ヘッダーをスキップ
Oracle Coherence Oracle Coherence*Webユーザーズ・ガイド
リリース3.5
B56040-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

5 WebLogic PortalへのCoherence*Webのインストール

WebLogic Portal環境にCoherence*Webをインストールして、Coherenceに基づくセッション状態管理を実現できます。Coherence*Webを使用すると、クラスタ環境でより高度なデプロイメント・モデル、セッション・モデル、およびロック・モードが可能になります。これらの機能の詳細は、第4章「Coherence*Webセッション管理機能」を参照してください。

5.1 WebLogic PortalへのCoherence*Webのインストール


注意:

他のWebLogic Serverアプリケーションと同様、第2章「WebLogic Server 9.2 MP1および10.3へのCoherence*Webのインストール」の説明にあるすべての情報と手順は、WebLogic PortalへのCoherence*Webのデプロイメントにも該当します。事前に第2章に目を通してください。第2章には、この章を理解する上で重要な情報が掲載されています。

WebLogic PortalアプリケーションにCoherence*Webをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 適切なWebLogicパッチ(WLS 10.3の場合はID 6W2W、WLS 9.2 MP1の場合はID AJQB)をインストールし、「コンフィギュレーションとデプロイメントの概要」の手順1〜3を使用してキャッシュ・サーバーを起動します。

  2. ポータル・エンタープライズ・アプリケーションのAPP-INF\libディレクトリにcoherence.jar(Coherenceディストリビューションに付属)をコピーします。

  3. (オプション)Coherence P13N CacheProviderを使用する場合は、coherence-wlp.jarをポータル・エンタープライズ・アプリケーションのAPP-INF\libにコピーします。

    P13N CacheProvider SPIの実装とWSRPフェデレーテッド・ポータルの詳細は、『Oracle Coherence統合ガイド』を参照してください。

  4. (オプション)Coherence P13N Cacheをデフォルトのキャッシュ・プロバイダとして使用する場合は、ポータル・エンタープライズ・アプリケーションのMETA-INF\p13n-cache-config.xmlファイルで、最初の<cache>要素の前に次の要素を追加します。

    <default-provider-id>com.tangosol.coherence.weblogic</default-provider-id>
    
  5. ポータルWebアプリケーションのWEB-INF\weblogic.xmlファイルで、次のようにlibrary-referenceを使用してcoherence-web-spi.warを参照します。

          <wls:library-ref>
              <wls:library-name>coherence-web-spi</wls:library-name>
              <wls:specification-version>1.0.0.0</wls:specification-version>
              <wls:implementation-version>1.0.0.0</wls:implementation-version>
              <wls:exact-match>false</wls:exact-match>
          </wls:library-ref>
    
  6. Coherence*Webセッションを有効にするには、ポータルWebアプリケーションのWEB-INF\web.xmlファイルで、アプリケーション・パラメータcoherence-web-sessions-enabledtrueに設定します。

          <context-param>
              <param-name>coherence-web-sessions-enabled</param-name>
              <param-value>true</param-value>
          </context-param>
    
  7. ワークショップのEARデプロイメントを使用して、テスト・アプリケーションの.EARを作成します。このEARがテスト用のクラスタにデプロイされます。

  8. ポータル・ドメインで、まず、coherence-web-spi.warをライブラリとしてクラスタにデプロイします。

  9. ポータル・ドメインで、アプリケーションEARをクラスタにデプロイします。