Oracle TimesTen In-Memory DatabaseおよびOracle In-Memory Database Cache(IMDB Cache)では、Oracle Call Interface(OCI)がサポートされます。
この章の内容は次のとおりです。
この章では、OCIサポートに関するTimesTen固有の情報に焦点を当てます。 詳細は、Oracle Databaseライブラリの『Oracle Call Interface Programmer's Guide』を参照してください。
OCIとは、データベース・サーバーにアクセスしてSQL実行を制御するために使用可能な機能を備えたAPIのことです。OCIでは、CおよびC++プログラミング言語のデータ型、コール規則、構文およびセマンティックがサポートされています。すべてのCまたはC++プログラムと同様にOCIプログラムをコンパイルおよびリンクします。前処理またはプリコンパイルの手順はありません。
データベース・アクセスおよび検索機能のOCIライブラリは、実行時にアプリケーションにリンクできる動的なランタイム・ライブラリの形式になっています。 OCIライブラリには、次の機能領域が含まれます。
SQLアクセス機能
データ型マッピングおよび操作機能
CコールバックをPL/SQLに書き込むための外部プロシージャ機能
次に、OCIに用意されている、またはOCIでサポートされている多数の役立つ機能の一部を示します。
文のキャッシュ
動的SQL
トランザクション制御文、セッション制御文およびシステム制御文(DML文のような)を処理する機能
サーバー・メタデータのレイヤーを公開する記述機能
コミット・リクエストを文の実行と関連付けてラウンドトリップを減らす機能
ラウンドトリップを減らす透過的プリフェッチ・バッファを使用した問合せの最適化
OCIハンドルの相互排他ロックを不要にするスレッド・セーフティ
OCIの一般的な詳細は、Oracle Databaseドキュメント・セットに含まれている『Oracle Call Interface Programmer's Guide』を参照してください。
この章では、TimesTenおよびIMDB CacheでのOCIの使用に固有の情報を示します。 TimesTen OCIの構文および使用方法は、Oracle Databaseの構文および使用方法と同じです。
この項の内容は次のとおりです。
TimesTen OCIは、Oracleクライアント・ライブラリおよびTimesTen ODBCライブラリに依存します。 TimesTen OCIサポートにより、多くの既存のOCIアプリケーションをTimesTenでダイレクト・モードまたはクライアント/サーバー・モードで実行できます。 また、OCIをデータベース・インタフェースとして使用するPro*C/C++などのその他のOracle製品を使用することもできます。 OCIアプリケーションからPL/SQLをコールすることもできます。 図3-1に、TimesTenアーキテクチャにおけるOCIサポートの位置付けを示します。
TimesTenには、OCIクライアント・ライブラリとしてOracle Instant Clientが含まれます。
TimesTenリリース11.2.1 OCIはOracleリリース11.1.0.7 OCIに基づいており、現在のOCI 8スタイルのAPIをサポートしています。 たとえば、OCIStmtExecute()
関数はサポートされますが、これより古いoexec()
関数はサポートされません。 Oracle Databaseドキュメントの『Oracle Call Interface Programmer's Guide』の廃止されたOCIルーチンに関する項を参照してください。
この項では、グローバリゼーションのTimesTen OCIサポートについて説明します。
接続用のキャラクタ・セットを指定するには、OCIプログラムでNLS_LANG環境変数を設定するか、またはOCIEnvNlsCreate()
をコールできます。 odbc.ini
ファイル内のすべての接続キャラクタ・セットは無視されます。 キャラクタ・セットを明示的に設定することをお薦めします。 通常、デフォルトはAMERICAN_AMERICA.US7ASCIIです。
TimesTen OCIでは言語またはロケール(地域)設定はサポートされていないため、前述のAMERICAN_AMERICAなどのNLS_LANGの言語および地域コンポーネントは無視されます。 ただし、言語およびロケールを指定しない場合にも、NLS_LANGの設定時にキャラクタ・セットの前にピリオドを含める必要があります。たとえば、AMERICAN_AMERICAは無視されますが、次の設定はいずれも有効です。
NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.WE8ISO8859P1
または
NLS_LANG=.WE8ISO8859P1
注意:
|
TimesTen OCIでは、他に、次のグローバリゼーション機能もサポートされます。 これらの機能は、環境変数またはTimesTenの一般的な接続属性として設定できます。 環境変数の設定が優先されます。
NLS_LENGTH_SEMANTICS: デフォルトで、文字データ型CHARおよびVARCHAR2の長さは、文字数ではなくバイト数で指定します。 シングルバイト文字エンコードの場合は、バイトでの指定は正しく機能します。 マルチバイト文字・エンコードの場合は、NLS_LENGTH_SEMANTICSを使用して、かわりに文字長セマンティクスによってCHAR列およびVARCHAR2列を作成できます。 サポートされている設定は、BYTE(デフォルト)およびCHARです。 (NCHAR列およびNVARCHAR2列は、常に文字ベースです。 既存の列は影響を受けません。)
