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Oracle® Audit Vaultリリース・ノート
リリース10.2.3.2
B63050-01
 

 

Oracle® Audit Vault

リリース・ノート

リリース10.2.3.2

B63050-01(原本部品番号:E11061-04)

2010年10月

このリリース・ノートには、Oracle Audit Vaultリリース10.2.3.2のドキュメントに含まれていない重要な情報が記載されています。

このドキュメントの内容は、次のとおりです。

1 このドキュメントの最新バージョンのダウンロード

このドキュメントの最新バージョンは次のWebサイトからダウンロードできます。

http://otn.oracle.co.jp/document/

2 Microsoft WindowsへのOracle Audit Vaultのインストール

このリリースでは、Oracle Audit Vault ServerをMicrosoft Windowsにインストールできます。その場合は、『Oracle Audit Vaultサーバー・インストレーション・ガイド for Microsoft Windows』のインストール手順を参照してください。WindowsにOracle Audit Vault Serverをインストールする場合は、このドキュメントの指示には従わないでください。

インストール完了後、次のいずれかを実行します。

これはMicrosoft Windowsプラットフォームで最初のAudit Vault Serverリリース10.2.3.2なので、アップグレード機能はありません。リリース10.2.2.1.0からリリース10.2.3.2へのアップグレードはできない点に注意してください。

3 Oracle Audit Vaultパッチ・セットのインストール(Audit Vault Server上)

この項では、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をOracle Audit Vault Serverにインストールする方法について説明します。10.2.3.0と10.2.3.1.0の両方のリリースに適用されます。

エージェント・リリースのインストールをアップグレードする前に、このパッチ・セットをOracle Audit Vault Serverのリリースにインストールする必要があります。この手順を完了するには約1時間45分かかりますが、かかる時間はコンピュータの速度によって異なります。

この項の内容は、次のとおりです。

3.1 手順1: Cluster Ready Servicesのバージョンの確認(Oracle RACの場合)

Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)にOracle Audit Vault Serverパッチ・セットをインストールする場合、Cluster Ready Services(CRS)のバージョンが10.2.0.4以降であることを確認します。CRSのバージョンが10.2.0.4以降でない場合、Audit Vaultサーバー・パッチ・セットをインストールする前にCRSにパッチを適用してリリース10.2.0.4にする必要があります。

3.2 手順2: Oracle Audit Vaultのバックアップ

ベスト・プラクティスとして、アップグレードを開始する前に、Oracle Audit Vaultデータベース、Audit Vaultサーバー・ホームおよびAudit Vault収集エージェント・ホームをバックアップします。

パッチ・セットのインストールが失敗しても、Oracle Auditのパッチ・セットはロールバックまたは再適用できません。そのため、パッチを適用する前にファイルをバックアップし、パッチのアップグレードをテストします。

データベースのバックアップ

データベースの分析に従ってインスタンスを正常に停止した後に、データベースの全体バックアップを実行します。次の手順を実行します。

  1. RMANを開始します。

    $ rman target /
    
  2. 次のRMANコマンドを発行します。次の例では、タグの名前はbefore_upgradeです。

        BACKUP DATABASE FORMAT 'backup_directory%U' TAG before_upgrade;
        BACKUP CURRENT CONTROLFILE FORMAT 'save_controlfile_location';
    

    参照:

    データベースのバックアップの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。

Oracle Audit Vault Serverホームのバックアップ

Oracle Audit Vault Serverホーム内のファイルはパッチ・セットによって更新されるため、パッチ・セットのテストが完了するまで、これらのファイルを別のディレクトリにバックアップまたはコピーします。

3.3 手順3: Oracle Audit Vaultのプロセスの停止

この項の内容は、次のとおりです。

3.3.1 手順3A: すべてのコレクタの停止

コレクタを停止するには、次のようにします。

  1. Oracle Audit Vault Serverがインストールされているサーバーで、シェルを開きます。

  2. Oracle Audit Vault Serverに適した環境変数を設定します。

    『Oracle Audit Vault管理者ガイド』の第2章の環境変数の確認および設定に関する項を参照してください。

  3. 次のコマンドを実行してコレクタを停止します。

    $ avctl stop_collector -collname collector-name -srcname source_name
    
  4. このシェルを開いたままにしておきます。

3.3.2 手順3B: すべてのエージェントの停止

エージェントを停止するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項で開いたシェルで次のコマンドを実行します。

    $ avctl stop_agent -agentname agent_name
    
  2. このシェルを開いたままにしておきます。

3.3.3 手順3C: Oracle Audit Vaultコンソールの停止

Oracle Audit Vaultコンソールを停止するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項で開いたシェルで次のコマンドを実行します。

    $ avctl stop_av
    
  2. このシェルを開いたままにしておきます。

3.3.4 手順3D: Oracle Audit Vaultデータベースの停止

Oracle Audit Vaultサーバー・ホームから次のコマンドを使用して、Oracle Audit Vaultデータベースを停止します。

$ sqlplus /nolog
SQL> CONNECT SYS/AS SYSOPER
Enter password: password
Connected.
SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
Database closed.
Database dismounted.
ORACLE instance shut down.
SQL> EXIT

Oracle RAC環境内で、Audit Vaultコンソールが稼働中のノードから次のコマンドを実行します。

$ORACLE_HOME/bin/srvctl stop database –d AVdatabase_name -q
Connect string:  [/ as sysdba] sys/sys_password as sysdba

3.3.5 手順3E: リスナーの停止

Oracle Audit Vaultサーバー・ホームから次のコマンドを実行して、リスナーを停止します。通常、リスナー名はLISTENERです。lsnrctl statusコマンドを実行すると、リスナーの名前を確認できます。

$ lsnrctl stop listener_name

Oracle RAC環境内で、Oracle Audit Vault Serverがインストールされているすべてのノード上でこのコマンドを実行します。

3.4 手順4: Oracle RACインスタンス上のDatabase Vaultの手動での無効化

Oracle RACでAudit Vaultサーバーが稼働している場合、インストール前に次のようにDatabase Vaultを手動で無効化します。

  1. 3.3項で説明したように、パッチを適用するAudit Vault Serverホーム・ディレクトリ内のデータベースを停止したことを確認します。

  2. Oracle RACノードの場合、dv_offコマンドでoracle実行ファイルを再リンクします。

    $ make -f $ORACLE_HOME/rdbms/lib/ins_rdbms.mk dv_off ioracle
    
  3. Oracle RACインスタンス上のAudit Vaultサーバー・データベースに接続します。

    $ sqlplus "/ as sysdba"
    
  4. データベース・インスタンスを開始します。

    SQL> STARTUP MOUNT
    
  5. アーカイブ・ログ機能を無効にします。

    SQL> ALTER DATABASE NOARCHIVELOG;
    SQL> ALTER DATABASE OPEN;
    
  6. 次のコマンドを発行してOracle Database Vault関連のDDLトリガーを無効にします。

    SQL> ALTER TRIGGER DVSYS.DV_BEFORE_DDL_TRG DISABLE;
    SQL> ALTER TRIGGER DVSYS.DV_AFTER_DDL_TRG DISABLE;
    
  7. データベース・インスタンスを停止します。

    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE 
    
  8. そのノード上のリスナーを停止します。

    $ lsnrctl stop listener_name
    

3.5 手順5: NLS_LANGおよびORACLE_HOME環境変数の設定削除

NLS_LANGおよびORACLE_HOME環境変数を設定しないでください。

Cシェル用にこれらの環境設定の設定を削除する手順:

$ unsetenv NLS_LANG
$ unsetenv ORACLE_HOME

Bourne、BashまたはKornの場合は次のようにします。

$ unset NLS_LANG
$ unset ORACLE_HOME

3.6 手順6: Audit Vault ServerホームへのOracle Audit Vaultパッチ・セットのインストール

次の手順を実行して、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をOracle Audit Vaultサーバー・ホームにインストールします。Audit VaultサーバーとAudit Vaultエージェントの両方のアップグレードで、同一のダウンロード実行ファイルを使用する必要があります。

  1. My Oracle Support(以前のOracleMetaLink)にログインし、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をダウンロードします。

    My Oracle Supportには、次のWebサイトからアクセスできます。

    https://support.oracle.com

  2. runInstallerプログラムが含まれるディレクトリから、Oracle Universal Installer(OUI)を起動します。

    $ cd directory-containing-Oracle-Audit-Vault-Patchset-Installation-Files
    ./runInstaller
    

