを監視するセントラル・エージェントにプラグインをデプロイします。「フェーズ2のチェックリスト」も参照してください。
フェーズ3: SQL Serverターゲットを検出します。「フェーズ3のチェックリスト」も参照してください。
フェーズ4: 検出されたSQL Serverターゲットを監視するための様々な機能が使用可能であり、適切に動作することを確認します。「フェーズ4のチェックリスト」も参照してください。
フェーズ1のチェックリスト
SQL ServerプラグインをEnterprise Manager Grid Controlにインポートする前に、My Oracle SupportにアクセスしてCertification Note 412431.1を参照し、SQL Serverプラグインのどのリリースが次の要素のどのリリースで動作保証されているかを確認してください。
Grid Control OMS/エージェント
Microsoft SQL Server
フェーズ2のチェックリスト
(Microsoft SQL Server 2000の場合のみ)
プラグインをセントラル・エージェントにデプロイする前に、Windows Management Instrumentation(WMI)のsetup.exeが正常にインストールされていることを確認します。
ネームスペースroot\MicrosoftSQLServer
が存在していること、および次のことを確認します。
サービスWMIが実行されているかどうか(「スタート」メニューから「コントロール パネル」に移動して「サービス」を選択し、確認します)。
(root/cimv2およびroot/MicrosoftSQLServerの)WMIコールが管理エージェント外部で適切に機能しているかどうか。「診断ツール」に示されているMicrosoft診断ツールのいずれかを使用してください。
また、JDBCコールが管理エージェント外部で適切に機能しているかどうかを確認します。
フェーズ3のチェックリスト
次のことを確認します。
SQL Serverターゲットを検出する前に、検出関連の前提条件がすべて満たされていることを確認します。次のチェックリストを実施してください。
SQL Serverインスタンスを監視するセントラル・エージェントと、セントラル・エージェントが実行されているホストに対して、Grid Controlで優先資格証明が設定されていること。
(プラグインのリリース1またはリリース2のみ)SQL Server Enterprise Managerから、SQL ServerホストおよびSQL Serverインスタンスの正確な名前を確認します。
TCP/IPが有効になっていることを確認し、TCP/IPポートを確認します。詳細は、「TCP/IPポートの有効化」および「TCP/IPポートの検出」を参照してください。
ターゲットがリモートの場合は、リモート接続に必要な構成を事前に実行しておく必要があります。
フェーズ4のチェックリスト
SQL Serverターゲットの監視を実行するためには、次の条件が満たされていることを確認してください。
SQL Serverインスタンスが正常に検出されていること
この手順は、次のとおりです。
Enterprise Manager Grid Controlで、「ターゲット」をクリックします。
「すべてのターゲット」ページで、「検索」にMicrosoft SQL Server
と入力し、「実行」をクリックします。
追加したSQL Serverインスタンスが表示されるかどうか確認します。
SQL Server名をクリックすると、詳細が表示されます。
SQL Serverインスタンスのステータスが正しいかどうか確認します。
この手順は、次のとおりです。
SQL Serverインスタンスの「ホーム」ページに移動します。
ステータスを確認します。
ステータスが「保留中」
になっていないことを確認します。
「アラート」ページで、「不明な可用性」セクションにSQL Serverインスタンスが表示されていないことを確認します。
「アラート」ページで、「エラー」セクションにSQL Serverインスタンスのエラーが表示されていないことを確認します。
SQL Serverインスタンスの「ホーム」ページで、「すべてのメトリック」セクションの「最新アップロード」列に日付とタイムスタンプが表示されていることを確認します。
注意:
|
SQL Serverインスタンスの「ホーム」ページで、「レポート」セクションに移動し、レポートのリスト表示ですべてのレポートが使用可能になっているかどうか確認します。
注意: 一部のレポートが空であったり、「データが見つかりません」 と表示されることがあります。
この場合、対応するメトリックのスケジュール間隔を確認し、そのスケジュール間隔の間待ちます。 |
TCP/IPプロトコルを有効にしたら、SQL Serverを再起動して変更を適用します。
SQL Server 2000の場合
SQL Server Enterprise Managerで、左パネルのSQL Serverインスタンスを右クリックし、「Properties」を選択します。「SQL Server Properties」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「General」タブで、「Network Configuration」をクリックします。「SQL Server Network Utility」ダイアログ・ボックスが表示されます。
TCP/IPポートを確認するには、「TCP/IP」を選択し、「Properties」ダイアログ・ボックスをクリックします。
SQL Server 2005およびSQL Server 2008の場合
SQL Server Configuration Managerで、左パネルの「SQL Server 2005 Network Configuration」を選択し、SQL Serverインスタンスに移動します。
右パネルには、指定したSQL Serverのすべてのプロトコルとそのステータスが表示されます。
「IP Addresses」タブの「IP All」の「TCP Dynamic Ports」行に、インスタンスのTCP/IPポートが表示されます。
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある問題の修正方法を示します。
SQL Server 2000の場合
SQL Server Enterprise Managerで、左パネルのSQL Serverインスタンスを右クリックし、「Properties」を選択します。「SQL Server Properties」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「General」タブで、「Network Configuration」をクリックします。「SQL Server Network Utility」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Enabled」プロトコル・リストにTCP/IPがリストされていることを確認します。
SQL Server 2005の場合
SQL Server Configuration Managerで、左パネルで「SQL Server 2005 Network Configuration」を選択し、SQL Serverインスタンスに移動します。
右パネルには、指定したSQL Serverのすべてのプロトコルとそのステータスが表示されます。
TCP/IPが有効になっていることを確認します。
(TCP/IPが無効の場合)「TCP/IP」を右クリックして「Properties」を選択します。「TCP/IP Properties」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Protocol」タブで、「enabled」を選択して「Apply」をクリックします。
SQL Serverインスタンスを再起動します。
次の各項では、様々な権限の変更手順を示すのみです。これらの手順の詳細な説明は、MicrosoftのWebサイトを参照してください。
Windows Management Instrumentation(WMI)ネームスペースへのセキュアなアクセスのために、システム・ユーザー名またはジョブ・ユーザー名のWMI管理権限を変更します。
そのためには、SQL Server上で、ジョブの監視および実行に使用するユーザーに対し、次のステップを実行して、書込み権限を設定します。
注意: ユーザーが存在しない場合は、ユーザーを1名作成します。そのためには、タスク・バーから「スタート」に移動し、「設定」、「コントロール パネル」の順に選択します。コントロール パネルで「ユーザーとパスワード」をダブルクリックし、「ユーザー」タブで「追加」をクリックします。 |
コントロール パネルで「管理ツール」、「コンピュータの管理」の順にダブルクリックします。「コンピュータの管理」画面が表示されます。
左パネルで「サービスとアプリケーション」に移動し、「WMIコントロール」を選択します。
「WMIコントロール」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「セキュリティ」タブで、名前空間ナビゲーション・パネルに移動して「Root」をダブルクリックし、「CIMV2」を選択して「セキュリティ」をクリックします。