NLS_SORT: 文字データのソートの種類を指定します。 NLS_LANGのデフォルト値よりも優先されます。 有効な値は、BINARYまたはTimesTenでサポートされているすべての言語ソート名です。 たとえば、ドイツ語の言語ソート順序を指定するには、NLS_SORT=German
と設定します。 NLS_NCHAR_CONV_EXCP: NCHARまたはNVARCHARデータとCHARまたはVARCHAR2データの間の暗黙的または明示的なキャラクタ・タイプの変換中にデータが消失した場合に、エラーがレポートされるかどうかを指定します。 有効な設定は、TRUEおよびFALSEです。 デフォルト値はFALSEで、エラーはレポートされません。
注意: これらの環境変数は、OCIまたはPro*C/C++プログラムの対応するTimesTen接続属性よりも優先されます。 |
これらの環境変数および関連する機能の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』および『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。
TimesTenでは、TimesTenまたはIMDB Cacheに存在しない機能に関連するOCIコールはサポートされていません。 たとえば、TimesTenおよびIMDB Cacheでは、次のOracle Database機能はサポートされていません。
アドバンスト・キューイング
ANYDATA
オブジェクトのサポート
LOBデータ型
コレクション
カートリッジ・サービス
ダイレクト・パス・ロード
日付/時間間隔
イテレータ
BFILE
Cryptographic Toolkit
XML DBサポート
Spatialサービス
イベント処理
セッションの切替え
スクロール可能カーソル
TimesTenおよびOracleはどちらもXAをサポートしていますが、TimesTenではOCIを介したXAのサポートは行われていません。
また、TimesTen OCIには、次の制限があります。
TypeMode
データベース属性は、Oracleの動作に対応する0に設定する必要があります。
DuplicateBindMode
接続属性は、Oracleの動作に対応する0に設定する必要があります。
DDLCommitBehavior
接続属性は、Oracleの動作に対応する0に設定する必要があります。
非同期コールはサポートされていません。
接続プーリングおよびセッション・プーリングはサポートされていません。
OCIDescribeAny()
でのオブジェクトの記述は、名前による記述のみがサポートされます。 PL/SQLオブジェクトの記述はサポートされていません。
TimesTenクライアント/サーバー自動クライアント・フェイルオーバーはサポートされていません。
TNS Pingユーティリティでは、TimesTenへの接続は認識されていません。
INSERT、UPDATEおよびDELETE文からの暗黙的ROWID値の取得はサポートされていません。
結果セットを返すTimesTen組込みプロシージャは、直接にはサポートされていません。
PL/SQLブロック、プロシージャ・コールまたは関数コールから単一のREF CURSORのみが返されます。
OCIBindArrayOfStruct()
およびOCIDefineArrayOfStruct()
による構造体のバインドおよび定義は、SQL文についてはサポートされていますが、PL/SQLについてはサポートされていません。
SQL*PlusやSQL*LoaderなどのOracleユーティリティはサポートされていません。
既存のOCIプログラムがあり、そのプログラムでTimesTenではサポートされていないOCI機能が使用されているかどうかを確認する場合は、ttSrcScan
コマンドライン・ユーティリティを使用すると、サポートされていない関数、パッケージ、型、型コード、属性、モードおよび定数に関してプログラムをスキャンできます。このユーティリティは、TimesTenまたはOracleがインストールされていない場合でも実行可能なスタンドアロン・ユーティリティであり、TimesTenでサポートされているどのプラットフォームでも動作します。入力としてソース・コード・ファイルを読み取り、出力としてHTMLおよびテキスト・ファイルを作成します。 サポートされていない項目が検出されると、それらの項目はログに記録され、代替が示されます。ttSrcScan
実行可能ファイルは、TimesTenのインストール先のquickstart/sample_util
ディレクトリにあります。
入力ファイルまたはスキャン対象のプログラムのディレクトリ、およびttSrcScan
レポートの出力ディレクトリを指定します。その他のオプションも使用できます。詳細は、sample_util
ディレクトリにあるREADMEファイルを参照してください。
この項では、TimesTen OCIアプリケーションの開始に関する次の内容について説明します。
表3-1に、TimesTen OCIアプリケーションを実行するための環境変数を示します。 設定は、特に記述のないかぎり、ダイレクト・モードとクライアント/サーバー・モードの両方に適用されます。
環境変数は、インストール後に必要に応じて、使用オペレーティング・システムに適用可能なTimesTenのinstall_dir
/bin/ttenv
スクリプトまたはquickstart/ttquickstartenv