    Oracle Universal Installerが起動します。オペレーティング・システムのバージョンが確認され、実行したチェックのサマリーが表示されます。

  3. 「ようこそ」ウィンドウで「インストールされた製品」をクリックして、「インベントリ」ウィンドウを表示します。

    このウィンドウには、使用するコンピュータにインストールされているOracle Audit Vaultサーバー・ホームの名前が表示されます。たとえば、OraAV10g_home1のような名前が表示されます。「パス」フィールドは「Name」フィールドのOracleホーム・ディレクトリに対応して更新されます。

    「閉じる」をクリックして「インベントリ」ウィンドウを閉じ、「ようこそ」ウィンドウに戻ります。「次へ」をクリックします。

  4. 「ホームの詳細の指定」ウィンドウの「名前」フィールドの末尾にある下矢印をクリックして、前の手順(手順3)で検出されたOracle Audit Vaultサーバー・ホームの名前を選択します。「次へ」をクリックします。

  5. オプションで、Oracleセキュリティ・アップデートを受け取る場合には、次のウィンドウで電子メール・アドレスとMy Oracle Supportのパスワードを指定します。「次へ」をクリックします。

    Oracle RACインストールの場合、ノード選択ウィンドウはすべてのフィールドが無効状態で表示されます。このウィンドウには、今回のパッチ・セットがインストールされるノードが表示されます。

    「製品固有の前提条件のチェック」ウィンドウが表示された場合、Oracle Universal Installerは製品固有の前提条件のチェックを実行します。

  6. サマリー・ページ・ウィンドウで、領域要件を確認します。

    単一インスタンスのインストールの場合、パッチ・セット2のインストールには、832MBの領域(50MBの一時領域を含む)が必要です。

    Oracle RACのインストールの場合、パッチ・セット2のインストールには、ローカル・ノードに854MBの領域とリモート・ノードに804MBの領域(50MBの一時領域を含む)が必要です。

    インストール対象の各項目を確認します。

  7. 「インストール」をクリックします。

    インストールが完了すると、「コンフィギュレーション・アシスタント」ウィンドウが表示されます。

    「コンフィギュレーション・アシスタント」ウィンドウが表示され、構成が開始されます。構成が完了すると、「インストールの終了」ウィンドウが表示され、Oracle Audit VaultコンソールのURLが表示されます。それは直前のOracle Audit Vaultのインストールで使用したものと同じURLです。

  8. 「終了」をクリックしてOracle Universal Installerを終了し、確認ウィンドウで「はい」をクリックします。

    インストールの完了時には、Audit Vaultサーバー・データベースとリスナーが稼働しています。次のように確認することができます。

    • データベースのステータスを確認するには、SQL*PlusでSELECT文を実行します。

      SQL> SELECT OPEN_MODE FROM V$DATABASE; 
      

      次のような出力が返されます。

      READ WRITE
      
    • リスナーのステータスを確認します。

      $ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl status listener_name
      
  9. プロセスが実行中であることを確認します。

    $ emctl status dbconsole
    

    3.3.1項で開いたシェルで次のコマンドを実行します。

    $ avctl show_av_status
    

    プロセスが実行していない場合、次のコマンドを実行します。

    $ avctl stop_av
    $ avctl start_av
    

    avctl start_avコマンドでもデータベース・コンソールが起動します。

パッチ・セットのアップグレードに失敗した場合

パッチ・セットの適用に失敗した場合、アップグレードを中止するには、次の手順を実行します。

  1. Audit Vaultサーバー・ホームのファイルをコピー(リストア)して、元の場所に戻します。

  2. データベースをバックアップしてある場合は、そのバックアップをリストアします。次の手順を実行します。

    1. 前のリリースのOracleホーム・ディレクトリの所有者として、システムにログインします。

    2. RMANにサインオンします。

      $ rman target /
      
    3. 次のRMANコマンドを発行します。この例では、タグの名前はbefore_upgradeです。

      STARTUP NOMOUNT
      RESTORE CONTROLFILE FROM 'save_controlfile_location';
      ALTER DATABASE MOUNT;
      RESTORE DATABASE FROM TAG before_upgrade RECOVER DATABASE;
      ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
      

3.7 手順7: Oracle RACインスタンス上のDatabase Vaultの手動での有効化

Oracle RACのインストールでは、Oracle RACノード上のOracle Database Vaultを再度有効化します。(メインのOracle RACインスタンス上のDatabase Vaultは自動的に有効化されます。)

$ make -f $ORACLE_HOME/rdbms/lib/ins_rdbms.mk dv_on ioracle

3.8 手順8: Oracle Audit Vault Serverの再起動

AIXプラットフォームおよびOracle RAC環境の場合、これまでの手順を完了後、Oracle Audit Vault Serverを再起動する必要があります。その他のプラットフォームの場合、Audit Vaultサーバーは開始するはずです。開始しない場合、この項の手順に従います。

3.8.1 AIX 5LでのAudit Vault Serverの再起動

AIX 5LでOracle Audit Vault Serverを再起動するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項でAudit Vault Server用に開いたシェルにアクセスして、ORACLE_SID環境変数が正しく設定されていることを確認します。

  2. Oracle Audit Vault Serverコンソールを停止します。

    $ avctl stop_av
    
  3. SQL*PlusにSYSOPER権限を持つユーザーSYSでログインしてデータベースを停止します。

    $ sqlplus sys as sysoper
    Enter password: password
    Connected.
    
    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
    
  4. oracle実行ファイルを再リンクします。

    $ $ORACLE_HOME/bin/relink oracle
    
  5. SQL*Plusからデータベースを再起動します。

    SQL> STARTUP
    
  6. Audit Vaultサーバー・コンソールを再起動します。

    $ avctl start_av
    

    次のように、Audit Vaultサーバーのステータスを確認できます。

    $ avctl show_av_status
    

3.8.2 AIX 5L以外のプラットフォームでのAudit Vault Serverの再起動

AIX 5L以外のプラットフォームでOracle Audit Vault Serverを再起動するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項でAudit Vault Server用に開いたシェルにアクセスします。

  2. Audit Vaultサーバーのステータスを確認します。

    $ avctl show_av_status
    
  3. Audit Vaultサーバーが稼働していない場合、次のコマンドを実行します。

    $ avctl start_av
    

3.8.3 Oracle RAC環境でのAudit Vault Serverの再起動

Oracle RAC環境でのOracle Audit Vault Serverの再起動

  1. 各ノードで、SQL*Plusの次のコマンドを実行します。

    $ sqlplus / as sysdba
    
    SQL> ALTER DATABASE OPEN;
    

    すべてのデータベース・インスタンスがOPENモードであることを確認するには、次のようにGV$INSTANCEビューから選択します。

    SQL> SELECT INST_ID, STATUS FROM GV$INSTANCE;
    
  2. 3.3.1項でAudit Vault Server用に開いたシェルにアクセスします。

  3. 次のコマンドを実行して、Audit Vaultサーバーを再起動します。

    $ avctl stop_av
    
    $ avctl start_av
    

    次のように、Audit Vaultサーバーのステータスを確認できます。

    $ avctl show_av_status
    

4 Oracle Audit Vaultパッチ・セットのインストール(Audit Vault Agent上)

この項では、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をOracle Audit Vault Agentにインストールする方法について説明します。10.2.3.0と10.2.3.1.0の両方のリリースに適用されます。

この手順を開始する前に、Oracle Audit Vault Serverパッチ・セット・リリースのインストールが完了していることを確認します。この手順を完了するには約5から15分かかりますが、かかる時間はコンピュータの速度によって異なります。

この項の内容は、次のとおりです。

4.1 手順1: Oracle Audit Vault収集エージェント・ホームのバックアップ

Oracle Audit Vault収集エージェント・ホーム・ディレクトリ内のファイルはパッチ・セットによって更新されるため、パッチ・セットのテストが完了するまで、これらのファイルを別のディレクトリにバックアップまたはコピーします。

4.2 手順2: Oracle Audit Vaultのプロセスの停止

この項の内容は、次のとおりです。

4.2.1 手順2A: エージェント下で動作しているすべてのコレクタの停止

パッチ対象のエージェント下で動作しているコレクタを停止するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項「手順3A: すべてのコレクタの停止」で開いたAudit Vault Server用のシェルにアクセスします。

    該当するシェルを閉じた場合は、Oracle Audit Vault Serverに適した環境変数を設定する必要があります。『Oracle Audit Vault管理者ガイド』の第2章の環境変数の確認および設定に関する項を参照してください。