「追加」をクリックし、「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」ダイアログ・ボックスから、指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「名前」の下の指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「アクセス許可」セクションで、「許可」の下の「アカウントの有効化」および「リモートの有効化」を選択します。その他のオプションは選択を解除します。
注意: ジョブを実行するには、「アカウントの有効化」および「リモートの有効化」だけでなく、「メソッドの実行」も選択する必要があります。 |
「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログ・ボックスに移動し、Microsoft SQL ServerとComputer Managementについて手順5〜9を繰り返します(Microsoft SQL Serverの場合、「Root」をダブルクリックして「Microsoft SQL Server」を選択します。Computer Managementの場合、「Root」、「Microsoft」の順にダブルクリックして「ComputerManagement」を選択します)。
セキュアなレジストリ・アクセスのために、システム・ユーザー名のWMIおよびレジストリ権限を変更します。これを行うには、次に示す手順に従います。
WMIの変更
そのためには、SQL Server上で、ジョブの監視および実行に使用するユーザーに対し、次のステップを実行して、書込み権限を設定します。
注意: ユーザーが存在しない場合は、ユーザーを1名作成します。そのためには、タスク・バーから「スタート」に移動し、「設定」、「コントロール パネル」の順に選択します。コントロール パネルで「ユーザーとパスワード」をダブルクリックし、「ユーザー」タブで「追加」をクリックします。 |
コントロール パネルで「管理ツール」、「コンピュータの管理」の順にダブルクリックします。
「コンピュータの管理」画面が表示されます。
左パネルで「サービスとアプリケーション」に移動し、「WMIコントロール」を選択します。
「WMIコントロール」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「セキュリティ」タブで、名前空間ナビゲーション・パネルに移動して「Root」をダブルクリックし、「DEFAULT」を選択して「セキュリティ」をクリックします。
「追加」をクリックし、「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」ダイアログ・ボックスから、指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「名前」の下の指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「アクセス許可」セクションで、「許可」の下の「メソッドの実行」、「アカウントの有効化」および「リモートの有効化」を選択します。その他のオプションは選択を解除します。
レジストリ エディタの変更
SQL Serverについて、タスク・バーから「スタート」に移動し、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
「名前」フィールドにregedt32.exe
と入力します。
「OK」をクリックします。
「レジストリ エディタ」が表示されます。
左パネルで、「HKEY_LOCAL_MACHINE」、「SOFTWARE」、「Microsoft」の順にダブルクリックすることにより、Microsoft SQL Serverにナビゲートします。
「Microsoft SQL Server」を選択し、レジストリ エディタのメイン・メニューに移動して、「セキュリティ」、「アクセス許可」の順にクリックします。「Microsoftのアクセス許可」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「追加」をクリックし、「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」ダイアログ・ボックスから、指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「Microsoftのアクセス許可」ダイアログ・ボックスで、「名前」の下の指定されたユーザー(またはグループ)を選択します。
「アクセス許可」セクションで、「許可」の下の「読み取り」を選択します。その他のオプションは選択を解除します。
監視対象のSQL Serverターゲットがデフォルト(名前なし)インスタンスの場合、「MSSQLServer」の選択後、手順5〜8を繰り返します。
注意: 32ビット版のSQL Serverが64ビット・システム(XeonまたはAMD)にインストールされている場合、前述の手順5のキーは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Serverです。同様に、手順9のキーは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\MSSQLServerです(監視対象のSQL Serverターゲットがデフォルト(名前なし)インスタンスの場合)。 |
そのためには、SQL Server上で、ジョブの監視および実行に使用するユーザーに対し、次のステップを実行して、書込み権限を設定します。
注意: ユーザーが存在しない場合は、ユーザーを1名作成します。そのためには、タスク・バーから「スタート」に移動し、「設定」、「コントロール パネル」の順に選択します。コントロール パネルで「ユーザーとパスワード」をダブルクリックし、「ユーザー」タブで「追加」をクリックします。 |
コントロール パネルで「管理ツール」、「コンピュータの管理」の順にダブルクリックします。「コンピュータの管理」画面が表示されます。
左パネルで「サービスとアプリケーション」に移動し、「Microsoft SQL Server」を選択して「セキュリティ」にナビゲートします。
「セキュリティ」をダブルクリックし、「ログイン」を選択します。
「ログイン」を右クリックし、「新規ログイン」をクリックします。「SQL Serverログインのプロパティ - 新規ログイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「全般」タブをクリックし、新規ログインの名前を指定します。「SQL Server認証」を選択し、SQL認証を使用してサーバーに接続するときに使用する一意のパスワードを指定します。
「サーバー ロール」タブをクリックし、「サーバー ロール」セクションで「sysadmin」が選択されていることを確認します。
「データベース アクセス」タブをクリックし、「データベース ロール」セクションの「権限」でどのデータベースにもロールが選択されていないことを確認します。
ユーザーのOS権限(エージェントの優先資格証明で設定)は、次のいずれかのインストレーション・ガイドに記載されているジョブ・システムをEnterprise Managerで機能させるための資格証明の設定に関する項に記載されている要件を満たす必要があります。
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(32-bit)』
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium』
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』
これらのガイドは、次の場所にあるOracle Databaseドキュメント・ライブラリのインストレーション・ガイドの項に記載されています。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックした後、DCOMCNFGと入力し、「OK」をクリックします。
「コンポーネント サービス」ウィンドウで「コンポーネント サービス」、「コンピュータ」の順に開き、「マイ コンピュータ」を右クリックした後、「プロパティ」をクリックします。
「マイ コンピュータのプロパティ」ウィンドウで、「COMセキュリティ」タブをクリックします。
「起動とアクティブ化のアクセス許可」の「制限の編集」をクリックします。
「起動許可」ダイアログ・ボックスの「グループ名またはユーザー名」リストに名前またはグループが表示されていない場合は、次の手順に従います。
「起動許可」ダイアログ・ボックスで、「追加」をクリックします。
「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」ダイアログ・ボックスで、「選択するオブジェクト名を入力してください」フィールドに名前とグループを追加し、「OK」をクリックします。
「起動許可」ダイアログ・ボックスの「グループ名またはユーザー名」フィールドで、ユーザーとグループを選択します。「ユーザーのアクセス許可」の下の「許可」列で「リモートからの起動」および「リモートからのアクティブ化」を選択し、「OK」をクリックします。