スクリプトを使用して変更できます。
クイック・スタート・デモに付属のTimesTen OCIファイルおよびPro*C/C++ Makeファイルを使用して、適切な環境設定を実行することもできます。これらのファイルは次の場所にあります。
quickstart/sample_code/oci/ quickstart/sample_code/proc/
環境変数およびttenv
の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の環境変数に関する項を参照してください。
表3-1 TimesTen OCIの環境変数
変数 | 必須またはオプション | 設定 |
---|---|---|
LD_LIBRARY_PATH(UNIX) PATH(Windows) |
必須 |
パス内で、Oracle Instant ClientディレクトリがOracle Databaseライブラリより前になるように設定する必要があります。 パスは、 bin/ttenv quickstart/ttquickstartenv (ただし、クイック・スタートを別の場所にインストールしている場合を除きます。) |
TNS_ADMIN |
|
|
TWO_TASK(UNIX) LOCAL(Windows) |
オプション |
OCIログオン・コールで 詳細は、「OCIからTimesTenデータ・ストアへの接続」を参照してください。 |
NLS_LANG |
オプション |
「キャラクタ・セット」を参照してください。 キャラクタ・セット・コンポーネントのみが有効です。TimesTenでサポートされているキャラクタ・セットを指定している必要があります。 言語および地域の値は無視されます。 この環境変数は、TimesTenのデフォルトのキャラクタ・セットよりも優先されます。 |
NLS_SORT |
オプション |
「その他のグローバリゼーション機能」を参照してください。 ソート順序は、TimesTenでサポートされている値である必要があります。 この環境変数は、TimesTenの |
NLS_LENGTH_SEMANTICS |
オプション |
「その他のグローバリゼーション機能」を参照してください。 この環境変数は、TimesTenの |
NLS_NCHAR_CONV_EXCP |
オプション |
「その他のグローバリゼーション機能」を参照してください。 この環境変数は、TimesTenの |
注意: TimesTenの接続属性については、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のデータ・ストア属性に関する項を参照してください。 |
TimesTenでOCIアプリケーションをコンパイルおよびリンクする手順を変更する必要はありません。
Oracle Client 11.1.0.7ライブラリを使用するOCIプログラムは、TimesTenで実行するために再コンパイルまたは再リンクする必要はありません。
TimesTen OCIでは、Oracle Instant Clientを使用してTimesTenデータベースに接続します。 Oracle Databaseに接続する場合と同様に、tnsnames
またはeasy connectのいずれかのネーミング・メソッドを使用してデータベースに接続できます。
この項の内容は次のとおりです。
tnsnames
、簡易接続およびtnsnames.ora
ファイルの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』のネーミング・メソッドの構成に関する項を参照してください。
注意:
|
TimesTenでは、tnsnames
構文がサポートされています。 TimesTen tnsnames.ora
エントリは、Oracle tnsnames.ora
エントリの場合と同様に使用できます。
次に、tnsnames.ora
でのTimesTenエントリの構文を示します。
tns_entry = (DESCRIPTION = (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = dsn) (SERVER = timesten_direct | timesten_client)))
ここで、tns_entry
は、エントリに割り当てる任意のTNS名です。 これは、OCILogon()
、OCILogon2()
およびOCIServerAttach()
コールでdbname
引数として使用できます。
ここで示されているように、DESCRIPTION
およびCONNECT_DATA
は必要です。
SERVICE_NAME
では、dsn
は、OCIアプリケーションを実行しているユーザーが表示できるodbc.ini
ファイルまたはsys.odbc.ini
ファイルで構成されたTimesTen DSNである必要があります。 Windowsでは、DSNはODBC Data Source Administratorを使用して指定できます。 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenデータ・ストアの作成に関する項を参照してください。
SERVER
の場合は、timesten_direct
でTimesTenへの直接接続を指定するか、timesten_client
でクライアント/サーバー接続を指定します。 timesten_client
を選択した場合、DSNをクライアント/サーバー・データ・ストアとして構成する必要があります。
通常どおり、TimesTenサーバーのホストおよびポートは、sys.ttconnect.ini