  2. 次のコマンドを実行してコレクタを停止します。

    $ avctl stop_collector -collname collector-name -srcname source_name
    
  3. このシェルを開いたままにしておきます。

4.2.2 手順2B: 収集エージェントの停止

収集エージェントを停止するには、次のようにします。

  1. Audit Vaultエージェント用のシェルを開きます。

  2. Oracle Audit Vaultエージェントに適した環境変数を設定します。

    『Oracle Audit Vault管理者ガイド』の第2章の環境変数の確認および設定に関する項を参照してください。

  3. 次のコマンドを実行します。

    $ avctl stop_oc4j
    

    次のように、エージェントのステータスを確認できます。

    $ avctl show_oc4j_status
    
  4. このシェルを開いたままにしておきます。

4.3 手順3: NLS_LANGおよびORACLE_HOME環境変数の設定削除

NLS_LANGおよびORACLE_HOME環境変数を設定しないでください。

Cシェル用にこれらの環境設定の設定を削除する手順:

$ unsetenv NLS_LANG
$ unsetenv ORACLE_HOME

Bourne、BashまたはKornの場合は次のようにします。

$ unset NLS_LANG
$ unset ORACLE_HOME

4.4 手順4: Audit Vault収集エージェント・ホーム内でのOracle Audit Vaultパッチ・セット2のインストール

次の手順を実行して、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をOracle Audit Vault収集エージェント・ホームにインストールします。

  1. My Oracle Supportにログインし、Oracle Audit Vaultパッチ・セット2(リリース10.2.3.2.0)をダウンロードします(未実行の場合)。My Oracle Supportには、次のWebサイトからアクセスできます。

    https://support.oracle.com

  2. runInstallerプログラムが含まれるディレクトリから、Oracle Universal Installer(OUI)を起動します。

    $ cd directory-containing-Oracle-Audit-Vault-Patchset-Installation-Files
    ./runInstaller
    

    Oracle Audit Vault Serverパッチ・セットをインストールするのに使用したのと同じOracle Universal Installerを実行します。Oracle Universal Installerが起動します。オペレーティング・システムのバージョンが確認され、実行したチェックのサマリーが表示されます。

  3. 「ようこそ」ウィンドウで「インストールされた製品」をクリックして、「インベントリ」ウィンドウを表示します。

    このウィンドウには、使用するコンピュータにインストールされているOracle Audit Vault収集エージェント・ホームの名前が表示されます。たとえば、Oracle Audit Vault Serverと同じコンピュータにインストールされている場合はOraAV10g_home2、Oracle Audit Vault Serverと異なるコンピュータにインストールされている場合はOraAV10g_home1のような名前になることがあります。

    「閉じる」をクリックして「インベントリ」ウィンドウを閉じ、「ようこそ」ウィンドウに戻ります。「次へ」をクリックします。

  4. 「ホームの詳細の指定」ウィンドウの「名前」フィールドの末尾にある下矢印をクリックして、直前の手順(手順3)で検出されたOracle Audit Vault収集エージェント・ホームの名前を選択します。

    Oracle Audit Vault収集エージェント・ホームを選択すると、Oracle Audit Vault収集エージェント・ホームに対する正しいパスが「パス」フィールドに表示されます。パス名を確認します。「次へ」をクリックします。

    「製品固有の前提条件のチェック」ウィンドウが表示された場合、Oracle Universal Installerは製品固有の前提条件のチェックを実行します。

  5. サマリー・ページ・ウィンドウで、領域要件を確認します。

    Linuxの場合、パッチ・セット2のインストールには、330MBの領域(25MBの一時領域を含む)が必要です。

    Microsoft Windows 32-bitの場合、パッチ・セット2のインストールには、223MBの領域(23MBの一時領域を含む)が必要です。

    インストール対象の各項目を確認します。

  6. 「インストール」をクリックします。

    「インストール」ウィンドウが表示されます。インストールが完了すると、「コンフィギュレーション・アシスタント」ウィンドウが表示され、構成が実行されます。次に「インストールの終了」ウィンドウが表示されます。

  7. 「終了」をクリックしてOracle Universal Installerを終了し、確認ウィンドウで「はい」をクリックします。

パッチのアップグレードに失敗した場合

パッチ・セットのアップグレードに失敗し、アップグレードを中止するには、Audit Vault収集エージェント・ホームのファイルをコピー(リストア)して、元の場所に戻します。

4.5 手順5: Oracle Audit Vaultプロセスの再起動

この項の内容は、次のとおりです。

4.5.1 手順5A: 収集エージェントの開始(必要な場合)

デフォルトで、収集エージェントは稼働しているはずです。稼働していない場合、次の手順に従います。

  1. 4.2.2項「手順2B: 収集エージェントの停止」でAudit Vault Agent用に開いたシェルにアクセスします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    $ avctl start_agent
    

    次のように、エージェントのステータスを確認できます。

    $ avctl show_agent_status
    
  3. このシェルを閉じます。

4.5.2 手順5B: コレクタの開始

コレクタを開始するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項「手順3A: すべてのコレクタの停止」で開いたAudit Vault Server用のシェルで、次のコマンドを実行します。

    $ avctl start_collector -collname collecctor_name -srcname source_name
    
  2. このシェルを開いたままにしておきます。

4.5.3 手順5C: Oracle Audit Vaultのシステム・コンポーネントが動作していることの確認

Oracle Audit Vaultの全コンポーネントが動作し、システムが稼働状態にあることを確認するには、次のようにします。

  1. 3.3.1項「手順3A: すべてのコレクタの停止」で開いたシェルで、次のコマンドを実行します。

    $ avctl show_collector_status -collname collector_name -srcname source_name 
    
  2. このシェルを閉じます。

5 インストール後の作業

Oracle Audit Vaultのインストール後、利用可能なパッチ・セットまたはクリティカル・パッチ・アップデート(CPU)がないか確認します。Oracle Audit Vaultのパッチ・セットを適用する前に、Oracle Audit Vaultデータベース、Oracle Audit Vault ServerホームおよびOracle Audit Vault収集エージェント・ホームをバックアップします。詳細は、5.1項を参照してください。

この項では、今回のパッチの更新が必要な場合の、次のようなインストール後の作業について説明します。

5.1 Oracle Audit Vaultのバックアップおよびリカバリ

クリティカル・パッチのアップグレードを開始する前に、ファイルをバックアップしてアップグレードのテストが完了するまで保存します。詳細は、2項「手順2: Oracle Audit Vaultのバックアップ」を参照してください。

5.2 クリティカル・パッチ・アップデート(CPU)

CPUは、セキュリティ上の脆弱性に関するパッチをまとめたものです。これらのセキュリティ・パッチを適用すると、(相互に依存しているため)セキュリティ以外の必要な修正も行われます。CPUは累積されていき、四半期ごとにOracle Technology Network上で提供されます。Oracle Audit Vault 10.2.3.2.0には、基礎となる10.2.0.4データベース用の2009年10月のRDBMS CPUが含まれていません。そのため、このRDBMS CPUをインストールする必要があります。以降のRDBMS CPUが利用可能な場合は、そのRDBMS CPUをインストールしてください。CPUの一般情報については、次のWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/security/critical-patch-update.html

クリティカル・パッチ・アップデートおよびセキュリティ・アラートに関する具体的な情報については、次のWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/deploy/security/alerts.htm

6 このリリースで解決された問題

表1に、Oracle Audit Vaultパッチ・セット・リリース10.2.3.2で解決された問題の一覧を示します。

表1 Oracle Audit Vaultパッチ・セット・リリース10.2.3.2で解決された問題

Oracle Bug# 説明

7375174

ソースのアーカイブされた監査設定をAVでクリーンアウトする方法が必要

7449916

「「必要」としてすべてマーク」(オプション)を設定することはできるが、「すべてマーク解除」または「不要」としてマークを設定することはできない

7589154

データ・ウェアハウスでのトランザクションID形式

7599953

XMLコレクタがCSDKエラーでクラッシュする

7607999

「アラート数別の上位5の監査ソース」のリンクが間違っている

7610793

9IR2 DBに対するプロビジョニングの実行時にエラーが発生する

7636785

AVデータ・ウェアハウスのリフレッシュが非常に遅い

7658670

STREAMSコレクタがORA-7445 [STRSTR()]で失敗する

7693379

MSSQLコレクタがORA-1461でクラッシュする

7706920

MSSQLコレクタが常にクラッシュする

8197634

AVコンソールがすべてのコレクタのステータスをポーリングするため非常に遅い

8197950

エージェントの追加中にエラーが発生する: 構成名がすでに存在している(OAV-46503)