DCOM設定の変更とリモートWMI接続の保護の詳細は、次のURLを参照してください。
注意: 次のコマンドは、SQL ServerがあるWindowsマシンがWindows 2003 SP1以上の場合にのみ実行します。 |
SQL Serverサービスのアクセス権限を変更するには、次の手順に従います。
認証されたユーザーに、サービス コントロール マネージャにリモートでアクセスする権限を付与します。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックした後、cmd
と入力し、「OK」をクリックします。
コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力し、[Enter]を押します。
sc sdset SCMANAGER D:(A;;CCLCRPRC;;;AU)(A;;CCLCRPWPRC;;;SY)(A;;KA;;;BA)S:(AU;FA;KA;;;WD) (AU;OIIOFA;GA;;;WD)
詳細は、http://support.microsoft.com/kb/907460/
を参照してください。
SQL Serverサービスに対するアクセス権を割り当てます。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックした後、cmd
と入力し、「OK」
をクリックします。
コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力し、[Enter]を押します。
AU(認証されたユーザー)のアクセス権限を出力で確認します。たとえば、デフォルト値は次のようになります。
D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A; ;CCLCSWLOCRRC;;;IU)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;SU)(A;;CR;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDT LOCRRC;;;PU)S:(AU;FA;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;WD)
この出力には、認証されたユーザーのCR(アクセスの制御)権限(A;;CR;;;AU)が表示されます。
AU(認証されたユーザー)の権限が(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;AU)と同じでない場合は、次のコマンドを使用し、(A;;CR;;;AU)を(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;AU)で置換して設定します。
sc sdset SQLServer_service_name D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A; ;CCLCSWLOCRRC;;;IU)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;SU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;AU) (A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)S:(AU;FA;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;WD)
SQL Serverエージェント・サービスでも(a)〜(c)を繰り返します。手順(a)のSQLServer_service_nameをSQLServer_agent_service_nameに置換します。
詳細は、次のリンクを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa379570%28VS.85%29.aspx
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa374928%28VS.85%29.aspx
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa379602%28VS.85%29.aspx
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある一般的な問題と、それらの問題の解決に使用できる回避策(ある場合)を示します。
この項では、監視に関する問題について説明します。
エラー: Socket::inet_ntoaの引数の長さが正しくありません。長さは0です。4の必要があります。
考えられる原因: DNS解決に失敗しました。これは、「JDBC URL」フィールドで指定したホスト名が正しくないか、DNSサーバーへのアクセスに失敗したか、DNSサーバーが停止中のためです。
処置: ping
およびnslookup
で「JDBC URL」フィールドで指定したホスト名を確認します。これらのコマンドが失敗した場合、ホスト名ではなく、IPアドレスを「JDBC URL」フィールドに指定して動作を確認します。
エラー: ターゲットの追加エラー - _Wbem_Remote_Determination_DynamicProperty - SQL ServerホストのIPアドレスを確定できませんでした。考えられる理由は、JDBC URLで指定されたホスト名またはIPアドレスが正しくないことです。ドメイン・ネーム・サーバー(DNS)が停止しているか、ドメイン名の解決に失敗しました。DNS構成を解決するには、システム管理者またはネットワーク管理者に連絡してください。
考えられる原因: DNS解決に失敗しました。これは、「JDBC URL」フィールドで指定したホスト名が正しくないか、DNSサーバーへのアクセスに失敗したか、DNSサーバーが停止中のためです。
処置: (「JDBC URL」フィールドで指定された)SQL Serverターゲット・ホスト・マシンのpingおよびnslookupをEnterprise Managerエージェント・システムから確認します。
考えられる原因: WMIリポジトリが最新ではありません。クラスはroot\cimv2ネームスペースの一部なので、デフォルトのWMIインストールの一部として使用可能になっている必要があります。
処置: 次の手順を実行してください。
コマンド・プロンプトで、次のコマンドを順に2回または3回繰り返して実行します。
wmiadap /f
wmiadap /resyncperf
Windows Management Instrumentationサービスを再起動します。
注意: これは、SQL Serverプラグインのリリース3.0.2.0.0以上を使用する場合に適用されます。 |
注意: このエラーが、64ビット・システムにインストールされている32ビット版のSQL Serverで検出された場合、デフォルトのwmiadap 実行可能ファイルを使用するかわりに、<WINDOWS_ROOT>\SysWOW64 (C:\WINDOWS\SysWOW64など)でwmiadap 実行可能ファイルを検索します。前述のオプションを使用して、このwmiadap.exe を実行します。 |
注意: この不具合は、リリース10.2.0.3以上のOracle Enterprise Managerエージェントでは修正されています。この問題は、リリース10.2.0.3より古いOracle Enterprise Managerエージェントでのみ発生します。 |
原因: この動作が発生するのは、ターゲット、エージェント、ターゲット・システムのうちの1つまたは複数の速度が高負荷のため遅くなり、動的プロパティの計算にデフォルトのタイムアウト値より長い時間を要する場合です。
回避策: 次のコマンドを実行します。
emctl reload agent dynamicproperties <target name>:<target type>
または
次の手順で、ターゲット・インスタンスのプロパティを再送信することもできます。
「監視構成」リンク(プラグイン・ターゲットのホームページにある「関連リンク」セクションの下)をクリックします。
暗号化されたプロパティを再入力します。
「OK」をクリックします。
この項では、テスト接続の問題について説明します。
この項では、テスト接続に関する一般的な問題について説明します。
エラー: 「プロパティが欠落しています」またはWMIエラー(エラー・コードあり)
これは次のいずれかです。
プロパティが存在しない: [STDINWBEM_HOST]
プロパティが存在しないエラー: [servername_from_jdbc]
プロパティが欠落しています: [バージョン]
エラー0x80007005
エラー0x80041003
考えられる原因: これは、管理エージェントで動的プロパティの処理中にエラーが起きた場合に発生することがあります。動的プロパティの処理動作を確認するには、「接続のテスト」を使用します。「ターゲットの追加」ページ(ターゲットがまだ追加されていない場合)またはターゲットのホームページ(「関連リンク」セクションから「監視構成」をクリック)から接続をテストできます。