ファイルのエントリからDSNに基づいて決定されます。 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen ClientおよびTimesTen Serverの使用に関する項を参照してください。
次に、直接接続のtnsnames.ora
エントリの例を示します。
my_tnsname = (DESCRIPTION = (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = my_dsn) (SERVER = timesten_direct)))
TNS名my_tnsname
は、次のいずれかの方法で使用できます。
OCIログオン・コールでmy_tnsname
をdbname
引数に指定します。
dbname
に空の文字列を指定し、TWO_TASKまたはLOCALをmy_tnsname
に設定します。
次に例を示します。
OCILogon2(envhp, errhp, &svchp, (text *)"user1", (ub4)strlen("user1"), (text *)"pwd1", (ub4)strlen("pwd1"), (text *)"my_tnsname", (ub4)strlen((char*)"my_tnsname"), OCI_DEFAULT));
OCIログオンのコール・シーケンスの詳細は、『Oracle Call Interface Programmer's Guide』の接続関数、認証関数および初期化関数に関する項を参照してください。
またはUNIXシステムでは、たとえば、my_tnsname
にTWO_TASKを設定し、dbname
に空の文字列を指定してOCIログオン・コールを使用します。
OCILogon2(envhp, errhp, &svchp, (text *)"user1", (ub4)strlen("user1"), (text *)"pwd1", (ub4)strlen("pwd1"), (text *)"", (ub4)0, OCI_DEFAULT));
TimesTenでは簡易接続構文がサポートされています。簡易接続構文では、tnsnames.ora
を構成しなくても接続できるため、Instant Clientパッケージがさらに便利になります。 簡易接続文字列は、URLに似た次の形式の構文を持ちます。
[//]host[:port]/service_name:server[/instance]
先頭のダブルスラッシュは任意です。 ホスト名は、簡易接続構文を満たすように指定する必要があります。そうでない場合、TimesTenでは無視されます。 慣例では、名前localhost
がよく使用されています。 ポートに指定した値も無視されます。 クライアント/サーバー・モードでは、TimesTenサーバーのホストおよびポートは、sys.ttconnect.ini
ファイルのエントリからTimesTen DSNに基づいて決定されます。
service_name
にDSNを指定します。 必要に応じて、server
にtimesten_client
またはtimesten_direct
を指定します。
TimesTenでは、instance
フィールドは無視されます。指定する必要はありません。
たとえば、次の簡易接続文字列では、クライアント/サーバー・ライブラリを使用してTimesTenサーバーに接続します。 odbc.ini
ファイルのDSN ttclient
がクライアント/サーバー・データソースとして解決され、sys.ttconnect.ini
ファイルで指定された対応するホストおよびポートに接続することを想定しています。
"localhost/ttclient:timesten_client"
次の簡易接続文字列は、TimesTenへの直接接続の場合のものです。 DSN ttdirect
がodbc.ini
で定義されることを想定しています。
"localhost/ttdirect:timesten_direct"
簡易接続文字列は次のいずれかの方法で使用できます。
OCIログオン・コールでdbname
引数に指定します。
dbname
に空の文字列を指定し、TWO_TASKまたはLOCALに簡易接続文字列を一重引用符で囲んで設定します。
次に例を示します。
OCILogon2(envhp, errhp, &svchp, (text *)"user1", (ub4)strlen("user1"), (text *)"pwd1", (ub4)strlen("pwd1"), (text *)"localhost/ttclient:timesten_client", (ub4)strlen((char*)"localhost/ttclient:timesten_client"), OCI_DEFAULT));
OCIログオンのコール・シーケンスの詳細は、『Oracle Call Interface Programmer's Guide』の接続関数、認証関数および初期化関数に関する項を参照してください。
またはUNIXシステムでは、たとえば、localhost/ttclient:timesten_client
にTWO_TASKを設定し、dbname
に空の文字列を指定してOCIログオン・コールを使用します。
OCILogon2(envhp, errhp, &svchp, (text *)"user1", (ub4)strlen("user1"), (text *)"pwd1", (ub4)strlen("pwd1"), (text *)"", (ub4)0, OCI_DEFAULT));
sqlnet.ora