8206426

CONTEXT_DIMにAV$RADS_FLATの3倍の行が存在する

8209426

AVCTLにより間違ったURLが出力される

8235653

EVTLOGの処理中にエラーが発生するとWindowsでOSAUDコレクタが停止する

8323660

SYBASE、DB2およびSQL SERVERコレクタでOSのチェックが間違っている

8370693

特定のタイムゾーンですべての日付/時間を表示できることが必要

8414793

OSコレクタが断続的にスタックを取得する

8468129

AV GUIからアラートを削除できない

8508268

DBコレクタがORA-06502 ORA-06512 NPSRCUSR.AV_TRUNCATE_CLOBで失敗する

8634768

AUDIT VAULTのポリシー取得のパフォーマンスが低下する

8726158

10.2.3.1へのアップグレード後にコレクタを開始できない

8753685

9.2データベースのソースDBからOSコレクタの接続が切断される

8782576

GLOBAL_NAMES=FALSEの場合にDB_DOMAIN = NULLでREDOコレクタを追加できる

8868978

監査ポリシーの取得が失敗し、ログに「列名が無効です。」と表示される

9066182

AVORCLDB ADD_COLLECTOR FOR REDO FAILS ON 9.2.0.8 SOURCE DATABASE


7 インストールに関する一般的な問題

この項の内容は、次のとおりです。

7.1 すべてのプラットフォーム(単一インスタンスおよびOracle RAC)

この項では、すべてのプラットフォームでの単一インスタンス・インストールおよびOracle RACインストールに関する既知の問題およびその回避策について説明します。

この項の内容は、次のとおりです。

7.1.1 Audit Vault Serverをリリース10.2.3.2にアップグレードした後、Oracle Enterprise ManagerのURLが非セキュア・モードになる

Oracle Audit Vault Serverパッチ・セット2リリース10.2.3.2.0のインストール後、Oracle Enterprise ManagerのURLがセキュアになっていません。

回避策: Audit Vaultサーバー用シェルで次の手順を実行してOracle Enterprise ManagerのURLをセキュアにします。

  1. ORACLE_SID環境変数が正しく設定されていることを確認します。

  2. タイムゾーン環境変数TZをUTCに設定します。

    $ setenv TZ UTC
    
  3. Oracle Enterprise Managerコンソールを停止します。

    $ ORACLE_HOME/bin/emctl stop dbconsole
    
  4. Oracle Enterprise Managerキーを構成します。

    $ ORACLE_HOME/bin/emctl config emkey -repos -sysman_pwd password
    
  5. Oracle Enterprise Managerをセキュアにします。

    $ ORACLE_HOME/bin/emctl secure dbconsole -sysman_pwd password
    
  6. Oracle Enterprise Managerコンソールを開始します。

    $ ORACLE_HOME/bin/emctl start dbconsole
    

この問題は、Oracle Bug#8924450によって追跡されます。

7.1.2 インストール直後にAudit Vaultコンソールにアクセスできない

Oracle Audit Vaultのインストール直後、Audit Vaultコンソールにアクセスできないことがあります。emctl status dbconsoleおよびavctl show_av_statusコマンドを実行すると、出力にOracle Audit Vaultが稼働していることが示されます。しかし、Audit Vaultコンソールにアクセスしようとすると、Webブラウザのページに「このページは表示できません」というエラーが表示されます。

回避策: Audit Vaultコンソールを再起動します。3.6項の手順9を参照してください。

この問題は、Oracle Bug#6867972によって追跡されます。

7.1.3 Audit Vault Serverのインストールで自動バックアップ・ジョブが正しく作成されない

Oracle Audit Vaultをインストールすると、自動バックアップ・ジョブが機能せず、No such file or directoryのエラーが発生します。

回避策: カスタマイズ・バックアップを使用して、バックアップ・ジョブをスケジュールします。

この問題は、Oracle Bug#6844843によって追跡されます。

7.1.4 Oracle Universal Installerの-recordオプションがサポートされていない

Oracle Universal InstallerはAudit Vault ServerまたはAudit Vault Agentのインストールで、-recordオプションをサポートしていません。その結果、Audit Vault Serverのインストール・ファイルには次のパラメータは記録されません。

  • Audit Vaultの管理者名とパスワード

  • Audit Vaultの監査者名とパスワード

  • Audit Vaultの所有者名とパスワード

  • Audit Vaultのアカウント・マネージャとパスワード

これらのパラメータはAudit Vault Agentのインストール・ファイルには記録されません。

  • Audit Vault Agent名とパスワード

  • Audit Vault Agentのホスト名

  • Audit Vault Agentのリスナー・ポート

  • Audit Vault Agent名

  • Audit Vault Agentのサービス名

回避策:

なし。

この問題は、Oracle Bug#5841694によって追跡されます。

7.1.5 Oracle Universal Installerが、Audit Vault Server名の一意性を検証しない

WindowsへのOracle Audit Vault Serverのインストール中に、基本的なイントールの詳細および「拡張インストール」画面で、Oracle Audit Vaultデータベースの一意な名前を求められます。入力する名前はデータベースSIDとして使用され、データベース・サービス名の最初の部分(db_name)になります。この名前は一意な必要がありますが、既存の名前を入力しても、それ以上継続できなくなって一意な名前を入力するようにという警告が表示されるのではなく、インストールは続行します。

回避策:

Audit Vaultデータベースには必ず一意な名前を入力してください。「コントロール・パネル」のWindows Servicesツールをチェックして、使用可能なOracleデータベース名を確認できます。

この問題は、Oracle Bug#6137243によって追跡されます。

7.1.6 インストール直後にAudit Vaultコンソールにアクセスできない

Oracle Audit Vaultのインストール直後、Audit Vaultコンソールにアクセスできないことがあります。emctl status dbconsoleおよびavctl show_av_statusコマンドを実行すると、出力にOracle Audit Vaultが稼働していることが示されます。しかし、Audit Vaultコンソールにアクセスしようとすると、Webブラウザのページに「このページは表示できません」というエラーが表示されます。

回避策: Audit Vaultコンソールを再起動します。

  1. Audit Vault Server上でコマンド・プロンプトを開き、ORACLE_HOME\binディレクトリに移動します。

  2. Audit Vaul Serverコンソールを次のように再起動します。

    avctl stop_av
    
    avctl start_av
    

    次のように、Audit Vaultサーバーのステータスを確認できます。

    avctl show_av_status
    

この問題は、Oracle Bug#6867972によって追跡されます。

7.1.7 Oracle Universal Installerの-recordオプションがサポートされていない

Oracle Universal InstallerはAudit Vault ServerまたはAudit Vault Agentのインストールで、-recordオプションをサポートしていません。その結果、Audit Vault Serverのインストール・ファイルには次のパラメータは記録されません。

  • Audit Vaultの管理者名とパスワード

  • Audit Vaultの監査者名とパスワード

  • Audit Vaultの所有者名とパスワード

  • Audit Vaultのアカウント・マネージャとパスワード

これらのパラメータはAudit Vault Agentのインストール・ファイルには記録されません。

  • Audit Vault Agent名とパスワード

  • Audit Vault Agentのホスト名

  • Audit Vault Agentのリスナー・ポート

  • Audit Vault Agent名

  • Audit Vault Agentのサービス名

回避策:

なし。

この問題は、Oracle Bug#5841694によって追跡されます。

7.1.8 サーバー・パッチのインストール直後にavca.logにエラーが表示される

Audit Vault Serverパッチセットをインストールすると、ORACLE_HOME\av\log\avca.logファイルにエラー・メッセージが表示されます。この問題はAudit Vault Agentのインストールには影響を及ぼしません。

次のようなエラー・メッセージです。

ORA-00001: unique constraint (DVSYS.*) violated 
ORA-00955: name is already used by an existing object 
ORA-02260: table can have only one primary key 
ORA-02261: such unique or primary key already exists in the table 
ORA-02275: such a referential constraint already exists in the table 
ORA-02303: cannot drop or replace a type with type or table dependents 
ORA-04042: procedure, function, package, or package body does not exist 
ORA-01920: user name '*' conflicts with another user or role name 
ORA-01921: role name '*' conflicts with another user or role name 
ORA-01951: ROLE 'AV_*' not granted to 'SYS' 
ORA-01952: system privileges not granted to 'DBA' 
ORA-24145: evaluation context DVSYS.* already exists 

回避策:

これらのエラー・メッセージは無視できます。

この問題は、Oracle Bug#8489866によって追跡されます。

7.2 すべてのプラットフォーム(RAC)のみ

この項では、すべてのプラットフォームでのOracle RACインストールに関する既知の問題およびその回避策について説明します。

この項の内容は、次のとおりです。

7.2.1 Oracle Audit Vaultを単一のノードにインストールしようとすると、DVCAからSPFILEエラーが戻される

Oracle RACクラスタ上の単一ノードにOracle Audit Vaultをインストールすると、次のようなエラーがDatabase Vault Configuration Assistant (DVCA)ログに表示されます。

Executing task INIT_AUDIT_SYS_OPERATIONS
03/17/10 12:32:56 Error executing task
INIT_AUDIT_SYS_OPERATIONS:java.sql.SQLException: ORA-32001: write to SPFILE
requested but no SPFILE specified at startup
 
03/17/10 12:32:56 Executing task INIT_REMOTE_OS_AUTHENT
03/17/10 12:32:56 Error executing task
INIT_REMOTE_OS_AUTHENT:java.sql.SQLException: ORA-32001: write to SPFILE
requested but no SPFILE specified at startup 

回避策:

次のいずれかの解決方法を試してください。

  • PFILEを手動で編集します。 次の手順を実行します。

    1. デフォルトでは$ORACLE_HOME/dbsディレクトリにあるpfileに、次の情報を含むように編集します。

      audit_sys_operations=TRUE
      os_roles=FALSE
      system set recyclebin='OFF'
      remote_login_passwordfile='EXCLUSIVE'
      sql92_security=TRUE
      
    2. データベースを再起動します。

      sqlplus sys as sysoper
      Enter password: password
      SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
      SQL> STARTUP
      
  • PFILEを作成します。 次の手順を実行します。

    1. データベースを停止します。

      $ ORACLE_HOME/bin/srvctl stop database -d db_name
      
    2. NOMOUNTオプションを指定してデータベースを開始します。

      $ sqlplus /NOLOG
      SQL> CONNECT SYS AS SYSDBA
      Enter password: password
      SQL> STARTUP NOMOUNT
      
    3. 次のコマンドを入力して、PFILEからSPFILEを作成します。Optimal Flexible Architectureとの互換性があるデータベースの場合、pfile_locationは通常$ORACLE_HOME/admin/db_name/pfileです。

      SQL> CREATE SPFILE='SHARED_LOCATION/SPFILE.ORA' FROM PFILE='pfile_location/init.ora' 
      
    4. データベースを停止します。

      SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
      SQL> EXIT
      
    5. $ORACLE_HOME/dbs/initsid.oraにあるPFILEのコンテンツをクリアし、そのファイルに次のエントリを入力します。

      SPFILE=SHARED_LOCATION/SPFILE.ORA
      
    6. データベースを再起動します。

      SQL> STARTUP
      

この問題は、Oracle Bug#6131570によって追跡されます。

7.2.2 単一ノードのOracle RAC Audit Vault ServerでのOracle Audit Vault Serverパッチ・セットのインストールがDBUAで失敗する

単一ノードのOracle RAC 10.2.3.2 Audit Vault ServerでOracle Audit Vaultパッチ・セット2リリース10.2.3.2.0のインストール中に、DBUAが次のエラーで失敗します。

ORA-32001: write to SPFILE requested but no SPFILE specified at startup 

回避策: パッチ・セットのインストール前に次の手順を実行します。

  1. データベースを停止します。

    $ ORACLE_HOME/bin/srvctl stop database -d db_name
    
  2. NOMOUNTオプションを指定してデータベースを開始します。

    $ sqlplus /NOLOG 
    SQL> CONNECT SYS/SYS_password AS SYSDBA 
    SQL> STARTUP NOMOUNT 
    
  3. 次のコマンドを入力して、PFILEからSPFILEを作成します。最適化フレキシブル・アーキテクチャ・データベースの場合、pfile_locationは通常$ORACLE_HOME/admin/db_name/pfileです。

    SQL> CREATE SPFILE='SHARED_LOCATION/SPFILE.ORA' FROM PFILE='pfile_location/init.ora' 
    
  4. データベースを停止します。

    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE 
    SQL> EXIT
    
  5. $ORACLE_HOME/dbs/initsid.oraにあるPFILEのコンテンツをクリアし、そのファイルに次のエントリを入力します。

    SPFILE=SHARED_LOCATION/SPFILE.ORA 
    
  6. データベースを再起動します。

    SQL> STARTUP
    

この問題は、Oracle Bug#8493676によって追跡されます。

7.2.3 Audit Vaultをインストールする際に、データベース作成段階でデータベース・リスナーを検索できない

Oracle RAC環境にOracle Audit Vaultをインストールする際、Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)がAudit Vaultデータベースを作成しようとすると、次のエラーが表示されます。

Failed to retrieve network listener Resources

回避策:

エラーが表示されているウィンドウで「はい」ボタンをクリックします。するとインストールが問題なく再開します。

この問題は、Oracle Bug#6134561によって追跡されます。

7.2.4 Audit Vaultパッチ・セットのインストール後、Oracle Enterprise ManagerのURLが動作しない

Oracle RACでAudit Vaultリリース10.2.3.0から10.2.3.2.0にパッチを適用した後、Oracle Enterprise ManagerのURLが動作しません。emctl status dbconsoleコマンドを実行すると、Enterprise Managerは稼働していると示されますが、URLにアクセスしようとすると次のエラーが表示されます。

The database status is currently unavailable. It is possible that the 
database is in mount or nomount state. Click 'Startup' to obtain the current 
status and open the database. If the database cannot be opened, click 
'Perform Recovery' to perform an appropriate recovery operation.

回避策: 3.8.3項を参照してください。

この問題は、Oracle Bug#8924812によって追跡されます。

7.2.5 Oracle RACにAudit Vaultをインストールする際に、データベース作成段階でデータベース・リスナーを検索できない

Oracle RAC環境にOracle Audit Vaultをインストールする際、Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)がAudit Vaultデータベースを作成しようとすると、次のエラーが表示されます。

Failed to retrieve network listener Resources

回避策:

エラーが表示されているウィンドウで「はい」ボタンをクリックします。するとインストールが問題なく再開します。

この問題は、Oracle Bug#6134561によって追跡されます。

7.2.6 インストール直後にOracle RACリモート・ノードに不正なレジストリ・エントリが作成される

Oracle RAC環境でMicrosoft WindowsにOracle Audit Vault Serverをインストールすると、次のレジストリ・キーがリモート・ノードに誤って追加されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_home_name\ORA_instance name_PWFILE

ローカルおよびリモートの両方ノードで、レジストリ・エントリはインスタンス名が両方のノードで同じであると主張します。その結果、リモート・ノードではdvca -action optionracコマンドを実行できません。

回避策:

レジストリ・エディタを使用して、リモート・ノード上のパスワード・ファイルへの絶対パスを指すように、次のレジストリ・キーを編集してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_home_name\ORA_instance name_PWFILE

たとえばパスワード・ファイルがorapwORCL2の場合、次のように入力します。

C:\ORACLE\PRODUCT\10.2.0\DB_1\dbs\orapwORCL2

この問題は、Oracle Bug#6144753によって追跡されます。

7.3 LinuxおよびUNIXプラットフォーム(単一インスタンスおよびOracle RAC)

この項の内容は、次のとおりです。

7.3.1 Audit Vault Serverのアップグレード後、Oracle Database VaultがAIX 5Lプラットフォームで有効でなくなる

AIX 5LでのOracle Audit Vault Serverのインストール中、Audit Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(AVCA)がdv_onオプションを指定してのoracle実行ファイルの再リンクに失敗します。

次のようなエラー・メッセージが$ORACLE_HOME/av/log/avca.logファイルに表示されます。

0/12/09 04:44:48        ld: 0706-021 The wait() system call failed.
10/12/09 04:44:48               ld:wait(): There are no child processes.
10/12/09 04:44:48       make: 1254-004 The error code from the last command is
                        255.
10/12/09 04:44:48
10/12/09 04:44:48
10/12/09 04:44:48       Stop.