動的プロパティ処理が失敗した原因は、管理エージェント・プロセスの所有者または指定したシステム・ユーザー名(ターゲットが、管理エージェントが稼働しているホストとは別のリモートの場所にある場合)あるいはその両方に、これらのターゲットを監視するのに必要な権限またはアクセス権がないためです。
処置: 動的プロパティの処理エラーを解決する必要があります。問題の解決方法の詳細は、次のとおりです。
接続テストを実行した場合、接続テストに成功したら、パスワードの詳細情報を再入力します。リフレッシュされたページでは、何か暗号化された値がパスワード・フィールドに表示される場合がありますが、それらの値は正しくありません。資格証明はキャッシングされないからです。パスワードを再入力し、「OK」をクリックします。
ユーザーに必要な権限があるかどうかを確認するには、WBEMTESTまたはCIM Studioを使用して接続をテストします。接続をテストするには、これらのツールを使用して、エージェント・マシンからローカルまたはリモートのターゲット・マシンに問合せを実行します。
ネームスペースroot\default
、root\cimv2
への接続時に障害またはエラー・メッセージが発生します。
および
root\MicrosoftSQLServer
(SQL Server 2000の場合)が、正確に問題を突き止めるうえで役立ちます。
これを確認したら、ターゲットを追加できるように、権限を変更してください。権限の変更手順については、「権限の変更」を参照してください。
root\cimv2
またはroot\MicrosoftSQLServer
(SQL Server 2000の場合のみ)ネームスペースのWBEMTESTで接続(または問合せの実行)にエラーがない場合、管理エージェント・プロセスの所有者およびWBEMTEST問合せを実行したログイン先ユーザーを確認します。前述の2つが同じでない場合、管理エージェント・プロセスの所有者をWBEMTESTで問合せを実行したユーザー(できれば、ドメイン・アカウント)に変更してプラグイン・ターゲットの動作または「接続のテスト」を確認します。
JDBCを使用して取得したサーバー名がNULLかどうかを確認します。値がNULLの場合、検出に失敗します。
処置: 次のMicrosoft Webサイトの関連記事を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/303774/
記事303774に、Microsoft bug 354825の説明と、サービス名がどのようにNULLになるか、および問題の解決方法が示されています。
重要: 前述のURLに示された手順を適用する前に、Microsoft Supportに問い合せてください。 |
エラー: JDBC URLで指定したホスト名/IPアドレスはOracle Enterprise Managerエージェント・システムのホスト名/IPアドレスです。ただし、システム・ユーザー名が指定されています。OEMエージェントと同じマシン上のSQL Serverターゲットの場合は、システム・ユーザー名を指定しないでください。
考えられる原因: ローカル監視シナリオの場合は、ターゲットの追加中にシステム・ユーザー名フィールドにシステム・ユーザーが指定されます。
処置: システム・ユーザー名フィールドからシステム・ユーザー名を削除し、再試行してください。
エラー: 接続に失敗しました。ネットワーク・エラーです。原因としては、JDBC URLの書式が間違っているか、パラメータの1つが間違っていることが考えられます。
考えられる原因: JDBC URLのホスト名が正しくありません。
処置: JDBC URLに正しいSQL Serverホスト名を指定し、再試行してください。
エラー: 接続に失敗しました。ログイン・エラーです。原因としては、暗号化されたプロパティが指定されていない、指定したデータベースのユーザー名またはパスワード(あるいはその両方)が正しくない、または指定したデータベースのユーザーが存在しないことが考えられます。ユーザーsaでログインに失敗しました。
考えられる原因: データベース・ユーザーの資格証明(データベース・ユーザー名またはデータベース・パスワード)が正しくありません。
処置: 正しい資格証明を指定します。
エラー: 接続に失敗しました。ホストへのTCP/IP接続に失敗しました。java.net.ConnectException: 接続が拒否されました: 接続
考えられる原因: 次のいずれかが理由と考えられます。
TCP/IPポートまたはホスト名(あるいはその両方)が間違っている可能性がある。
TCP/IPポートが有効になっていない可能性がある。
SQL Serverが動作していない。
処置: ターゲットのポート番号が正しいことを確認します。ポート番号の確認の詳細は、「TCP/IPポートの有効化」を参照してください。
エラー: キーが見つかりません: SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\SQLSRVR_2000\MSSQLServer\CurrentVersion\\CurrentVersion。接続できませんでした。エラー・コード= 0x80041003 em_error=Failed while connecting to WMI。
考えられる原因: 次のいずれかが原因と考えられます。
システム・ユーザーが特定のレジストリ・キーにアクセスする権限を持っていない。
レジストリ・キーが存在しない。
処置: 説明に従って読取り権限をレジストリ・キーに割り当てます。すべての子オブジェクトの権限エントリを拡張モードで置換します。
エラー: MSSQL_NumClusterNodes - 問合せ中にエラーが発生しました。ユーザーにはこのアクションを実行する権限がありません。
考えられる原因: 指定したデータベース・ユーザーには、SQL Serverインスタンスに対する権限/ロールがありません。
処置: 前述の記事に従って、データベース・ユーザーにsysadminサーバー・ロールを割り当てます。
この項では、JDBC関連のテスト接続に関する問題について説明します。
1つ以上のデータベースに所有者が存在しない
テスト接続を行う場合、ターゲットの追加中にこのエラーが発生することがあります。
考えられる原因: SQL Serverインスタンス内の1つ以上のデータベースに対して所有者が存在しません。
処置: 次の手順を実行してください。
次の出力が同じであることを確認します。
(データベースへの接続後に)Microsoft Query Analyzerツールから実行された問合せselect @@servername
の出力
SQL Serverターゲット・システムからの次のレジストリ・キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server
注意: 32ビット版のSQL Serverが64ビット・システムにインストールされている場合、SQL Serverターゲット・システムで確認するレジストリ・キーは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server です。 |
Microsoft SQL Query Analyzerを使用して、次の手順を実行します。
exec master.dbo.sysdatabases
によって同じエラーが発生するかどうか確認します。
問合せselect name, suser_sname(sid) from master.dbo.sysdatabases
の2列目にNULL値があるかどうか調べます。
2列目がNULLであるすべてのデータベースについて、次のコマンドを実行します。
* *Use <database_name>
* *exec sp_changedbowner
username
username
は、任意のデータベース所有者の名前です。
次の問合せを再実行します。
select name, suser_sname(sid) from master.dbo.sysdatabases
これで、2列目にNULL値はなくなります。
次の問合せを実行し、エラーが解決されていることを確認します。
exec master.dbo.sysdatabases
接続取得中のエラー
考えられる原因: 指定されたポート番号が間違っています。
処置: ターゲットに正しいポート番号を指定します。詳細は、「TCP/IPポートの検出」を参照してください。
JDBC接続の失敗
JDBC接続が失敗する場合は、次のことを確認してください。
SQL Serverインスタンスの「Manage Logins」ダイアログ・ボックス内に、指定されたユーザーが存在すること
ユーザーに固定サーバー・ロールsysadminがあること
特定のインスタンスに対してSQL Server認証方式が有効になっていること
SQL Serverインスタンスに対する問合せselect @@servername,@@servicename
がNULL値を返していないこと
接続取得中のエラー: [Microsoft][SQLServer 2000 Driver for JDBC]Error Establishing Socket or Failed to Connect.
