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Oracle Providers for ASP.NET開発者ガイド
11gリリース1(11.1.0.7.20)
B56256-01
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Oracle Providers for ASP.NETのアップグレード

古いインスタンスのOracle Providers for ASP.NETを新しいバージョンにアップグレードする管理者は、Oracle Clientおよびデータベース・スキーマ両方をアップグレードする必要があります。Oracleでは、あるOracle Providers for ASP.NETクライアント・バージョン(たとえば、11.1.0.7.20)を別のOracle Providers for ASP.NETデータベース・スキーマ・バージョン(たとえば、11.1.0.6.20)と一緒に使用することはサポートされていません。スキーマおよびクライアント・プロバイダは、両方とも同じバージョンである必要があります。

次に、クライアントおよびデータベース・スキーマのアップグレードについて説明します。

データベース・サーバー自体がアップグレードされている場合、管理者は、Oracle Providers for ASP.NETデータでの標準のOracleアップグレード手順を使用できます。データは、アップグレードの実行時に保持されます。暗号化データは暗号化されたままで、アップグレード後に使用可能になります。

複数バージョンのOracle Providers for ASP.NETの共存

複数のASP.NETアプリケーションが1つのWebサーバーまたは1つのOracle Databaseを使用している場合、それらすべてで同じバージョンのOracle Providers for ASP.NETを使用する必要はありません。たとえば、あるアプリケーションでOracle Providers for ASP.NET 11.1.0.6.20を使用し、他のアプリケーションで11.1.0.7.20バージョンを使用できます。各アプリケーションにどのOracle Providers for ASP.NETバージョンを使用するかについては、個々のweb.configファイルを使用して判別されます。

各Oracle Providers for ASP.NETバージョンは、そのバージョン固有のデータベース・スキーマを持つ必要があります。たとえば、すべてのOracle Providers for ASP.NET 11.1.0.7.20アプリケーションは、11.1.0.7.20 SQLスクリプトを使用して作成されたスキーマの少なくとも1つにアクセスできる必要があります。これらの11.1.0.7.20プロバイダ・アプリケーションは、すべてで1つのスキーマを共有できますが、11.1.0.6.20スキーマを使用できません。複数のバージョンのOracle Providers for ASP.NETを使用して同じデータベースにアクセスする場合、管理者は各Oracle Providers for ASP.NETバージョンに対して別個のスキーマを作成できます。