ファイルが存在する場合、このファイルは、試行するネーミング・メソッドおよびその試行順序を指定します。 sqlnet.ora
が存在しても、特定のネーミング・メソッドが含まれていない場合、そのメソッドは使用できません。 sqlnet.ora
が存在しない場合は、いずれのメソッドも使用できます。 Instant Clientは、TNS_ADMINの場所でsqlnet.ora
ファイルを検索します(該当する場合)。 デフォルトの場所は、ORACLE_HOME
/network/admin
です。
次に、TimesTenに用意されているsqlnet.ora
ファイルを示します。このファイルでは、tnsnames
と簡易接続(EZCONNECT)の両方がサポートされます。
# To use ezconnect syntax or tnsnames, the following entries must be # included in the sqlnet.ora configuration. # NAMES.DIRECTORY_PATH= (TNSNAMES, EZCONNECT)
TimesTenでは、このファイルによって、最初にOCIログオン・コール内のtnsnames
構文が検索されます。 tnsnames
構文を検出できなかった場合、簡易接続構文が検索されます。
注意: TimesTenでは、tnsnames.ora およびsqlnet.ora のサンプル・コピーはinstall_dir /network/admin/samples ディレクトリにあります。 |
TimesTen OCIアプリケーションのエラーでは、Oracleエラー・コードが返されます。TimesTenでは、同様の状況でOracleがレポートするOracleエラー・コードと同じOracleエラー・コードをレポートしようとします。エラー・メッセージは、TimesTenカタログまたはOracleカタログのいずれかから取得されます。エラー・メッセージによっては、TimesTenエラー・コードが付随している場合もあります(該当する場合)。
致命的なエラーとは、エラー・リカバリが終わるまでデータ・ストアにアクセスできなくなるエラーのことです。致命的なエラーが発生すると、すべてのデータ・ストアの接続を切断する必要があります。それ以後の処理は完了されません。 OCIの致命的なエラーは、Oracleエラー・コードORA-03135またはORA-00600で示されます。これらのエラーの処理は、標準的なエラーの処理とは異なります。具体的には、アプリケーションのエラー処理コードにデータ・ストアとの接続を切断するコードを含める必要があります。
この項では、TimesTen OCIを使用する開発者向けに次の内容について説明します。
OCIでは、準備コールはクライアントで実行される軽量処理であることが期待されています。 TimesTenがこの期待される動作との一貫性を実現し、クライアントとサーバー間の不要なラウンドトリップを回避するため、TimesTenクライアント・ライブラリに実装されたSQLPrepare
では、遅延準備と呼ばれる処理が実行されます。この処理では、リクエストは要求されるまでサーバーに送信されません。 詳細は、「TimesTenの遅延準備」を参照してください。
この項では、IMDB Cacheの使用に関するTimesTen OCI機能について説明します。
IMDB Cacheを使用するには、キャッシュされたOracle表からの選択およびその更新が可能なOracle Databaseユーザーと同じ名前を持つキャッシュ・ユーザーがTimesTenデータベースに存在している必要があります。たとえば、このOracleユーザーは、キャッシュ管理ユーザーまたはスキーマ・ユーザーであることができます。TimesTenキャッシュ・ユーザーのパスワードは、同じ名前を持つOracleユーザーと別のパスワードにすることができます。詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のキャッシュ・インフラストラクチャの設定に関する項を参照してください。
OCIをIMDB Cacheで使用する場合、TimesTenでは、OCIを介してOracleユーザーのパスワードを渡すことができます。それには、TimesTenへのログイン時にOCILogon()
またはOCILogon2()
コールのパスワード・フィールドにOracleユーザーのパスワードを追加します。次の例のように、接続文字列で属性OraclePWD
を使用します。
text *cacheuser = (text *)"cacheuser1"; text *cachepwds = (text *)"ttpwd;OraclePWD=orclpwd"; text *ttdbname = (text *)"tt_tnsname"; .... OCILogon2(envhp, errhp, &svchp, (text *)cacheuser, (ub4)strlen(cacheuser), (text *)cachepwds, (ub4)strlen(cachepwds), (text *)ttdbname, (ub4)strlen(ttdbname), OCI_DEFAULT));
OracleユーザーのパスワードがTimesTenユーザーのパスワードと同じ場合でも、常にOraclePWD
を指定する必要があります。
この例での指定内容は次のとおりです。
cacheuser1
は、キャッシュされたOracle表にアクセスできるOracleユーザーの名前であると同時に、TimesTenキャッシュ・ユーザーの名前です。
ttpwd