考えられる原因: 次のいずれかが理由と考えられます。
ホスト名は正しいが、ポートが正しくない。
ポートは正しいが、ホスト名が正しくない。
ポートもホスト名も正しくない。
SQL Serverが動作していない。
SQL ServerインスタンスでTCP/IPポートが有効になっていない。
処置: 正しいポートとホスト名を指定してください。SQL Serverが動作していない場合は、SQL Serverを起動してください。SQL ServerインスタンスでTCP/IPポートが有効になっていることを確認します。
この項では、WMI関連のテスト接続に関する問題について説明します。
メトリック収集エラー
テスト接続の実行中に、次のエラーが発生することがあります。
問合せ記述子または実行記述子を取得できません
考えられる原因: (wbemremoteの計算に失敗しました): URL、資格証明、またはsqljdbc.dllファイルの場所が間違っているため、クラスタが欠落しています。
処置: sqljdbc.dll
ファイルの場所、SQL Serverステータス(ステータスが稼働中でない場合は、Microsoft SQl Serverを起動)、URLおよび資格証明を確認します。
WMIエラー0x8004100E
考えられる原因: 0x8004100Eエラーは、Namespace specified could not be found
というエラー文字列を表します。
処置: この場合、root\MicrosoftSQLServer
ネームスペースが有効になっていることを確認します。そうでない場合、テスト接続に失敗します。
注意: これはSQL Server 2000のみに適用されます。 |
接続できない: エラー: 0x80041064
このエラーが発生して接続が失敗し、WMIへの接続の失敗を説明するメッセージが示されることがあります。
考えられる原因: ローカル・エージェントの監視に対して、システム・ユーザー名とパスワードが指定されています。
処置: 「監視構成」リンクを使用して、システム・ユーザー名およびパスワードを削除します。
考えられる原因: リモート・エージェントの監視に対して、ユーザー名およびパスワードが間違っているか、または空白フィールドのままになっています。
処置: 「監視構成」リンクを使用して、システム・ユーザー名およびパスワードを指定します。
エラー: Windows 2000コンピュータ: em_error=Could not connect。エラー・コード= 0x80041003 em_error=Failed while connecting to WMI。
エラー: Windows 2000コンピュータ以外: em_error=Could not connect。エラー・コード= 0x80070005 em_error=Failed while connecting to WMI。
このエラーが発生して接続が失敗し、WMIへの接続中に失敗したことが示されることがあります。
考えられる原因: 次のいずれかが理由と考えられます。
WMIエラー・コード0x80041003または0x80070005がACCESS_DENIEDになっている。システム・ユーザーがroot\defaultネームスペースにアクセスする権限を持っていない。
DCOMへの必要なアクセス権をシステム・ユーザーが持っていない。
処置: 次の手順を実行してください。
root\defaultネームスペースおよびroot\cimv2のアクセス権(「リモートの有効化」)を割り当てます。手順の詳細は、「権限の変更」を参照してください。
「起動とアクティブ化のアクセス許可」の「制限の編集」で、DCOMのアクセス許可を割り当てます。手順の詳細は、「DCOMリモート・アクセス許可の変更」を参照してください。
エラー: em_error=Could not connect。エラー・コード= 0x800706ba em_error=Failed while connecting to WMI。
考えられる原因: RPCサーバーが使用不可能であるため、アクセスが拒否されています。これは次の場合に発生する可能性があります。
RPCサーバーが実際に停止している。
ファイアウォール構成が原因である。
処置: Windowsファイアウォール設定で、リモート管理の例外を許可します。詳細は、次のリンクを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa389286(VS.85).aspx
エラー: クラスタ・ノードで稼働する管理エージェントへのプラグインのデプロイ後、Enterprise Manager Grid Controlの仮想エージェント・サービスのホームページにターゲット・タイプ「Microsoft SQL Server」が表示されません。
考えられる原因: 実際のノードで稼働している管理エージェントへのプラグインのデプロイ後、仮想管理エージェントのリロードが行われていません。
処置: 仮想管理エージェントのORACLE_HOMEから、次のコマンドを実行して管理エージェントをリロードします。
emctl reload agent
Windows認証に関して、次のような一般的な問題が発生することがあります。
エラー: Windows統合セキュリティ接続ではデータベース資格証明を指定しないでください。
考えられる原因: Windows認証でデータベース資格証明が指定されています。
処置: データベース資格証明を削除して再試行してください。
エラー: 接続に失敗しました。ログイン・エラーです。原因としては、暗号化されたプロパティが指定されていない、指定したデータベースのユーザー名またはパスワード(あるいはその両方)が正しくない、または指定したデータベースのユーザーが存在しないことが考えられます。ユーザーNT AUTHORITY\ANONYMOUS LOGONでログインに失敗しました。
考えられる原因: リモート監視シナリオで、ユーザーがWindows認証を必要としていますが、システム・ユーザー名が指定されていません。
処置: システム資格証明を指定して再試行してください。
エラー: ログオン中に例外が発生しました。ログオンに失敗しました。このコンピュータで必要なログオン・タイプがユーザーに権限付与されていません。
考えられる原因: 指定したシステム・ユーザーにエージェント・システムに対するログオン権限がありません。
処置: エージェント・システムで、ターゲット・システムのユーザーに「バッチ ジョブとしてログオン」を割り当てます。これを行うには、次の手順に従います。
「スタート」、「プログラム」の順にクリックし、「管理ツール」を選択してローカルのセキュリティ設定を開きます。
「ローカル ポリシー」を選択し、「ユーザー権利の割り当て」をクリックします。
「バッチ ジョブとしてログオン」ポリシーにユーザーを追加します。
エラー: 接続に失敗しました。ログイン・エラーです。原因としては、暗号化されたプロパティが指定されていない、指定したデータベースのユーザー名またはパスワード(あるいはその両方)が正しくない、または指定したデータベースのユーザーが存在しないことが考えられます。ユーザー(指定したユーザー)でログインに失敗しました。
考えられる原因: システム・ユーザーにデータベース・サーバーへのログイン・アクセス権がありません。
処置: システム・ユーザーに、インスタンスへのログイン・アクセス権を指定します。手順の詳細は、「データベース認証の権限の変更」を参照してください。
エラー: 問合せ中にエラーが発生しました。ユーザーにはこのアクションを実行する権限がありません。
考えられる原因: 指定したシステム・ユーザーには、Microsoft SQL Serverインスタンスで必要な権限/ロールがありません。
処置: システム・ユーザーにsysadminサーバー・ロールを割り当てます。手順の詳細は、「データベース認証の権限の変更」を参照してください。
次の表は、Microsoft SQL Serverプラグインのレポート要素と依存メトリックを示しています。
表1 レポート要素と依存メトリック
レポート名 | レポート要素 | 依存メトリック |
---|---|---|
