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Oracle Data Provider for .NET開発者ガイド
11gリリース1(11.1.0.7.20)
B56255-01
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OracleAQEnqueueOptionsクラス

OracleAQEnqueueOptionsクラスは、OracleAQQueueにメッセージをエンキューする際に使用できるオプションを表します。

クラスの継承

System.Object

  OracleAQEnqueueOptions

宣言

// C#
public sealed class OracleAQEnqueueOptions : ICloneable

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

要件

ネームスペース: Oracle.DataAccess.Client

アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll

Microsoft .NET Framework Version: 2.0以降


OracleAQEnqueueOptionsメンバー

OracleAQEnqueueOptionsメンバーを、次の各表に示します。

OracleAQEnqueueOptionsコンストラクタ

OracleAQEnqueueOptionsコンストラクタを、表12-9にリストします。

表12-9 OracleAQEnqueueOptionsコンストラクタ

コンストラクタ 説明

OracleAQEnqueueOptionsコンストラクタ

OracleAQEnqueueOptionsクラスの新規インスタンスをインスタンス化します。


OracleAQEnqueueOptionsプロパティ

OracleAQEnqueueOptionsプロパティを、表12-10にリストします。

表12-10 OracleAQEnqueueOptionsプロパティ

プロパティ 説明

DeliveryMode


エンキューされるメッセージの配信モードを指定します。

Visibility


新規メッセージを現行トランザクションの一部としてエンキューするかどうかを指定します。


OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッド

OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッドを、表12-11にリストします。

表12-11 OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッド

パブリック・メソッド 説明

Clone


OracleAQEnqueueOptionsオブジェクトのコピーを作成します。



OracleAQEnqueueOptionsコンストラクタ

このコンストラクタは、OracleAQEnqueueOptionsクラスのインスタンスをデフォルトのプロパティ値で作成します。

宣言

// C#
public OracleAQEnqueueOptions();

OracleAQEnqueueOptionsプロパティ

OracleAQEnqueueOptionsプロパティを、表12-12にリストします。

表12-12 OracleAQEnqueueOptionsプロパティ

プロパティ 説明

DeliveryMode


エンキューされるメッセージの配信モードを指定します。

Visibility


新規メッセージを現行トランザクションの一部としてエンキューするかどうかを指定します。


DeliveryMode

このインスタンス・プロパティは、エンキューされるメッセージの配信モードを指定します。

宣言

// C#
public OracleAQMessageDeliveryMode DeliveryMode {get;set;}

例外

ArgumentOutOfRangeException: 指定したVisibility値が無効です。

備考

有効な値は次の列挙値のいずれかです。

デフォルトはOracleAQMessageDeliveryMode.Persistentです。

OracleAQMessageDeliveryMode.PersistentOrBufferedは、このプロパティには設定できません。

OracleAQMessageDeliveryMode.Bufferedは、Oracle Database 10gリリース2(10.2)以上でのみ指定できます。バッファ・メッセージングは、8.1以上のデータベース互換性レベルで作成されたすべてのキュー表でサポートされます。

Visibility

このインスタンス・プロパティは、新規メッセージを現行トランザクションの一部としてエンキューするかどうかを指定します。

宣言

// C#
public OracleAQVisibilityMode Visibility {get;set;}

プロパティ値

OracleAQVisibilityModeの列挙値。

例外

ArgumentOutOfRangeException: 指定したVisibility値が無効です。

備考

デフォルト値はOracleAQVisibilityMode.OnCommitです。デフォルト値を使用してエンキューのコミットまたはロールバックを行う場合、トランザクションを使用します。デフォルトの可視性モードOracleAQVisibilityMode.OnCommitを使用する際にトランザクションを使用しない場合、メッセージはキューにエンキューされません。

別の可視性モードの値OracleAQVisibilityMode.Immediateを使用する場合、トランザクションを使用する必要がなくなります。エンキュー操作が失敗してもキューには影響しません。そのような場合、メッセージはキューにエンキューされません。


OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッド

OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッドを、表12-13にリストします。

表12-13 OracleAQEnqueueOptionsパブリック・メソッド

パブリック・メソッド 説明

Clone


OracleAQEnqueueOptionsオブジェクトのコピーを作成します。


Clone

このメソッドは、OracleAQEnqueueOptionsオブジェクトのコピーを作成します。

宣言

// C#
public object Clone();

戻り値

OracleAQEnqueueOptionsオブジェクト。

実装

ICloneable

備考

複製されたオブジェクトのプロパティ値は、複製元のオブジェクトのプロパティ値と同じです。