は、TimesTenキャッシュ・ユーザーのパスワードです。
orclpwd
は、Oracleユーザーのパスワードです。
tt_tnsname
は、接続するTimesTenデータベースのTNS名です。
Oracleデータベースは、odbc.ini
ファイルまたはsys.odbc.ini
ファイルのTimesTen OracleNetServiceName
接続属性を使用して指定します。
あるいは、TNS名を使用するかわりに、簡易接続構文またはTWO_TASK環境変数かLOCAL環境変数を使用することもできます(前の項を参照)。
TimesTen OCIでは、FLUSH CACHE GROUP、LOAD CACHE GROUP、REFRESH CACHE GROUPまたはUNLOAD CACHE GROUP文の実行の後、OCI_ATTR_ROW_COUNT引数を指定したOCI関数OCIAttrGet()
を使用すると、フラッシュ、ロード、リフレッシュまたはアンロードされたキャッシュ・インスタンスの数が返されます。
詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』の処理の影響を受けるキャッシュ・インスタンスの数の確認に関する項を参照してください。
SQL文で重複したパラメータをバインドするための、2つのサポートされているモード(Oracleモードまたは従来のTimesTenモード)については、「SQL文での重複したパラメータのバインド」を参照してください。 TimesTen OCIでは、Oracleモードのみがサポートされています。
第1章と同様に、次の問合せについて検討します。
SELECT * FROM employees WHERE employee_id < :a AND manager_id > :a AND salary < :b;
OCIでは、通常、Oracleモードの場合と同様に、パラメータa
が2回出現すると別のパラメータとみなされます。 ただし、OCIでは、a
を両方ともOCIBindByPos()
への1つのコールとバインドすることができます。
OCIBindByPos(..., 1, ...); /* both occurrences of :a */ OCIBindByPos(..., 3, ...); /* occurrence of :b */
また、OCIでは2つのa
を別々にバインドすることもできます。
OCIBindByPos(..., 1, ...); /* first occurrence of :a */ OCIBindByPos(..., 2, ...); /* second occurrence of :a */ OCIBindByPos(..., 3, ...); /* occurrence of :b */
両方の場合で、パラメータb
は位置3に存在するとみなされていることに注意してください。
注意: また、OCIでは、OCIBindByName() を使用して位置ではなく、名前でバインドすることもできます。 |
表3-2に、OCIコールのTimesTenサポートを示します。この内容は、Oracle Databaseリリース11.1.0.7に関して記述されています。
TimesTenでサポートされていない機能に関連するコールのグループは、名前にアスタリスクを付けて示されている場合があります。 たとえば、TimesTenでは、アドバンスト・キューイングはサポートされていません。 アドバンスト・キューイングに関連するコールは、OCIAQで始まる名前を持ち、表ではOCIAQ*()
と示されています。
TimesTenでサポートされているコールのグループの中には、表でアスタリスクを付けて示されているものもあります。 たとえば、TimesTen OCIでは、OCIDate*()
と示されているOCI日付関数がサポートされます。
表3-2 TimesTen OCIコールのサポート
OCIコール | サポート | 注意 |
---|---|---|
|
なし |
TimesTenでは、アドバンスト・キューイングはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenではANYDATAはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
TimesTenサポートには、キャッシュ・グループでの特別な使用方法が含まれています。 「OCIでのIMDB Cacheの使用」を参照してください。 |
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、XML DBはサポートされていません。 |
|
あり |
SQL文ではサポートされていますが、PL/SQLではサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
TimesTenでは、ユーザー定義オブジェクトはサポートされていません。 |
|
なし |
|
|
なし |
TimesTenでは、ユーザー定義オブジェクトはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、コレクションはサポートされていません。 |
|
なし |
|
|
なし |
|
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
記述子のサポートの詳細は、表3-4を参照してください。 |
|
あり |
SQL文ではサポートされていますが、PL/SQLではサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenではダイレクト・パス・ロードはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