Microsoft SQL Serverキャッシュおよびバッファ(Microsoft SQL Server Cache and Buffer) |
|
|
Microsoft SQL Serverクラスタ(Microsoft SQL Server Cluster) |
|
|
Microsoft SQL Serverデータベース構成(Microsoft SQL Server Database Configuration) |
データベース設定(Database Settings) |
データベース設定の構成(Database Setting(Configuration Metric)) |
Microsoft SQL Serverデータベース・バックアップおよびジョブ(Microsoft SQL Server Database Backups and Jobs) |
|
|
Microsoft SQL Server領域使用量(Microsoft SQL Server Space Usage) |
|
|
Microsoft SQL Serverアラート・ログおよびアラート・イベント(Microsoft SQL Server Alert Log and Alert Events) |
|
|
Microsoft SQLServerプロセス情報およびロック(Microsoft SQL Server Process Info and Locks) |
|
|
Microsoft SQL Serverメモリー統計(Microsoft SQL Server Memory Statistics) |
|
メモリー統計(Memory Statistics) |
Microsoft SQL Serverパフォーマンス(Microsoft SQL Server Performance) |
|
|
Microsoft SQL Serverユーザーおよび権限(SQL Server(Microsoft SQL Server Users and Privileges) |
|
|
Microsoft SQL Server統計(Microsoft SQL Server Statistics) |
|
|
Microsoft SQL Serverシステム構成(Microsoft SQL Server Database Configuration) |
|
|
次の各項で、IBM DB2プラグインに関連するトラブルシューティング・シナリオを示します。
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある問題の診断方法を示します。
リモートのIBM DB2インスタンスにアクセスするための通信ポートを構成できます。デフォルト値は50000です。
特定のIBM DB2インスタンスのポートを検出するには、次の手順を実行します。
UNIXプラットフォームの場合
コマンド・プロンプトを開きます。
cd /usr/etcと入力します。
cat servicesと入力します。
リモート・データベースのデータベース・インスタンスの接続ポート番号が見つかるまでサービスのリストをスクロールします。
インスタンス名は通常、コメントとして表示されます。表示されていない場合は、次の手順を実行してポートを検出します。
DB2コマンド・プロンプトを開きます。
DB2コマンド・プロンプトで次のコマンドを実行して、現在のインスタンスが正しいことを確認します。IBM DB2によって現在のインスタンスがレポートされます。
get instance
次のコマンドを実行して、インスタンスのサービス名を検出します。
get dbm cfg | grep SVCE
IBM DB2によってサービス名がレポートされます。
例:
TCP/IP Service name SVCENAME) = db2cdb2inst24
サービス名を使用して、servicesファイル内のポート番号を検出します。
たとえば、次のコマンドを入力します。
grep service_name /etc/services
IBM DB2によって情報が返されます。
例:
service_name 50012/tcp # Connection port for DB2 instance instance
Microsoft Windowsプラットフォームの場合
リモートWindowsサーバーでDB2コントロール・センターを開きます。
ローカル・マシンの使用可能なインスタンスの1つを右クリックします。
「Setup Communications」をクリックします。
「Properties」をクリックします。
Propertiesウィンドウにポート番号が表示されます。
z/OSプラットフォームの場合
z/OSシステムに接続します。
次のコマンドを実行します。
-DISPLAY DDF
結果のTCPPORT値がポート番号です。
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある問題の修正方法を示します。
Enterprise Manager Grid Controlコンソールの「監視構成」ページに次のエラーが表示されることがあります。
考えられる原因: 適切なユーザーを使用していないか、または使用しているユーザーに正しい権限がありません。
処置: 少なくとも最小の権限を持っているユーザーを使用します。適切なオペレーティング・システム・ユーザーの作成と、そのユーザーへの許可および権限の割当ての詳細は、次のサイトで入手可能な『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for IBM DB2 Database』を参照してください。
次のエラーが表示されることがあります。
Failed to contact the target to be added. Following errors were received
while testing the connection to the target. Update the properties
accordingly, try Test Connection for testing the properties before saving.
Response - oracle.sysman.emSDK.emd.fetchlet.FetchletException: Error while
obtaining connection.Connection authorization failure occurred. Reason: password invalid.
考えられる原因: 不適切な資格証明を使用しています。
処置: 適切な資格証明を使用します。
ヘルス・インジケータ・メトリックのデータが表示されないことがあります。
考えられる原因: HEALTH_MONデータベース・マネージャ構成パラメータが有効にされていません。
処置: ヘルス・インジケータ・メトリックのデータが収集されるようにするには、HEALTH_MONデータベース・マネージャ構成パラメータを有効にする必要があります。このパラメータを有効にしないと、表関数HEALTH_TBS_HI、HEALTH_DB_HIおよびHEALTH_DBM_HIにデータは移入されません。
注意: これらの設定を有効にすると、CPUやメモリーなどのオーバーヘッドが発生することがあります。そのため、ヘルス・インジケータ・メトリックを表示する場合以外は、次のトラブルシューティング手順を実行しないでください。 |
CLP(コマンドライン・プロセッサ)によりHEALTH_MONを有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
db2==> update dbm cfg using HEALTH_MON [on;off]
変更が有効になっているかどうか確認するには、次のコマンドを実行します。
db2==> get dbm cfg
次のように出力されます。
..... ..... ..... Monitor health of instance and databases (HEALTH_MON) = ON ..... ..........