このエラーが原因で、AIX 5LでのAudit Vaultリリース10.2.3.2のインストールの完了時に、Oracle Database Vaultが有効でなくなります。

回避策: Audit Vault Serverのインストールの完了後、3.8.1項「AIX 5LでのAudit Vault Serverの再起動」の手順を実行します。その後、4項「Oracle Audit Vaultパッチ・セットのインストール(Audit Vault Agent上)」で説明したように、Audit Vault Agentをインストールすることができます。

この問題は、Oracle Bug#9029325によって追跡されます。

7.4 Microsoft Windowsプラットフォーム

この項の内容は、次のとおりです。

7.4.1 インストール直後に無効なOracle Enterprise ManagerのURLが開く

Microsoft Windows 32-bitへのOracle Audit Vault Serverのインストールを完了し、Oracle Universal Installer (OUI)を閉じると、Oracle Enterprise Managerのログイン・ページを開けません。使用しようとしているURLはhttpですが、httpsである必要があります。これは、リリース10.2.0.4から、Oracle Enterprise Managerがデフォルトでセキュアになっているためです。ただし、Audit VaultのコンソールのURLは問題なく機能するはずです。

回避策:

httpではなく、https接頭辞を使用して、Enterprise ManagerのURLを入力します。例:

https://shobeen.example.com:1158/em

この問題は、Oracle Bug#9409291によって追跡されます。

7.4.2 Oracle Audit Vaultのインストール直後にavca.logファイルにアクセスできない

Oracle Audit Vaultをインストールすると、次のようなエラーがavca.logに表示されます。

03/05/10 03:37:28 <xdbconfig 
@ xmlns="http://xmlns.oracle.com/xdb/xdbconfig.xsd" xmlns:xsi="http://w 
03/05/10 03:37:28 
03/05/10 03:37:29 ERROR: 
03/05/10 03:37:29 ORA-01031: insufficient privileges 
03/05/10 03:37:29 
03/05/10 03:37:29 
03/05/10 03:37:29 Warning: You are no longer connected to ORACLE. 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0641: "EXECUTE" requires connection to server 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0641: "EXECUTE" requires connection to server 
03/05/10 03:37:29 SP2-0640: Not connected 
03/05/10 03:37:29 SP2-0641: "EXECUTE" requires connection to server 
03/05/10 03:37:29 
03/05/10 03:37:29 PL/SQL procedure successfully completed. 
03/05/10 03:37:29 

これは予期しているエラーで、機能には影響を及ぼしません。

インストール・プロセス中に、Oracle Universal Installer (OUI)がSYSDBAの権限でユーザーSYSとしてデータベースにログインしようとするため、このエラーが発生します。Windowsでは、データベースへのアクセスが必要なローカルおよびドメイン・ユーザーの両方がORA_DBAグループに追加され、OS認証が有効になっている場合にかぎりこのアクションが可能です。

回避策:

次を実行します。

  • データベースへのアクセスが必要なローカルおよびドメイン・ユーザーが、ORA_DBAグループに追加されていることを確認します。

  • OS認証が有効になっていることを確認します。

この問題は、Oracle Bug#9449669によって追跡されます。

7.4.3 インストール時、Oracle Database Vaultのデプロイメント中の「見つかりません」エラー

Oracle Audit Vault ServerをMicrosoft Windows 32-bitにインストールすると、次のようなエラーがinstallAction.logに表示されます。

executing task DEPLOY_DVA 
DEPLOY_DVA,validate 
DEPLOY_DVA get EM home 
DEPLOY_DVA get EM home instance null, resolved=iwin3040_av 
DEPLOY_DVA stop isqlplus 
DEPLOY_DVA stop OC4J 
 
DEPLOY_DVA,modify C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\ 
AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\config\server.xml 
getDocument() error 
C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\con 
fig\server.xml:java.io.FileNotFoundException: 
C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\con 
fig\server.xml (The system cannot find the path specified) 
modfiy server.xml error:java.io.FileNotFoundException: 
C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\con 
fig\server.xml (The system cannot find the path specified) 
DVCA_ERROR:java.io.FileNotFoundException: 
C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\con 
fig\server.xml (The system cannot find the path specified) 
Error executing task DEPLOY_DVA:java.io.FileNotFoundException: 
C:\psmith\av\10.2.3.2\100206\AV01\av_1\oc4j\j2ee\OC4J_DBConsole_iwin3040_av\con 
fig\server.xml (The system cannot find the path specified) 
Executing task SQLPLUS_UTLRP 
 
Executing task INIT_AUDIT_SYS_OPERATIONS 

その結果、インストールを行ったコンピュータ上にOracle Database Controlがデプロイされないため、Database Vault Administratorが正しくデプロイされません。

回避策:

Database Vault Administratorを使用しない場合は、この種のエラーを無視できます。

Database Vault Administratorを使用する場合は、手動でデプロイする必要があります。Database Vault Administratorを、デフォルトで$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/homeディレクトリに設定されているOracle Application Server Containers for J2EE (OC4J)のホームに手動でデプロイできます。

  1. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/server.xmlファイルを編集します。</application-server>とある最後の行の直前に次の行を入力します。

    <application name="dva" path="$ORACLE_HOME/dv/jlib/dva_webapp.ear" auto-start="true" />
    

    例:

    <application name="dva" path="/u00/app/oracle/oracle/product/dv12/dv/jlib/dva_webapp.ear" auto-start="true" />
    
  2. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/http-web-site.xmlファイルを編集します。</web-site>とある最後の行の直前に次の行を入力します。

    <web-app application="dva" name="dva_webapp" root="/dva" />
    
  3. $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/global-web-application.xmlファイルを編集します。<servlet-class>oracle.jsp.runtimev2.JspServlet</servlet-class>を探します。この後の次の行を非コメント化します。

    <init-param>
       <param-name>main_mode</param-name>
       <param-value>justrun</param-value>
    </init-param>
    
  4. 次のディレクトリを作成します。

    mkdir -p $ORACLE_HOME/dv/jlib/sysman/config
    
  5. 作成した構成ディレクトリに、データベース接続構成ファイル、 emoms.properties を作成します。ファイルに次の行を追加します。

    oracle.sysman.emSDK.svlt.ConsoleMode=standalone
    oracle.sysman.eml.mntr.emdRepRAC=FALSE
    oracle.sysman.eml.mntr.emdRepDBName=oracle_sid
    oracle.system.eml.mntr.emdRepConnectDescriptor=TNS_connection_string
    

    次の指示に従ってください。

    • Oracle RAC環境では、oracle.sysman.eml.mntr.emdRepRACTRUEに設定します。

    • oracle.sysman.eml.mntr.emdRepConnectDescriptorについては、$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraからの別名を使用できます。あるいは、次の構文を使用できます。

      oracle.sysman.eml.mntr.emdRepConnectDescriptor=
        (DESCRIPTION\=
          (ADDRESS_LIST\=(ADDRESS\=(PROTOCOL\=TCP) (HOST\=HOSTNAME)(PORT\=PORT))) 
          (CONNECT_DATA\=
             (SERVICE_NAME\=ORACLE_SID))
      
  6. 正しい環境変数が設定されていることを確認します。

    例:

    ORACLE_SID=orcl
    export ORACLE_SID
    ORACLE_HOME=/u00/app/oracle/product/11.1/dv
    export ORACLE_HOME
    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME/jdbc/lib
    export LD_LIBRARY_PATH
    PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/jdk/bin:$PATH
    export PATH
    

    OCIベースのJDBCライブラリを使用するように、LD_LIBRARY_PATH変数を設定します。

  7. 次の構文を使用してOC4Jを起動します。

    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -Djava.awt.headless=true -DEMDROOT=$ORACLE_HOME/dv/jlib -jar $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/oc4j.jar -userThreads -config $ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/home/config/server.xml
    

これらの手順を実行した後、Database Vault Administratorを起動できます。この環境の場合、HTTPポートのデフォルトは8888です。次のURL構文を使用します。

http://hostname:8888/dva

この問題は、Oracle Bug#9366945によって追跡されます。

7.4.4 単一インスタンスのAudit Vault Serverのインストール直後に、2つの無効なオブジェクトが表示される

Microsoft Windows 32-bitにOracle Audit Vault Serverをインストール後、次のように2つの無効なオブジェクトが表示されます。

SQL> SELECT OBJECT_NAME, OBJECT_ID, OWNER FROM ALL_OBJECTS 
     WHERE STATUS='INVALID'; 
 
OBJECT_NAME         OBJECT_ID   OWNER   
------------------- ----------- ----------------- 
AV$RADS_ERROR       51938       AVSYS   
DV$3                54894       DVSYS   

回避策:

なし。

この問題は、Oracle Bug#9444926によって追跡されます。

7.4.5 Audit Vault Serverのインストール直後に無効なオブジェクトが表示される

Microsoft Windows 64-bitにAudit Vault Serverをインストール後、次のように無効なオブジェクトが表示されます。

SQL> SELECT OBJECT_NAME, OBJECT_ID, OWNER FROM ALL_OBJECTS 
     WHERE STATUS='INVALID '; 
 
