この章では、TimesTenアプリケーション開発環境をインストール、構成およびテストする方法について説明します。内容は次のとおりです。
『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』に説明されているとおり、ご使用の環境にTimesTenをインストールおよび構成します。また、Javaのインストール・ドキュメントに説明されているとおり、Java JDKをインストールおよび構成します。 Java開発環境を設定する場合は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の次の項を参照してください。
JDKサポート
クライアント/サーバーの構成
環境変数
TimesTenをインストールおよび構成した後、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenデータ・ストアの作成に関する項を参照して、データ・ストアDSNを作成します。 特に、次の項を参照してください。
TimesTen JDBCドライバおよびドライバ・マネージャ
ユーザーDSNおよびシステムDSN
Data ManagerおよびクライアントDSN
TimesTenを使用したスレッド・プログラミング
UNIXでのDSNの作成、またはWindowsでのDSNの作成
TimesTenの環境変数の設定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の環境変数に関する項を参照してください。
UNIXプラットフォームでは、次のいずれかのスクリプトを実行することで環境変数を設定できます。
install_dir/bin/ttenv.sh install_dir/bin/ttenv.csh
Windowsでは、インストール時に環境変数を設定するか、または次のスクリプトを実行します。
install_dir\bin\ttenv.bat
PATH、CLASSPATH、THREAD_FLAGSおよび共有ライブラリ・パス環境変数を含むJavaの環境変数の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のJava環境変数に関する項を参照します。
Java環境を構成した後、TimesTenクイック・スタート・デモ・アプリケーションをコンパイルして実行することで、すべてが正しく設定されていることを確認できます。 クイック・スタートのようこそページ(install_dir
/quickstart.html
)のサンプル・プログラムの下にあるリンクで、次の事項の説明を参照してください。
デモ・スキーマおよび設定
build_sampledb
スクリプトは、サンプル・データベースおよびデモ・スキーマを作成します。 デモの使用を開始する前に、これを実行する必要があります。
デモ環境および設定
ttquickstartenv
スクリプト(通常、TimesTenの設定に使用するttenv
スクリプトのスーパーセット)によって、デモ環境を設定します。 いずれかのデモをコンパイルおよび実行するセッションに入るたびに、これを実行する必要があります。
デモおよび設定
quickstart/sample_code
ディレクトリの下に、JDBCおよびJMS/XLA用のデモがあります。 デモのコンパイルおよび実行方法については、サブディレクトリにあるREADMEファイルを参照してください。
デモの機能
各デモの概要が用意されています。 TimesTenのJavaの基本デモは、level1
、level2
、level3
およびlevel4
と名前がつけられています。 level
のデモのデータファイルはjdbc/datfiles
ディレクトリ内にあります。
注意: すべてのlevel のデモで、データ・ストアへの直接接続およびクライアント/サーバー接続がサポートされています。 |