詳細は、IBM Webサイトにアクセスしてください。
次のエラーが表示されることがあります。
エラー: oracle.sysman.emSDK.emd.fetchlet.FetchletException: Error while executing query. DB2 SQL error: SQLCODE: -204, SQLSTATE: 42704, SQLERRMC: SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO
考えられる原因: 表STMG_DBSIZE_INFOが作成されていません。
処置: データベース監視メトリックのデータが収集されるようにするには、STMG_DBSIZE_INFO表が作成されて必要なデータが移入されるように、GET_DBSIZE_INFOパッケージを呼び出します。
GET_DBSIZE_INFOプロシージャによって、データベース・サイズと最大容量が計算されます。計算された値がプロシージャ出力パラメータとして返され、SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表にキャッシュされます。計算には高いコストがかかるため、プロシージャによりこれらの値がキャッシュされます。
プロシージャが最初に実行されるときに、SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表が自動的に作成されます。SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表にキャッシュされた値が存在する場合、スナップショット・タイムスタンプおよびリフレッシュ間隔の値指定に応じて新しいと判断されると、キャッシュされているこれらの値が返されます。
キャッシュされた値が新しくない場合は、新しくキャッシュされた値が計算され、SYSTOOLS.STMG_DBSIZE_INFO表に挿入されて返されます。また、スナップショット・タイムスタンプの値が更新されます。GET_DBSIZE_INFOコールの最後のパラメータがリフレッシュ間隔です。
デフォルトのリフレッシュ間隔値(連続するコールの時間間隔)は、30分です。データベースがこれより速い速度で拡大している場合は、低い値を設定できます。
CLP(コマンドライン・プロセッサ)によりGET_DBSIZE_INFOを呼び出すには、次のコマンドを実行します。
db2==>CALL GET_DBSIZE_INFO(?, ?, ?, -1)
この場合、リフレッシュ間隔は30分です。
詳細は、IBM Webサイトにアクセスしてください。
エラー:
Target - <target_name> Type - IBM DB2 Database Metric - DB2 Diag Log File Monitoring Collection - Timestamp Apr 1, 2009 10:19:59 AM Error Type - Collection Failure Message - Use of uninitialized value in string eq at e:\oracle\agent10g/sysman/admin/scripts/emx/ibm_db2_database/logmine.pl line 188. The DB2 Database Manager Configuration Parameter DIAGPATH needs to be set
考えられる原因: 次のいずれかが原因と考えられます。
DIAGPATHが設定されていない。
データベースが停止している。
処置: DIAGPATHが設定されていない場合は、次のようにコマンドラインからDIAGPATH実行を設定します。
db2 update dbm cfg using diagpath <path>
Windowsシステムでは、パスは<db2のインストール・ディレクトリ>\<インスタンス名>
です。
LinuxまたはAIXシステムでは、パスは<instancehome>/sqllib/db2dump
です。
DIAGPATHがすでに設定されている場合は、データベースが停止しているとメトリック収集エラーが発生します。
次の各項で、Sybase Adaptive Server Enterpriseプラグインに関連するトラブルシューティング・シナリオを示します。
次の各項で、Enterprise Manager System Monitoring Plug-inの使用中に発生する可能性のある問題の修正方法を示します。
考えられる原因: ポート番号が正しくありません。
処置: JDBC URLに正しいポート番号を指定します。
考えられる原因: DBユーザー名とパスワードが正しくありません。
処置: 正しいDBユーザー名とパスワードを指定します。
考えられる原因: JDBC URLに?charset=iso_1 lastが設定されていません。
処置: 次のようにJDBC URLに?charset=iso_1 last
を追加します。
jdbc:sybase:Tds:<HOST>:<PORT>/?charset=iso_1
考えられる原因: 現在ターゲットを監視しているユーザーに必要なロールまたは権限がありません。
処置: インストレーション・ガイドの「Sybase Adaptive Serverの監視構成」に記載されている必要なロールおよび権限をユーザーがすべて持っているか確認します。そうでない場合は、必要な権限を付与します。
考えられる原因: ターゲット側で<TABLENAME>が使用可能ではありません。<TABLENAME>がmaster..mon<*>またはmon<*>の場合、必要なMDA表が使用可能ではありません。
処置: MDA表がインストールされているかどうかを確認します。インストールされていない場合はインストールします。
考えられる原因: エラー・メッセージに表示されている<PARAMETER>が有効ではありません。
処置: エラー・メッセージに表示されている<PARAMETER>を有効にします。構成パラメータを有効にする方法を理解するには、インストレーション・ガイドの「前提条件」を参照してください。
次に、各メトリックについて有効化される構成パラメータを示します。
表2 メトリックについて有効化される構成パラメータ
メトリック | 構成パラメータ |
---|---|
Adaptive Serverエンジン統計(Adaptive Server Engines Statistics) |
enable monitoring |
データ・キャッシュ統計(Data Cache Statistics) |
enable monitoring |
プロシージャ・キャッシュ統計(Procedure Cache statistics) |
enable monitoring |
オープンしているデータベースの統計(Open Databases statistics) |
enable monitoring |
サーバー全体のワーカー・スレッドの統計(Server-Wide Worker Threads Statistics) |
enable monitoring |
ネットワークI/O統計(Network I/O Statistics) |
enable monitoring |
最新のエラー・メッセージ(Most recent error messages) |
enable monitoring、errorlog pipe max messages、errorlog pipe active |
ロック情報(Locks Information) |
enable monitoring |
デッドロック統計(Deadlock Statistics) |
enable monitoring、deadlock pipe max messagesおよびdeadlock pipe active |
キャッシュ・プール統計(Cache Pools Statistics) |
enable monitoring |
オープンしているオブジェクトの統計(Open Objects Statistics) |
enable monitoring、per object statistics active |
デバイスのデータおよびI/Oのログの統計(Device Data and IO log statistics) |
enable monitoring |
デバイス統計(Devices Statistics) |
enable monitoring |
イベント待機統計(Waiting Events Statistics) |
enable monitoring、wait event timing |
プロセス統計(Process Statistics) |
enable monitoring、wait event timing |
プロセス・アクティビティ統計(Processes activity statistics) |
enable monitoring、wait event timing、per object statistics active |
プロセス・ネットワークI/Oアクティビティ(Processes Network IO activity) |
enable monitoring |
プロセス・オブジェクト情報(Process Objects Information) |
enable monitoring、per object statistics active |
待機中プロセス統計(Waiting Process Statistics) |
enable monitoring、wait event timing、process wait events |
現在実行中の問合せ(Currently Executing Queries) |
enable monitoring、wait event timing、per object statistics active、statement statistics active |
現在実行中のSQLテキスト情報(Currently Executing SQL Text Information) |