OBJECT_NAME                    OBJECT_ID   OWNER 
------------------------------ ----------- ----------------- 
DBA_LBAC_POLICIES              42248       PUBLIC 
DBA_LBAC_SCHEMA_POLICIES       42249       PUBLIC 
DBA_LBAC_TABLE_POLICIES        42250       PUBLIC 
DBA_LBAC_USERS                 42251       PUBLIC 
DBA_LBAC_PROGRAMS              42252       PUBLIC 
DBA_LBAC_USER_LABELS           42253       PUBLIC 
DBA_LBAC_USER_PRIVS            42254       PUBLIC 
DBA_LBAC_PROG_LABELS           42255       PUBLIC 
DBA_LBAC_PROG_PRIVS            42256       PUBLIC 
DBA_LBAC_LABELS                42257       PUBLIC 
DBA_LBAC_DATA_LABELS           42258       PUBLIC 
DBA_LBAC_LABEL_TAGS            42261       PUBLIC 
DBA_SA_POLICIES                42330       PUBLIC 
DBA_SA_LABELS                  42331       PUBLIC 
DBA_SA_DATA_LABELS             42332       PUBLIC 
DBA_SA_LEVELS                  42333       PUBLIC 
DBA_SA_COMPARTMENTS            42334       PUBLIC 
DBA_SA_GROUPS                  42335       PUBLIC 
DBA_SA_GROUP_HIERARCHY         42336       PUBLIC 
DBA_SA_USERS                   42337       PUBLIC 
DBA_SA_USER_LEVELS             42338       PUBLIC 

DBA_SA_USER_COMPARTMENTS       42339       PUBLIC 
DBA_SA_USER_GROUPS             42340       PUBLIC 
DBA_SA_USER_LABELS             42341       PUBLIC 
DBA_SA_USER_PRIVS              42342       PUBLIC 
DBA_SA_PROG_PRIVS              42343       PUBLIC 
USER_SA_SESSION                42344       PUBLIC 
DBA_SA_TABLE_POLICIES          42345       PUBLIC 
DBA_SA_SCHEMA_POLICIES         42346       PUBLIC 
ALL_SA_POLICIES                42368       PUBLIC 
ALL_SA_DATA_LABELS             42369       PUBLIC 
ALL_SA_LEVELS                  42370       PUBLIC 
ALL_SA_COMPARTMENTS            42371       PUBLIC 
ALL_SA_GROUPS                  42372       PUBLIC 
ALL_SA_GROUP_HIERARCHY         42373       PUBLIC 
ALL_SA_USERS                   42374       PUBLIC 
ALL_SA_USER_LEVELS             42375       PUBLIC 
ALL_SA_USER_COMPARTMENTS       42376       PUBLIC 
ALL_SA_USER_GROUPS             42377       PUBLIC 
ALL_SA_USER_LABELS             42378       PUBLIC 
ALL_SA_USER_PRIVS              42379       PUBLIC 
ALL_SA_PROG_PRIVS              42380       PUBLIC 
ALL_SA_LABELS                  42381       PUBLIC 
ALL_SA_TABLE_POLICIES          42382       PUBLIC 
ALL_SA_SCHEMA_POLICIES         42383       PUBLIC 
AV$RADS_ERROR                  44366       AVSYS 
DV$3                           46991       DVSYS 

回避策:

  1. Oracle Database Vaultを無効化します。

    Oracle Database Vaultの無効化の詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

  2. SQL*Plusにログインしてutlrp.sqlスクリプトを実行します。

  3. Oracle Database Vaultを有効化します。

この問題は、Oracle Bug#9839443によって追跡されます。

7.4.6 Audit Vault Agentのインストール中に、Audit Vault Configuration Assistantが停止する

Microsoft Windows 64-bitへのAudit Vault Agentのインストール中に、Audit Vault Configuration Assistant (AVCA)が停止します。

回避策:

  1. Audit Vault Configuration Assistantの段階でインストールが停止した場合、Windowsのタスク マネージャを使用して、Oracle Universal Installerをキャンセルします。

    次にAudit Vault Configuration Assistantを手動で実行して、インストールを完了します。

  2. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  3. ORACLE_HOME変数がエージェントのORACLE_HOME変数を指すように設定します。

    例:

    SET ORACLE_HOME=C:\oracle\product\10.2.3\av_agent_1
    
  4. PATH変数にORACLE_HOME変数を含むように設定します。

    例:

    SET PATH=%ORACLE_HOME%\bin;%PATH%
    
  5. 内部コマンドavca initialize_agentを手動で実行します。

    例:

    C:\oracle\product\10.2.3\av_agent_1\avca.bat initialize_agent 
    -agentname agent_name 
    -agentusr agentusername/agentuserpassword 
    -agentport agent_port_number
    -av host:port:service
    -rmiport rmiport 
    -jmsport jmsport
    

    次のように指定します。

    • agentport: 通常は7000のエージェント・ポート番号を入力します。

    • av: Audit Vault Serverホスト名をhost:port:service形式で入力します。例:

      sales.us.example.com:1521:av.us.example.com
      
    • rmiport: 通常は3101のRMIポート番号を入力します。この値を探すには、ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_DBConsole_host_sid/config/rmi.xmlファイルで、rmi-serverタグのポート属性を検索します。

    • jmsport: 通常は3201のJMSポート番号を入力します。この値を探すには、ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_DBConsole_host_sid/config/jms.xmlファイルの、jms-serverタグのポート属性を検索します。

この問題は、Oracle Bug#10161243によって追跡されます。

8 管理および構成に関する一般的な問題

この項の内容は、次のとおりです。

8.1 データの変更レポートでのエラー

レポートが取得を試みた前後の値が長すぎる場合に、Audit Vaultコンソールのデータの変更レポートが次のエラーで失敗します。

  • ORA-01489: 文字列を連結した結果、長さが最大長を超えました

  • ORA-06502: PL/SQL: 数値または値のエラー「文字列バッファが小さすぎます。」が発生しました

回避策: なし。

この問題は、Oracle Bug#9055316によって追跡されます。

8.2 avca generate_csrがMicrosoft Windows上のAudit Vault Serverで機能しない

avca generate_csrコマンドをMicrosoft Windows上のAudit Vault Serverで実行すると失敗します。このコマンドは問題なく完了しますが、証明書ファイルが生成されません。このファイルがなければ、avca secure_avコマンドを実行するための手順が完了できません。この問題は、avca remove_certおよびavca secure_agentコマンドでも発生することがあります。

デフォルトでは$ORACLE_HOME/av/logディレクトリに保存されているavca.logファイルで、エラーの詳細を確認してください。次のようなエラーが表示されます。

03/05/10 03:08:45 Executing command generate_csr, -certdn, 
CN=kuksagruvin,OU=SalesReps,O=RisingDoughCo,ST=CA,C=US, -out, 
c:\oracle\product\10.2.3\avserver\certs\certificate.txt 
03/05/10 03:08:45 Generating Certificate request... 
03/05/10 03:08:46 orapki wallet add -wallet 
C:\oracle\product\10.2.3\avserver\network\admin\avwallet  -keysize 1024  -dn 
CN=kuksagruvin,OU=SalesReps,O=RisingDoughCo,ST=CA,C=US  > 
C:\oracle\product\10.2.3\avserver\bin\avGenerateCSR.log 
Invalid command: kuksagruvin 
wallet: 
@ create [-wallet [wallet]] [-auto_login] [-pwd <pwd>] 
@ display [-wallet [wallet]] <-summary> [-pwd <pwd>] 
add [-wallet [wallet]] <[-keysize [512|1024|2048]] [-dn [dn]] 
     <-self_signed [-validity [days]> <[-cert [filename]] 
@      [-trusted_cert|-user_cert]> [-pwd <pwd>] 
@ export [-wallet [wallet]] <-cert [filename]> <-request [filename]> [-pwd 
@ <pwd>]
...