注意: |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
注意: |
|
あり |
記述子のサポートの詳細は、表3-4を参照してください。 |
|
なし |
TimesTenでは、コレクションはサポートされていません。 |
|
なし |
|
|
なし |
TimesTenでは、LOBデータ型はサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、データ・カートリッジはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、ユーザー定義オブジェクトはサポートされていません。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
あり |
注意: OCI_COMMIT_ON_SUCCESSを使用すると、トランザクションをコミットするためのサーバーへの余分なラウンドトリップが回避され、パフォーマンスが向上します。 |
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
あり |
注意: TimesTenでは、 |
あり |
文のキャッシュについては、TimesTenでは、 |
|
|
あり |
文のキャッシングについては、TimesTenでは、文にタグを付けるための |
|
なし |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、アドバンスト・キューイングはサポートされていません。 |
|
なし |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
なし |
|
|
なし |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
あり |
|
|
なし |
TimesTenでは、XML DBはサポートされていません。 |
|
なし |
TimesTenでは、XML DBはサポートされていません。 |
表3-3に、TimesTen OCIでサポートされているハンドルおよび属性を示します。
表3-3 TimesTen OCIでサポートされているハンドルおよび属性
ハンドル | Cオブジェクト | サポートされる属性 |
---|---|---|
環境 |
OCIEnv |
OCI_ATTR_ENV_CHARSET_ID OCI_ATTR_ENV_NCHARSET_ID OCI_ATTR_ENV_UTF16 OCI_ATTR_EVTCTX OCI_ATTR_OBJECT |
エラー |
OCIError |
OCI_ATTR_DML_ROW_OFFSET |
サービス・コンテキスト |
OCISvcCtx |
OCI_ATTR_ENV OCI_ATTR_IN_V8_MODE OCI_ATTR_SERVER OCI_ATTR_SESSION OCI_ATTR_TRANS |
文 |
OCIStmt |
OCI_ATTR_BIND_COUNT OCI_ATTR_CURRENT_POSITION OCI_ATTR_ENV OCI_ATTR_FETCH_ROWID OCI_ATTR_NUM_DML_ERRORS OCI_ATTR_PARAM_COUNT OCI_ATTR_PREFETCH_MEMORY OCI_ATTR_PREFETCH_ROWS OCI_ATTR_ROW_COUNT OCI_ATTR_ROWID OCI_ATTR_ROWS_FETCHED OCI_ATTR_SQLFNCODE OCI_ATTR_STATEMENT OCI_ATTR_STMT_TYPE |
バインド |
OCIBind |
OCI_ATTR_CHARSET_FORM OCI_ATTR_CHARSET_ID OCI_ATTR_MAXCHAR_SIZE OCI_ATTR_MAXDATA_SIZE |
定義 |
OCIDefine |
OCI_ATTR_CHARSET_FORM OCI_ATTR_CHARSET_ID OCI_ATTR_MAXCHAR_SIZE |
記述 |
OCIDescribe |
OCI_ATTR_PARAM OCI_ATTR_PARAM_COUNT |
サーバー |
OCIServer |
OCI_ATTR_ENV OCI_ATTR_IN_V8_MODE OCI_ATTR_SERVER_GROUP OCI_SERVER_STATUS |
ユーザー・セッション |
OCISession |
OCI_ATTR_CLIENT_IDENTIFER OCI_ATTR_CLIENT_INFO OCI_ATTR_CURRENT_SCHEMA OCI_ATTR_DRIVER_NAME OCI_ATTR_INITIAL_CLIENT_ROLES OCI_ATTR_MODULE OCI_ATTR_PROXY_CREDENTIALS OCI_ATTR_USERNAME |
認証 |
OCIAuthInfo |
ユーザー・セッション・ハンドルの場合と同じです。 |
トランザクション |
OCITrans |
OCI_ATTR_TRANS_NAME OCI_ATTR_TRANS_TIMEOUT |
スレッド |
OCIThreadHandle |
表3-4に、TimesTen OCIでサポートされている記述子を示します。
表3-4 TimesTen OCIでサポートされている記述子
記述子 | Cオブジェクト |
---|---|
パラメータ(読取り専用) |