enable monitoring、max SQL text monitored、SQL batch capture |
最後に実行された文の統計(Most recently executed statement statistics) |
enable monitoring、wait event timing、per object statistics active、statement pipe max messages、statement statistics active |
最近実行された(現在実行中の)SQLテキスト(Recently (currently being) executed SQL Text) |
enable monitoring、max SQL text monitored、SQL batch capture、SQL text pipe max messages、SQL text pipe active |
考えられる原因: 基になるメトリック・データが収集されていないか、データが1時間ごとのビューにロールアップされていません。
処置: このメッセージを表示するレポート要素(チャートまたは表)について、まず依存するメトリックを特定し、そのメトリック・データが収集されているかどうかを確認します。
レポート要素とその依存メトリックを次に示します。この表を使用して依存メトリックを特定します。その後、Enterprise Manager Grid Controlでターゲットの「すべてのメトリック」ページに移動し、その依存メトリックのメトリック・データが収集されているか確認します。データが収集されていない場合、収集頻度を確認し、収集が行われるまで待ちます。
表3 レポート要素と依存メトリック
レポート名 | レポート要素 | 依存メトリック |
---|---|---|
Sybase ASEパフォーマンス統計(Sybase ASE Performance Statistics) |
|
Adaptive Server統計(Adaptive Server Statistics) |
|
Adaptive Serverの状態(Adaptive Server State) |
|
Sybase ASEエンジン統計(Sybase ASE Engines Statistics) |
|
Adaptive Serverエンジン統計(Adaptive Server Engines Statistics) |
Sybase ASEデータベース領域統計(Sybase ASE Databases Space Statistics) |
データベースの現在の構成(Databases Current Configuration) |
データベース使用率(Database Usages)、データベース関連情報(Information about Databases) |
領域使用率順の上位5つのデータベース(Top 5 Databases by Space Utilization) |
データベース使用率(Database Usages) |
|
データベース・バックアップ関連のサマリー(Databases Backup Related Summary) |
オープンしているデータベースの統計(Open Databases statistics) |
|
Sybase ASEデバイスI/O統計(Sybase ASE Device IO Statistics) |
|
デバイスのデータおよびI/Oのログの統計(Device Data and IO log statistics) |
|
デバイス統計(Devices Statistics) |
|
Sybase ASEデータ・キャッシュ統計(Sybase ASE Data Cache Statistics) |
|
データ・キャッシュ統計(Data Cache Statistics) |
|
キャッシュされたオブジェクトの統計(Cached Objects Statistics) |
|
Sybase ASEプロシージャ・キャッシュ統計(Sybase ASE Procedure Cache Statistics) |
プロシージャ・キャッシュ・ヒット率の履歴(Procedure Cache Hit Rate History) |
プロシージャ・キャッシュ統計(Procedure Cache statistics) |
|
キャッシュされたプロシージャの統計(Cached Procedures Statistics) |
|
Sybase ASEネットワークI/O監視レポート(Sybase ASE Network IO Monitoring Report) |
|
ネットワークI/O統計(Network I/O Statistics) |
Sybase ASEデータベース・ログ統計(Sybase ASE Database Log Statistics) |
|
オープンしているデータベースの統計(Open Databases statistics) |
Sybase ASEユーザー統計(Sybase ASE User Statistics) |
ログイン試行履歴(Attempted Logins History) |
Adaptive Server統計(Adaptive Server Statistics) |
上位5位のユーザーSQL統計のサマリー(Top 5 User SQL Statistics Summary) |
最近実行された(現在実行中の)SQLテキスト(Recently (currently being) executed SQL Text) |
|
|
プロセス・アクティビティ統計(Processes activity statistics) |
|
|
プロセス・ネットワークI/Oアクティビティ(Processes Network IO activity) |
|
Sybase ASEプロセス統計(Sybase ASE Process Statistics) |
|
プロセス・アクティビティ統計(Processes activity statistics) |
|
プロセス・ネットワークI/Oアクティビティ(Processes Network IO activity) |
|
Sybase ASE SQL統計(Sybase ASE SQL Statistics) |
|
最後に実行された文の統計(Most recently executed statement statistics)、最近実行された(現在実行中の)SQLテキスト(Recently (currently being) executed SQL Text) |
Sybase ASEオープン・オブジェクト統計(Sybase ASE Open Objects Statistics) |
|
オープンしているオブジェクトの統計(Open Objects Statistics) |
Sybase ASEデッドロック統計(Sybase ASE Deadlock Statistics) |
ロック待機時間順の上位10のプロセス(Top 10 Processes by Lock Wait Time) |
ロック情報(Locks Information) |
·デッドロック詳細表(Deadlock Detail Table) |
デッドロック統計(Deadlock Statistics) |
|
Sybase ASEワーカー・スレッド統計(Sybase ASE Worker Threads Statistics) |
|
サーバー全体のワーカー・スレッドの統計(Server-Wide Worker Threads Statistics) |
Sybase ASEエラー統計(Sybase ASE Error Statistics) |
|
最新のエラー・メッセージ(Most recent error messages) |
Sybase ASE構成(Sybase ASE Configuration) |
|
同じ名前の構成メトリック(Configuration metric with the same name) |
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス
Oracleサポート・サービスに連絡するには、電気通信リレー・サービス(TRS)をご利用いただき、Oracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細情報はhttp://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html
を、電話番号のリストはhttp://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html
を参照してください。
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
Oracleサポート・サービス
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品マニュアル
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修およびトレーニング
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
その他の情報
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |
Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inトラブルシューティング・ガイド, リリース10(10.0)
部品番号: B54815-01
Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Troubleshooting Guide, Release 10 (10.0)
原本部品番号: E10314-08
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Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.
このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。