回避策:

識別名(DN)を二重引用符とバックスラッシュ(\)文字で囲みます。例:

avca generate_csr -certdn \"CN=kuksagruvin,OU=SalesReps,O=RisingDoughCo,ST=CA,C=US\" -out user_c:\oracle\product\10.2.3\avserver\certs\certificate.txt

この問題はavca remove_certおよびavca secure_agentコマンドでも発生するので、これらのコマンドでDNを指定する場合も必ずこの形式を使用してください。

この問題は、Oracle Bug#9449328によって追跡されます。

8.3 avca secure_avがORA-1031エラーで失敗する

Microsoft Windows 32-bit上でavca secure_avコマンドを実行しようとすると、ORA-1031: Permission deniedのエラーが表示されます。このエラーはOS認証が有効になっていない場合に表示されます。

回避策:

次のいずれかの解決方法を使用してください。

  • Audit Vault Serverデータベースにディスパッチャ・サービスを設定します。 次の手順を実行します。

    1. Audit Vault Serverデータベース上で、SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてSQL*Plusにログインします。

      sqlplus sys as sysdba
      Enter password: password
      
    2. 次のSQL文を実行します。sidをご使用のAudit Vault Serverデータベースのインスタンス識別子(SID)に置き換えます。

      SQL> ALTER SYSTEM SET DISPATCHERS '(protocol=tcps)(service=sidXDB)';
      
      SQL> ALTER SYSTEM REGISTER;
      
      SQL> EXIT
      
    3. ORACLE_HOME\binディレクトリから、Audit Vaultのコンソールを起動します。

      avctl start_av
      
  • Windows用のOS認証を有効にします。 次の手順を実行します。

    1. Windows用のOS認証を有効にします。

    2. Oracle Databaseのホーム・ディレクトリしかない場合は、コマンド・プロンプトを開いてAudit Vault ServerのORACLE_HOME\binディレクトリに移動してください。

      Oracle Databaseのホーム・ディレクトリが複数ある場合は、コマンド・プロンプトを開いて、次の変数を設定します。

      set ORACLE_HOME=AV_Server_Oracle_Home_path
      set PATH=AV_Server_Oracle_Home_path\bin:%PATH% 
      
    3. Audit Vault Serverをデフォルト設定にリセットします。

      avca secure_av remove
      
    4. avca secure_avコマンドを再度実行して、Audit Vault Serverのセキュリティを確保します。

      例:

      avca secure_av -avkeystore /tmp/avkeystore -avtruststore /tmp/avkeystore 
      Enter keystore password: password
      

この問題は、Oracle Bug#9456972によって追跡されます。

8.4 バックアップおよびリカバリ・ファイルをASM上に置くと、Audit Vaultの再起動ができない

Microsoft Windows 32-bitおよび64-bit上のOracle Database Automatic Storage Management (ASM)環境でAudit Vaultデータベースを再起動しようとすると、次のエラーが表示されます。

ORA-01078: failure in processing system parameters 
ORA-01565: error in identifying file '+DATA/av06/spfileav06.ora' 
ORA-17503: ksfdopn:2 Failed to open file +DATA/av06/spfileav06.ora 
ORA-15055: unable to connect to ASM instance 
ORA-01031: insufficient privileges 

これらのエラーはASMを実行中で、ASMディスク・グループへのアクセスが可能な場合であっても表示されます。

回避策:

  1. Audit Vaultデータベースのsqlnet.oraファイルで、SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICESの設定を次のようにNTSに変更します。

    SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NTS, BEQ, TCPS)
    
  2. Audit Vaultデータベースを再起動します。

    sqlplus sys as sysoper
    Enter password: password
    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
    SQL> STARTUP
    

この問題は、Oracle Bug#9461571によって追跡されます。

9 ソース・データベースの構成に関する問題

Oracle Audit Vaultにはソース・データベースの構成に関する既知の問題はありません。

10 コレクタの構成に関する問題

この項の内容は、次のとおりです。

10.1 OSAUDコレクタがORA-00600エラーで失敗する

断続的に、OSAUDコレクタが次のようなエラーで失敗します。

INFO @ '03/06/2009 01:50:01 02:00': 
File /oracle/admin/mau/adump/mau_ora_17373_1.xml not found in hash 
table, Adding.. 
ERROR @ '03/06/2009 01:50:43 02:00': 
On line 2101; ORA-00600: Interner Fehlercode, Argumente: [], [], [], [], [], 
[], [], []

回避策: コレクタを再起動します。

  1. シェルを開き、Audit Vaultサーバーの環境変数を設定します。

    『Oracle Audit Vault管理者ガイド』のAudit Vaultサーバーの環境変数の設定(LinuxおよびUNIX)に関する項を参照してください。

  2. avctl start_collectorコマンドを実行します。

    例:

    $ avctl start_collector -collname OSAUD_Collector -srcname my_db
    

この問題は、Oracle Bug#8645192によって追跡されます。

10.2 OSコレクタがLinux Audit Vault Agentで停止する

Audit Vault ServerをWindowsにインストールしており、LinuxまたはUNIX Audit Vault Agent上でOSコレクタを構成している場合は、コレクタが起動できず、停止してしまいます。この問題は、コレクタの構成プロセス中にコレクタがソースの監査ファイル・ディレクトリの設定で、Oracleホーム・ディレクトリに\rdbms\auditを追加してしまうために発生します。LinuxまたはUnixでは、コレクタはパス内にバックスラッシュ(\)が使用されているため、このパスを読み込めません。

回避策:

バックスラッシュを次のようにフォワード・スラッシュに変更します。

  1. Oracle Databaseのホーム・ディレクトリしかない場合は、コマンド・プロンプトを開いてAudit Vault ServerのORACLE_HOME\binディレクトリに移動してください。

    Oracle Databaseのホーム・ディレクトリが複数ある場合は、コマンド・プロンプトを開いて、次の変数を設定します。

    set ORACLE_HOME=AV_Server_Oracle_Home_path
    set PATH=AV_Server_Oracle_Home_path\bin:%PATH% 
    
  2. avorcldb alter_collectorコマンドを使用して、デフォルト・ファイルの場所指定でバックスラッシュのかわりにフォワード・スラッシュを使用します。

    例:

    avorcldb alter_collector -srcname my_source_db -collname my_os_collector OSAUDIT_DEFAULT_FILE_DEST='$ORACLE_HOME/rdbms/audit'
    

    この問題はOSAUDIT_FILE_DESTパラメータでも発生するので、Oracle Databaseオペレーティング・システムの監査ファイルの場所指定も変更する必要があります。

    avorcldb alter_collector -srcname my_source_db -collname my_os_collector OSAUDIT_FILE_DEST='$ORACLE_HOME/admin/DB_UNIQUE_NAME/adump'
    
  3. コレクタを再起動します。

    例:

    avctl start_collector -collname my_os_collector -srcname my_source_db
    

    次のように、コレクタのステータスを確認できます。

    avctl show_collector_status -collname my_os_collector -srcname my_source_db
    

この問題は、Oracle Bug#9357349によって追跡されます。

10.3 avctl start_collectorが複数のソースまたはコレクタ名で失敗する

Microsoft Windows 64-bitシステムでは、ソース・データベース名とコレクタ名に中国語などの複数のマルチバイト文字が含まれていると、avctl start_collectorコマンドが失敗することがあります。次のようなエラーが表示されます。

Failed to start collector GBK?2:DBAUD_Collector_GBK?2   at 
oracle.av.collector.audcoll.AudCollectorManager.startCollector(AudCollectorMan 
ager.java:399) at 
@ oracle.av.collector.OracleCollectorManager.start(OracleCollectorManager.java:2 
07) at 
oracle.av.agent.AgentHandler$StartCollector.handleMessage(AgentHandler.java:45 
8) at oracle.av.agent.ManagementServlet.doProcess(ManagementServlet.java:94) 
at oracle.av.agent.ManagementServlet.doPost(ManagementServlet.java:115) 

回避策:

  1. Windowsサーバー上のコントロール パネルから、「地域と言語のオプション」を開きます。

  2. 「詳細設定」タブを選択します。

  3. 「既定のユーザー アカウントの設定」で、「すべての設定を現在のユーザー アカウントと既定のユーザー プロファイルに適用する」のチェック・ボックスを選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. ユーザー・ロケールとシステム・ロケールを、中国語などのマルチバイト文字を使用する言語に設定します。

    「地域と言語のオプション」からロケールを設定するには、「言語」タブを選択します。「補足言語サポート」で、「東アジア言語のファイルをインストールする」のチェック・ボックスを選択します。「詳細」ボタンをクリックし、「既定の言語」エリアで、該当する言語を選択します。必要に応じて「追加」ボタンをクリックして正しい言語を追加します。「OK」をクリックします。

    「地域と言語のオプション」からシステム・ロケールを設定するには、「詳細設定」タブを選択します。「Unicode 対応でないプログラムの言語」エリアで、ユーザー・ロケールに選択した言語を選択します。

    (このダイアログ・ボックスは、ご使用のWindowsのバージョンによって異なります。ここでの手順はWindows XP Professionalの場合です。)

  6. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存し、「地域と言語のオプション」を終了します。

  7. Windows 64-bitを再起動します。

この問題は、Oracle Bug#9846944によって追跡されます。

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Oracle Audit Vaultリリース・ノート, リリース10.2.3.2

B63050-01

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