OCIParam |
ROWID |
OCIRowid |
ANSI DATE |
OCIDateTime |
TIMESTAMP |
OCIDateTime |
TIMESTAMP WITH TIME ZONE |
OCIDateTime |
TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE |
OCIDateTime |
INTERVAL YEAR TO MONTH |
OCIInterval |
INTERVAL DAY TO SECOND |
OCIInterval |
ユーザー・コールバック |
OCIUcb |
表3-5に、TimesTen OCIでサポートされているSQLデータ型を示します。
表3-5 TimesTen OCIでサポートされているSQLデータ型
SQLデータ型 | 注意 |
---|---|
SQLT_AFC |
|
SQLT_AVC |
|
SQLT_BDOUBLE |
|
SQLT_BFLOAT |
|
SQLT_BIN |
|
SQLT_CHR |
|
SQLT_DAT |
|
SQLT_DATE |
|
SQLT_FLT |
|
SQLT_IBDOUBLE |
|
SQLT_IBFLOAT |
|
SQLT_INT |
|
SQLT_INTERVAL_DS |
TimesTenには格納されていません。 |
SQLT_INTERVAL_YM |
TimesTenには格納されていません。 |
SQLT_LBI |
|
SQLT_LNG |
|
SQLT_LVB |
TimesTenに格納されるときに4MBで切り捨てられます。 |
SQLT_LVC |
TimesTenに格納されるときに4MBで切り捨てられます。 |
SQLT_NUM |
|
SQLT_ODT |
|
SQLT_RDD |
ROWIDはOracle形式で返されます。 |
SQLT_RSET |
1文につき1つの結果セット・パラメータのみが許可されます。 |
SQLT_STR |
|
SQLT_TIME |
|
SQLT_TIME_TZ |
TimesTenに格納されるときにタイムゾーンは無視されます。 |
SQLT_TIMESTAMP |
|
SQLT_TIMESTAMP_LTZ |
TimesTenに格納されるときにタイムゾーンは無視されます。 |
SQLT_TIMESTAMP_TZ |
TimesTenに格納されるときにタイムゾーンは無視されます。 |
SQLT_UIN |
|
SQLT_VBI |
|
SQLT_VCS |
|
SQLT_VNU |
|
SQLT_VST |
表3-6に、サポートされているパラメータ属性を示します。
表3-6 TimesTen OCIでサポートされているパラメータ属性
パラメータ | サポートされる属性 |
---|---|
すべてのパラメータ |
OCI_ATTR_NUM_PARAMS OCI_ATTR_OBJ_NAME OCI_ATTR_OBJ_SCHEMA OCI_ATTR_PTYPE |
表およびビュー・パラメータ |
OCI_ATTR_NUM_COLS OCI_ATTR_LIST_COLUMNS |
PL/SQLプロシージャおよび関数パラメータ |
OCI_ATTR_LIST_ARGUMENTS |
PL/SQLサブプログラム・パラメータ |
OCI_ATTR_LIST_ARGUMENTS OCI_ATTR_NAME |
PL/SQLパッケージ・パラメータ |
OCI_ATTR_LIST_SUBPROGRAMS |
順序パラメータ |
OCI_ATTR_OBJID OCI_ATTR_MIN OCI_ATTR_MAX OCI_ATTR_INCR OCI_ATTR_CACHE OCI_ATTR_ORDER OCI_ATTR_HW_MARK |
列パラメータ |
OCI_ATTR_CHAR_USED OCI_ATTR_CHAR_SIZE OCI_ATTR_DATA_SIZE OCI_ATTR_DATA_TYPE OCI_ATTR_NAME OCI_ATTR_PRECISION OCI_ATTR_SCALE OCI_ATTR_IS_NULL OCI_ATTR_TYPE_NAME OCI_ATTR_SCHEMA_NAME OCI_ATTR_CHARSET_ID OCI_ATTR_CHARSET_FORM |
引数および結果パラメータ |
OCI_ATTR_NAME OCI_ATTR_POSITION OCI_ATTR_DATA_TYPE OCI_ATTR_DATA_SIZE OCI_ATTR_PRECISION OCI_ATTR_SCALE OCI_ATTR_LEVEL OCI_ATTR_IS_NULL OCI_ATTR_CHARSET_ID OCI_ATTR_CHARSET_FORM |
リスト・パラメータ |
OCI_LTYPE_COLUMN OCI_LTYPE_SCH_OBJ OCI_LTYPE_DB_SCH |
データベース・パラメータ |
OCI_ATTR_VERSION OCI_ATTR_CHARSET_ID OCI_ATTR_NCHARSET_ID OCI_ATTR_LIST_SCHEMAS OCI_ATTR_MAX_PROC_LEN OCI_ATTR_MAX_COLUMN_LEN OCI_ATTR_ATTR_CURSOR_COMMIT_BEHAVIOR OCI_ATTR_MAX_CATALOG_NAMELEN OCI_ATTR_CATALOG_LOCATION OCI_ATTR_SAVEPOINT_SUPPORT OCI_ATTR_NOWAIT_SUPPORT OCI_ATTR_AUTOCOMMIT_DDL OCI_ATTR_LOCKING_MODE |